【体験談】クラウドファンディングの日本の成功事例を個人・法人まとめて解説

クラウドファンディングの成功事例（個人編）

クラウドファンディングは、個人が自身の商品アイデアやプロジェクトに必要な資金を集めるための、非常に有効な手段として広く利用されています。ここでは、このメディアを運営する物販総合研究所のクラファンスクールに入って成功し続けている生徒さんの事例を紹介していきます。

実際にクラウドファンディングで成功を収めた個人のいくつかの事例から学ぶことで、自身のクラウドファンディングプロジェクトに活かせます。

（関連）「クラファン　個人」

4,218,790円達成【12 Rivers】

個人が行ったボードゲームのクラウドファンディングは、400万円以上を集めた成功事例の一つです。このプロジェクトでは、海外のクラウドファンディングで人気の商品を日本向けに販売する形で展開されました。

販売者は台湾のクラウドファンディングで見つけた商品のなかから、お気に入りの商品を選び、その販売権を取得して進めました。個人でも販売権を得て代理販売ができるケースは少なくありません。さらに、SNS広告を活用して効果的に集客し、多くの支援者を集めることで目標金額を達成しました。

達成金額	4,218,790円
目標金額	100,000円
達成率	4,218%
支援者数	395人
プロジェクトページ	https://www.makuake.com/project/12rivers

9,271,104円達成【NewLexio】

ボードゲームのクラウドファンディングをMakuakeとCAMPFIREで実施し、合計で900万円以上を達成したケースもあります。このプロジェクトでは、韓国のクラウドファンディングですでに成功を収めていた商品を日本市場向けに展開することを目指しました。

商品の販売権はスムーズに取得できたため、プロジェクトを開始し広告を活用して効果的に集客を実施しました。売れてから商品を仕入れる形式を取ったため、初期資金はほとんど必要ありませんでした。その結果、初めてのクラウドファンディングであったにもかかわらず、見事に大きな実績をあげられました。

達成金額	9,271,104円
目標金額	400,000円
達成率	2,317%
支援者数	1,289人
プロジェクトページ	https://www.makuake.com/project/new-lexio

クラウドファンディングの成功事例（法人編）

クラウドファンディングは、新たな事業や商品を販売する法人にとっても資金調達の有力な手段となっています。以下では、法人がクラウドファンディングで成功を収めた事例をいくつか紹介し、どのようにしてその成功を達成したのかを解説します。これらの成功事例から学ぶことで、自社のクラウドファンディングプロジェクトにも応用できるでしょう。

17,050,350円達成【TOTONOI】

もともと飲食業や福祉事業を営んでいた法人が、コロナ禍を機に物販事業を開始し、自社ブランドとしてテントサウナをクラウドファンディングで販売しました。このプロジェクトでは、1700万円の売上を達成し大きな成功を収めました。

その後も、楽天やAmazonなどの大手ECサイトや自社ECサイトを活用し、月間で数百万円以上の売上を継続しています。このことから、異業種からの新たな挑戦においても、クラウドファンディングが有効な資金調達手段となることがわかります。

達成金額	17,050,350円
目標金額	500,000円
達成率	3,410%
支援者数	257人
プロジェクトページ	https://www.makuake.com/project/amber-totonoi/

6,388,860円達成【NURASAN-27W】

ボディバッグと折りたたみ傘をクラウドファンディングで販売し、成功を収めている法人もあります。とくに折りたたみ傘は何度かバージョンアップを行い、最新モデルでは2400万円もの資金を集めることに成功しました。

この折りたたみ傘はOEMで製造されていますが、単にロゴを入れるだけでなく、機能の追加やデザインの変更も行っていることで成功を収めました。商品の改善では仕様書などでの指示は不要で、具体的な機能追加の要望やデザインを写真で伝えるだけでスムーズに実現できました。その後も継続的に販売を行い、2023年には物販全体の売上が2億円弱に達するなど、事業の成長を大いに支えています。

達成金額	6,388,860円
目標金額	300,000円
達成率	2,129%
支援者数	906人
プロジェクトページ	https://www.makuake.com/project/nurasan7/

6,783,000円達成【ChillBase】

ある法人は中国にある商品を自社ブランド化し、その販売手段としてクラウドファンディングを活用しています。クラウドファンディング開始前には、インターネット広告を活用してLINE友達を集め、効果的に集客を行いました。

また、早期割引を提供することで、多くの人に早期購入を促しサポーター数を増やしました。その結果、プロジェクトが注目を集め、さらに多くの支援を受けられる状態を作り出すことに成功し、600万円以上の売上を実現しています。

達成金額	6,783,000円
目標金額	500,000円
達成率	1,356%
支援者数	123人
プロジェクトページ	https://www.makuake.com/project/chillbase

6,944,600円達成【DartShot】

ある法人は新規事業の立ち上げを目指し、初期費用を抑えるために台湾のメーカーの商品をクラウドファンディングで販売することで成功しました。

このプロジェクトでは、台湾メーカーの商品を代理店として取り扱い、クラウドファンディングを通じて展開しました。その結果、700万円弱の売上を達成し、そのうちの2割強が利益として残るほどの成功を収めました。この方法でリスクを抑えつつ新規事業を開始できました。

達成金額	6,944,600円
目標金額	300,000円
達成率	2,314%
支援者数	105人
プロジェクトページ	https://www.makuake.com/project/dart_shot/

成功事例から学ぶクラウドファンディング成功のコツ

以上では、個人や法人がクラウドファンディングを活用して成功を収めた事例をいくつか紹介してきました。これらの成功事例から、クラウドファンディングで成功するためのコツを紹介していきます。

クラウドファンディングと相性の良い商品を見つける
商品ページにこだわる
プロジェクト期間の3つの波を理解する
SNS広告やLINEのリストを活用する

クラウドファンディングと相性の良い商品を見つける

クラウドファンディングで成功するためには、まずクラウドファンディングと相性の良い商品やサービスを見つけることが重要です。革新的でありながら実現可能な商品や、まだ日本市場には存在しない商品を選ぶことが大切です。

とくに、海外のクラウドファンディングですでに成功している商品は実績があるため、日本市場でも成功する可能性が高いと考えられます。また、市場にまだ出回っていない新規性の高い商品は、潜在的な支援者の興味を引きやすく、支援を集める上で大きな強みとなるでしょう。

商品ページにこだわる

商品ページは、支援者がプロジェクトを判断する際に最も重要な要素の一つです。視覚的に魅力的で、わかりやすいデザインにすることで、支援者を集めやすくなります。

効果的な商品ページにするためのコツ

高品質な画像や動画を活用し、商品の特長やプロジェクトの魅力を明確に伝える
応援したい、購入したいと思うような共感を呼ぶストーリー構成にする
早期割やまとめ買い割など、複数の価格帯やオプションなどを用意する

また、ユーザーの悩みや課題を代弁し、それを解決できる商品であることを強調すると、支援者の共感を得やすくなります。商品ページの作成などは物販統合研究所のコンサルやスクールを活用するとより良いものを作れますよ。

プロジェクト期間の3つの波を理解する

（引用元）ラストスパート期（募集終了まで7日）の広め方 - CAMPFIREアカデミー（※別タブで開きます）

クラウドファンディングには、「スタートダッシュ」「中だるみ」「ラストスパート」という3つの波があります。

まず、スタートダッシュでは、初日から数日の間にできるだけ多くの支援を集めることが目標であり、この段階での成功がプロジェクト全体の勢いを左右します。次に、中だるみの期間では、支援のペースが落ちる傾向があるため、定期的な更新や新しい情報の発信を行い、支援者とのエンゲージメントを維持することが重要です。

そして、ラストスパートではプロジェクト終了が近づくにつれ、追い込みをかける必要があります。カウントダウンの告知や特別なリワードの追加などで、支援を再び盛り上げる戦略が効果的です。

SNS広告やLINEのリストを活用する

クラウドファンディングで成功を収めるためには、プロジェクトを広く知ってもらうための効果的なマーケティング戦略も不可欠です。SNS広告は、ターゲット層に直接アプローチできる方法であり、とくにFacebookやInstagramなどのプラットフォームを活用することで、プロジェクトの認知度を大幅に高められます。

また、LINEのリストを持っている場合は、それを活用して直接アプローチすることも有効です。リストに登録しているユーザーには、プロジェクトの進捗や重要な情報を定期的に知らせることで支援者を増やし、プロジェクトへの関心を持続させられます。

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