なぜせどりは儲かるのか?
せどりは儲けを出しやすいといわれているビジネスの1つです。
ここでは、なぜせどりが儲かるのかについて解説します。
誰もが参加できるから
せどりの趣旨は安く買ったものを高く売ることであり、他のビジネスと比較しても仕組みが単純で分かりやすいです。
他のビジネスで儲けを出すためには、多少なりとも知識やスキルを必要とします。
しかし、せどりは商品を安く仕入れて販売し、発送するという3ステップだけなので、始める際に特別な知識やスキルは必要ありません。
また、世の中には学歴や資格がなければその仕事に就くことができないものもあります。
しかし、せどりを始めるにあたって学歴や資格は関係ないため、思い立ったその日から誰でも気軽に始めることが可能です。
本業だけでは収入が十分に得られない場合、副業を行う人や探す人もいます。
世の中には副業にできるさまざまな仕事がありますが、せどりはそれらと比べても参入障壁が低く、気軽に始めることが可能です。
既存の集客媒体が使えるから
どんなビジネスを行うにしても、集客できるかどうかがビジネスを成功させるためのカギとなります。
たとえどんなに良い商品を扱っていたとしても、お客様の目に留まることがなければ商品を買ってもらうことはできず、商売を続けていくことは不可能です。
ビジネスを行う際に、集客がうまくできずにつまずいてしまう人は少なくありません。
せどりは、Amazonなど一般的に認知されており集客力がある販売サイトを使ってビジネスを行うため、集客に関する悩みは少なくなります。
Amazonに仕入れた商品を販売することによって、多くのお客様の目に留まることとなり、自分で店舗を持つ場合などと比べて商品は売れやすいです。
自分で店舗を構える場合は、店舗の賃料や人件費などさまざまな費用が必要になります。
しかし、せどりはAmazonなどに商品を送るとAmazonが販売も行ってくれるため、自分で商品の販売をしたり店舗を構えたりする必要がありません。
結果として、ビジネスを始めるうえでのリスクもより少なくすることができます。
物を買う行為がなくなる可能性は低いから
これまでの人類の歴史を振り返ると、人は所有欲に支配されてきたといっても過言ではありません。
人々が何かを買いたい、所有したいと思う気持ちは、たとえ時代が移り変わったとしてもなくなることはないでしょう。
人によって価値観や欲しいと思うものは異なります。
ある人にとってはつまらないと感じるものでも、他の人にとっては宝のように感じられるものも少なくありません。
人の数だけものの需要はあるといっても過言ではないでしょう。
一方、時代の移り変わりによって、これまでビジネスとして成立していたものが成立しなくなる場合があります。
たとえば、AIや外国人労働者などの影響で仕事がなくなる人もいるでしょう。
しかし、せどりはものを売ることを趣旨としているため、ものの売り買いがなくなることは考えにくいです。
しかも、月日が経てば、どんどん新しいものが発売されていき、新しいものが増えれば、それだけビジネスチャンスも広がります。
そういう意味で、せどりは無限の可能性を秘めたビジネスだといえるでしょう。
せどりで儲けられない人がいる理由
ビジネスとして成功できる可能性が高いせどりですが、せどりをする人全員が儲けを出せているわけではありません。
ここでは、せどりで儲けを出せない人の原因は何にあるのかを解説します。
需要のない商品を仕入れている
せどりは商品を安く仕入れをして、仕入れた価格よりも高い価格で販売することによって利益を出す仕組みです。
それを行うことができなければ稼ぐことはできません。
せどりを始めるには、まず商品を仕入れる必要がありますが、仕入れる商品は何でもよいというわけではないのです。
売れる商品と売れない商品があります。
たとえどんなに良い商品だったとしても、それを欲しいと思う人がいなければ売れることはありません。
売れなければ、利益を出せないどころか商品を仕入れるために使ったお金を回収することすらできないです。
その状態が続けば、いずれ資金は底をついてしまうでしょう。
せどりでうまく儲けが出せない人は、需要のない商品を仕入れてしまっているのかもしれません。
せどりで儲けを出すには、売れ筋の商品を仕入れることがポイントです。
資金が足りていない
せどりで得られる利益は人それぞれ異なりますが、20%程度という人が多いです。
100万円運用した場合で20万円の利益になります。
せどりは少額からでも始めることができますが、ある程度の資金がなければあまり仕入れも多くできず、利益もそれほど多く見込めません。
せいぜいお小遣い稼ぎ程度の金額しか得られないでしょう。
それなりに利益を大きくしたいのであれば、ある程度まとまった資金が必要です。
また、商品の仕入れにもお金はかかりますが、仕入れた後売れるまでその商品を保管しておかねばなりません。
ものによっては保管場所を確保しなければならず、そのための資金も必要です。
せどりでうまく儲けが出せない人は、資金の使い方をよく理解できていないケースも少なくないです。
高利益の商品だけを狙っている
せどりをしている人の中には「1000円で仕入れたものが30倍の値段で売れた」などと、自身のブログなどで自慢しているケースが見受けられます。
このようなブログを見た人が、自分も同じようになれることを夢見てせどりを始めるケースは少なくありません。
高い利益率が出る商品ばかりを狙って、利益率が20%程度の商品には目もくれないというケースは意外と多いです。
しかし、利益率の高い商品はそれほどたくさんあるわけではありません。
むしろ、そういう商品に出会えた人は運が良かっただけというケースも多いです。
利益率の高い商品に出会えたとしても、誰しもがそのような商品を仕入れようとするためライバルも多くなります。
結果的に、仕入れ自体が難しいという事態が生じることも多いです。
また、利益率が高いことばかりに着目して、実際に売れている商品なのかを確認せずに仕入れている人もいます。
いくら利益率が高くても需要がなければ売れないため、不良在庫となっていくでしょう。
楽に儲けようとしている
せどりは、安く仕入れた商品を高く売ることで利益を出すというシンプルな仕組みであることから、楽に儲けることができると勘違いしている人がいます。
確かにせどりを始めるのは簡単ですが、楽に儲けられるビジネスではありません。
せどりでは商品を安く仕入れることがポイントですが、安く仕入れるにはそれなりのコツが必要です。
せどりを始めたばかりの初心者は、売れ筋商品が何か、安く仕入れるためのコツは何かすら分かりません。
売れ筋商品は何かをリサーチしたり安く仕入れるためのコツを探ったりと、自分なりにノウハウを蓄積して身に付けていく必要があります。
また、分からないことがあったときに自分で調べずに、すぐに他人に聞きたがる人もいるのではないでしょうか。
こうした他力本願な考え方が念頭にあると、せどりで儲けることは難しいです。
自分で考えて主体的に行動することができてこそ、儲けが得られます。
せどりは楽に儲けが出せると勘違いしたままでは、時間とお金を無駄にしかねません。
行動量が足りていない
せどりに限らず、ビジネス全般で成功を納めるためには行動力があることが肝要です。
何も行動を起こさないで成功を手にすることはできません。
せどりは、利益率が高く回転率も良い商品を探すことが重要なポイントとなるため、仕入れる前にそのような商品を探すことに時間をかける必要があります。
儲けが出せる商品を探すためにいかに時間を使えるかが、せどりを成功させられるか否かの分かれ目です。
最初に儲けられる商品探しに時間をかけて商品リストを作っていくことで、後から儲けが出てくるという流れになります。
せどりで思うように儲けを出せていない人は、仕入れの段階での行動量が十分とはいえないケースも少なくありません。
1つのことにこだわり過ぎている
せどりの仕入れ先や商品ジャンルは複数あります。
選択肢はたくさんあるにも関わらず、仕入先や商品ジャンルを1つに決めてこだわっている人も少なくありません。
1つの仕入れ先やジャンルがブームで儲かるからとこだわっていると、その市場は飽和してしまいます。
また、儲かる市場やジャンルを見つけたとしてもそこにこだわっていれば、いずれ人があふれて飽和し、商品を仕入れるのが難しくなってしまうときが来るでしょう。
そのためにも視野を広くして、あまり1つの市場やジャンルにこだわりすぎずに複数の市場やジャンルで商品探しをしていくことがポイントです。
結果的にそのほうがせどりを続けていきやすくなります。
初心者がせどりで儲けるために必要なマインドについて
ここからは、初心者がせどりで儲けを出すためにはどんなマインドが必要なのかについて解説します。
簡単に儲けられないことを理解する
安く仕入れたものを高く売ることによって売り値と買い値の差額である利益を得ることがせどりの本質です。
しかし、せどりで儲けを出すことは決して簡単ではありません。
少なくとも最初は知識も経験も何もないところから始めます。
せどりで儲けるためには、しっかりとしたノウハウを身に付けることが必須です。
ノウハウを身に付けるためには、自己投資をしたり勉強をしたりする時間が欠かせません。
せどりを長く続けている人は、そのようにしてノウハウを身に付けています。
これから新しく始めるのであれば、既にせどりで実績を上げている人の中でビジネスを行うため、利益を上げることは簡単ではありません。
せどりは商品選びから仕入れ、出荷までをすべて自分で行うことが必要です。
せどりを始めるなら、雇われではなく事業者であることを自覚して、全力で取り組む姿勢がなければ成果を出せないことを理解しておきましょう。
とにかく行動する
せどりで儲けを出すためには、どんな商品を仕入れるかが肝心です。
そのために、まず利益率が高く回転率も良い商品を探すところから始めなければなりません。
逆にいえば、商品探しにいかに時間をかけられるかが、せどりで儲けられるか否かの分かれ道になります。
いくら利益率が高くとも需要がなければ売れません。
需要のある商品を探すのは、決して簡単なこととはいえないです。
また、人が作った商品リストをそのまま流用しても儲けることはできません。
あくまで自分の力で調べて商品リストを作ることが必要です。
仕入れるべき商品を探せるようになるまで時間もかかるため、即効性を求めていると落胆してしまいます。
儲けを出せる商品を見つけるまであきらめないという強い心を持って行動を起こしていくことが大切です。
1つのことに固執しない
商品探しをしていくなかで儲かりそうなジャンルが見つかったとしても、1つのジャンルにこだわっているといつか儲けが出せなくなるときが来ます。
ものにはブームがあればそのブームが去るときが必ず来るからです。
ブームが去ったときには人々から見向きもされなくなることが多々あります。
また、あるジャンルに人気があるとなれば多くの人が群がり、商品が市場にだぶつき、結果として値崩れが起こることも少なくありません。
それらのリスクを避けるために、1つのジャンルにこだわらず幅広いジャンルで商品探しをしていくとよいでしょう。
強いこだわりを捨て、状況に応じて柔軟な姿勢で商品探しをしていくことがポイントです。
楽して儲けようとしない
せどりで儲けが出せない人ほど利益率の大きい商品を扱おうとしている傾向があります。
いくら利益率が高くても売れなければ意味がありません。
一部上場の企業ですら、利益率は数%~10%程度というのが一般的です。
せどりの場合、少ない資金で大きな利益率が上げられる事例があったとしても、それはごくまれな事例であることを頭に入れておく必要があります。
利益率よりも回転率のほうを重視したほうがよいです。
1個あたりの利益率はあまり高くなくても、確実に売れるものを選んでコツコツと売り上げを積み重ねていくことが大切になります。
目標とする利益率は堅実な数値を設定しましょう。
長い目で見ると、結果的にそのほうが儲けにつながっていきます。
せどりで儲かるのかどうかは自分次第
せどりは商品を安く仕入れて高く売ることで利益を得るビジネスです。
シンプルな仕組みながら儲けを出せるかどうかは、自分次第なところがあります。
儲かる商品を探すためには、それなりに時間や労力を必要とするため、簡単に儲けを出せるとはいえません。
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