LINEスタンプで収入を得るまでの流れ
LINEスタンプで収入を得るまでの流れは、下記の5ステップです。
- クリエイターの登録
- テキスト情報と画像の登録
- 審査
- 販売開始
- 売上の受け取り
→ ご利用方法 - LINE Creators Market
LINEスタンプは登録しただけでは、まだ販売できません。販売基準を満たしているか審査され、審査に通ってから販売の許可がもらえます。
いくつかの価格設定がありますので、選択してみましょう。
スタンプが売れたら、決算手数料30%を除いた売上の50%が登録口座に振り込まれます。
LINEスタンプを制作・販売できるようになったのは2014年から。「LINE Creators Market」における販売総額は1千億円を超え、売上が1億円以上のクリエイターは150人以上います。
つまり、作成したスタンプが人気になって売れ続ければ、大きく稼げるチャンスがあると証明されているのではないでしょうか。
LINEスタンプの売上分配とは?販売手数料と利益率
LINEスタンプの売上分配とはその名のとおり、スタンプの売上金をクリエイターとLINE側で分け合う方法です。
審査申請日が2015年2月1日以降の場合、売上分配金の計算式は下記のとおり。
- スタンプの売上総額 - 決算手数料30% × 50%
要するに、決済手数料を除いた70%を運営側のLINEと分け合う必要があるのです。
たとえば、スタンプの売上総額が1,000円だった場合、手取りが350円(利益率35%)になってしまうので決してリーズナブルとはいえません。
また、LINEスタンプの申請には下記の2つの方法があります。
サービス |
特徴 |
売上分配の有・無 |
LINE Creators Market |
・LINEアカウントがあればすぐ登録できる ・スタンプをLINEスタンプショップなどで販売できる ・世界中のLINEユーザーにスタンプを使ってもらえる |
売上分配有り スタンプの売上総額 - 決算手数料30% × 50% |
LINEスタンプメーカー |
・スマートフォンからLINEスタンプが簡単に作れる ・撮影した写真を加工してスタンプを作れる ・PCがなくてもクリエイター登録できる ・アプリで作成したスタンプをそのまま申請、販売できる |
売上分配の有・無を選択できる ※ただし、売上分配を受け取るには下記条件を満たす必要あり ・LINEスタンプメーカーVersion4.0以降を利用 ・初回申請時の分配設定で【有料ダウンロード/売上分配額あり】を選択して審査リクエストしたスタンプ |
LINEスタンプで収入を得るためには、「LINE Creators Market」または「LINEスタンプメーカー」から申請する必要があります。
「LINE Creators Market」からスタンプを申請した場合は、自分で利用するスタンプも購入しなければなりません。
一方で、2019年6月26日以降に「LINEスタンプメーカー」で審査リクエストしたスタンプは、クリエイター本人に限り無料でダウンロードできます。ただし、申請時の分配設定で【有料ダウンロード/売上分配金あり】を選択した人は対象外。
販売目的ではなく家族間や仲間内だけで使う場合や、手軽にアプリでスタンプを作成したい場合は「LINEスタンプメーカー」がおすすめです。
LINEスタンプは儲かるのか?
LINEスタンプは120円くらいで販売されていますが、実際どれくらいの収益があるのでしょうか?
ここでは、LINEスタンプで得られる収入について実例を含めて解説します。
実例1.月数百円
月数百円稼ぐためには、自分で購入したり知り合いに買ってもらったりする必要があります。
ただし、登録するクリエイターも多いため、新規参入で月数百円をクリアするのも簡単ではありません。
また、LINEスタンプの売上金から手数料などが差し引かれるので、利益は少額に限られます。
実例2.月数千円
身内以外の目に留まると、月数千円も見えてきます。
1つのスタンプで月3,000円の売上になれば、かなりよい方だと思ってください。
しかし、スタンプ1つだけで月数千円稼ぎ続けることは難しいので、新たなスタンプを制作したりシリーズ化したりといった工夫が必要になってきます。
また、LINEスタンプで月数千円の収入であれば、主婦の方でも社会保険の扶養内で取り組めるでしょう。
実例3.月10万円
スタンプの数が増えたりシリーズ化したりすると、月に数万円の売上を出すことも難しくありません。
ただし、そのためには登録スタンプが最低でも100以上は必要です。
1つのスタンプが大きく売れるわけでなければ、1000以上のスタンプが必要な場合もあります。
実例4.月100万円以上
LINEスタンプの数は年々増加しているので、その中から選んで買ってもらうのは難しいといえます。
その代わり、ヒットスタンプが出たり特集されたりして露出が増えると、売上が一気に上がる可能性もあります。
ヒット作が出るとシリーズで売れる傾向にあるので、稼げる金額も大きく増えるでしょう。
LINEクリエイターズスタンプの作成方法
LINEアカウントがあれば、誰でも「LINE Creators Market」に登録できます。
普段からLINEを使っている人は、どのようなスタンプなら欲しいか・使いやすいかを考えておくと制作に取りかかりやすいでしょう。
ここでは、LINEスタンプを作成する流れを詳しくご紹介します。
LINEクリエイターに登録
クリエイターとしての登録を行います。
LINEスタンプが売れると、手数料30%を除いた売上の半分が分配されます。
スタンプの「制作ガイドライン」を確認して、どのようなスタンプを作るかのイメージを固めましょう。
制作ガイドラインでは、画像の必要サイズや文字数などが確認できます。
ガイドラインに反している場合には、審査に通らないので注意が必要です。
また、「スタンプ審査ガイドライン」ではNG項目が詳しく書かれているので、必ず目を通しましょう。前もって確認しておけば、スタンプを作り直す手間を省けます。
→ 制作ガイドライン
画像を作成する
スタンプの数は、8個/16個/24個/32個/40個から選べます。
加えて、正方形のメイン画像とトークルームタブ画像が必要です。
数が必要なので、オリジナルキャラクターを考えてパターン展開させましょう。
画像はペンタブを使って描くほか、紙に描いたイラストをスマホで撮影してPCに送ったり、撮影した写真を使ったりする方法もあります。
紙に描いて撮影する場合は、太めの線でしっかり描くと仕上がりがキレイです。
画像は背景を透明にしておいてください。
審査申請~申請通過
LINE Creators Marketで「新規登録」→「スタンプ」の順にボタンをクリックして登録を進めます。
英語で書かなければならない部分もあるため、翻訳サイトを開いておくと便利です。
順番にスタンプをアップロードするか、ZIPファイルで一括アップロードしましょう。
一括アップロードする場合は、ファイル名を以下のとおりにします。
- メイン画像:main.png
- スタンプ画像:01.png?40.png
- トークルームタブ画像:tab.png
販売価格は以下の5種類です。
- 120円
- 250円
- 370円
- 490円
- 610円
相場は120円です。スタンプの値段が高すぎても売れないので注意しましょう。
審査期間は平均して1日~3日程度となっています。
申請却下となった場合は、「LINE Creators Market」のマイページで却下理由が確認できます。却下理由に沿って内容の修正を行ったあとに、再申請しましょう。
却下理由としては、背景を透明にしていないケースが多く見受けられます。
すべてのスタンプが審査に通ったら、いよいよ販売できます。
送金申請~受け取り
スタンプの販売開始後、分配金が1,000円を超えると送金申請ができます。
送金申請の流れは下記のとおりです。
- LINEクリエイターズマーケットにログイン
- 売上/送金から送金申請を選択
- 金額を確かめ送金申請ボタンを押して申請完了
送金申請する際は下記の点に注意しましょう。
- 銀行振込の場合は、振込手数料550円がかかる
- LINE Payの送金手数料は無料
- LINE Payから出金する場合は出金手数料220円がかかる
- LINE Payで受け取る場合は本人確認が必要
- LINE Payの本人確認には一定の時間がかかる
- 送金可能額は送金申請日から90日以内に振り込まれる
LINEスタンプの収入がどこに振り込まれるのかで、手元に残る利益も変わります。手数料を比較して最もお得な方法を選びましょう。
LINEスタンプ制作に使えるアプリ・サイト
ここでは、LINEスタンプを作成する際に使えるサイトやアプリを紹介します。
アプリやサイトを上手く利用すれば、効率よくスタンプの作成ができます。
ただし、注意事項もあるので併せて確認しましょう。
LINEスタンプシミュレータ
作成したスタンプがどのように見えるかをシミュレーションできます。
作成した画像自体はよくできたとしても、実際に使ってみると不具合があるかもしれないので前もって確認しましょう。
LINEスタンプメーカー
LINEスタンプメーカー」とは、スマートフォンから簡単にLINEスタンプが作成できるアプリです。
パソコンがなくても、下記の作業ができます。
- 撮った写真を加工してスタンプにする
- LINEスタンプメーカーで描いたイラストをスタンプにする
- スタンプの審査申請や販売手続き
「LINEスタンプメーカー」で販売するスタンプは、売上分配金の有無を選択することが可能になりました。
分配金を受け取らない場合は、クリエイター本人に限りスタンプを無料でダウンロードできます。
一方で、「LINE Creators Market」から申請する場合は、自分で利用するスタンプも購入しなければなりません。
販売目的ではなく家族間や仲間内だけで使う場合や、手軽にアプリでスタンプを作成したい場合は「LINEスタンプメーカー」がおすすめです。
LINEスタンプで儲けを上げるコツ
LINEスタンプの場合、スタンプの作成後に審査を通過しなければならず、売るまでにいくつかの段階があります。
販売できる状態となったら、できるだけ多く売りたいですよね。
ここでは、LINEスタンプの販売で効率よく儲かるコツをご紹介します。
海外向けに作成する
LINEは日本だけにとどまらず世界中で使われているため、海外向けのスタンプを作成するのもおすすめです。
ただし、日本とはスタンプのトレンドや用途などが違う国もあるので、事前に市場リサーチを行う必要があるでしょう。
「どんなタッチのイラストが人気なのか」を知ることが大切です。
海外向けのスタンプを作成するときは、下記の点を意識しましょう。
- 日本語を入れない
- イラストを見ただけで意味がわかる
- 表情がわかりやすい
- ジェスチャーを入れる
応用できるスタンプを作る
スタンプの販売数が伸びたら、シリーズ化できないか考えてみましょう。
シリーズ化すると、シリーズ最新のスタンプから最初に作ったスタンプに誘導できることもあります。
名前スタンプや季節感のあるスタンプ、お祝いコメントといったある程度の需要が見込めるスタンプもおすすめです。
イラストが趣味ならLINEスタンプで収入を得よう
イラスト作成が趣味なら、LINEスタンプは趣味と実益を兼ねた副業になります。
ただし、LINEスタンプは作成・審査・販売と収入までのステップが多く、1件30円程度とあまり大きくは稼げないのが現状です。
とはいえ、LINEスタンプの販売は在宅および匿名でできるので、副業禁止の会社に勤めている方でも挑戦しやすいビジネスだといえるのではないでしょうか。
オリジナルキャラのグッズを作ってメルカリで販売するなど、ほかの副業と並行した方が収入も安定します。
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