eBayキャンセルの基本ルール:条件と期限

eBayに出品していると、商品が売れた後に「やっぱりキャンセルしたい」とバイヤー(購入者)から連絡がきたり、予期せぬトラブルが起こったりして発送できないというケースに遭うことがあります。
ここで言う「キャンセル」は、取引そのものを無かったことにする手続きのことを指します。eBayでは商品の発送前であればキャンセルが認められていますが、キャンセルリクエストができる期限は「商品の発送前かつ購入から30日以内」に限られるので注意しましょう。
また、この場合のキャンセルは、発送後に返品や返金をすることとは、別の扱いになります。
eBayでは、バイヤーからのキャンセル申請を承諾するのも拒否するのも可能です。けれども、キャンセルを拒否してそのまま発送したとしても、バイヤーから返品されてしまう可能性もあります。
eBayでトラブルを避けるためには、ある程度広い心をもってキャンセルを容認することも必要になってきますよ。
eBayキャンセル理由の4大パターン

eBayのキャンセル処理自体はそれほど難しいものではありません。ただし、キャンセル理由を選択する必要があり、「どの理由を選んだか」によって、アカウントへの影響が天と地ほど違ってくるので注意が必要です。
キャンセル理由は「バイヤー側の問題」と「セラー(販売者)側の問題」の大きく2つに分かれます。
さらに細かく分けると、以下の4つのパターンがあります。
この4パターンについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。また、キャンセル処理については、以下の動画でも参考にしてください。
1. バイヤーからのキャンセルリクエスト

「気が変わった」「間違えて購入した」「もっと安い商品を見つけた」というキャンセル理由の場合、明らかにバイヤー都合によるキャンセルになります。
この場合、セラー側には一切ペナルティはありません。セラーの評価指標であるSeller Levelが下げられるなどの悪影響もないので、そのままキャンセルリクエストを受け入れて、速やかにキャンセルと返金処理をしてあげましょう。
キャンセルや返金の具体的な方法は、後ほど紹介していきます。
2. バイヤーの代金未払い

商品が購入された後に、バイヤーがいっこうに支払いしてくれず、やむを得ずキャンセルとなるケースがあります。
eBayでは、購入から4日経過しても支払いが完了しない場合は、「未払い」を理由に注文をキャンセルすることが可能です。
この場合、セラー側からキャンセルをリクエストしますが、セラー側がペナルティを受けることはないので安心してくださいね。
(参考)eBay公式|商品代金未払いの解決(※別タブで開きます)
3. バイヤーの住所不備による発送不能

バイヤーが登録した住所が明らかに間違っていて、メッセージで確認しようとしても連絡が取れない場合も、キャンセルの対象となることがあります。
この場合、キャンセルリクエストをしてから10日前後で自動で取引がキャンセルされます。もちろんセラー側に過失はないため、アカウントへのダメージを受けることはありません。
4.【注意】セラー都合キャンセル(在庫切れ)

最も注意が必要なのが、セラー都合で取引をキャンセルするケースです。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
- 無在庫で出品していたが、仕入れ先で在庫切れになって発送できない
- 検品したら商品が破損していた
- 販売価格を間違えていたことに購入されてから気づいた など
これらの理由でキャンセルすると、「取引不履行」とみなされます。その結果として、アカウントのパフォーマンス指数が下がるおそれもあるので注意しましょう。
セラー都合のキャンセルリスクについては、このあとさらに詳しく解説していきます。
eBayでセラー都合キャンセルをするリスクと解決策

セラー側の都合でキャンセルをすると、どんなリスクがあるのでしょうか。リスクを回避するための解決策もお伝えします。
セラー都合キャンセルのペナルティ
在庫切れなどのセラー都合の理由でキャンセルすると、eBayから「取引不履行」とみなされ、アカウントのパフォーマンス指数が下がってしまいます。そのうえ、検索結果の上位に表示されにくくなるので、売れ行きに影響する可能性も…。
ただし、これらのペナルティをおそれて、無断で「バイヤー都合」としてキャンセル処理するのは危険です。
eBayでは、在庫が無いのにバイヤー都合でのキャンセルを強行したり、バイヤーにキャンセルしてくれるようにお願いするメッセージを送ったりすると、「BBE(Bad Buyer Experience)」に該当するとしてポリシー違反のペナルティを与える場合があるんですね。
トラブルを最小限に抑える根本的な解決策
では、どうしてもセラー都合でキャンセルしたい場合はどうしたらいいのでしょうか。
キャンセルによるトラブルを防いでアカウントへの悪影響を防ぐには、小手先だけのテクニックではなく「王道で正直な対応」を貫くことが唯一の正解と言えます。
具体的には以下の方法になります。
①マイナス(赤字)になっても必ず商品を送る
仕入れ先の在庫が切れていたとしても、他のサイトや店舗を必死に探して、見つけたら必ず発送する方法です。たとえ安く仕入れられずに赤字になるとしても、アカウントに傷がつくよりはるかにマシです。
②どうしても無理な場合は誠心誠意謝る
あらゆる手段を尽くしても商品が用意できない場合や、破損してしまった場合には、正直にバイヤーへ状況を説明して誠心誠意謝罪しましょう。その上で、潔く正しい理由を選んでキャンセル処理を行ってください。
③取引数(分母)を増やして土台を固める
ペナルティの影響を最小限にする最強の防衛策は、「普段からたくさん販売して、良い評価を貯めておくこと」です。例えば、100回に1回のキャンセルと、1000回に1回のキャンセルでは、後者の方がアカウントパフォーマンスへの影響は圧倒的に小さくなります。
ちなみに、キャンセルに誠実に対応することはもちろん大切ですが、そもそもしっかり在庫管理を行っておくことも重要。物販総合研究所では、「Sekai Pocket」という独自ツールで仕入れ先の在庫を常に監視して、仕入れ先が売り切れとなった時点でeBayの出品を自動で取り下げる対応を行っています。
Sekai Pocketについては、以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
(関連)eBay無在庫販売ツールおすすめの決定版!独自ツール「Sekai Pocket」とは?
eBayのキャンセルオーダー処理方法

それでは、実際にキャンセル手順をみていきましょう。Seller Hub(セラーハブ)から数クリックで完了するので、操作自体はとてもシンプルですよ。
①Seller Hubの「Orders」タブから、該当する注文を探す
②注文の左側にある「▼(プルダウンメニュー)」をクリックする

③メニューの中から「Cancel order」
を選択する

④「Reason for canceling(キャンセルの理由)」のドロップダウンリストが表示されるので、状況に合った正しい理由を選択する

⑤「Submit(送信)」をクリックすればキャンセル完了

eBayでキャンセルした場合の「返金」と「手数料」

キャンセル処理をすると、すでに支払われたお金の行方はどうなるのでしょうか。
ここでは、「返金」と「手数料」について解説します。
eBayキャンセルの返金の仕組み
eBayのシステム上、Seller Hubから正しい手順でキャンセル処理を行えば、すでに支払われた金額は、自動的にバイヤーへ返金されます。
セラーが別途PayPalやPayoneerで手動送金する必要はありません。
eBayキャンセルの手数料の仕組み
取引が成立した時点でeBayに徴収される「落札手数料」も、キャンセルが正常に完了すれば、基本的にはセラーに返還されます。
ただし、セラー都合のキャンセルの場合は注文ごとの固定額($0.40)は返還されない仕組みになっています。
手数料がいくらになるかは、以下の記事の計算シートを使えば簡単に調べられるので、参考にしてくださいね。
(関連)【計算機つき】eBay出品の手数料っていくら?実例と計算シートも紹介!
eBayのキャンセルに関するよくある質問

eBayのキャンセルでよく受ける質問を紹介します。
ここでは、それぞれの質問に回答します。
Q1. eBayでキャンセルリクエストが来たら?
A. バイヤー側からキャンセルリクエストが届いた場合、商品をまだ発送していなければ3日以内にキャンセル処理を進めてあげましょう。
キャンセルの具体的な処理方法は、この記事内の「eBayのキャンセルオーダー処理方法」で解説しているので、確認してください。
Q2. バイヤー都合キャンセルの場合もペナルティはある?
A. バイヤー側の都合でキャンセルになる場合は、セラー側にペナルティはありません。セラーのアカウントパフォーマンスにも影響はないので安心してください。
Q3. 複数購入されたうち、一部の商品だけキャンセルはできる?
A. eBayのキャンセル機能では、1つの注文(オーダー)に含まれる複数の商品のうち、一部だけをキャンセルすることはできません。
一部の商品だけをキャンセルする場合は、「Send refund」から該当商品だけを返金対応してください。
eBayのキャンセルは誠実な対応で乗り切ろう!

というわけで、キャンセルはゼロにするんじゃなくて、出たときに対応できるようにしておくことが大切なんだ!

なるほど! 僕も誠実に対応するぞー!
eBayでの販売を続けていれば、キャンセル対応は避けては通れない道です。その際、特に重要なのが、「アカウントを守るために、誠実で王道な対応を貫く」こと。
ペナルティを恐れて嘘の理由(バイヤー都合)を選んだり、無理な交渉をしたりすると、かえってアカウントの寿命を縮めてしまいます。日頃からしっかりと在庫管理(ツールの活用など)を行い、強いアカウントを育てていきましょう!
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