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お金は無理してでも借りておいたほうが良いのか?

更新日:2023年9月9日
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物販ビジネスを成長させていく上で、

超重要になってくるのが資金の調達です。

 

その中でも

「銀行融資」

に関しては、

かなり慎重になっている方もいらっしゃると思います。

 

今日は、

融資について考えていきたいと思います。

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

(1)銀行融資にはどのような種類があるのか?

 

まず一言に銀行融資と言っても、

いろんな種類があります。

 

というか、3つです。

 

1つ目は日本政策金融公庫です。

 

日本政策金融公庫

https://www.jfc.go.jp/

 

公的な金融機関でして、

ビジネスだけではなく学資ローンなども扱っています。

 

公的機関なので、

いわゆる銀行とは違いますが、

起業してまず融資を受けるといえばここですね。

 

無担保無保証人で借りられるローンなんかもあります。

 

船原も一番最初に借り入れを申込んだのが公庫でして、

たしか300万円くらい借りることが出来ました。

非常に助かった記憶があります。

 

2つ目は制度融資です。

ビジネスの拠点がある市区町村にて、

融資を行っていることが多いです。

例えば、横浜市ですと、

こんな感じです。

 

横浜市中小企業融資のご案内

http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/shien/yushi/

 

いわゆる「保証協会」に保証してもらって

金融機関経由で借りるのが一般的ですね。

 

金融公庫とは与信審査が別ラインなので、

同時進行で融資を受けることが可能です。

どのようなプランを選択するかにもよるのですが、

借りられる金額は金融公庫よりも高くなることが多いです。

 

船原は金融公庫に借りた後に、

制度融資でも借りることができました。

たしか1800万円くらいですね。

 

ちなみに

どの市区町村なのかによって、

借りられる金額や利率がかわってきます。

 

都市のほうが手厚く、

その逆もまた然りという感じです。

ご参考までに。

 

3つ目が、銀行融資。

いわゆるプロパーと呼ばれている融資です。

 

半沢直樹がやっていたような

普通に、一般的に行われている銀行融資です。

 

銀行から、保証協会などをつけずに

お金を借ります。

 

銀行にもいろいろランクがありまして、

いわゆる都銀(MUFG、三井住友、みずほ、りそな)を筆頭に

地銀、第二地銀、信用金庫、その他(新生銀行やジャパンネット銀行など)があります。

 

都銀からかりるには年商10億規模からと言われていますが、

そのあたりは明確な基準はないようです。

 

通常、我々は

信用金庫や地銀あたりからお金を借りる感じになりますが、

会社のスケールアップに応じて、

銀行もレベルアップしていくといいですね。

 

ちなみに船原の会社は地銀から借りています。

 

 

(2)銀行融資を借りたほうがいいのか?

 

本題の

「お金を借りたほうがいいのか?」

についてですが、

基本的に答えは

「借りれるだけ借りた方がいい」

です。

 

というのも、

物販ビジネスを行う上で

資金はあるばあるだけいいからです。

 

以前も書きましたが、

資金5万円の人と

資金500万円の人がいるとすると

圧倒的に後者が勝ちます。

 

無在庫ビジネスでも有在庫ビジネスでも、

資金があるかなしかで取れる選択肢が違ってくるからです。

 

「仕入れは全部クレジットカードなので必要ありません」

という人もいるかもしれません。

 

しかし、そうなると

クレジットカードの限度額が仕入れ金額の上限となってしまいます。

 

また、

どうしてもカードの引き下ろし期限までに販売しないと

キャッシュフローがきつくなるので、

あと2ヶ月待てば利益が2倍で売れる商品を

利益ゼロですぐに売ってしまうようなことも起こってしまいます。

(在庫管理という面ではいいのですが)

 

また、

常々言っているように、

ビジネスで利益率を上げるには

誰もやっていないような方法を取る必要があります。

 

特に初心者がやっていないような方法が良いのですが、

そういう方法をとるには資金が必要な場合が多いのです。

 

1つ1つ仕入れている商品を100個単位で仕入れたり、

中国から航空便ではなく船便で仕入れたり、

店舗を作ってメーカーから仕入れたり、

ネットショップを作ってプラットフォームの相場より高く販売したり

そういう方法を取ることによって利益率が上がります。

 

上記のような方法を取るには

資金と人材とノウハウと時間が必要になるのですが、

人材とノウハウと時間もやはり

資金の余裕から生まれてくるものです。

 

ということで、

借りれるだけ借りておいて損はありません。

今ですと、

利率1%とか2%で借りれるので、

利息はタダみたいなものですしね。

 

1000万円借りても、

年間20万円、月1万8000円とかの金利です。

 

得られるメリットのほうが大きいですね。

 

 

(3)銀行からお金を借りるには具体的はどのようにすればいいのか?

 

では、日本政策金融公庫や制度融資、そして銀行からお金を借りるには

どうすればいいのでしょうか?

 

まず重要なことは

「準備」

です。

 

というのも、

日本政策金融公庫は別として、

制度融資、銀行からの融資には

基本的には決算書か確定申告書が必要になります。

日本政策金融公庫の融資でも求められることがあります。

 

ですので、

赤字でも黒字でもいいので、

きちんと決算書を用意しなければいません。

 

個人事業主として、確定申告をしている場合でもOKですが、

どちらかというと企業として決算をしている方が

信用度が増します。

 

よく

「今、個人事業としてやっているのですが、会社にしたほうがいいのでしょうか?」

という質問を受けるのですが、

ちょっとした経費や税金が増えるか減るかという些細な問題は置いておいて

(副業の人は除きます)

会社を作ったほうが良いです。

 

1年1年決算書を積み重ね、

融資を受け、

返済をして、

返済履歴を作ることによって、

大きな金額を借りることができます。

 

年商2,3億規模でも、

合計で3000万から5000万円くらいは借りられますので、

展開できる事業に幅が出てきますね。

 

決算書を用意したら、

次は金融機関にいきます。

 

そして、窓口で

(かならず融資窓口があります)

「融資を受けたいです」

と言えば、

あとは全部教えてくれます。

 

まずは日本政策金融公庫に行きましょう。

そして、

「創業融資」

に関して聞いてみてください。

 

創業2年未満の人に対して、

特別な融資制度があります。

 

創業から2年以上経っている人でも、

もちろん融資は有るので、

まずは日本政策金融公庫に行きましょう。

 

次に、

年商1億未満の方は信用金庫へ、

それ以上の方は地方銀行に行ってみましょう。

10億レベルの方は都市銀でもいいですね。

 

制度融資の話を聞きます。

特に信用金庫は、

制度融資のブローカーみたいな金融機関なので、

(プロパーでの貸付をあまりやってない)

融資してほしいというと

ほぼ確実に制度融資の紹介を受けます。

 

いきなり銀行プロパー融資は難しいですが

(できたとしても利率が高い場合が多いです)

制度融資を何回か借りて

返済履歴を作っておくと

提案してもらえます。

 

要は準備して、

窓口に行けば、

あとは勝手に進んでいきます。

 

また、

どんな準備が必要なのかわからないという場合も

一度窓口に行って聞いてみるといいですね。

 

 

(4)借りた人と借りていない人でどのくらいの差がつくのか?

 

「どうしても借りたくない」

「借金すると人生おわる」

と考えている人もいると思いますし、

それはそれで良いと思います。

 

自己資金のみでやっていくということは

悪いことではありません。

 

成長のスピードが遅くなるものの、

リスクは減少するからです。

 

ただ、

クレジットカードでの仕入れも

2ヶ月間短期での融資とほぼ同じなので、

そのあたりは仕組みを理解しておいたほうが良いですね。

 

例えば、

借り入れを積極的にする企業と

そうでない企業が合った場合、

売上にどのくらいの差がつくのでしょうか?

 

スタート時点では年商3000万円程度で、

1年目で500万円の借り入れを行った企業と

そうでない企業の売上を比べてみます。

事業自体の営業利益率を10%とします。

 

1年目の500万円の借り入れと営業利益300万円で、

月商が最低でも400万円は上積みできるので、

年商は7000万円くらいになるはずです。

 

この実績と返済履歴を元に、

2年目でまた借り入れを行うと、

おそらく1500万円くらいの融資を引き出せます。

営業利益が700万円くらいとすると、

自己資金が2200万円増やせます。

するとまた月商が1100万円くらいは増やせるので、

2年目の年商は2億円くらいになるのではないかなと思います。

 

この実績と返済履歴を元に、

3年目でまた借り入れを行うと、

おそらく3000万から4000万円くらいは融資を受けられます。

営業利益で2000万円自己資金を上積みすると

月商を2500万円上積みして、

年商5億円くらいにできるでしょう。

 

かなりうまくいった場合のシミュレーションですが、

当たらずとも遠からずかなと思います。

 

借り入れを行わなかった企業が1年目に増やせる自己資金は300万円と考えられるので、

2年目の年商は5000万円になります。

2年目の営業利益が500万円と考えると、

上積みできる月商は250万円くらいなので、

3年目の年商は8000万円くらいです。

 

これもかなりうまくいった場合のシミュレーションですが、

当たらずとも遠からずと思います。

 

もちろん、

売上が高いほうがいいとは限りませんし、

進みたい企業の方向性というものが有ると思います。

 

融資を積極的に受けるかどうかは、

ご自身の進みたい方向性によります。

 

ただ、

融資はいきなり大きな金額が借りられるわけではなく、

ちょっと借りて、返済して、

ちょっと増えて、返済して、

ちょっと増えて、返済してを繰り返す感じになります。

 

雨が降ってから傘を貸してくれないのが金融機関なので、

晴れの間に雨が降る準備をしておいたほうがいいですね。