休日や隙間時間を使って何か副業を考えているならば、物販はおすすめです。
とはいえ、物販でどのように稼ぐのか、他の副業とどう違うのかは分かりづらいかもしれません。
まずは、物販の仕組みと他の副業との違いをお伝えします。
物販は、仕入れた商品を販売して利益を得るビジネスです。仕入価格よりも高く売ることで、その差額が利益となります。
たとえば、雑貨店のセールで有名ブランドのコーヒーカップセットを2,000円で仕入れたとしましょう。この商品がフリマアプリで4,500円で売れた場合、手数料などを引いた残りの約2,000円が利益として手元に残ります。
物販以外にも、世の中にはさまざまな副業があります。例えば、動画編集やWebライターなどは人気ですよね。とはいえ、これらの副業は始めるのにスキルや知識が必要で、基本的には自分で仕事を獲得しないと収入を得るのが難しいんです。
その点、物販は特別なスキルは不要で始められます。実際に仕入れや販売を始めてみて、経験しながら学ぶことも多いので、「やるぞ！」と思ったその日から1人で始められるのも魅力です。
物販を副業にした場合、以下のような7つのメリットが挙げられます。
これらのメリットをそれぞれ解説していきます。
物販を始めるには、特別な資格は必要ありません。ネットショッピングやフリマアプリの操作ができれば、難しいスキルも不要です。
初めて物販をする場合は知識がなくて不安になることもありますが、実際に経験する中で徐々に知識を身につけられるので、初心者でも問題ありません。
また、物販は初期費用を抑えてスタートできるので、費用面でも安心です。
物販のおもな作業であるリサーチや仕入れ、出品や顧客対応などは、ネットを使って自宅で行えます。
また、発送も集荷サービスを利用すれば自宅からでも可能です。近くの郵便局やコンビニを使う発送方法も多いので、都合に合わせやすいでしょう。
基本的な作業は、パソコンやスマホがあれば行えるため、休日を有効活用して在宅で取り組めるのが魅力です。
物販は作業を分けて行えるため、本業の通勤時間や休日などの隙間時間を活用しやすい点もメリットです。
たとえば、リサーチや出品作業などはスマホでもできる作業です。本業が忙しい人でも、短い時間を積み重ねて成果を出すことができます。
物販はこれまで多くの人が取り組んで成果を上げているビジネスモデルで、成功パターンがすでに確立されています。
売れる商品や販売戦略などの情報も多くあるので、正しい方法で取り組めば成果を上げやすいですよ。
副業で物販を行う場合、基本的にあらゆる作業を1人で担うことになります。
マーケティングや在庫管理、顧客対応などのビジネススキルも、物販を通じて自然と身につく点も魅力です。さらに運営を続ければ、収支管理などもできるようになります。
副業をしながら幅広い知識を身につけられることは、物販のメリットの1つと言えます。
物販は、売れればすぐに収益が発生するため、成果を実感しやすい副業です。とくにメルカリなどのフリマアプリでは、出品した途端に売れることもめずらしくありません。
また、売上の変化からリサーチや販売戦略の効果を実感できるので、モチベーションの維持という面でも強みがあります。
物販しながら身についたスキルは、本業に応用できるものが多いです。
本業でのステップアップはもちろん、副業を続けることでビジネスの規模を拡大し、独立を目指すことも可能です。また、将来のキャリアの選択肢を増やす手段にもなります。
物販には、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあることを知っておきましょう。
それぞれのデメリットについて解説していきます。
物販は、仕入れた商品を販売して利益を得る仕組みです。そのため、売れ残ってしまうと在庫を抱えてしまい、資金を回収できなくなるリスクがあります。
とくに、季節や流行に左右される商品は、売るタイミングを見極めて仕入れることが大切です。
副業の場合、仕入れ前のリサーチと在庫管理が課題になりやすいので、まずは少量から仕入れを始めて、実際に販売してみながらリサーチと在庫管理の基本を学ぶことをおすすめします。
また、在庫リスクを抑えられる物販の手法として無在庫販売を取り入れることも可能です。ビジネスをさらに大きくしたいと考えるならば、検討してみるのもよいでしょう。
物販では、リサーチ・仕入れ・出品・発送・顧客対応などの多くの作業が発生します。慣れないうちは、ひとつひとつの作業に思った以上に時間がかかる場合もあります。
本業と両立していけるか不安を感じるかもしれませんが、繰り返していくうちに優先順位をつけて効率よく作業できるようになりますよ。
また、順調に成果を上げられるようになれば、作業の一部を外注化することも可能です。自分がすべき作業を分けられるようになるので、負担が軽減できます。
物販では、売れる商品を見極めるために市場の動向や競合を分析する継続的なリサーチが欠かせません。
けれども、副業の場合は、リサーチに割ける時間も限られますよね。
物販総合研究所では、物販のノウハウを提供し、独自のツールを開発・提供しています。自分の副業を上手に進めるために、こうした情報やノウハウを積極的に活用しましょう。
一口に「物販」と言っても、実にさまざまな手法があります。
物販総合研究所では、現在以下の11種類の物販のノウハウを提供しています。
これらの堅実に稼げる物販の方法を国内と海外に分けて紹介しますので、「自分に向いてるのはどれかな？」と考えながら、参考にしてください。
副業や物販が初めての場合は、まずは国内で販売してみましょう。
堅実に稼ぐためは、以下の方法がおすすめです。それぞれ特徴があるので、自分の得意なことやライフスタイルに合った方法を探してみてください。
【楽天せどり（PoiPoiせどり）】
【中古品無在庫販売】
【メーカー仕入れ物販】
【ブランド品リペア転売】
【アパレルブランドせどり】
物販の副業は、世界市場を相手にすることも可能です。
大きな利益が狙える海外輸出や海外輸入の手法には、以下のようなものがあります。
【eBay＆Shopee無在庫輸出】
【中国輸入OEM】
【アンティークコインビジネス】
【無在庫韓国輸出】
【BUYMA輸入ビジネス】
【海外メーカー品×クラファン】
これから物販を副業にしたい方のために、ここでは王道と言えるような最も基本的なやり方を紹介します。
以下の流れをそれぞれ解説するので、まずはこのやり方で少量から物販を始めてみてください。
まずは自分が扱いたい商品ジャンルを決めましょう。「自分の好きなことや詳しい分野、興味の持てるジャンル」だと継続しやすく、リサーチもしやすくなります。
また、需要があるか競合が多すぎないかも重要なポイントです。トレンド商品やニッチな市場を狙うことで、差別化しやすくなります。
仕入れたい商品が見つかったら、送料なども考慮して最終的に利益がでる商品かを見極めることも大切です。
販売するプラットフォームはそれぞれ強みが違います。売りたい商品に合った販売先を選ぶことが成功の秘訣です。
例えば、日用品を手軽に出品するならメルカリ、家電などある程度利益を見込める商品をしっかり売っていくならAmazon、アンティークやヴィンテージアイテムならヤフオク、アパレル系のハイブランドならBUYMAがおすすめのプラットフォームです。
販売先を選ぶときには、各プラットフォームの手数料やルール、ユーザー層を比較してください。
このブログでは、最適な仕入れ先・販売先を選んで稼げるようにさまざまなプラットフォームでの販売の仕方やコツを紹介した記事を公開しています。ぜひ参考にしてください。
扱いたい商品によって、仕入れ先は異なります。
商品の仕入れ先は、「オンライン」で仕入れるか「実店舗」に足を運んで仕入れるか、大きく分けるとこの2つです。
また、「新品」を売るのか「中古品」を売るのか、「国内」で仕入れるのか「輸入」で仕入れるのかによっても仕入れ先が異なります。
以下の記事では、国内外のさまざまな仕入れ先について解説しているので、こちらもチェックして目的にあった仕入れ先を見つけてください。
（関連）物販の仕入れ先100選｜あなたに合う方法と注意点をプロが徹底解説！
仕入れができたら、次はいよいよ販売です。
どのプラットフォームを選んだとしても、商品ページは売上に影響するためこだわって作りましょう。
写真や説明文で商品の魅力を伝えることや、競合を参考にして利益が出る価格設定をすることで、商品を探している人に見つけてもらいやすくなります。
出品後も、ユーザーの反応や売上を見ながら商品のタイトルや説明文を改善していきましょう。
注文が入ったら、商品の梱包・発送を行います。商品が無事に届くよう、緩衝材や防水対策を忘れずにしてください。
梱包や発送連絡などは、購入者の評価につながりやすいポイントです。地道な作業が多くなる部分ですが、気を抜かずに丁寧に作業しましょう。
副業で物販を始めるときに、いきあたりばったりで始めてしまうと失敗してしまうおそれがあります。
これから物販を始める方が失敗しないためには、以下のようなことに注意しましょう。
ここでは、それぞれの注意点やコツについて解説します。
物販副業を始めるときには、いきなり仕入れを始めるのではなく、物販の第一歩として自宅にある不用品をメルカリで販売するのがおすすめです。
メルカリで出品から販売までの一連の流れを体験してみると、物販が自分に合うかどうかを判断できます。
たとえば、使わなくなった家電や衣類、ゲームなどをフリマアプリで出品してみましょう。物販が合う人ならば、この出品の作業を「楽しい」と感じられるはずです。
物販は、商品が売れ残ったり在庫を過剰に抱えてしまったりするリスクがあります。
そのため、始めから大量に仕入れて大きな利益を狙おうとせず、まずは1か月に数千円～1万円の利益を目指して小さい規模で始めると安全です。
小さな規模から始めて、売れ行きを見ながら徐々に規模を拡大するのが理想的な形です。物販は、小さな成功をコツコツ積み上げられる人が成功します。
国内で継続的に仕入れて販売する場合は、古物商許可証が必要です。
古物商許可証は、一度市場に出回った商品を仕入れて販売する際に必要となる資格のようなもので、新品・中古品どちらを仕入れる場合でも、事前に取得しておくことをおすすめします。
許可証の取得は法人だけでなく個人でも可能です。許可証の申請は警察署で行います。
当然のことではありますが、法律に抵触する可能性がある商品や、利用するプラットフォームの規約で禁止されているものは出品できません。
特に以下のものは扱わないようにしましょう。
フリマアプリは個人間取引ですが、商売として行っていると判断されれば古物商許可が必要です。中古品などを扱う場合は、注意してください。
物販で得られる利益は、単純に「販売価格 － 仕入れ価格」ではありません。仕入れにかかるコストも差し引いた金額が利益になります。
利用するプラットフォームによって、かかるコストに違いがありますが、おもに必要になるコストは以下のようなものです。
利益の出る出品をするためには、仕入れ価格の安さだけに注目せず、販売にかかるコストをきちんと計算できるようになりましょう。
物販副業で得た利益が一定額を超えると、確定申告が必要になります。
副業と本業では違いがありますが、副業の場合は年間所得が20万円を超えると申告義務が発生します。
物販を始めても、すぐに結果が出るとは限りません。すぐに結果が出なくても、あきらめずに試行錯誤を続けることが重要です。地道に継続している人ほど、成果につなげることができますよ。
以下の記事では初心者にありがちな失敗例を紹介しています。成功のためのポイントも解説しているので、チェックしてみてください。
（関連）物販ビジネスでありがちな失敗事例から成功するためのポイントまで一挙解説
ここまで物販を副業にするためのやり方やコツなどを伝えてきましたが、まだ以下のような疑問が残っているかもしれません。
これらの質問に回答していきます。
はい。物販は立派な副業です。
場所や時間を選ばずにできるため、本業で忙しい人でもチャレンジできますよ。
ただし、勤務している会社によっては副業を制限している場合があるので、就業規則を確認してから始めましょう。
「物販を副業にすれば誰でも簡単に大儲けできる」という話は怪しいと思っていいでしょう。物販総合研究所では、「簡単に稼げると思っていると失敗しますよ」と伝えています。
ネット上には物販副業に関する情報が大量にあるので、どの情報が信頼できるかを見極める必要があります。信頼できる情報を元にして、コツコツと取り組めば利益も上がってくるでしょう。
物販ビジネスで詐欺に遭わないためには、以下の記事を参考にしながら信頼できる情報源を探してください。
（関連）物販の副業は怪しい？物販ビジネス詐欺の見分け方＆対処法
これは、「人それぞれ」と言えます。
物販スクールは稼ぐための情報やノウハウを提供してくれます。「短期間でノウハウを身につけたい」「絶対に稼げるようになりたい」という熱い思いがある人にとっては、実際に稼いでいる経験者から得られる知識や情報は有益なものと言えるでしょう。
ただし、「入って失敗だった」というスクールに当たってしまう場合もあります。以下の記事では、物販スクールの選び方と、物販総合研究所のスクールを紹介していますので、参考にしてください！
（関連）【物販総合研究所】物販スクールは必要？選び方と成果直結の10コース紹介
今回は、物販の副業について、その仕組みからメリット・デメリット、具体的な始め方、そして失敗しないための注意点までを網羅的に解説しました。
物販は、特別なスキルがなくても誰でも始められる、再現性の高い副業です。正しい知識を身につけて実践すれば、あなたの生活を豊かにする収入の柱になり得ます。
ここまで読んで、「自分にもできるだろうか」と、まだ不安を感じている方もいるかもしれません。でも、ご安心ください！
物販総合研究所では、あなたに合った物販の方法が診断できるツールを用意しています。いくつかの質問に答えていくだけで、「これが向いているよ！」と教えてくれるので、ぜひ試してみてくださいね！