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中国輸入の関税がかからないのはいくらまで?関税や通関手数料の計算方法

更新日:2023年8月30日

中国輸入をするうえで、関税は切っても切れない存在。しっかりと関税について理解していないと、収益を大きく圧迫してしまう可能性もあります。少額の場合は関税が免除されることもあるので、「いくらからかかるのか?」ということも覚えておくとよいでしょう。

この記事の最後では、絶対に失敗しない中国輸入の方法を学べる無料セミナーを紹介しています!興味がある人は、ぜひ最後までご確認ください。

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

ネットで中国輸入する前に!関税を正しく把握しよう

ネットで中国輸入する前に!関税を正しく把握しよう

中国から日本に輸入する際には、関税がかかります。一つひとつの商品にかかる関税が少なくとも、積み重なると、かなり無駄に払っていたということも多くあります。

関税がいくらかかるか確認しておかないと、経費がかさんでしまい、利益があまり出ていないということにもなりかねません。

商売をするにあたっては、無駄な支出は少しでも抑えるべきですから、関税の正しい知識を身につけて無駄を省き、利益の最大化を図りましょう。

そもそも関税とは?

そもそも関税とは?

関税とは、輸入品にかけられる税金のことです。関税の目的は、海外から輸入した商品により、国内の農作物や企業が衰退していかないよう、商品を守ることにあります。

海外製品に税金がかかれば、そのぶんだけ売値が高くなりますね。

消費者としては、同じ商品なら値段が安いほうを購入したいと思うのは当然なので、関税がかかったことにより、高くなった輸入品よりも国内品のほうが売れやすくなります。

税率は各国によってきめられており、品目によって細かく分けられているのです。日本は、WTO(世界貿易機関)加盟国となっており、加盟国との共通ルールにのっとった基準が設けられています。

関税率については、世界税関機構(WCO)の基準に合わせており、財務省のサイトで実行関税率表が公開されているので確認してみてください。

また、緊急関税制度(セーフガード)のように、国内や海外の情勢の変化に合わせて関税率の変更ができる制度もあるため、常に一定の税率になるわけではありません。

個人輸入と一般(商用)輸入の違いとは

個人輸入と一般(商用)輸入の違いとは

関税は「個人輸入」か「一般(商用)輸入」かによって、課せられる税金が異なります。

個人輸入とは、個人で使用する目的で輸入することで、課税の減免措置が設けられています。

一方で一般(商用)輸入とは、商売を目的として輸入することであり、個人輸入の場合よりも多くの関税がかかると考えてください。それぞれの税額については後述します。

個人輸入か一般輸入かは、送り先(個人名または会社名)や、頻度、数量などによって税関が判断します。

基本的な考え方としては、個人輸入は個人使用を目的とした輸入であり、非営利でなければなりません。人にプレゼントするのも禁止されています。

一般輸入の目的は、業務に用いることや販売して儲けることですから、それぞれの違いは明確ですね。

事業として輸入するなら、以下の記事を参考にしてくだださい。

それぞれの関税の計算方法は?

それぞれの関税の計算方法は?

個人輸入の場合、商品代金と送料の合計が1万円以下なら免税となるので、関税はかからないのがメリットです。

実際にどれくらいの関税がかかるのかについては、以下の関税計算ツールを利用するとよいでしょう。

個人輸入関税ツール

使い方は簡単で、商品価格はUSドルで入力し、関税率は項目から選択したうえで、輸入個数を入力します。

すると、税金の計算結果が画面下に表示されるので、中国輸入で商品を仕入れる際に活躍してくれるのではないでしょうか。

なお、個人輸入と商用輸入では、それぞれの関税の計算方法が異なります。

  • 個人輸入は小売価格の60%
  • 商用輸入は卸売価格+送料+保険料の100%

商用輸入のほうが関税率は高くなるので気をつけましょう。

個人輸入は60%の価格で計算される

個人輸入は60%の価格で計算される

個人輸入の場合、以下のように計算されます。

  • 関税額=課税対象額(商品代金×60%) × 関税率

しかし、個人輸入は、課税対象額が1万円以下で、商品代金が1万6666円以下の場合は関税がかかりません。

商品代金が1万6666円以下というのは、1万6666円に60%をかけると9999.6円になるためです。

たとえば、商品代金が100USドルの腕時計を輸入する場合は、100USドル×60%となるので、課税対象額は約6800円ですから、関税はかかりません。

ただし、商品代金は日本円に換算する際に為替の影響を受けること、関税には除外品目があることに注意が必要です。

除外品目の例としては、革製品やニット製品、たばこ、お酒、履物などが挙げられます。

商用輸入は100%の価格で計算される

商用輸入は100%の価格で計算される

商用輸入については以下のように計算されます。

  • 関税額=課税対象額{(商品代金+送料+)×100%} × 関税率

個人輸入は商品代金の60%が課税対象になるのに対して、商用輸入は商品代金+送料の100%が課税対象です。

商品代金と送料のほかに、輸入品に保険をかけていれば、保険料金も課税対象となるので関税は上乗せになります。

基本は、まず外国通貨を円に換算したうえで、送料や保険金など加算する費用の合計額を計算してください。

合計額が計算できたら、加算する費用を商品に按分して振り分けます。異なる関税率の商品を複数輸入する際に、最も高い関税率の商品に加算すると金額が高くなるので、按分により振り分けるのです。

按分した金額は1円単位になるため千円未満は切り捨て、関税率をかけると関税額を算出できます。

中国輸入で関税がかかる商品・かからない商品

中国輸入で関税がかかる商品・かからない商品

中国輸入における関税は、すべての商品に対してかかるものでなく、なかには関税のかからない商品もあります。

関税がかからない商品

区分

品目

時 計

腕時計、その他の時計

機械類及び電気機器

パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラ

楽 器

ピアノ、弦楽器、吹奏楽器

記録物

ブルーレイディスク、CD、書籍、雑誌

印刷物

楽譜、ポスター、複製画、カタログ類

美術品

肉筆の書画、版画、彫刻

化粧品

香水、オーデコロン、口紅、マニキュア用品、化粧水、浴用化粧石けん

玩具

玩具(人形を含む)

スポーツ用品・レジャー用品

乗用自動車、オートバイ、モーターボート、ヨット、カヌー、スキー用具、ゴルフクラブ

家具類

腰掛け、家具(事務所・台所・寝室用)

台所及び家庭用品(商品によっては税率がかかる)

プラスチック製、陶磁製、ガラス製、ステンレス製

洋酒類(商品によっては税率がかかる)

ビール、ウイスキー、ブランデー、リキュール

たばこ(商品によっては税率がかかる)

たばこ

ペットフード(商品によっては税率がかかる)

ペットフード

飲料(商品によっては税率がかかる)

コーヒー豆

また、以下のように例外(実行関税率)の商品もあります。

例外(実行関税率)の商品

動物(生きているものに限る。)及び動物性生産品

植物性生産品

動物性又は植物性の油脂及びその分解生産物

調製食料品、飲料、アルコール、食酢、たばこ及び製造たばこ代用品

鉱物性生産品

化学工業生産品

プラスチック及びゴム製品

皮革製品

木材製品

木材パルプ、繊維素繊維を原料とするその他のパルプ、古紙並びに紙及び板紙並びにこれらの製品

紡織用繊維製品

履物、帽子、傘、つえ、シートステッキ及びむち並びにこれらの部分品、調製羽毛、羽毛製品、造花並びに人髪製品

石、プラスター、セメント、石綿、雲母その他これらに類する材料の製品、陶磁製品並びにガラス製品

天然又は養殖の真珠、貴石、半貴石、貴金属及び貴金属を張った金属製品、身辺用模造細貨類並びに貨幣

卑金属製品

機械類、電気機器、録音機、音声再生機、テレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器

車両、航空機、船舶などの輸送機器関連品

光学機器、写真用機器、映画用機器、測定機器、検査機器、精密機器、医療用機器、時計、楽器

武器、銃砲弾

雑品

美術品、収集品、こっとう

上記が中国から輸入しても関税がかからない商品の一覧です。

関税のかかる商品については、税関のホームページを確認するとよいでしょう。

カスタムスアンサー(税関手続FAQ)

 

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個人輸入の通関手続きの方法

個人輸入の通関手続きの方法

関税の基本を押さえたところで、次に個人輸入の通関手続きの方法を確認しておきましょう。

個人で手続きをする

個人で手続きをする

個人輸入の手続きをするには、一般貨物として輸入し、自分で関税を申告して受け取る方法があります。主な流れは以下のとおりです。

  1. 海外から商品が届いたら航空会社や船会社、代理店などから通知がくるので、仕入れ書や運賃明細書、保険をかけていれば保険証券などのほか、身分証明書や印鑑を用意します。

  2. 船荷証券と未払い運賃などを支払ったうえで、運送会社から荷渡指示図などの輸送関係書類を受け取ります。

  3. 税関に行き、輸入申告書と関税を納付します。書類の審査と必要な検査が終わると輸入許可書が交付されます。

  4. 納税が完了したら倉庫から商品を受け取ることができます。宅配便で配送する際は、倉庫の担当者に相談しましょう。

あらかじめ取引先から必要書類を送ってもらうようにしてください。

中国から輸入したときには、日本でいう付加税である、増値税が記載された発票をもらうようにしましょう。

中国から輸入した商品の一部は増値税還付廃止されていますが、増値税の還付をしてもらえる商品もあります。

また、税関への申請書類は税関の窓口でも書き方を教えてくれますが、税関のウェブサイトで確認しておいたほうが、スムーズに申請できるでしょう。

通関業者に代行依頼をする

通関業者に代行依頼をする

通関手続きは、個人で行わず、通関業者に代行してもらうことも可能です。

商品が海外から発送され、保税地域に保管された後、通関業者が税関に申告と納税を代行し、自宅へと引き渡してくれるのです。

輸入する品目によっては、法律で規制されている場合もあるので注意しましょう。

販売するために許可が必要だったり、商品の検査が必要だったりする場合もあるので確認が必須です。

代行依頼をすると、これらについても対応してもらえるため、通関業者を利用したほうがスムーズに商品を受け取ることができます。

なお、国際フレイトフォワーダーズ協会や、日本通関業連合会の公式サイトで業者を探すことが可能ですが、通関業者はたくさんあるので、輸入する商品について詳しい業者を選ぶようにしましょう。

ただし、手続きは楽ではあるものの、通関代行料や手数料、国内における運送料がかかるので、依頼する前に確認しておくことが大切です。

個人輸入の関税の請求はいつ?支払い方法について

個人輸入の関税の請求はいつ?支払い方法について

個人輸入でかかる関税の支払いには、いくつかの方法があります。

自分にとってメリットの大きい支払方法を利用しましょう。

クレジットカード払い

クレジットカード払い

クレジットカード払いのメリットは、やはりポイントが付与されることでしょう。

関税をクレジットカードで支払った際も、ポイントが付くのでお得になります。

現金払いの場合、取引する金額が大きくなってくると、手元に多額のお金を用意しておかなければならないので、負担が増してしまいますよね。しかし、クレジットカード払いなら関税の支払いを遅らせられるので、手元に現金を残しておけるのもメリットといえます。

また、商品到着の際に支払いが必要ないので、商品を宅配ボックスに入れてもらうことも可能です。

副業で中国輸入を始める際は、荷物の受け取り時に必ず自宅に居られるとは限らないので、不在でも荷物を受け取れるメリットは見逃せません。

ただし、クレジットカード払いに対応しているのはDHLとFedExでの配送のみ。

DHLは前払いで、配達前にクレジットカードで決済を行い、FedExは後払いになるので商品が届いたあとに決済をします。

いずれの方法を利用するにも、クレジットカードの16桁の番号と商品のトラッキング番号が必要です。

銀行振り込み

銀行振り込み

EMSの場合は、銀行振り込みか郵便局の窓口での支払いとなります。

EMSとは国際スピード郵便のことで、重量30kgまでの荷物を世界120以上の国と地域に発送できるサービス。

税額が30万円を超えると、国際郵便物課税通知書が自宅住所に届き、通知書に書かれた金額を銀行や郵便局で納付してはじめて、商品を受け取ることができます。

DHLやFedExでは、都度支払うのが大変な場合に、請求書払いでまとめて銀行振り込みすることも可能です。

また、銀行振り込みではなく銀行引き落としができる制度もあるので、利用を検討してみましょう。

商品受け取り時に現金払い

商品受け取り時に現金払い

商品が自宅に届いたときに、消費税と関税を配達員に支払う方法です。

現金で支払うため、取引額が高額になってくると、手元にかなりの現金をおいておかなければならないのがデメリットといえます。

輸入した商品を売る際に現金で関税を支払っていると、キャッシュフローが悪くなるのであまりおすすめはできません。

クレジットカードを利用したほうが後払いにできるため、手元に現金を多く残しておくことができます。

また、中国輸入をするなら、関税の支払いでポイントも貯められるクレジットカード払いを最優先に考えたほうがよいでしょう。

クレジットカードのポイントを貯めることで、ポイントを利用してお得に商品を購入できるようになります。

個人輸入で関税に関するよくある疑問

個人輸入で関税に関するよくある疑問

個人輸入の基本を紹介してきましたが、実際に個人輸入をする際には分からないことも多いかもしれません。

そこで、個人輸入における関税について、よくある疑問と解決法を紹介します。

関税は量によって変わるの?

関税は量によって変わるの?

商品を一度にたくさん輸入した場合、思ったより関税額が高いということがあります。

関税額が高くなってしまう原因としては、量が増えたことによって個人輸入ではなく商用輸入とみなされたと考えられます。

個人輸入かどうかは、輸入の数量や頻度から税関が判断する仕組みになっているため、本人の認識とは違うことがあるのではないでしょうか。

関税が間違っていると分かったときは、修正申告ができますし、税金の還付を受けることも可能ですので安心してください。

ただし、輸入する品目によっては、数量で税率が変わる関税割当制度が適用されます。

すると一定の輸入数量の枠内に限り、無税または低税率の関税が適用され、購入者が安価に仕入れることが可能となります。一方で、一定の輸入数量の枠を超える輸入分については、高税率の関税が適用されることにより、国内生産者の保護が図れる制度となっています。

対象品目は革製品や農作物などで、中国輸入をするうえではあまり関係ないかもしれませんが、このような制度もあることは覚えておきましょう。

中国の通販サイトを利用するときの関税は?

中国の通販サイトを利用するときの関税は?

中国の通販サイトを利用して買い物をする人も多くいますが、そのなかでも有名なのがアリエクスプレスです。

日本語にも対応している巨大なマーケットで、中国輸入をするなら外せない通販サイトではないでしょうか。

アリエクスプレスで買ったものを自分で使うなら個人輸入にあたるので、商品価格が16666円以下であれば関税がかかりません。

ただし、例外としてスポーツ用品や革のバッグ、衣類など一部の商品は関税がかかるので注意が必要です。

そのほか、消費税や手数料、通関料金などはかかる可能性があります。

商品の量が多い場合にも関税がかかるといわれていますが、実際に関税がかかるか否かは税関の担当者次第といえるでしょう。

もし、商用輸入で購入したのに個人輸入扱いとなった場合には自分で申告をし、関税を払うようにしましょう。

個人輸入で得したと思うかもしれませんが、商品を販売してしまうと違法となり、処罰されてしまう可能性もあります。

関税について困ったときの対処法

関税について困ったときの対処法

どんなに知識を得ても、実際に輸入する場面になると上手くいかないこともあるものです。

ここでは、関税について困ったときの対処法を紹介します。

税関に問い合わせる

税関に問い合わせる

関税や手続きについてわからないことがあれば、まずは税関に相談してみるのが得策です。

各地の税関ごとに税関相談室が設置されているので、最寄りの税関に問い合わせれば疑問点を解決できます。

とはいえ、いきなり税関に電話をして質問をするのは、ハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。

問い合わせしづらい場合には、税関ホームページの「カスタムスアンサー」のFAQを参考にするのもよいでしょう。

疑問をスムーズに解決できるように、キーワードで検索することも可能となっていますので、試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、FAQでアクセスの多い項目としては、関税率の目安や、税額の計算方法、地域ごとの税関の問い合わせ先などが目立つようです。

また、各地の税関のメールアドレスも掲載されていますので、メールで問い合わせてみるのもよいかもしれません。

あやふやな情報に惑わされるよりも、税関のホームページを確認したほうが、効率よく関税の疑問を解決できるでしょう。

カスタムスアンサー(税関手続FAQ): 税関 Japan Customs

ジェトロ(日本貿易振興機構)に問い合わせる

ジェトロ(日本貿易振興機構)に問い合わせる

ジェトロとは、日本の貿易活動の発展・拡大のために活動している公的機関です。ジェトロには関税に関するコンテンツも豊富なので、関税の基礎知識から学ぶこともできます。

直接税関に電話するのが不安な場合は、ジェトロを活用してみるのもよいでしょう。

電話で問い合わせることもできますし、問い合わせフォームから質問することも可能です。

また、もっと踏み込んだ相談をしたい場合は、貿易投資相談の窓口もあるので利用してみましょう。

ジェトロ

悩み相談サイトで相談する

悩み相談サイトで相談する

輸入ビジネスが広まりつつあるなかで、個人輸入をする人も増えて、ネット上の情報も多く見かけるようになりました。

多くの人が利用している悩み相談サイトは利便性が高く、難しい質問でも素早く回答がもらえるケースが多いのですが、正しい情報ではない可能性があります。

悩み相談サイト以外にも、事実と全く異なる内容が書かれている個人サイトもあるので、見極めが重要です。

個人輸入や関税について正確な情報を知りたい場合は、税関やジェトロに問い合わせるのが無難だといえるのではないでしょうか。

中国輸入の関税はいくらから?

中国輸入の関税はいくらから?

ここでは、中国輸入における関税について解説します。

中国輸入には2種類の関税率がある

中国輸入には2種類の関税率がある

中国輸入には、簡易税率と実行関税率の2種類の税率があります。

簡易税率とは、関税定率法で定められている簡易的な輸入税率で、輸入する商品に応じてかけられる税金のこと。

実行関税率は、一般的な税率の事を指しています。

関税のかかり方を知っておくことで、商品を輸入する際に、仕入れ値が高くなることを防げるでしょう。

それぞれの税率がどのような仕組みで、どれほどの税率なのか確認しておくことが大切です。また、中国輸入時にいくらから関税がかかるのかも、把握しておきましょう。

商品+送料が20万円以下の場合は『簡易税率』

商品+送料が20万円以下の場合は『簡易税率』

海外から商品を輸入する場合、個人使用の品物または贈り物であっても、原則としてその商品に対して関税が課されます。

そのなかで、一般貨物または郵便小包の利用で、課税価格の合計額が20万円以下の場合は、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されるようになっているのです。

簡易税率とは、数千種類もある一般税率を7つの区分に分類した関税率のこと。具体的には以下のとおりです。

区分

品目

関税率

1

酒類
 ワイン

 焼酎等の蒸留酒

 清酒、りんご酒 等


70円/リットル

20円/リットル

30円/リットル

2

トマトソース、氷菓、なめした毛皮(ドロップスキン)、毛皮製品 等

20%

3

コーヒー、茶(紅茶を除く)、なめした毛皮(ドロップスキンを除く) 等

15%

4

衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く) 等

15%

5

プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具 等

3%

6

ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品

無税

7

その他のもの

5%

また、簡易税率には携帯品と別送品もあり、3区分に分かれています。

携帯品と別送品の税率は、下記のとおりです。

区分

品名

税率

1.酒類

ウイスキー、ブランデー

800円/リットル

ラム、ジン、ウォッカ

500円/リットル

リキュール

400円/リットル

焼酎

300円/リットル

その他の酒類(ワイン、ビールなど)

200円/リットル

2.その他のもの

その他の物品(関税が無税のものを除く)

15%

3.紙巻きたばこ

紙巻たばこ

1本につき15円

なかには、簡易税率の適用されないものもありますので、仕入れる前に確認しておきましょう。

商品+送料が20万円以上の場合は『実行関税率』

商品+送料が20万円以上の場合は『実行関税率』

実行関税率とは、一般的な関税率のことです。

商品と送料を足して20万円を超える場合に適用される関税率ですが、商品によっては20万円以下でも実行関税率が適用されるので注意しましょう。

なお、実行関税率は数千もの分類があるため、税関のホームページなどで確認するのがおすすめです。

実行関税率表は、定期的に改訂されているので最新版を参照してください。

分類があまりにも多いため、実際に輸入する際は通関業者に依頼する方法が多くとられています。しかし、輸入ビジネスを行ううえでは原価計算も必要ですので、実行関税率表を使って商品ごとの関税率を特定できるようにしておくことが大切です。

また、実行関税率表を見る際には、HSコードの「親子関係」に気をつけ、正しいコードを選択するようにしてください。

実行関税率は商品により異なりますので、仕入れコストをかけ過ぎないようにするためにも、しっかりと確認しておきましょう。

実行関税率表一覧

中国輸入 税関に払う手数料の種類

中国輸入 税関に払う手数料の種類

中国輸入をする際に、税関に払う手数料の種類を紹介します。

関税以外の手数料

関税以外の手数料

関税以外の手数料は「通関手数料」と「中国輸出通関手数料」があり、一律で決まっています。

手数料種別

料金

税関手数料

200円/1箱

中国輸出通関手数料

4元(約80円)/1箱

つまり、ダンボール1箱につき280円かかる計算です。

さらに手数料には、消費税も10%かかりますので注意してください。

関税(商品+送料の金額で計算)

関税(商品+送料の金額で計算)

個人輸入の関税を算出する際は、商品代金に対して60%をかけます。

(商品代金×60%+送料)×簡易税率=関税額(100円未満切捨)

商品代金に60%をかけるのは、卸売価格に準じた価格に対して課税するから。

商用輸入の場合は商品代金+送料に100%をかけるので、個人輸入の場合よりも高い関税額になります。

消費税(商品+送料の10%)

消費税(商品+送料の10%)

手数料を支払う際には、消費税もかかってきます。

商品代金に「国際手数料」と「関税」を足したものに、消費税10%が加算されるのです。

消費税まで計算しておらず、予想以上に税金がかかってしまったということも少なくありません。

仕入れる量や金額が高くなれば、消費税も高くついてしまうでしょう。

手数料の計算だけでなく、しっかりと消費税の計算もしておくように気をつけましょう。

中国から輸入するにあたって抑えておきたいポイント

中国から輸入するにあたって抑えておきたいポイント

中国輸入は魅力的な輸入ビジネスではあるものの、取引するにあたっては抑えておきたいポイントがあります。

個人輸入の場合は16666円以下

個人輸入の場合は16666円以下

個人輸入は、購入者本人が使用するもので、販売したり他社に譲ったりすることはできません。

商品金額が1円でも、商用輸入であれば課税の対象となります。

ですが、実際は商品代金が16666円未満の場合は、すべて免税になることが多いのです。

16666円という数字はどこから来ているのかというと、税関のルールで「小売価格の60%を商品価格とする」と決まっているから。

そして、1品目1万円未満は免税とする、ということも決まっています。

初心者は安くて軽いものを輸入しよう

初心者は安くて軽いものを輸入しよう

初めて輸入転売をする方は、小さくて軽い商品を選びましょう。

送料を抑えられるため、販売価格が低くても利益が出やすいのです。

多くの商品を仕入れて多く売ることができれば、収益を上げやすくなるでしょう。

また壊れにくい商品であれば、輸送・搬入時の破損のリスクを最小限に抑えることができます。

関税計算シートを作成しておこう

関税計算シートを作成しておこう

1個あたりの仕入れ値を出したいときには、エクセルで表を作っておくと簡単に計算することが可能です。

関税などについては、商品ごとの税率が違ったり無税だったりすることがあります。しかし、関税や消費税などの総額から1円あたりの金額を出して、商品種類に関係なく均等にかけておくとよいでしょう。

事前にエクセルで関税を計算しておけば、関税を支払う際に、思った以上の出費が出なくなるのではないでしょうか。

中国輸入について知りたい方へ

中国輸入について知りたい方へ

物販総合研究所では、中国輸入で稼ぐコツについて知りたい人に向けて、以下の動画を公開しています。

【初心者】中国輸入ビジネスで稼ぐ方法 年間5000万円の利益を得ているアカウント見せます↑

実際の売り上げ情報を公開し、初心者向けに販売方法や手順、コツなどを詳しく解説しているので、中国輸入に興味のある方は、ぜひ確認してみてください。

新しく何かに取り組む際は、成功者の真似をするのが近道だといわれています。

自分1人だけで試行錯誤しながら実力を身につけるのも大事ですが、成功するまでには時間がかかりやすいという問題もあります。

利益を出しやすいといわれている輸入ビジネスですから、ライバルに勝つためにも、中国輸入ビジネスで成功するためのコツを学びましょう。

コツを押さえて個人輸入しよう

コツを押さえて個人輸入しよう

中国輸入ビジネスに取り組むうえでは、以下のコツを押さえておくと効率よく利益を出せる可能性が高くなります。

  • 関税や手数料を事前に計算しておく
  • 軽くて安いものを輸入する
  • 関税などの支払いは、クレジットカードで行う

中国輸入では、いくらから、どんな関税がかかるのかを知っておくことが大切となります。

思った以上に関税や手数料がかかってしまったということがないように、事前に計算をしておくようにしましょう。

 

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