海外せどり2つの方法
まずは、海外せどりの方法についてです。海外せどりには、主に大きく分けて2つの方法があります。
1つ目は、「海外の商品を日本に仕入れる方法」です。
そして2つ目は、「日本の商品を海外に向けて販売する方法」です。
では、それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
海外の商品を日本に仕入れで転売する
まずは1つ目の海外せどりの方法である、「海外の商品を日本に仕入れて転売すること」について説明していきます。
この方法は、端的にいうと、海外の販売サイトやオークションなどで商品を仕入れて、国内のネットショップやオークション、ショッピングモールなどで売るというものです。
直接海外に行って輸入を行うケースもありますが、多くの場合、すべての作業をWEB上で完結できるので、在宅ワークとしても人気があります。
時と場所を選ばないので手軽かつ気軽に始めることができるのです。
また、海外で売っている商品が欲しいというニーズに対して、人気の商品を仕入れて販売することで手数料をもらうビジネススタイルであることも特徴です。
日本の商品を海外に向けて販売する
次は、2つ目の海外せどりの方法である「日本の商品を海外に向けて販売すること」についてです。
日本の商品は、世界から見て高品質であるため、海外せどり市場のなかでも比較的人気がある商品です。
したがって、海外の商品を日本で売るだけではなく、日本の商品を海外に向けて転売する方法も試してみる価値があります。
では、具体的にどのような日本の商品が海外せどりで売れる商品といえるのでしょうか。
日本の商品で海外に人気があるものとして、CDやDVD、カメラやレトロゲーム、フィギュアや浮世絵などさまざまな商品があります。
特に、日本のアニメや日本の書籍などはせどりの定番なので、需要があります。
商品によっては、価値のあるものであれば高値で売れることも珍しくありません。
海外で仕入れをするせどりのメリット・デメリット
海外で仕入れをするせどりは、メリットとデメリットを踏まえて実践することが大切です。
では、具体的に海外で仕入れをするせどりのメリットやデメリットとは何なのでしょうか。
詳しく紹介していきます。
メリット
まずは、海外せどりのメリットについてです。
海外せどりの主な仕入れ先としてもっとも多いのはAmazonです。
Amazonで海外せどりを行うことに多くのメリットがあるからです。
1つ目のメリットは、Amazonでの海外せどりは国内では手に入りにくい商品を扱うので、商品あたりの利益は、国内で仕入れた商品と比較して大きくなる傾向にあるという点です。
2つ目のメリットは、国内での仕入れよりも、商品に対するライバルが少ないという点です。
そして3つ目のメリットは、海外製品が好きという人にとっては、趣味と実益を兼ねることができるという点です。
デメリット
次に、海外せどりのデメリットについてです。
デメリットに関しても、仕入先として一般的なAmazonせどりを主としてみていきましょう。
まず1つ目のデメリットは商品リサーチが国内製品と比べて手間がかかり、難しく感じるケースもあるという点です。
海外せどりでは、Amazon Japanで売られている商品だけでなく、日本以外のAmazonで売られている商品についてもリサーチすることが必要になります。
膨大な商品のなかから商品を選別することは、思う以上に骨の折れる作業です。それに加えて、言語の壁が大きな問題となってきます。
商品についての説明文は英語で書かれているケースが多いので、仕入れをする側にもある程度の英語の読解力を要するからです。
最近は優秀な翻訳ツールがあるので和訳にそれほど困らないこともあるかもしれませんが、それでもこの手間を煩わしいと思う人はまだ一定数いるでしょう。
2つ目は、海外で仕入れをするため手元に届くまでに、1~2週間程度かかることがあるという点です。
顧客との信頼関係が重要なポイントである海外せどりにおいて、そのタイムラグは大きなストレスとなることがあります。
料金を払ったのに商品を受け取っていない、商品がなかなか発送されないといった問題になりかねません。
そしてこれは何より、仕入れをする側の評価に関わることです。
また、国際送料や関税などの知識を必要とする場合があり、国によってそのルールや手順はバラバラです。
あとからトラブルにならないためにもしっかりと国際間の規則に関する知識を理解しておくことが必要となります。
海外せどりの仕入れ先
海外せどりの仕入れ先について、今回は特に有名な3つを紹介します。
アメリカのAmazon
まずは、最大の仕入れ先である、アメリカのAmazonについてです。
アメリカのAmazonでは、書籍、CD、DVDなどの商品を、ほとんど仕入れすることができます。
一方で、ダウンロード購入の音楽、Kindleの書籍、食料などはアメリカ国外の購入は認められていないので、仕入れを行うことができません。
また、日本に送ることができない商品を購入した場合、「Important Message」という警告が出ることもあります。
このような警告が出た場合は、発送してくれる他の店舗を探したり、「転送サービス」を利用したりすると良いでしょう。
アメリカのeBay
次は、アメリカのeBayについて説明していきます。
アメリカのeBayを利用する際には、アカウント登録をするか、アカウント登録をしないかの2つの方法を選択することで購入を行うことができます。
そして、アカウント登録の有無を設定したのちに、eBayのホームページからアクセスし、カテゴリーを選択するか、商品を検索して仕入れを始めることができます。
日本への配送が可能かどうかは、「世界中へ発送可能」「米国や他の国々へ発送可能」などのように記載されるので、その欄を参照していきます。
もし日本に発送ができない場合は、商品紹介ページの配送欄に「May Not Ship to japan」と表示されるため、「Contact Seller」を選択してセラーに問い合わせてみると良いでしょう。
AliExpress
また、日本での認知度はまだそれほどありませんが、AliExpress(アリエクスプレス)という海外では有名なせどり仕入れ先があります。
AliExpressは、アリババが運営する海外向けの通販サイトです。
アリババは日本でもいわずと知れた中国の大企業で、商品価格が安いことが最大の特徴です。
そのなかにはブランド品や高額商品などもたくさん出品されています。
しかし、コピー商品や配送のトラブルもあるため高額の商品を購入する際には注意してください。
支払方法は「クレジットカードのみ」で、会員登録が必要であることも押さえておくと良いでしょう。
日本のサイトで販売されているものも、AliExpressでは半額程度で販売されていたり、品数が豊富で送料無料の商品も存在したりするため、仕入れのコストが抑えられます。
したがって、掘り出し物を見つけて上手に仕組みを利用することで、売り上げを上げることが可能です。
海外せどりの注意点
初めて海外せどりをする場合、ツール作業をしたり、直接海外に行って仕入れるなどを行う必要があります。
では、仕入れを行う際にどのようなことを注意しなければならないのでしょうか。
海外せどりの注意点についてみていきます。
ツールを使って作業する際の注意点
まずはツールを使って海外せどりを行う際の注意点についてです。
海外せどりではそのスピードや手軽さから、最近ではアプリが仕入れのツールとしてよく用いられます。
仕入れアプリの手法にもよりますが、基本的に仕入れ先のECアプリや国内で販売するマーケットのアプリを入れておくことで、ある程度は海外せどりの作業を行うことができます。
また、海外せどりの一連の作業は、コンピュータだけではなくスマホからもできます。
しかし、本格的に仕入れの取引を行う場合には、スマホではなくパソコンがあったほうが作業しやすいです。
スマホには持ち運びやすく、どこでも仕入れを行うという利点があります。
しかし、スマホの画面では小さいので操作の間違いをするリスクや、パソコンのような複数の同時操作を行いにくいという弱点があるからです。
より安全に信頼性のある仕入れツールとしては、スマホよりパソコンで作業を行うほうが良いといえます。
また、アップツールやオークタウンなどの無在庫転売の作業を効率化するツールは、便利ではありますが、ツールによっては、規制されてしまう可能性もあります。
したがって、このような無在庫転売の作業を効率化するツールはあくまでも仕入れの補助的な役割として利用すると良いでしょう。
海外で仕入れをする際の注意点
では、海外で仕入れをする際の注意点はどのようなものがあるのでしょうか。
1つ目の注意点は、コストに関してです。海外で仕入れを行う方法として、直接仕入れの方法があります。
この方法は実物を直接見て仕入れるので、具体的にどのような商品なのかを顧客に伝えることができるメリットがあります。
顧客との信頼関係が大切なせどりにおいて、実物を知っているということは売り手にとって大きな強みとなります。
しかし、現地に行くためには、多くの費用が必要です。渡航費や、仕入れパートナーが必要となるため、かなりコストがかかることを見越しておく必要があるのです。
そのため、海外に直接行って仕入れる場合は出発前にしっかりとした仕入れ計画や販売計画を立てておくと良いでしょう。
また、計画をしっかりと事前に練ることで、無駄な時間や宿泊費をかけずにすみます。
2つ目の注意点は「返品交換ができない」ことに関してです。
不良品があった場合、国内で仕入れた商品であれば返品や交換の対応ができます。
しかし、海外で仕入れた商品を日本に持ち帰った場合、基本的に返品交換はできないと考えておいたほうが良いです。
また、海外で仕入れた機械類の商品は、故障しても修理の対応ができない場合もあるため、特に注意が必要です。
可能であれば、海外で商品を仕入れる際に、不良品があった場合や修理交換が必要になった際に仕入れ先からどのような保障があるのかについて契約を結んでおくと良いでしょう。
海外せどりのポイント
海外せどりを行うためのポイントについて紹介していきます。
海外せどりの仕入れは転送代行の利用がおすすめ
海外せどりの仕入れは転送代行の利用がおすすめです。
eBayやAliExpressなどは、日本に直送してくれたり、対応してくれたりすることが多くあります。
また、アメリカから日本への直送業者であるMyUSやmadbeest、輸入コムなどは、仕入れの際に転送代行を利用せずとも直接仕入れができます。
しかし、一部の仕入れ先は日本への輸送に対応していない場合があり、このような場合はひと工夫が必要です。
たとえば、アメリカのAmazonで仕入れた場合です。
アメリカのAmazonはすべてのストアが日本に商品を直送してくれるとは限りません。
したがって、アメリカのAmazonルートのみでは、日本への仕入れを商品によってはあきらめざるをえないことがあります。
しかし、このような問題も、輸入代行サービスを利用することでスムーズに解決することができます。
上の例でいうアメリカのAmazonの場合、アメリカから日本の転送代行業者などを利用することで、商品を輸送してくれることがあります。
海外せどりの仕入れリサーチもモノレートがおすすめ
海外せどりの仕入れリサーチを行う際、モノレートを利用することがおすすめです。
モノレートというのは、Amazonで取り扱っている商品のランキングや価格変動などを誰でも無料でチェックすることができる優れたツールです。
これによって、商品を何個仕入れると良いか、物の価値を見極めることができます。
国内せどりでは必須とされているこの便利なツールですが、海外せどりにも使うことができます。
主な使い方としては、たとえば、アメリカのAmazonで気になる商品があれば、その商品のASINコードを検索すると、日本のAmazonで売れているかどうかを知ることができます。
海外仕入れをモノレートで閲覧するポイントは、国内仕入れを行うときと同じく、ランキングのグラフをチェックしておくという点です。
当然ながら商品によってランキングの変動には大きな差があります。
しかし、ランキングをチェックする際に重要なのは、どの商品がランキングが上がったか、下がったかという観点だけではありません。
あまりランキングに変動のない商品にはどのような特徴があるのか、逆に変動しやすい商品にはどういったものがあるのか、商品仕入れの分析のために活用すると良いでしょう。
稼げるポイントをおさえて海外せどりをやってみよう!
海外せどりは、安く仕入れて高く売ることで利益が出しやすいことが特徴です。
また、直接現地に行かなくても、アプリやツールを利用して仕入れをしたり、作業をしたりすることができます。
海外せどりで稼ぐためには、多くの情報を知る必要があります。
これを機に、物販総合研究所へメールアドレスの登録をしてみてはいかがでしょうか。