副業としても気軽に始められるポイントサイトは、安全に稼げるのでしょうか。
ポイントを活用するポイ活も一般的になってきたものの、危険な悪質・詐欺サイトが存在するのも事実です。
せっかくポイントを貯めて生活に役立てようと考えるなら、安全でポイントをしっかりと貯められるサイトを利用したいところでしょう。
そこで、安全なポイントサイトの見分け方やポイントサイトの仕組み、おすすめのポイントサイトを紹介します。
ポイントサイトの安全性
ポイントサイトでは、サイト経由の買い物やアンケート回答、資料請求などでポイントを獲得できるのが特徴です。
ポイントサイトは広告の一種なので危険性はないものの、なかには悪質なポイントサイトも存在します。
悪質なサイトは、ポイントを貯めても換金できないという詐欺まがいのことが行われていたり、迷惑メールが送られてきたりするという被害もあるので注意が必要です。
実際に、ポイントサイトの3分の1は悪質なポイントサイトだといわれているので見極めが大切です。
安全なポイントサイトの見分け方
危険な悪質・詐欺サイトに引っかからないように、まずは安全なポイントサイトの見分け方を紹介します。
【安全なポイントサイトの見分け方7つ】
- 運営会社がしっかりしているか
- ポイントの換金方法が親切か
- ポイントの有効期限は長いか
- 退会方法がわかりやすいか
- 迷惑メールがこないか
- 個人情報が流出していないか
- 日本インターネットポイント協議会に加入しているか
運営会社がしっかりしているか
どんな会社が運営しているのかをしっかり確認すると、ある程度の安全性を見極めることができるので、まずはサイトの運営会社に目を向けてみましょう。
名のある企業ほど、きちんと運営していると考えられるので、上場企業や大手企業のグループ会社が運営しているサイトは信頼性が高いと言えます。
また、運営歴が長いポイントサイトは、それだけしっかりと運営してきた証でもあります。
運営歴が長いとそれだけ会員数も増えているので、会員数を目安にするのもひとつの方法です。
稼げない、ポイントが付与されないなど、何かしらの不満があればユーザーは退会するのが一般的です。
長く運営して会員数を増やしているポイントサイトは、信頼性が高いと見て問題ないでしょう。
ポイントの換金方法が親切か
ポイントサイトでは、現金などへの換金は〇〇ポイント以上という最低換金額が設定されているのが通常です。
最低交換金額が高いと、そこまで貯めるのが難しいケースもあります。
たとえば、大手ポイントサイトなどは500円未満で交換できるので、比較的簡単に換金額まで貯められます。
ポイントサイトは、1円分程度のポイントをコツコツと貯めていくタイプのものが多いので、最低交換金額が2,000円以上のポイントサイトはあまりおすすめできません。
最低交換金額まで達するのにどれくらいかかるかは、ポイントの有効期限や案件数、獲得できるポイント数によって変わってきます。
ポイントの換金に関するページや利用規約に最低交換金額が書かれていることが多いので、利用する前に確認しておきましょう。
ポイントの有効期限は長いか
獲得したポイントは、ほとんどのサイトで有効期限を設定しているので、ポイントがいつ失効するのか、しっかりチェックしておきましょう。
一般的なポイントサイトの有効期限は半年~1年ほどが目安ですが、ポイントサイトの利用があればポイントが失効せずに延長してもらえるケースもあります。
ただし、なかには有効期限が2~3カ月と短いポイントサイトもあるので要注意です。
また、半年ほどの有効期限があっても、最低交換金額が1万円分のポイントなどになっているケースもあります。
有効期限が短いうえに高い交換金額を設定している場合は、そこまで貯められずに挫折する可能性が高いでしょう。
悪質なサイトでは、換金するのが難しい仕組みになっていることが多いので、十分に注意してください。
退会方法がわかりやすいか
ポイントサイトを利用するには会員登録する必要があるのですが、なかには退会するまでが難しいサイトもあるので気をつけましょう。
退会ボタンがわかりにくい箇所にあったり、そもそも退会フォームがないという悪質なサイトもあります。
退会の手順がややこしく、一度入会したら退会できないように分かりにくくなっているサイトを利用してしまうと、結局退会できないという事態になりかねません。
退会できなくても問題ないと考える人もいるかもしれませんが、放置していると気づかないうちに別のサイトに勝手に登録されてしまい、次々とメールが届くケースもありえます。
会員登録の時点では退会方法まで確認しないケースが多いですが、退会方法が明確かどうか確認しておいたほうが無難です。
迷惑メールがこないか
悪質なポイントサイトの場合、メールアドレスを登録すると迷惑メールが届くことがあります。
多いときは1日に数百件単位でメールが届くので、大きなストレスを感じてしまう人も少なくありません。
ほとんどの場合、迷惑メール設定をしても、違うアドレスで送られるため対処が難しく、余計な時間をとられることになります。
ポイントサイトに登録するときは、日常使いしているメールアドレスではなく、フリーメールを使うのがおすすめです。
頻繁に届く迷惑メールを避けるためにも、できる対策は確実に行なっておきましょう。
個人情報が流出していないか
登録時のメールアドレスが悪質ポイントサイトから流出すると、振り込め詐欺のような悪質な迷惑メールが届くようになるケースもあります。
ポイントサイトに限った話ではなく、さまざまな企業から個人情報が流出しているのはニュースなどで認識している人も多いでしょう。
ポイントサイトをきちんと運営していても、個人情報についての管理が杜撰だと流出の被害に遭うこともありえるのです。
個人情報の取り扱いに関しては、プライバシーマークを取得しているかどうかが参考になります。
プライバシーマークは、個人情報について適切な保護措置を講じていると使用が認められる制度です。
審査機関が審査して合格しなければプライバシーマークを使用できないため、プライバシーマークがあれば、登録時の個人情報を適切に扱っていると考えられます。
もちろん、プライバシーマークを取得しているから100%安心というわけではなく、IDやパスワードを使い回さないといった自衛も必要です。
日本インターネットポイント協議会に加入しているか
きちんとポイントサイトを運営しているかどうかの指針として、日本インターネットポイント協議会に加盟しているかもチェックしておきたいポイントです。
サービス終了時やポイントの価値が変更になる場合は最低1カ月前までに告知するなど、5つの約束事を掲げています。
そして、約束事を守らない企業やポイントサービスについては、協議会への加盟を許さない旨を明確に記載しています。
ポイントサイトが突然閉鎖するリスクが気になる人にとっては、加盟サイトだと不安を和らげられるのではないでしょうか。
大手ポイントサイトでも協議会に参加していないところもあるため、安全性を見るための必須条件ではないものの、きちんとサイト運営しようという姿勢であることがわかります。
協議会への加盟は入会金や年会費が必要なため、参加企業は安定していると判断できるひとつの目安にもなります。
危険なポイントサイトの被害事例
安全なポイントサイトの見分け方を紹介しましたが、新しくできたポイントサイトに登録しようかどうか悩むケースもあるでしょう。
もしくは、すでに登録しているサイトが危険なのか悩む場合もあるかもしれません。
ここでは、危険なポイントサイトの被害事例を紹介するので参考にしてください。
好条件で登録を促すが換金できない
ポイントサイトのなかには、詐欺目的で運営しているところもあるので注意が必要です。
過去には「キラキラ☆ウォーカー」というポイントサイトの運営者が、収入を得ることを目的にユーザーを騙して登録させたということで逮捕されている事例があります。
また、ポイントサイト自体の広告で「登録するだけで〇〇ポイント!」「登録したら〇〇円プレゼント!」といったキャンペーンを実施していることもありますが、そのすべてが本当かどうかは疑問符がつくところも多いのが実態です。
たとえば、人気ゲームアプリの課金アイテムプレゼントを謳っているケースもありますが、実際に登録してみるとプレゼントが抽選制でもらえなかったなどの場合もあるので、ユーザーとしては騙された気持ちになるでしょう。
なかには「登録で5000ポイント!」と高額ポイントのプレゼントを謳っていても、実際は1ポイントが0.01円換算で50円にしかならないケースもあります。
また、5000円分のポイントが実際にプレゼントされても、最低交換金額が高めに設定されていてなかなか交換できないケースや、最低交換金額に達するだけの案件数がなくポイントの有効期限も短いため、付与された高額ポイントもすぐに失効してしまうケースもあります。
このようなケースに騙されないためにも、ほかと比べてあまりにも好条件でポイントサイトへの登録を促している場合には、注意したほうが良いでしょう。
事前告知がない突然の閉鎖やアカウント停止
ポイントサイトのなかには、ユーザーに対して事前告知せずに突然閉鎖してしまうところもあります。
過去にあった事例では、ポイントサイトの「へそクリック」が突然サイトを閉鎖してポイントが交換されないという事件が起きました。
「へそクリック」は日本インターネットポイント協議会に加盟していたため、信頼していたユーザーは多かったのでしょう。
約18万~25万人いたといわれている会員のポイントは無駄になってしまいました。
このように、コツコツとポイントを貯めて最低交換金額まであと少しというところで、サイトが突然閉鎖するケースがありますし、なかには運営側から勝手にアカウント削除されるケースもあります。
きちんと運営しているポイントサイトでも閉鎖する可能性はあるので油断はできません。
ただし、きちんとしたサイトの場合は事前に閉鎖の連絡があり、貯めたポイントを換金する期間を設けています。
ポイントサイトとしてサービス終了した後も、しばらくはサイトを残して問い合わせはできる場合もあります。
一方で、詐欺サイトの場合は突然閉鎖するため、泣き寝入りするしかありません。
あやしいかも?と思うようなサイトの場合、ポイントを貯め込み過ぎずにこまめに換金するようにしましょう。
安全に稼げるおすすめポイントサイト3選
ここからは、安全に稼げるおすすめのポイントサイトを紹介します。
これまでに紹介したチェックしたい部分がどうなっているかもお伝えしますので参考にしてください。
【安全に稼げるおすすめポイントサイト3選】
- ポイントタウン
- モッピー
- げん玉
ポイントタウン
ポイントタウンは、運営会社がマザーズ上場、親会社は東証一部上場しています。
「情報セキュリティマネジメントシステム」の認証を取得しており、セキュリティに力を入れているサイトです。
ポイントタウンでは、モニター案件が多くあるうえに、買い物保証制度や交換手数料無料などの魅力があります。
- 運営会社:GMOメディア株式会社
- 運営歴:1999年~
- 会員数:240万人
- ポイント有効期限:12ヶ月
- 最低交換金額:交換先によっては20pt=1円相当から交換が可能
- ポイントレート:1ポイント=0.05円
- プライバシーマーク:未取得 ※代わりにISMS取得
- JIPC:加入済み
モッピー
モッピーは、ゲームやガチャなど無料で稼げるコンテンツが豊富にあるポイントサイトです。
1ポイント=1円でわかりやすく、またポイント還元率が比較的高いという特徴もあります。
運営会社は東証一部に上場している大手企業ということもあり、一定の安心感を得ながら稼ぎたい人におすすめです。
- 運営会社:株式会社セレス
- 運営歴:2005年~
- 会員数:800万人以上
- ポイント有効期限:最後にポイント獲得した日から180日(会員資格も停止)
- 最低交換金額:交換先によっては100pt=100円相当から交換が可能
- ポイントレート:1ポイント=1円
- プライバシーマーク:取得済み
- JIPC:未加入
げん玉
げん玉は、CROWDというクラウドソーシングサイトを使ってポイントを稼げる仕組みがあるポイントサイトです。
期間を決めて付与ポイントを高めに設定する案件が多くあり、手軽に大きく稼げるポイントサイトと言えるでしょう。
基本的には、げん玉を経由して商品を購入したり、サービスの契約をしたりしてポイントを貯めますが、ゲームへの参加でもポイントを貰えるので、楽しめながら稼げます。
- 運営会社:株式会社リアルワールド
- 運営歴:2005年~
- 会員数:1,000万人以上
- ポイント有効期限:180日間スポンサー企業が提供するサービスの利用がなかった場合
- 最低交換金額:3000ポイント=300円
- ポイントレート:10ポイント=1円
- プライバシーマーク:取得済み
- JIPC:未加入
ポイントサイトで安全に稼ぐなら運営元をチェック
ポイントサイトで安全に稼ぐためには、きちんと運営しているか、ポイントがしっかりと交換できるか、有効期限や最低交換金額が設定されているかを見ることが重要です。
ポイントサイトでは大金を一気に稼げるわけではないため、コツコツ積み上げていきましょう。
そのためには信頼できるサイトを見つける必要があります。
しかし、ポイ活ではお小遣い稼ぎ程度で、副業というレベルで稼ぐは難しいので、メインではなく補助的な使い方にしておきましょう。
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