売れる写真の種類と使い道
販売されている写真は、ホームページやネット記事への挿入、ポスターやパンフレット、書籍などに使われます。
用途に応じて活用できる写真を撮影できれば販売につながるチャンスが広がるでしょう。
近年では、スマホでも品質が高くきれいな写真を撮影できるようになったため、スマホで撮った写真も販売できるようになりました。
なかでも、需要が高いのは人物が写っている写真ですが、モデルに許可を取らないといけないためハードルは高いです。
スタジオを借りたり、メイクを頼んだりするなどの経費もかかるので、軌道に乗るまでは赤字を覚悟する必要があるでしょう。
また、無料で利用できる写真が多くあるなかで販売に結び付けるためには、ほかの販売者との差別化が欠かせません。
写真販売を副業にするメリット
世の中には副業できるジャンルが数多くありますが、そのなかでも写真販売は取り組みやすい副業のひとつです。
ここでは、写真販売のメリットを紹介します。
【写真販売を副業にするメリット】
- 初期費用がかからない
- 楽しみながら稼げる
初期費用がかからない
写真販売は、今あるスマホひとつで始められるため、初期費用がかからないのが大きなメリットです。
わざわざ一眼レフなどの高いカメラを購入する必要がなく気軽に始めてみることができるので、初心者にもおすすめの副業です。
購入する人のなかには、プロが撮影したきれいな写真よりも、素人感のある写真を好むケースもあるので、想像以上に需要が高まる可能性があります。
写真を販売するためには販売サイトに登録したうえで利用する必要がありますが、システム使用料は発生しないのが一般的です。
ただし、より魅力的な写真を撮るには高性能なカメラや画像編集ソフト、撮影機材などが必要になる場合もあります。
楽しみながら稼げる
写真販売は、楽しみながら稼げるのもメリットです。
旅行先や日常の風景を撮ることで売れる場合もあり、写真が趣味であれば楽しみながら働けます。
休日や仕事終わりでも場所を選ばず写真撮影ができるので、無理をしてがんばる必要もありません。
写真販売サイトに登録すれば、売り込みなどやクライアントとのやり取りなども必要ないため、写真撮影だけに集中できるでしょう。
ただし、簡単で誰でもできるメリットがあるだけに、裏を返せばハードルの低さからライバルが多くなるので、楽しみながらも差別化をする努力が求められます。
自分の色を出したクオリティの高い写真を提供し続ければ高評価を得られる可能性が高いので、より一層写真撮影を楽しみながら続けられるでしょう。
写真販売を副業にするデメリット
写真販売の副業には魅力的なメリットがある一方で、デメリットもあります。
マイナス要素をしっかりと押さえ、写真販売で稼ぎましょう。
【写真販売を副業にするデメリット】
- 高収入に結びつきにくい
- 好きな写真を撮るだけでは稼げない
高収入に結びつきにくい
写真販売の副業におけるデメリットは、高収入に結びつきにくい点が挙げられます。
写真販売の気軽さから多くのクリエイターが登録していて写真の数も多いため、競争率が高い分野の副業です。
膨大な写真の中から選ばれなければ収入を得るのは難しいと言えます。
写真のデータなので際限なく売ることができるものの、1枚121円の報酬で月に100枚売れたとしても月収1万1210円です。
そもそも購入意欲をそそるような写真を撮影するのが簡単ではないため、最初からコンスタントに1カ月あたり100枚売るのは難しいでしょう。
月に10万円稼ぐには、単純に月に1000枚弱の写真を販売する必要があり、1日あたり33枚以上を売らなければなりません。
つまり、写真販売で高収入を得るのは簡単ではないと言えます。
好きな写真を撮るだけでは稼げない
売れる写真を撮るには購入者が欲しくなる写真を撮影する必要があり、好きな写真だけを撮って稼ぐことは難しいでしょう。
好きな写真ジャンルが一般的なもので多くの人が撮影しているものであれば、販売につながる可能性は低くなります。
できるだけニッチなジャンルの写真撮影に目を向ける必要があるので、大きく稼ぐには興味のないジャンルの撮影も目を向ける必要にも迫られるでしょう。
売れる写真を撮影するためにニーズに対応しようとすると、趣味の写真撮影自体が苦痛になる可能性もあります。
ちなみに、撮影対象に肖像権が発生する物は提供できません。
歴史的建造物や人物を撮る際には肖像権侵害に当たらないか注意する必要があります。
写真販売ができるおすすめサイト
写真販売のメリットとデメリットから、副業としての魅力がある一方で稼ぐのは簡単ではないという点が見えてきました。
しっかりと稼ぐにはサイト選びが重要です。
そこで、写真販売ができるおすすめのサイトを紹介します。
【写真販売ができるおすすめサイト】
- PIXTA(ピクスタ)
- Snapmart(スナップマート)
- Shutterstock(シャッターストック)
大手写真販売サイト「PIXTA(ピクスタ)」
PIXTAはロイヤリティフリーの写真、動画、イラストを販売しているサイトで、ホームページやブログなどの写真素材として幅広いジャンルで利用されています。
PIXTA内で特に人気があるのは人物の写真であり、クリエイターランキングの上位は人物の写真を撮っている人がほとんどといわれています。
登録するには入門テストがあり、通過しないと投稿できない仕組みです。
一般クリエイターの場合の報酬率は22〜42%となっており、独占販売にすれば30〜48%に上げられます。
独占販売にするとPIXTA以外での販売はできなくなるものの、報酬率の高さは魅力的です。
スマホアプリで気軽に「Snapmart(スナップマート)」
Snapmartは、スマホアプリから投稿できる写真販売サイトです。
インスタ映えするオシャレな写真が多く、インスタでの投稿が得意な人ほど稼ぎやすくなっています。
ジャンルは人物や風景、動植物をはじめ、日用品や電化製品など多彩です。
プロのカメラマンが撮影したようなクオリティの高い写真だけでなく、素人が撮影したような構図、クオリティの写真もあります。
Sサイズは300円で販売されていて、報酬率はユーザーランクにより30〜60%と高めの設定です。
賞金をもらえるフォトコンテストがあるので、楽しみながら続けられるでしょう。
世界で売れる「Shutterstock(シャッターストック)」
Shutterstockは海外で認知度の高い写真販売のサイトとして知られており、画像を寄稿した人に支払った総額はすでに10億ドルを超えています。
世界で売れるので販売機会が多く売れやすいのが特徴です。
たとえば、日本ならではの風景や文化を撮影した写真が外国人に購入してもらえるチャンスがあるので、販売枚数を増やせる可能性があります。
報酬率は年間の画像数に応じて15〜40%。購入者のプランによって価格が変動する仕組みです。
グローバルコミュニティに参加すると、報酬アップにつながるツールやヒントを得られるかもしれません。
売れる写真を撮るためのポイント
写真販売では、単に撮影技術があるだけでは販売数を増やすことはできません。
ここでは、売れる写真を撮るためのポイントを紹介します。
【売れる写真を撮るためのポイント】
- コンスタントに写真をアップする
- 用途を想像して撮る
コンスタントに写真をアップする
がんばって写真撮影を続けても、売れなければモチベーションが下がってしまう人もいるかもしれません。
しかし、写真が売れなくても一定数の数を投稿することが大切です。
露出が増えれば、自然に販売機会も増えます。
検索タグを最大数つけておくことで、検索される機会も増えるので積極的に活用しましょう。
また、たくさんの写真を撮り続けていると、撮影技術の向上につながります。
販売サイトで人気のある写真を確認し、同じような写真を撮れるように練習するのも良いでしょう。
撮影を続けながら、実際に売れる写真と売れない写真の違いが分かるようになれば、徐々にかもしれませんが、売れる写真を撮影できるようになるはずです。
用途を想像して撮る
写真販売をするうえでは、購入者の使用意図を考えて撮影することが重要です。
写真に文字を入れたい企業も多いため、同じ写真でも複数の構成で撮影するとニーズにマッチしやすくなります。
たとえば、文字を入れることを想定して被写体を端に寄せて真ん中部分を空けるという方法も良いでしょう。
どのようなサイト、どんな記事で使われやすいのかまで考えて構図を決めた撮影は、最初は大変でも次第に楽しみが増えてくるものです。
また、市場調査も重要で、流行りの物や人気のある物をいち早く撮影すれば差別化できます。
ライバルよりも早い行動により、稼げるチャンスを増やせるので、アンテナを広く張っておきましょう。
センスがあれば初心者でも写真販売で稼げる!
写真販売はスマホ一台でできる一方で、センスが問われます。
高収入を得るためには市場リサーチや画像編集なども重要になるので簡単に稼げるわけではありません。
写真販売のように、本業の傍ら副業をしてみたいのであれば「物販総合研究所」で情報収集するのがおすすめです。
メールアドレスを登録すれば、副収入や副業に関するさまざまな情報が入手できるので登録しておきましょう。