eBay輸出で何ができる?
eBay輸出では、日本で仕入れた商品を海外で販売できます。
日本で仕入れた商品が日本で需要がなかったとしても、海外では需要があり、高く売れる可能性もあるのです。
販売方法はオークション形式、固定料金形式、オークションと固定料金形式の組み合わせの3種類。オークションでは出品した商品に入札する形で購入できます。
また、eBayの特徴として他のサイトでは禁止されていることの多い、無在庫販売もできます。
無在庫販売とは、事前に商品を仕入れてから販売するのではなく、出品した商品が売れてからその商品を仕入れて販売する方法。
事前に販売する商品を仕入れておく必要がないため、在庫を抱える心配がなく、損失を出す可能性が低いでしょう。
eBay輸出の始め方
eBayを初めて利用する人には、どのようにeBay輸出を始めればよいか、わからないことも多いでしょう。また、eBayは海外で販売するため、不安もあると思います。
そこで、eBay輸出がスムーズにできるよう、始め方について説明していきますので参考にしてみてください。
バイヤー目線で購入の流れをチェック
まずは、自分がeBayでバイヤー側になり、どのようにして商品を購入するのかを学んでおくとよいでしょう。
商品を販売するにも、バイヤーはどのような目線で商品を購入するのかを確認しておくことで、商品説明欄などの記載方法も学ぶことができます。
また、写真一つとっても、どのように写真を撮れば商品の魅力を伝えることができるのかも確認できます。
商品を販売するにも購入者の気持ちがわからなければ売れませんので、まずは購入者側になり、商品を何か購入してみるのもよいでしょう。
商品の情報収集をする
販売する商品を決定するにあたり、しっかりと稼ぐことのできる商品かどうか、eBayを利用して商品の情報を収集しましょう。
すでに販売が終了している商品や、落札されている商品を検索し、実際にどのような商品が売れているのかを確認してみてください。
eBayの公認ツールでもあるTerapeak(テラピーク)を活用することで、検索キーワードから過去数年分の売れた商品の情報や価格などを調べることもできます。
販売する商品を仕入れる際には、利益が出る商品かどうかをよくリサーチしてから選定するようにしましょう。
アカウントを作成する
eBayで商品を販売するには、アカウントの作成が必要です。
アカウントには2種類あり、バイヤー(購入者)用とセラー(販売者)用があります。出品するためには、セラーアカウントの作成が必要となりますので登録をしましょう。
アカウント作成の手順は下記のとおりです。
- eBayにて個人情報の登録をする
- eBayページを英語表記に切り替え
- 登録内容の確認
- クレジットカードの登録
- Payoneerの登録
アカウント作成時に個人情報を入力する際は、海外の方式となっているので間違わないようにしてください。
評価を集めながら取引に慣れる
eBay輸出で商品を販売するには、セラー自身の評価が大切となります。評価の高いセラーほど商品が売れやすくなるからです。
まずは、自身の評価を上げることから始めてみましょう。方法ですが、100円程度の商品をいくつか購入してください。商品を購入することでセラーとバイヤーの双方が評価を付けますので、自分の評価も上がっていきます。
また、商品を実際購入することで、購入までの流れもわかってきますので、今後の取引に役立つでしょう。
出品する
eBayで商品を購入し評価が集まったら、実際に出品をしてみてください。
初めて商品を出品する際には、仕入れをした商品ではなく、自宅にある不用品などを販売してみましょう。
不用品であれば何でも問題ありません。自分が使わなくなった服やCD、DVDなどを出品してみて販売までの流れをつかんでみるとよいでしょう。
初めから仕入れて商品を売るよりも、不用品のほうが販売できなかった時のリスクも少なく、さらに商品を仕入れるために予算を作ることもできます。
海外発送のしくみを理解する
eBayでは海外の利用者が多いため、海外へ発送することが多くなります。
国内の発送方法とは異なる場合もありますので注意してください。
送料が国内より高くなったり、海外へ輸出できなかったりすることもありますので、事前に確認しておきましょう。
送料に関しては利益にもつながることですので、事前にいくらかかるのかをシミュレーションしておいてください。
eBay輸出のリサーチ方法
eBay輸出をする際には、稼げる商品を出品することが大切です。
しかし、eBay輸出初心者の方はどのように稼げる商品を探せばよいのか、わからないことも多いでしょう。
そこで、eBay輸出で稼げる商品のリサーチ方法を紹介していきます。
実際に売れている商品から探す
eBay輸出で売れる商品を探すには、実際に売れている商品から探してみるとよいでしょう。
eBayの検索機能を活用することで、すでに販売が終了している商品や落札されている商品を探すことができます。
さらに売れている商品の詳細を知りたい場合には、外部ツールを活用しましょう。ツールを活用すると過去数年分の販売数を調べたり、商品販売時の平均価格の確認ができたりします。
売れているセラーから探す
もう一つ、売れているセラーを探して、どのような商品を販売しているかを調べる方法があります。
特にTRS(トップ・レイテッド・セラー)を取得しているセラーは販売実績がありますので、仕入れる商品の参考になるでしょう。
TRSを取得しているセラーには、商品ページにバッジのマークが付いていますので探してみてください。
販売実績のあるセラーの商品は積極的に参考にしていきましょう。
eBay輸出で儲からないセラーの特徴
eBay輸出は儲かりやすいといわれていますが、中には儲からないセラーも多くいるのが現実です。
そこで、eBay輸出で儲からないセラーには、どんな特徴があるのかを説明していきますので確認してみてください。
出品数が少ない
eBay輸出で儲からない人の中には、出品している商品数が少ない人がいます。
eBay輸出では、出品数と利益は比例するため出品数が多くなければ儲かりません。売れる商品をリサーチし、出品数を増やすことを目指しましょう。
出品数が多くなり手間が増えたと感じる場合には、作業の外注化もおすすめです。
まずは、販売実績を作るためにも、一つでも多くの商品を出品していくようにしましょう。
eBayの知識が足りない
eBayを利用し始めたばかりで、eBayについて知識が少なく、儲からない人もいます。
eBayで商品を購入しようとしている人は、どのようなものを購入しているのかを知っておくことも大切です。eBayでニーズのない商品を販売していても売れることはありませんので、儲けることはできません。
まずは、eBayがどのようなプラットフォームなのかを理解するところから始めてみるとよいでしょう。
商品リサーチが甘い
商品のリサーチが甘いのも、儲けられない人の特徴です。
販売している商品が過去に売れた実績があるのかどうか、販売価格がいくらなのかをリサーチするようにしましょう。
リサーチを怠ってしまうと、仕入れた商品が売れないのはもちろん、在庫を抱えてしまい、損をしてしまうことにもつながります。
eBayで売上を出すためには、リサーチをどれだけしっかりしているかがポイントです。まずは、時間をかけて売れる商品のリサーチをするようにしましょう。
為替を考慮していない
eBayでは海外の人が商品を購入してくれることが多いため、為替を理解していないと儲かるどころか損をしてしまうこともあります。
為替は、日々変動しますので、毎日為替のチェックをしておきましょう。為替の変動によって手取り金額が変わってきてしまいますし、価格の見直しをする必要も出てくるでしょう。
商品の値段を決めて販売し、そのままにしておくのではなく、為替の変動も確認しながら販売価格の見直しをするようにしてください。
eBayの手数料を考慮していない
eBayで商品を販売する際には、販売手数料が必要となります。
販売手数料を含めない価格で販売してしまうと、思った以上に利益が出ていないということになりかねません。
eBayの手数料には、以下の4つがあります。
- 出品手数料
- 落札手数料
- 海外決済手数料
- ストア手数料
手数料によって割合が異なりますので、事前に確認してください。
商品価格を決める際には手数料を含めて考えるようにしましょう。
eBayの出品方法(スマホアプリ)
eBay輸出は通常、大量にPCで出品していったほうが効率的です。
出品するうえでさまざまなツールがあり、CSVで一括出品できる無料ツールもあるので、一気に出品したい方はツールを使うとよいでしょう。
ただ、商品が少ないのであれば、スマホアプリのほうが気軽に出品することが可能です。アプリを活用することで、隙間時間でも出品ができますので、副業でせどりを行いたいという人にも便利でしょう。
簡単に出品することができますので、eBayのスマホアプリでの出品方法を解説していきます。
eBayアプリをダウンロード
まずはApp StoreかGoogle Playで、eBayのアプリをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、登録してあるeBayのIDでログインしましょう。
アプリは無料でダウンロードできますが、アプリで出品する前に、PCで最低限の設定が必要です。
出品商品の写真を撮影
eBayはアカウントが育ってくると知識も増えて、色々な商品を販売できるようになります。
さらに、「無在庫販売」もできますので少しずつアカウントを育て、販売できる商品数を増やしていきましょう。
今回は例としてカメラ関係の中古商品を出品してみます。
商品の撮影は、基本的にスマホで十分です。
撮影した写真は保存しておきましょう。
eBayアプリで商品を出品する
eBayアプリの使い方ですが、まずは出品の手順について解説していきます。
まず画面左上にある「≡」のアイコンをタップし、最下部の「Selling」をタップしてください。次に、上部の「List an item」をタップします。
次に販売するカテゴリーを選択していきます。
画面上部の「Describe your item」に出品したい商品名を入力してください。
今回はカメラ関連なので「camera」と入力します。
すると類似商品が出てきますので、近い商品を選択して「Sell yours」をタップします。
もし該当商品がない場合は、最下部の「Create a new listing」をタップして進めましょう。
続いてコンディションを選択します。
今回は中古ですので「Used」を選択しました。
最後に、事前に撮影しておいた写真をアップロードしましょう。
矢印の部分をタップして該当写真を選択するとアップロードができます。
写真は最大で12枚まで登録可能です。
写真をUPした後は下にスクロールしながら、
- 価格
- カテゴリー
- 出品形式
- 支払い・配送・返品設定
- 説明文
など、その他の項目も入力してください。
ポイントとしては、実際よく使う説明文やタイトルのテンプレートを準備しておくことです。
入力が完了したあとは念のため、出品の前に「preview」をタップして正常に反映されているかを確認してみましょう。
問題がなければ、「List your item」をタップします。
「Success!」と表示されたら出品成功です。
各設定、説明文のテンプレート、写真など事前に準備していたので、隙間時間で簡単に出品できます。
ちなみに、この出品を行った際にはすでに説明文も用意してあったので、時間は1分もかかりませんでした。休憩時間に出品できますね。
スマホ出品の感想
実際にスマホアプリで出品してみると、購入者がどのように見ているかが見えてきます。
- 凝っている説明文
- こだわりすぎている送料設定
などの無駄な部分がわかりますし、なぜ売れないのか、なぜ自分の商品が上位にこないのかも見えてくるのではないでしょうか。
スマホでこだわりすぎるよりも、簡単な設定でシンプルに出品すると意外と早く売れることもあります。
忙しい中、ツールだけでなく質のよい商品をシンプルに現代版のデバイスにマッチさせていくことも今後は必要かもしれません。
数年前と比較してアプリも使いやすくなってきていますので、今後にも期待したいですね。