全国に展開している100円ショップ。
実は、100円ショップを利用した転売で利益を出すことが可能です。
仕入れ値も100円に消費税を上乗せした額で済むため、資金が少ない転売初心者でも始めやすいといえるでしょう。
この記事では100円ショップを利用した転売方法やコツを徹底紹介します。
これから100円ショップを使って仕入れをしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
100円ショップを利用した転売とは?

100円ショップは日本全国のいたる場所にあります。
地方の場合でも、大型ショッピングモールなどの内部に店舗を構えていることもあるため、探すのはそう難しくはないでしょう。
店によって多少の違いはあるものの、基本的にさまざまな商品を100円で販売しているのが特徴です。
収納用品やキッチン用品、清掃用具といった生活用品のほか、文房具、レジャー用品、ホビー商品、さらには食品を扱っている店舗も少なくありません。
商品によっては100円とは思えないような品質のものもあります。
そのため、100円以上の値段で売れるものもあるのです。
100円ショップを利用した転売では、こうした商品をうまく仕入れることが鍵になります。
もちろん、実際に利益が出る商品を仕入れるためには、それなりにリサーチを重ねる必要もあるので注意しましょう。
仕入れた商品は一般的な転売と同じように、オークションサイトやフリマアプリへの出品を通じて販売します。
100円ショップで仕入れた商品を高く売るのはアリ?

100円ショップで仕入れた商品を高く売ることは詐欺にあたるのではないかと心配する声もあるでしょう。
実際、仕入れ値よりも高く売ることに対して必要以上に追求してくる人もいます。
しかし、こうした行為はただ安く仕入れて高く売るという市場の基本にしたがっているだけであり、違法ではありません。
何も悪いことではないので、自信を持って始めましょう。
ただし、嘘の情報を載せて販売してはいけません。
たとえば、ブランド品であるなどと偽って販売すると、詐欺罪に問われることもあるので注意しましょう。
なお、100円ショップで仕入れたことを記載せずに出品することは問題ありません。
オークションサイトもフリマアプリも、仕入れ元や仕入れ値を記載するように義務づけていないからです。
しかし、実際に出品されているものを検索すると、100円ショップで購入したことを明記しているケースも少なからず見受けられます。
したがって、仕入れ元を伏せたまま出品することにためらいがあるならば、隠さずに記載しておくのも良いでしょう。
なお、購入希望者から仕入れ元などを聞かれた場合には、100円ショップで仕入れたことをきちんと回答する必要があります。
100円ショップで転売の仕入れをするメリット・デメリット

100円ショップを使った転売の仕入れには、メリットだけではなくデメリットも少なからず存在します。
うまく利益を出すためにも、それぞれの内容をあらかじめよく理解しておきましょう。
100円ショップで転売の仕入れを行うメリットとデメリットの具体的な内容を紹介します。
100円ショップで転売の仕入れをするメリット
100円ショップによる仕入れの最大のメリットは、なんといっても仕入れ値が安く済むことです。
仮に100個購入したとしても10000円であり、確実に利益が見込める商品でもまとめ買いがしやすいといえます。
そのため、これから転売を始める人や、自己資金が少ないという人でも参入は難しくありません。
また、仕入れ値が安いので、すぐに商品が売れなくても赤字幅が小さいというメリットがあります。
仕入れを行う店舗の状況によっては、無在庫販売も活用できます。
無在庫販売とは、手元に在庫をおかずに出品手続きだけを行い、実際に購入希望者が現れてから商品を仕入れるというもの。
在庫を抱える必要がないので、売れなかった場合の心配をしなくて済むというメリットがあります。
なお、無在庫販売そのものは違法ではありません。
しかし、オークションサイトやフリマアプリによっては禁止しているケースもあるので注意しましょう。
また、100円ショップの商品は品質の高いものが多くあります。
しかも、仕入れ時に店舗まで足を運べば、実際に商品の品質や状況の確認が可能です。
したがって、インターネット上で仕入れた場合にくらべると、確かな品質のものだけを選りすぐって販売できるというメリットがあります。
転売後、不良品としてクレームがつく可能性も少ないといえるでしょう。
100円ショップで転売の仕入れをするデメリット
実店舗で仕入れる必要があるという点は、少なからずデメリットにもなるでしょう。
出品した商品が売れるようになると、それだけ仕入れる回数が増えることになります。
つまり、何度も実店舗へ足を運ぶ必要が出てくるため、多少なりとも面倒に感じてしまうことがあるのです。
もちろん、大きな商品を複数仕入れたい場合は、車などが必要になることもあります。
あまり家から動かずに、できるだけ楽に仕入れを行いたいのであれば、少し注意しておいたほうが良いでしょう。
100円ショップは取り扱っている商品の種類が多いため、たくさんの商品を吟味できます。
しかし、本当に利益の出る商品を見極めるためには、商品の多さがかえって邪魔になることも少なくありません。
特に、誰も取り扱っていないような商品で売れそうなものを探すのは、なかなか骨が折れます。
初めのうちは、後に紹介する商品のリサーチ方法などを駆使して、売れ筋の商品をあらかじめ調べておくようにするのが良いでしょう。
当然ながら、100円ショップで販売されている商品は、誰でも100円で購入が可能です。
そのため、購入者が100円ショップで仕入れた商品であると気がつくと、クレームを入れてくることもあります。
つまり、自分で100円ショップへ行けば安く購入できたのに、といったような趣旨のクレームです。
ただし、転売では100円ショップに限らず、安く仕入れられる場所が必要になります。
そのように考えれば、この類のクレームはどのような場合でも発生するものであることがわかるはずです。
したがって、あまり気にする必要はありません。
クレームの発生率はあらかじめ織り込んだ上で、良い評価が得られることに注力しましょう。
100円ショップ転売の仕入れ先と出品先

100円ショップによる転売では、仕入れ先となるショップと、実際に販売するための出品先が欠かせません。
もちろん、近所のショップや普段から利用している出品先を使うのも良いでしょう。
しかし、ショップも出品先もそれぞれの特徴を持っているので、うまく使い分けて利益を出せるようにしたいものです。
仕入れ先のショップと仕入れた商品の出品先について、見ていきましょう。
どの100円ショップで仕入れをする?
全国各地に展開している主な100円ショップとして、DAISO(ダイソー)、Seria(セリア)、そしてCanDo(キャンドゥ)などがあります。
DAISO(ダイソー)は2019年の時点で取り扱っている商品は約70000アイテム。
毎月の新商品は約800アイテムにものぼり、常に幅広く商品を取り扱っているのが特徴です。
「DaisoSelect」と呼ばれるプライベートブランドの食品や、企業とのコラボ商品も多く扱っています。
Seria(セリア)の特徴は、手作りに特化した品ぞろえが多いことです。
ホームページでは販売している商品を使った手作り製品のレシピも公開されています。
女性のニーズに訴えかけるおしゃれでかわいらしい商品も多いので、うまくニーズを捉えられれば売れる商品を見つけられるでしょう。
一方、CanDo(キャンドゥ)の強みは、ネット通販のハードルが低いこと。
数十個単位からの注文に限られるものの、送料は無料となっており、実店舗と同じように仕入れることが可能です。
なお、紹介した各ショップの特徴をベースとしながらも、実際のショップでは店舗ごとに取り扱う商品が異なっているものです。
そのため、まずは近隣のショップへ行き、どのような商品を扱っているのかを確認しましょう。
ショップによってはオリジナルの商品や、思いがけないようなものを扱っていることもあります。
また、ショップの規模が異なると、その分だけ商品数や在庫数にも違い出てくるので、よく確認しておきましょう。
100円ショップで仕入れた商品の出品先
100円ショップで仕入れた商品の転売先としてよく利用されているのが、フリマアプリのメルカリ、大手販売サイトのAmazonです。
メルカリは出品するだけなら手数料がかからないので、気軽に出品できます。
集客力が高いので商品を見てもらえる可能性が高く、販売の手続きもさほど難しくはありません。
あるいは、オークションサイトのヤフオク!を利用するというのも効果的です。
実際の販売額は入札状況によって左右されるものの、うまくいけば高値で落札される可能性もあります。
あらかじめ即決価格や最低落札価格を設定しておけば、ショッピングサイトのような活用もできるでしょう。
また、日本の製品はその品質の高さから、海外でも人気が高いものが多くあります。
もし、販売の手続きをうまく進められるのであれば、海外のサイトで販売するというのもひとつの方法です。
100円ショップを利用した転売のコツは?

ただ仕入れて販売するだけでは、安定した利益を出すのは難しいものです。
他の転売方法と同じように、利益の出る商品をリサーチして仕入れを行い、販売率をアップするための工夫をきちんと凝らしていけば、売上アップが期待できます。
次に紹介する100円ショップを利用した転売のコツを理解して、目標とする利益を上げていきましょう。
売れる商品をリサーチする
売れる商品をリサーチするには、先人に学ぶのが良いでしょう。
つまり、他の人がどのような商品を転売しているのかを確認してみるのです。
主な販売先のサイトで100円ショップの名前を検索すると、実際に出品されている商品がヒットします。
サイトによっては実際に売れた商品の情報も検索できるので、価格相場や価格設定、利益率などを確認しましょう。
売れ筋の商品や高い利益率をほこる商品を中心にリストアップして整理すれば、そのまま仕入れ対象リストが完成します。
また、よく売れている出品者の情報から、出品方法を学ぶのも有効です。
たとえば、全10種類あるようなアイテムの場合、1個で出品するよりも10個セットの状態で出品したほうが見映えも良く、購入意欲をあおることが期待できます。
写真の撮り方を工夫する
出品において重要になるのが、写真です。
商品を検索したとき、写真は価格とともに、最初に目を引く重要な情報のひとつ。
詳細情報をクリックしてもらえるかどうかは、写真の印象にかかっているといっても過言ではありません。
特に、低価格帯の商品の場合は、1枚目の写真の印象だけで購入を決めるというケースもあるのです。
そのため、写真は多少手間をかけてでも、できるだけ印象の良いものを掲載しましょう。
もちろん、きちんと商品の情報を見てから購入を決めたいという人も多いものです。
こうした要望に応えるためにも、視点や角度を変えた写真を複数用意しましょう。
成分や仕様などが掲載されている部分を拡大した写真を掲載するのも有効です。
同じ商品について複数の出品者がいる場合でも、価格帯が同じであれば、丁寧に撮影された写真を複数掲載しているほうが良い印象を与える可能性があります。
丁寧に商品説明を記載する
写真だけではなく、商品説明についても丁寧に記載しておきましょう。
インターネット上での購入は事前に現物を確認できません。
できるかぎり詳細に情報を記載しておくことで、購入者の安心感につながり、信頼できる出品者だと印象づけられる可能性があります。
素材やサイズといった基本的な情報はもちろんのこと、主な使い方などにも触れておくと良いでしょう。
さらに一方踏み込んで、独自の使い方やユーザー目線での感想なども記載しておくと、相手の心を引きつける商品説明になります。
逆に、傷や汚れなどのネガティブな情報についても、隠さずに記載しておくことが大切です。
商品説明にない傷や汚れがあることがわかるとクレームにつながりやすく、信頼を損なう恐れがあります。
低評価の数は購入をためらわせる原因になりかねないので、あらかじめ予防策をしっかりと講じておくようにしましょう。
パッケージを変える
一歩踏み込んだコツとして、商品のパッケージを少し変えてみるのも効果的です。
たとえば、パッケージに100円ショップのネームが入った商品の場合、商品をOPP袋などに入れ替えてみましょう。
そうすれば、100円ショップの商品であるという情報が見られることもありません。
また、リボンやシールなどを使ったかわいらしいラッピングができれば、女性の購買意欲を高められる可能性があります。
特に、メルカリでは女性の利用者が多いため、こうしたラッピングが利益を生むきっかけとなることも少なくありません。
先に紹介した写真と併用すれば、多くの人の目を引きつける写真が用意できるでしょう。
100円ショップで仕入れをして転売してみよう

100円ショップを活用した転売では、簡単に商品を仕入れられます。
重要なポイントは他の転売とさほど変わりはありません。
記事で紹介したように、売れ筋の商品の情報をしっかりとリサーチし、高く売るためのコツをきちんと押さえることが大切です。
なお、物販総合研究所では転売に関するさまざまな情報を提供しています。
ぜひメールアドレスを登録して情報を入手し、転売を成功に導きましょう。
