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転売やとはどんな職業?メリット・デメリットと注意点を紹介!

更新日:2023年9月10日
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インターネットを利用した職業として、「転売屋」が話題になっています。

ただ、転売屋について正しい知識がない人も多いでしょう。

転売屋はジャンルによって、初心者でも手軽に始めることが可能です。

副業として行っている人も少なくありません。

この記事では、転売屋の実態やメリット・デメリットについて解説していきます。

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

転売屋とは?

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そもそも転売とは、商品を安く仕入れて販売し、利益を得るビジネスを指します。
 
そして、転売を生業にしている人が「転売屋」です。
 
転売屋は基本的にジャンルを問いません。
 
仕入れが可能な商品であれば、どのようなものでも取り扱います。
 
ただし、人によって得意ジャンルと不得意ジャンルがあるので、「ブランド転売」「ゲーム転売」のように限られたジャンルへと特化していくのが一般的です。
 
転売の基本は「できるだけ安く仕入れて高く売る」ことだといえます。
 
ただし、いわゆる「プレミア商品」に関してはその限りではありません。
 
販売から時間が経過して、価格が高騰しているプレミア商品は高確率で買い手がつきます。
 
中には、少々値段が高くても手に入れたいと思うコレクターも少なくありません。
 
そのため、定価で仕入れてもプレミア価格で販売することにより、転売屋は利益率を高められます。
 
なお、転売屋には「ビジネスマナーを守っているタイプ」と「手段を選ばないタイプ」がいます。
 
手段を選ばないタイプはもうけを出すためなら、マナー違反もいといません。
 
彼らの行いがニュースになってしまい、転売屋のイメージが悪くなることもあります。
 
ただし、多くの転売屋はマナーの範囲内でビジネスを行っているといえるでしょう。

 

 

転売を行うメリット・デメリット

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本業としても副業としても、転売は注目されるようになりました。

しかし、転売にはメリットとデメリットがあります。

両方とも把握することで、転売屋はトラブルに巻き込まれずビジネスを続けられるでしょう。

 

メリット

転売のメリットは、なんといっても「仕組みがシンプル」であることです。
 
「安く仕入れて高く売る」という基本さえ理解していれば、すぐにでもビジネスを始められます。
 
また、「自分のペースでビジネスを続けられる」のも魅力です。
 
転売は、休日やちょっとした空き時間を利用して行うこともできます。
 
かかりきりにならないですむため、本業がある人でも負担になりません。
 
「スタートするハードルが低い」のもメリットです。
 
転売の仕入れ先はネットでも実店舗でも際限がありません。
 
また、売れ筋商品が限られているので、初心者でも要領をつかむまでの時間がスムーズです。
 
誰でもすぐに始められるビジネスだといえるでしょう。
 
しかも、転売は「資金が少なくてもできる」仕事です。
 
商品によっては仕入れ価格がそれほどかからないので、潤沢な資金がなくても始められます。
 
そのうえ、商品によっては「資金の回転が早い」ので、長期的な計画も立てられるのです。
 
何より、「特別なスキルを要さない」のは、転売が一般的に広まっている大きな理由でしょう。

 

デメリット

転売のデメリットとしては、「商品によっては豊富な資金が必要」である点です。
 
安い商品であっても、転売は行えます。
 
しかし、ブランド品やプレミア商品などで大きなもうけを目指すなら、資金も相応に用意しなくてはいけません。
 
また、「在庫のスペースがいる」のも考えなければいけないポイントです。
 
転売で利益を出すには、大量の商品を仕入れることが基本です。
 
そのためには、在庫として商品を管理しなくてはならず、自宅ではスペースが足りなくなってしまうこともあります。
 
「ライバルの存在」もまた、デメリットのひとつでしょう。
 
転売は始めやすいビジネスだけに、同ジャンルの競合相手がたくさんいます。
 
そうなると、資金力や経験で差をつけられてしまうのは自然な流れであり、初心者は成功しにくくなるのです。
 
そして、「検品や梱包の手間」も悩みどころです。
 
転売では、仕入れた後で商品に不備がないか検品しなくてはなりません。
 
買い手に商品を送る際も、運送中に破損しないよう梱包を行います。
 
こうした労力を負担に感じる転売屋もいるでしょう。

 

転売行為は違法?

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世間には「転売行為は違法ではないのか」というイメージも広がっています。

迷いなく転売を始めるためには、転売が合法的なビジネスなのかどうかを理解しておきましょう。

 

違法になるケース

大前提として、転売行為そのものは合法であり、罰せられることはありません。
 
「商品を仕入れて売る」だけなら、ほとんどの販売業にあてはまります。
 
転売屋が特にやましさを感じる必要はないでしょう。
 
ただし、禁じられた商品を取り扱うと違法になってしまいます。
 
たとえば、「チケットの転売」は違法行為です。
 
チケット転売は「迷惑行為」に該当します。
 
コンサートやイベントの興行主に対して、利益を奪うという迷惑をかけたとの考え方です。
 
また、ブランド品などの「偽物の転売」も違法になります。
 
意図的に偽物を売りさばいたケースだけでなく、転売屋本人も偽物と気付いていなかった場合でも処罰の対象になるのは変わりません。
 
ブランド品を取り扱う際には、本物を見抜くための「目利き」のスキルも不可欠です。
 
そして、仕入れ時の違法行為も厳禁です。
 
非正規ルートから商品を輸入したり、仕入れ先のルールを破って商品を買い占めたりしないように心がけましょう。

 

取得しておきたい許可

転売では取引相手とトラブルになることもありえます。
 
安全にビジネスを続けるならば、「古物商許可証」を取得しておきましょう。
 
古物商許可証なしに転売を行うと、違法と認定される恐れがあるからです。
 
無許可での転売は罰則が科せられることもあるので、注意しなくてはなりません。
 
もしも罰を受けるとビジネスをすべて止めなくてはいけないだけでなく、今後の社会的信用も大きく揺らいでしまいます。
 
古物商許可証は警察署に申請すれば取得可能です。
 
その際、必要書類に記入をし、手数料を支払います。
 
内容に不備がなければ1カ月前後で許可証が発行されるでしょう。
 
なお、古物許可証を申請する際、警察署から「営業所の有無」を確認されます。
 
転売であれば、「自宅」と答えておいて大きな問題にはなりません。
 
ただし、賃貸の場合は大家さんに確認をとるのが無難です。
 

 

転売やのイメージが悪い理由とは?

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違法行為さえ犯さなければ、転売そのものは健全なビジネスです。
 
それにもかかわらず、転売についてネガティブな印象を抱いている人は少なくありません。
 
理由のひとつが、一部の転売屋による「買い占め行為」です。
 
人気のブランド商品などを発売日に買占め、コレクター向けに高値で売る転売屋は後を絶ちません。
 
彼らの行いのせいで、本当に商品がほしい一般消費者に行き渡らなくなってしまいます。
 
こうした事象により、転売屋全体のイメージが悪くなっているのです。
 
また、「転売対策」によって一般消費者まで迷惑を被っていることも、イメージダウンに影響しています。
 
たとえば、USJやディズニーランドでは転売チケットが無効化されました。
 
一部アーティストのコンサートでは身分証確認が義務づけられています。
 
いくつかのショップでは販売個数制限が設けられており、消費者が自由に買い物できません。
 
こういった影響により転売屋を迷惑に感じる人も増えてしまったのです。
 
そして、過激な転売屋は利益を追求するあまり、迷惑行為にまで及んでいます。
 
中には、一般消費者やショップ店員に暴行して逮捕される転売屋まで出てきました。
 
こうしたニュースが拡散され、転売に眉をひそめる人が増えてしまったのです。

 

 

転売で感謝されるケースもある

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すべての転売屋が恨みをかっているわけではありません。
 
ときには、転売屋が消費者から感謝されることもあります。
 
たとえば、廃盤になった商品などは正規店で購入するのが困難です。
 
そこで、どうしてもほしい消費者はネットなどを通じて、転売情報をリサーチします。
 
熱狂的な消費者にとって、転売は非常にありがたいビジネスなのです。
 
また、期間や数量が限定された品も、発売から時間が経つと入手が難しくなります。
 
こうした商品を求める消費者からも、転売は感謝されるでしょう。
 
商品に「付加価値」がそなわっているケースでも、転売は感謝されるビジネスとなるでしょう。
 
家電と周辺機器や、関連性の高い玩具同士がセットで転売されている場合などは、正規ルートで買うよりもお得になりえます。
 
そもそも、商品に手数料を乗せて販売すること自体は悪ではありません。
 
それらの商品を必要な人がいるから、転売ビジネスは成立しているのです。
 
ルールを守って行われている転売への批判は的外れだといえるでしょう。

 

 

転売屋に向く人・向かない人

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いざ転売を始めるにあたって、自分の適性を自覚しておくことが大事です。

転売屋に向く人と向かない人の特徴を知っておきましょう。

 

転売屋に向く人

「コツコツと仕事ができる人」は転売屋に向いています。
 
転売ビジネスの多くは、単純作業の繰り返しです。
 
決められた商品を繰り返し仕入れる場合、同じ仕入れ先を定期的にめぐらなくてはいけません。
 
そして、同じサイトを使って商品を出品し、買い手がつけば梱包と発送を行います。
 
ルーティーンワークを真面目にこなせる人にこそ、転売はぴったりです。
 
次に、「孤独な仕事が苦ではない人」も転売屋向きでしょう。
 
転売ビジネスは基本的に1人で作業をこなしていきます。
 
商品のリサーチから宣伝まで、自分で疑問点をつぶしていかなければ成り立ちません。
 
能動的に動けることは転売屋に不可欠な資質です。
 
「地道に努力を積み上げていくことができる」のも重要といえます。
 
転売では、目利きのスキルを磨いたりリピーターを増やしたりと、地味な作業の積み重ねがものをいいます。
 
コツコツ頑張れる人は、転売で成功することが可能です。
 
そして、「向学心のある人」も転売屋向きの性格です。
 
真面目に学ぶ姿勢こそ、転売屋としてのスキルアップにつながるでしょう。

 

転売やに向かない人

逆に、転売屋向きでないのは「変化や刺激を好む人」です。
 
転売はそれほど大胆な変化のあるビジネスといえません。
 
特定のジャンルに狙いを定めたら、需要がある限りは同じ商品を取り扱い続けます。
 
必然性もなく変化を求めてしまうと、成功から遠ざかりかねません。
 
また、「1人が苦手な人」も転売を行うのは楽ではないでしょう。
 
転売屋はほとんどの作業を1人でこなします。
 
インターネットを介しているなら買い手と直接話すことも珍しいので、孤独な仕事といえます。
 
話し相手や相談相手がいないとつらいタイプは、転売ビジネスも苦に思えるでしょう。
 
「コツコツと努力するのが嫌な人」も転売との相性はよくありません。
 
転売は突然に大きな利益が出るようなことが珍しいビジネスです。
 
毎日の積み重ねによって、少しずつ利益を増やしていく転売屋が大半です。
 
一発で大もうけを狙いたいタイプには向かないでしょう。
 
そして、「地道な作業ができない人」も転売には不向きです。
 
転売では、仕入れや発送、梱包など目立たない作業が繰り返されます。
 
こうした作業を苦痛に感じると、転売自体がストレスになっていきます。

 

 

転売の基本的なやり方

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まずは「リサーチ」が転売の基本となります。
 
リサーチでは、どのような商品が売れ筋なのかを徹底的に調べます。
 
また、商品にもっとも適した取引場所、安い仕入れ先などもリサーチで押さえなくてはいけません。
 
そのうえで、「仕入れ」作業に進みます。
 
仕入れでは、リサーチの情報に基づいてどれだけ安く商品を買えるかがポイントです。
 
仕入れ価格が安ければ、定価で販売しても高い利益率を保てるでしょう。
 
仕入れが終わったら、いよいよ「販売」を行います。
 
商品を出品し、買い手が現れるのを待つ時間です。
 
ちなみに、販売先によって売り値相場は異なります。
 
なるべく高く売れる場所を見つけられるかが転売の成功の鍵となります。
 
そして、買い手がついたら「梱包と発送」をしましょう。
 
梱包には商品を守る意味もあるものの、消費者の満足度を高めることも狙いです。
 
消費者から高く評価されれば、次回以降のビジネスにもつながっていきます。
 
また、できるだけ早く商品を発送することも大切です。
 
梱包と発送を手際よく終わらせられるかどうかは、転売屋の印象に大きく影響します。

 

 

人から感謝される転売をしよう!

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転売には悪いイメージもつきまとっているものの、基本的には合法的で健全なビジネスです。

それに、消費者から感謝されている転売屋も少なくありません。

転売を始めるなら、ルールを守って感謝されるようなスタイルを目指しましょう。

そうやって消費者からの評判が高まれば、ますます買い手がつきやすくなるメリットも生まれます。