メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言われる意味
メルカリでは値下げ交渉の際、「〇〇円値下げなら即決します」「即決するので〇〇円にしていただけますか?」などの言葉を使う場合があります。
メルカリで使われる「即決」は、通常、単に「即決で購入します」だけを意味する言葉ではありません。購入希望の商品があるものの、現在の出品価格が購入者側の希望価格よりも高く設定されているため値下げをしてほしいケースで、「私の希望価格である○○円まで値下げしてくれるなら即決で購入します」といった意味を表す言い方です。
もともと、メルカリには出品者に対して値下げ交渉を行う文化があるため、出品した価格に対して値下げ交渉をされる場合も多くなっています。値下げ交渉自体には問題ないものの、交渉の仕方はさまざまです。
なかには、「〇〇円値下げなら即決します」と少し上から目線に感じられるような言い回しをしてくるユーザーもいます。「〇〇円値下げなら即決します」とは、要するに「私の希望価格まで値下げなら即決で買ってあげます」と同様の意味に捉えられる言い方です。
メルカリ出品者のアンケート等でも、購入者は本来、値下げを「お願い」「相談」する側であるはずなのに、「〇〇円値下げなら即決します」のような発言は少し上から目線に見える、といった声があります。
出品側の希望価格などに関係なく「〇〇円まで下げてくれるなら、買ってもいいですよ」といった、やや上から目線の意味になるため、出品者によってはマナー違反に感じたり、不快に思ったりする可能性もあり、使う場合には注意が必要です。
メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言われたときの返答例文
メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言われたときの返答コメントの例文を以下の3パターンで紹介します。
それぞれの返信の書き方について、詳しくみていきましょう。
値下げに応じるケース
相手が納得できる金額を提示してきて、値下げに応じるケースについての例文の紹介です。
【値下げに応じるケースの例文】
「コメントありがとうございます。
それでは、〇〇円で取引させていただきます。
ただいま金額を変更しますので、ご購入手続きよろしくお願いいたします」
OKの場合は、商品の価格を相手の希望している値段に変更する必要があります。相手が値下げに気づかず放置されてしまわないよう、返信後はなるべく早く価格設定を行って、すぐに購入してもらうように促しましょう。
値下げに応じないケース
相手の提示した金額に納得できず、値下げを断るケースでの断り方の例文を紹介します。
【値下げに応じないケースの例文】
「コメントありがとうございます。
申し訳ありません。
(こちらの商品は出品したばかりですので、)現時点では値下げは考えておりません」
値引きに応じない場合は、値下げの意思がないと相手に伝え、きっぱりと返答で断るのが大切です。「〇〇円の値下げは考えておりません」だと、ほかの値段なら下げて良いともとれるため、はっきり値引きはしないと明言しましょう。
相手が非常識な低価格での値引き交渉をしてきた場合など、不快に思うケースもあるかもしれません。しかし、コメントを無視したり、強い口調で返信したりすると、トラブルの原因になる恐れがあります。値下げに応じない場合でも、断り方に注意するとともに、コメントでは丁寧な返信を心がけてください。
「こちらの商品は出品したばかりですので、値引きは考えておりません」など、値引きできない理由も一緒に伝えると相手に納得してもらいやすくなります。
値下げに応じたいが金額に納得できないケース
値下げをして売ってもいいと思っているものの、相手の提示してきた金額に不満があり、即決ではなく、さらに価格交渉したい場合の例文紹介です。
【値下げに応じたいが金額に納得できないケースの例文】
「コメントありがとうございます。
ご提示された〇〇円での取引は難しいのですが、××円(送料込み)まででしたら値下 げ可能です。
ご検討よろしくお願いいたします」
想定以上の値引き交渉をされると不快に思って言い方が強くなってしまう場合もあるでしょう。しかし、イラっとしているのがわかるような言い方や強い口調で返信すると、相手にも不快感を持たせてしまうかもしれません。また、コメントはほかのユーザーも閲覧できるため、出品者に対しての信頼を損ねてしまう恐れがあります。
値下げ交渉をしてきた相手に対しても、冷静な口調での対応を心がけてください。金額を提示する際は、後からトラブルになるのを避けるため、「送料込み」か「送料は別」なのかをはっきり書いておくと良いでしょう。
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【50人に聞いた】メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言う人に対してのメルカリユーザーの意見
メルカリで商品を出品した際、「〇〇円値下げなら即決します」と言う人に対して、ほかのユーザーはどのように感じているのでしょうか。
物販総合研究所では、実際にメルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言われた経験のあるユーザー50人を対象にアンケートを実施しました。
今回のアンケートでは、男女ほぼ同数に回答してもらっており、年齢層は30〜40代が中心となっています。
メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言う人へのユーザーの本音は、以下の通りです。
「断った」と答えた人が約半分を占めており、「即決」のワードに不快感をもつ人が多いのがわかります。ただ、値下げに応じた人も3割はいるため、「〇〇円値下げなら即決します」が必ず断られるわけではありません。
値下げ交渉に応じた理由で最も多かったのが、「早く売りたかったから」でした。「即決」自体は不快感をもたれる可能性のある言葉ですが、早く売ってしまいたいと思っているユーザーに対しては、有効なケースも存在するようです。
逆に、値下げ交渉を断った理由では、「商品の価値を維持したかったから」が一番多くなりました。「〇〇円値下げなら即決します」と言う人に対しては、相手に言われるまま商品を値下げするのに抵抗感を覚える人が多いようです。
以下では、メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言う人に対してのメルカリユーザーの意見について、さらに詳しくみていきます。
それぞれの意見について、詳しくみていきましょう。
トラブルに繋がりやすそうと警戒してしまう
即決に対して値下げに応じたユーザーのなかには、相手とのトラブルになってしまうのを避けたいと考えた方もいました。
【体験談:要望された金額まで値下げに応じた人】
ドキッとしたがトラブルを避けたかった為、また許容範囲の値下げだったのでOKした。(女性 40歳〜50歳未満 無職)
上記のケースでは、値下げは許容範囲内だったものの、想定以上の値引きを求められた場合はトラブルを避けるためとはいえ、無理に値下げに応じる必要はないでしょう。
上から目線にモヤっとする
値下げに応じた人、断った人ともに、相手の上から目線に対して不快に感じたとの意見がありました。
【体験談:要望された金額よりも少額での値下げに応じた人】
自分が提示しているのに相手にイニシアティブをとられているような感じがして不快だった。ただ、こちらも売りたい気持ちもあるため、若干の値引きにとどめた。
(女性 40歳〜50歳未満 パート)
【体験談:断った人】
1000円程度の商品なのに500円の値下げを要望されたので、びっくりしたのと同時に、こんな非常識そうな人に絶対に売りたくないと思いました。買ってやるという感じの上から目線の態度で、とても不愉快でした。(女性 50歳〜60歳未満 主婦)
売りたい気持ちがあり、値下げをしても良いと思っていても、上から目線の言い方には、もやもやした気持ちが残るようです。また、いきなり値下げを求めるため、出品者に常識のない人間だと思われてしまう場合もあります。
商品に関心は持ってもらえていると思った
「即決」に対しては、「商品に興味がある」「商品を買いたいと思っている」サインだと考えて、比較的ポジティブに捉える方もいるようです。
【体験談:要望された金額よりも少額での値下げに応じた人】
即決という言葉の響きがあまり良くありませんでしたが、交渉するということは提供している商品に対する関心の度合いが高いことの表れなので、いくらか値引きして決定しました。(男性 40歳〜50歳未満 会社員)
上記の方も、値引き・販売はしたものの、「言葉の響きがあまり良く」ないと若干不快に感じています。やはり「即決」はメルカリ出品者に対してネガティブな印象を与える可能性の高いワードといえるでしょう。
値下げしてもらえるのが当然と思っていそう
「〇〇円値下げなら即決します」と言われたユーザーのなかには、「上から目線で値下げをしてもらって当然だと思っている」と強い不快感を持つ方もいました。
【体験談:断った人】
値下げ交渉をしてくることに対しては何とも思わない(気分は害さない)。しかし、値下げは当然とばかりに自分の希望額を押し付けてくる人は気分が悪く、基本的には断っています。ただし、どうしても欲しいが、〇〇円しかだせないという切実な状況が伝われば考慮します。(男性 60歳以上 無職)
値下げ交渉自体は、メルカリでは珍しくないものの、自分の要望を押し付けてくる態度は出品者からは良く思われない場合が多いでしょう。
自分の提示した金額を否定されたと感じた
相手から一方的に希望額を押し付けてくる態度に、自分の売りたい値段を否定されたと感じて大きな不快感を持ったとの声もありました。
【体験談:断った人】
自分の提示した価格を批判されたようでとても悲しい気持ちと怒りが湧いた。
(男性 40歳〜50歳未満 自営業)
上記アンケート結果から、メルカリでの「〇〇円値下げなら即決します」については、相手が値下げを前提にしているため、自分の値付けを否定された気がして不快に思ったり、モヤッとしたりする方が多くなっています。一方、なかには、商品に興味を持ってもらえていると好意的に捉える意見もありました。
不快に感じるケースも多いものの、値段さえ希望に合えば、相手に購入の意思があるのは事実であり、値下げしても良いと思っているのなら即決提案に応じるのも1つの方法です。
メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言われた場合のよくある質問
メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と言われた場合のよくある質問について回答します。
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
メルカリで「〇〇円値下げなら即決します」と提案するのは規約違反?
そもそもメルカリで購入を希望している側が「〇〇円値下げなら即決します」と提案するのは規約違反にならないのかを解説します。
結論から言えば、「〇〇円値下げなら即決します」は規約違反にはなりません。
メルカリではユーザー同士の価格交渉を禁止してはいないため、「〇〇円値下げなら即決します」といった提案も値下げ交渉の範疇なら認められます。
メルカリの規約では、値下げ交渉を持ちかけられた場合にどう対応するかは出品者次第です。規約違反ではないものの、提示された金額に納得できない場合は、断るほうが良いでしょう。
(参考)商品の価格変更・交渉 - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ(※別タブで開きます)
メルカリで即決に応じる場合「専用」はつけるべき?
即決での値下げ交渉に応じる場合、必ずしも商品に「専用」をつける必要はないものの、トラブルを避けるため、つけておくのも方法の1つです。
メルカリでは、取り置き機能は存在していないが、特定のユーザーに購入してもらいたい商品の場合は、商品名などに「専用」と入れておく慣習があります。しかし、「専用」はあくまでもユーザー同士の取り決めであり、メルカリの規約では最初に購入したユーザーと取引を進めなければなりません。
「〇〇円値下げなら即決します」の提案に応じて値下げしたのに、ほかのユーザーが先に購入すると横取りだと思われてトラブルになる可能性もないとはいえないでしょう。
そこで、値下げ後にほかのユーザーが購入してしまい、トラブルにならないよう商品名に「専用」と入れておくのも1つの方法です。ただ、たとえ専用表記があったとしても、ほかのユーザーが購入してきた場合は、そちらと取引を進めるのがルールとなっています。
(参考)専用出品・取り置きなどの独自ルール - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ(※別タブで開きます)
「〇〇円値下げなら即決します」と言われたら値下げしたほうが得をする?
「〇〇円値下げなら即決します」と提案があった場合、客観的にみて値下げしてでも売ったほうが得といえるのかは、出品している商品によって異なります。
メルカリでの利益は、仕入れ価格などによっても変わってくるため、一概に得か損かの断定はできません。利益の出る金額であれば、値下げしてでも売ったほうが売れ残るより良いケースもあるでしょう。
メルカリでの適切な販売価格については、物販総合研究所のメルカリ自動計算機アプリを使用して計算するのがおすすめです。メルカリ計算機アプリを使うと、希望の利益額や利益率から販売価格が導き出せるため、いくらまでなら値下げしていいかひとめでわかります。計算した結果、相手の提示した金額が希望利益の出る金額なら、即決に応じるのも1つの方法です。
メルカリ自動計算機アプリは以下のページから使えるため、ぜひ利用してみてください。
(関連)【保存版】今すぐ使えるメルカリ自動計算機|利益や販売価格が一目でわかるアプリ