そもそも転売とは？
- 図解
そもそも転売とは、「また売り」とも呼ばれ、ある人から買い取ったものを別の人に売り渡すことです。一般的には小売店で購入したものを、別の小売店で売るのが転売と呼ばれます。
例えば、家電量販店で商品を購入し、それを自分が使用することなくそのままメルカリで販売すれば転売です。購入価格よりも売却価格のほうが高ければ利益になります。
転売という行為は合法です。メディアではしばしば、人気商品を買い占めて他の消費者の迷惑となる「転売ヤー」が問題行為として報道されますが、小売店で購入して別の小売店で販売するという行為自体は違法ではありません。
しかし、一部の商品カテゴリーや転売の仕方によっては法律違反となります。これについては、後ほど「初心者が転売ビジネスを始める際に違法になるケース」で解説します。
（関連）転売の定義を解説！混同されやすい3つの販売方法との違い
転売ビジネスとは？
転売ビジネスとは、商いとして転売を営むことです。厳密な定義はなく、法人や個人事業主、副業など人によって転売ビジネスの形は違います。
したがって、私物の不用品を売って、お小遣い稼ぎをするような場合は転売ビジネスではありません。転売ビジネスでは、初めから転売目的で計画的に商品を仕入れ、高く売って利益を出していきます。
転売とせどりの違い
転売とせどりは、小売店から仕入れた商品をより高い価格で販売し、その差額で利益を得るという点では同じですが、仕入れ方法に違いがあります。
転売は定価や小売価格と同じ価格で商品を仕入れます。例えば、物価の安い中国のECショップで商品を購入して、日本のAmazonやメルカリなどで販売するなどです。
一方、せどりは定価や小売価格より安い価格で売られている商品を仕入れます。代表的な例は古本や古着、ジャンク品などを仕入れて他の場所で販売する方法です。
このように商売の仕組みは一緒ですが、扱う商品に違いがある点を押さえておきましょう。
（関連）【せどりと転売の違いは？】安く仕入れて高く売るのが基本！メリット・デメリットを解説！
転売ビジネスは実際に稼げる・成功者の事例を紹介
転売ビジネスについて具体的なイメージがわかないという方もいるのではないでしょうか。そこで、実際の成功者の事例を3つ紹介します。
ここではポイントとなる部分のみを紹介していますので、興味をお持ちの方はぜひ動画をご視聴ください。
事例①メルカリ転売で月60万円稼いだ主婦
下記のYouTube動画に登場する方は、中国のサイトから商品を仕入れてメルカリで販売する転売ビジネスを営んでいます。レディースのアパレルを中心に中国から仕入れてメルカリで転売することにより、月15万～60万円くらいをコンスタントに稼いでいます。
こちらの方は物販総合研究所の講座で手法を学びました。500～600円で仕入れた商品を5,000円ほどで出品する高利益の転売ビジネスによって、効率的に稼げているということです。
【成功者のこだわりポイント】
- 「自分が欲しいものは人も欲しい」というシンプルな基準で仕入れをしている
- 基本的に自分で試着、検品して、「熱量の高い」商品説明文を掲載する
事例②輸入転売で月90万円稼ぐ主婦
こちらの主婦の方も物販総合研究所の講座でノウハウを学び、アンティークコインの転売ビジネスを始めました。アンティークコインは数個売るだけで会社員の月収以上の収入も可能なことから人気のジャンルです。当初は数千円の少ない利益だったそうですが、「本当に売れるんだ」という体験でやる気に火が付いたということです。
1回で何十万の高額利益は狙わず、コツコツ利益を出して雪だるま式に資金を増やすのがこちらの方のスタイル。動画撮影後の現在では、月90万円くらい稼げる月も出てきました。
【成功者のこだわりポイント】
- セラーとして信頼され「この人から買いたい」と思ってもらうように心掛ける
- お客さんの要望を聞いて、要望にあったコインを探す
事例③中国輸入で年商64億稼ぐ事例
こちらの動画の方は、中国輸入OEMという手法で、年商64億円の転売ビジネスを営んでいます。中国輸入OEMとは、生産のみを中国の工場へ委託し、それを自社ブランドの商品としてAmazonなどで販売していく仕組みです。
こちらの方は「中国で商品生産→輸入→倉庫保管→発送」という物流網を構築。成功の秘訣として以下のポイントを挙げています。
【成功者のこだわりポイント】
- 中国人セラーに勝てない小物類をあきらめ、特殊な商品を売るようにした
- ライバルが少ない、大きくて重い商品を扱うことで独占的な販売を実現
- 大きくて重い商品は単価が高く、効率的に稼げる
転売ビジネスのおすすめのやり方
転売ビジネスにはさまざまな方法、スタイルがあります。ここでは個人で取り組みやすい4つの方法を解説します。
プレミア商品の転売
プレミア商品とは、定価や小売価格より高値で取引されている商品です。例えば、芸能人のサイン入りCD、限定生産のアンティーク時計、絶版本などが挙げられます。
こうした商品は、希少性や注目度（流行）によって付加価値が付き、予想外の高値で売れるケースが珍しくありません。趣味や仕事で詳しい分野があると、強みを生かして転売利益を出していけるでしょう。
転売ビジネスでプレミア商品を扱うメリットは以下のとおりです。
【プレミア商品のメリット】
- フリマサイトやオークションサイトなどで予想外の高値が付く場合がある
- 熱心なファンやコレクターがいる商品はすぐに売れる
プレミア商品について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
（関連）プレミア商品の見つけ方｜プレミア価格の転売で大きく稼ぐ方法とは？
輸入商品の転売
輸入商品の転売とは、海外の小売店から商品を仕入れ、日本国内で販売して利益を得るビジネスモデルです。
昔は渡航して買い付ける必要がありましたが、現在はインターネット経由で仕入れられるため、ハードルが下がりました。特に、海外の通販サイトにおける仕入れは、個人でも取り組みやすいといえるでしょう。
輸入商品の転売でスキルアップするには、「インテリア」や「ペット用品」のようにジャンルを絞って商品を探すのがポイントです。経験を積むうちに、海外と日本で価格差が大きく、売れやすい商品を見極められるようになります。
【輸入商品の転売のメリット】
- 定期的に安く仕入れられるルートを確立すれば、安定的に利益を出しやすい
- 世界中の商品を扱うことができ、多様なニーズに応えられる
ただし、言語の壁や法律・規制もあるため、転売初心者が独学でいきなり取り組むのは、ややハードルが高いといえます。
（関連）個人で輸入転売は稼げない？利益の出やすいおすすめアイテムや仕入れ先を大公開！
店舗で仕入れて転売
国内の実店舗で商品を購入し、メルカリやYahoo!オークション（ヤフオク!）といった国内のフリマサイト、オークションサイトなどで売る方法もあります。
代表的な手法の一つは、家電量販店やトレカショップなどで人気商品を販売日に購入し、当日や翌日すぐにフリマサイトやオークションサイトで売る方法です。
【店舗で仕入れて転売するメリット】
- 商品情報や市場リサーチなどが容易
- 輸入手続きや関税など、特別な知識や手間がない
しかし、転売目的の購入は一般消費者の迷惑になる場合があります。人気商品を買い占めて商品価格を不当に吊り上げるような行為は、世間の批判を受けるでしょう。
また、一部の商品やチケットの転売は法律で制限されているため注意が必要です。これらの注意点については後述します。
中国から仕入れてメルカリで転売
中国から仕入れてメルカリで転売する方法もおすすめです。「メルカリで売れる商品をリサーチする→売れる商品を中国で仕入れる→メルカリで販売する」という手順で利益を出していきます。
この方法が利益を出しやすいのは、中国で安く仕入れられるアパレル・ファッション関連の商品が、メルカリで売れやすい商品カテゴリーだからです。
【中国から仕入れてメルカリで転売するメリット】
- 中国輸入している競合出品者がまだ少ない
- アパレル・ファッションは安定して需要があるので、買い手が付きやすい
興味をお持ちの方は、ぜひ以下の動画と記事もご覧ください。
（関連）【初心者必見】メルカリ×中国輸入のやり方｜売れる商品〜実践例まですべて紹介
転売ビジネスのメリット
日本では副業解禁の影響もあって、転売ビジネスに取り組む人が多くいます。転売ビジネスのメリット・魅力としては、以下の2つが代表的です。
各メリットについて解説します。
スキル無しでも簡単に始められる
転売ビジネスを始めるにあたって、特別なスキルは要りません。稼げるかどうかを別にすれば、小売店から商品を仕入れて、別の小売店で転売するシンプルなビジネスだからです。
ほかのビジネスであれば、何かの技術を習得したり、経営の知識を学んだりと、準備がいろいろ大変です。しかし転売ビジネスなら、消費者としての買い物やフリマサイト、オークションサイトの出品の延長でビジネスを始められます。
もちろん、仕入れや出品のノウハウや業務を効率化する手法は学ぶ必要があります。しかし、転売ビジネスは小規模な取引から始められるので、無理のない範囲で実際の売買を通じてスキルを身に付けていけるのがメリットです。
ネットで作業が完結
転売ビジネスはスマートフォンやパソコンが1台あれば可能です。特に仕入れ先がオンラインの場合は、基本的にすべての作業が自宅で完結します。
例えば、「海外のECサイトで商品を購入する→自宅に商品が届く→メルカリに出品→商品が売れたら発送」といった流れになります。これなら、育児や家事が忙しい主婦の方や、平日遅い時間まで働いているビジネスパーソンの方でも取り組みやすいでしょう。
転売ビジネスのデメリット
転売ビジネスは無理のない範囲で取り組む限り、ローリスクなビジネスです。しかし、以下の2つのデメリットについては、しっかり把握しておく必要があります。
それぞれについて解説します。
在庫を抱えるリスクがある
仕入れた商品は、必ず売れるとは限りません。例えば、出品後に需要がないことに気づいたり、ライバルとの価格競争に負けて売れないケースもあるでしょう。
資金が潤沢なら、売れるまで気長に待つのもよいですが、一般的には、仕入れの資金を得るために安い価格で売る「損切り」をしなければなりません。こうなれば、差し引きで損失が発生する可能性があります。
在庫リスクは経験が少ない初心者ほど大きくなります。初めは稼ごうとばかり考えずに、リスクを低くする姿勢も大切です。
仕入れ資金が必要になる
転売ビジネスをするには、当然ながら、仕入れ資金が必要です。例えば、1,000円の商品を100個仕入れるには10万円の資金が必要です。しかし、高級時計やブランドバックといった高級品となると1点の価格が高く、それなりの資金が必要になります。
資金が少ないと、商品が売れるまでの間、仕入れ資金が足りなくなる可能性があるため、転売ビジネスがストップしてしまいかねません。また、クレジットカード決済や借入金がある人は、「売上金の入金日」と「経費の支払い日」のタイムラグによって支払いが滞り、ビジネスが破綻してしまう人がいます。
転売ビジネスをするには、ある程度余裕を持って資金を準備しておくことが重要です。
初心者が転売ビジネスを始める際に違法になるケース
転売ビジネスを始めるにあたっては専門的な知識は不要ですが、最低限の法律は知っておく必要があります。安易に転売してしまうと違法行為となり、処罰を受ける恐れがあるからです。
ここでは以下の項目に分けて違法になるケースを解説します。
偽物・コピー品の販売
偽物やコピー品を販売してしまうと、商標法、意匠法、著作権法などの法律違反となり、商標権侵害や詐欺罪になる恐れがあります。量刑は規模や悪質性などによって変わりますが、懲役10年以下、罰金1,000万円以下の刑罰が科せられるので十分注意してください。
（参考）e-Gov「商標法」（※別タブで開きます）
偽物やコピー品だと知らずに仕入れて販売してしまった場合にも、同じ罪に問われます。ブランド品では偽物が多いので気を付けましょう。特に中国では偽物やコピー品が多い傾向にあるので、信頼できる小売店から仕入れる必要があります。
チケットの不正販売
「チケット不正転売禁止法」では、コンサートや観劇などのチケット類の転売が禁じられています。例えば、人気アーティストのコンサートチケットを転売目的で購入し、定価より大幅に高い価格で販売するような行為は違法です。
チケット不正転売禁止法に違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくはその両方が科せられます。なお、転売目的でなくても、利益が出る形でチケットを売ると同じ罪になる可能性があるので注意しておきましょう。
（参考）消費者庁「COLUMN11 「チケット不正転売禁止法」について」（※別タブで開きます）
詳しい内容については、以下の記事もご覧ください。
（関連）チケット転売サイトは違法？転売サイトの選び方や注意点を徹底解説
免許・届出が必要な商品の販売
販売にあたって、免許や届出が必要な商品があります。代表的な商品を挙げると次のとおりです。
| 免許や届出が必要な商品（※一部） | 必要な免許や届出 |
|---|---|
| 酒類 | 酒類販売業免許 |
| タバコ | 財務大臣の許可 |
| 医療機器 | 管理医療機器販売業・貸与業の届出 |
| 化粧品 | 化粧品製造販売業の届出 |
このほかにも免許や届出が必要な商品はたくさんあります。販売先から許認可証の提示を求められたり、独自のルールが設けられていたりする場合があるので、転売する商品を決める段階で何が必要か確認しておくとよいでしょう。
（参考）「許認可証が必要な業種を教えてください」（※別タブで開きます）
古物商許可無しの転売
古物商許可とは古物を販売するときに必要な許可です。古物とは、例えばリサイクルショップで販売されている中古品を指します。また、未使用品でも一度消費者の手に渡ったものや、修理・分解して販売するものなども古物です。
古物とは、一度使用された「物品」、若しくは使用されない「物品」で使用のために取引されたもの又はこれらの「物品」に幾分の手入れをしたものをいいます。
引用元：大阪府警察「古物営業法Q&A」（※別タブで開きます）
メルカリやYahoo!オークション（ヤフオク!）などでは、中古品の取引が活発に行われています。私物の古物を売る場合には古物商許可は不要ですが、ビジネスとして販売するときは古物商許可が必要です。
古物商許可証は地域の警察署の生活安全課で取得できます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
（関連）【2024年版】古物商許可とは?必要になる対象・取得の流れ完全ガイド
転売ビジネスで確実に稼ぐコツ
転売ビジネスで継続的、安定的に稼ぐためにはコツがあります。
順番に解説します。
販売先の売れる商品ジャンルを理解する
個人で転売ビジネスをするにあたっては、一般消費者との取引を仲介するプラットフォームを利用するのが一般的です。このプラットフォームは、それぞれ利用者層と売れる商品ジャンルに違いがあります。
例えば、メルカリとYahoo!オークション（ヤフオク!）Yahoo!オークション（ヤフオク!）を比較したのが以下の表です。
| メルカリ | Yahoo!オークション（ヤフオク!） | |
|---|---|---|
| メインユーザー | 20代、30代の若年層の女性ユーザー | 40代～60代の中高年層 |
| 売れる商品ジャンル | アパレル、ファッション | 趣味関連（アンティークコイン、アンティークウォッチ、アニメ・漫画・映画関係のグッズなど） |
このように特徴が違うため、仕入れる商品と販売先をセットで考えることが重要です。
例えばメルカリでは、松ぼっくりやトイレットペーパーの芯といった工作用、ハンドメイド用の商品がよく売れます。いわゆる「0円仕入れ」と呼ばれる方法ですが、これも販売先の特徴に合わせた手法なのです。
0円仕入れに興味をお持ちの方は、以下の記事もご覧ください。
（関連）【メルカリ】仕入れ0円で無限に入手可能な転売商品リスト一覧
「売れる商品」をリサーチする
売れる商品は、日々変わっています。特に扇風機やこたつ、コートなどの「季節物」は、需要に周期性があります。
また、ポケモンカードやオリンピック関連用品など、トレンドや話題性がある商品は、消費者の関心の高まりとともに売れやすくなるのが特徴です。
こうした需給変化を見極めてタイミングよく仕入れ、販売していくには、リサーチスキルが欠かせません。具体的には、メルカリやYahoo!オークション（ヤフオク!）などの検索機能を利用して、価格相場やライバル出品者の数などをリサーチします。
このリサーチを効率化するには、「オークファン」や「Keepa」といったリサーチツールの利用がおすすめです。例えばオークファンを使って商品を検索すると、3カ月～10年間で過去の落札価格がわかります。時系列で分析することで、タイミングよく仕入れや販売ができるでしょう。
詳しい方法については、以下の記事をご覧ください。
（関連）転売リサーチのコツ｜ヤフオク・Amazonで売れる商品を探せ！
売上をしっかり管理する
転売ビジネスでは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどを使って売上をしっかり管理することが重要です。売上管理をしていると、以下のように多くのメリットがあります。
【売上管理のメリット】
- 支払いを把握できる
- 不良在庫が明確になる
- 利益が明確になる
- リサーチの参考になる
- 確定申告・融資の資料になる
- 黒字倒産のリスクを減らせる
具体的な方法については、以下の記事をご覧ください。また、記事内にて、売上管理に使えるGoogleスプレッドシートの無料配布もしています。
（関連）【無料配布テンプレートあり】せどりの売上管理はスプレッドシートで解決
コンサル・スクールに入会する
独学で転売ビジネスのノウハウを身に付けるのは非効率です。試行錯誤しながら利益を出す仕組みを構築するには長い時間がかかります。高い値段で仕入れてしまったり、在庫を抱えたりすることもあるでしょう。
ですので初心者の方は、講師が受講者に対してマンツーマンで指導するコンサルや、講義形式で学ぶスクールを活用することをおすすめします。これらのサービスでは、利益につながる具体的な成功法則を伝授してくれますし、疑問点や不安があれば直接講師に聞けるため、稼げるまでの時間や労力を大幅に節約できます。
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転売ビジネスを行う際に知っておきたいこと
ここでは、これから転売ビジネスを始める方が必ず知っておくべき2つの事柄を解説します。
確定申告の基準を理解しよう
転売ビジネスで一定の所得を得ると、確定申告が必要になります。状況別の基準は以下の通りです。
| 状況 | 確定申告が必要になる基準 |
|---|---|
| 会社員 | 転売ビジネス（＋その他の副業）の所得が年間20万円超あったとき |
| 個人事業主・フリーランス | 転売ビジネス（+他のビジネス）の事業所得が年間48万円超あったとき |
| 年金生活者 | 公的年金などに係わる雑所得以外の所得が年間20万円超あった場合 |
条件に該当するのに確定申告および納税をしないと脱税になってしまうため、十分気を付けてください。
なお、所得とは利益から経費を差し引いたものです。確定申告では、仕入れにかかった経費や通信費、交通費などの経費を差し引けるので、証拠となる文書をしっかり保管しておきましょう。
（参考）国税庁「確定申告が必要な方」（※別タブで開きます）
副業の場合は会社の就業規則を確認しよう
会社員の方は、副業が認められているか就業規則を確認しておきましょう。
副業が禁止されているのに転売ビジネスを始めると処罰の対象となります。最悪、懲戒解雇になる恐れがあるので、就業規則をしっかり確認しておきましょう。
副業が解禁されたといわれる日本ですが、副業を認めていない企業も少なくありません。「たぶん大丈夫だろう」などと思わず、就業規則にしっかり目を通しておきましょう。
転売ビジネスについてよくある質問
ここでは転売ビジネスについてよくある質問を取り上げ、回答します。
転売はダメだと言われるのはなぜ？合法ですか？
転売はモラル的に悪いとされる場合がありますが、行為自体は合法です。
転売はダメだと言われるのは、「人気商品を買い占めて市場の需給バランスを乱している」「一般の消費者が適正価格で購入できない状況を作っている」などの理由があります。
このため、例えば人気のゲームやトレーディングカードを扱う店舗は、「お1人様1個まで」といった制限を設けたり、事前予約制を設けて転売ヤーが開店前に並ばないようにしたりするなど、法律以外の対策をしています。
ただし先述したように、偽物の販売やチケットの不正販売など法律違反をした場合は処罰の対象になるので絶対にやめましょう。
転売ビジネスの平均的な利益率はどれくらい？
利益率は扱う商品や転売スキルによって幅があり、一概にはいえません。
しかし、例えば転売初心者がAmazon転売（Amazon出品で商品を転売すること）をした場合の利益率は、10～20％が平均的です。また、ヤフオク転売（Yahoo!オークション（ヤフオク!）出品で商品を転売すること）では20～30％となります。
金額にすると、仮に10万円で商品を仕入れて11万円で売れたとき10%、12万円で売れたときが20%の利益率になります。10％～20％の利益率は、単純に右から左に転売するだけではなかなか出せません。プレミア商品を仕入れたり、海外と日本の価格差を利用したりするなど工夫が必要です。
転売ビジネスはコツを押さえれば初心者でも成功できる！
この記事では、転売ビジネスについて詳しく解説しました。
上記のコツを理解して、転売ビジネスを実践してみてください！
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