「BASE」と「Shopify」の大きな違い

なんとなく似ているのでは…と思ってしまう「BASE」と「Shopify」。ですが、それぞれが得意とする領域や想定ユーザーは大きく異なります。
比較をスムーズに理解するために、まずは両サービスの立ち位置から整理していきましょう!
イメージの違い|「日本向け(BASE)」vs「世界標準(Shopify)」

ネットショップをつくる上でまず押さえておきたいのが、利用するショップ運営サービスが「どんな人に向けて作られたサービスなのか」という点です。
BASEの場合は、日本企業が運営しており「日本の初心者」に寄り添った設計になっています。ショップ開設の手順も非常にシンプルで、PCが苦手な人でも直感的に操作しやすいのが魅力です。
一方でShopifyはカナダ発のサービス。世界175か国以上で利用されている、世界共通のネットショップ構築ツールです。高機能で拡張性が高く、本格的にブランド運営をしていきたい人に選ばれる傾向にあります。
Shopifyはできることが多い分、初心者には少し難しく感じるかもしれません。
利用者の人気度|経験者が選んだのは?

では、実際に物販経験者はどちらを多く使っているのでしょうか。
物販総合研究所では、024年11月~2025年10月の1年間にBASEまたはShopifyに出店し、現在も利用している人100名を対象に、「使用しているネットショップ」に関するアンケートを実施してみました。その結果、BASEの利用者は71%、Shopifyの利用者は29%という結果に。
数字だけだと、BASEの利用者が大きくリードしているように見えます。やはり、直感的に操作ができることや「日本製」という安心感から、BASEを選ぶ方が多いのかもしれませんね。
一方で、Shopifyの29%という数字も決して少なくはありません。海外製といえどShopify利用者の多くがShopify機能をきちんと使いこなしていることも、別の質問の回答からわかっています。
利用者の傾向を見るだけでも、両者の強みがなんとなく浮かび上がってきますね。
BASEとShopifyの違いが一目でわかる比較一覧表

ここまでで両サービスの立ち位置が見えてきましたが、実際に選ぶとなると「どこに違いがあるの?」という点が気になりますよね。
そこで、両者の違いを一覧表にまとめました。ざっくり全体像をつかんだうえで、それぞれの特徴をもう少し深く見ていきましょう。
【比較①】コスト(料金・手数料)

ネットショップの運営には、初期費用や月額費用、手数料などが必要です。サービスによってはこれらの費用が高額で運営費を圧迫することも…。
アンケートでBASEとShopifyそれぞれのユーザーに、各サービスのコストに関する満足度を聞いてみたところ、BASEは63%、Shopifyは55%の人が「コストに満足」と回答しています。
どちらも大きな不満は出ていないものの、「初期費用ゼロ・月額ゼロ」で始められるBASEのほうが、費用面では一歩リードしているようです。
| BASE (スタンダードプラン) |
Shopify (Basicプラン:月額制) |
|
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 4,850円 |
| 決済手数料 | 3.6〜4.6% + 40円 (別途サービス利用料3%) |
3.55% (外部決済サービスは2%) |
| 振込手数料 | 250円 | 0円 (決済サービスによっては金額が発生) |
ただしShopifyは月額制の分、機能面が非常に手厚く備わっています。本格的にブランド運営をしていきたい人にとっては、コスト以上の価値を感じられるでしょう。
(参考)BASE公式「料金プラン・手数料」(※別タブで開きます)
(参考)Shopify公式「各プランの詳細情報と比較」(※別タブで開きます)
【比較②】手軽さ(使いやすさ)

どれだけ費用が安くても、操作がしづらかったり開設までに時間がかかったりするサービスは、運営を継続する上で不安を感じるもの。
BASEの利用者は、全体の83%が同サービスの操作性や使いやすさに満足していることが、アンケートから判明しています。Shopifyも76%と、全体的に利用者の満足度は高いようです。
ちなみに、BASEは「アカウント作成 → メール認証 → 事業者情報の入力 → 商品登録 → デザイン」という流れで、必要事項を先に片付けるスタイルで開設が可能です。
一方Shopifyは「アカウント作成 → テーマ(デザイン)選び → 商品登録 → 運営情報の入力」という流れ。まずは見た目を整えるところから始めていきます。
順番は違うものの、入力する内容はそれほど大きな差はないため、どちらを選んでも手軽にショップの開設が可能です。
(参考)BASE公式|BASEのはじめ方。ショップの販売開始までの4ステップ!手順やメリットを紹介(※別タブで開きます)
(参考)Shopify公式|ネットショップ開設手順と便利な機能(※別タブで開きます)
【比較③】デザインのおしゃれ度

「おしゃれなショップを作れたか」という点も聞いてみたところ、BASEは約79%、Shopifyは約83%が「できた」と回答しています。
どちらも高い満足度ですが、テンプレートの豊富さや細かなカスタマイズ性がある分、Shopifyのほうがわずかに上回る結果になりました。
以下は、両サービスの無料テーマと有料テーマの数を比較した表です。
| BASE | Shopify | |
|---|---|---|
| 無料テーマ | 22種類 | 24種類 |
| 有料テーマ | 80種類以上 | 961種類 |
この数を見ると、Shopifyはテーマの種類が圧倒的に豊富であることがわかります。ただし同サービスは海外ユーザーが多いこともあり、国柄や文化にかかわらず誰でも使いやすい無難なデザインが目立つ印象です。
一方、BASEは国内向けのため、日本人好みのデザインが多く用意されています。
どちらもHTML/CSSを編集すれば自由度は無限大です。しかし、ネットショップ初心者にとってコード編集は難易度が高いため、まずは無料テーマから始めてみると良いでしょう。
(参考)BASE公式|BASEのショップデザイン(※別タブで開きます)
(参考)Shopify公式|Shopifyテーマストア(※別タブで開きます)
【比較④】機能と拡張性(集客・無在庫)

ショップ運営において欠かせないのが、SNSにおける集客戦略です。
SNSを使った集客機能については、BASEは約48%、Shopifyは約66%が「満足」と回答しています。
両サービスとも、InstagramやTikTok、Facebookなど主要SNSとの連携がスムーズで、SNS内で購入まで完結できる導線をつくることができます。媒体ごとのユーザーの特徴(たとえばInstagramなら「映え重視」、TikTokなら「流行に敏感」など)に合わせて商品を宣伝できれば、集客率も大幅にアップするでしょう。
また、ネットショップの売上と効率性アップのためには、無在庫販売に関する機能の充実度もチェックしておきたいところ!
BASEは中国輸入代行業者である「THE CKB」と自動連携しており、1688.comやタオバオの商品を仕入れから発送まで丸ごと任せることができます。初心者でもすぐに無在庫販売を始められる仕組みが整えられている点は、大きな魅力です。
一方でShopifyは「Oberlo」というプラグインでAliExpressの商品を追加したり、「Printful」と連携してTシャツやバッグをオンデマンドで印刷して販売できたりと、無在庫販売ビジネスの一部分をサポートするイメージです。
無在庫販売のしやすさだけを比較してみると、BASEのほうが相性は良いと言えるでしょう。
BASEの無在庫販売の方法や詳しい内容は、以下の記事を参考にしてみてください。ネックとなる集客ノウハウも解説しています!
(関連)BASE無在庫販売の始め方|月利600万円主婦が実演するSNSで爆売れさせる秘訣
【比較⑤】サポート体制

慣れないサービスを利用していると、わからないことや困ったことも起こりますよね。
サポートへの満足度は、BASEが約61%、Shopifyが約59%と、ほぼ互角の結果となりました。両サービスとも日本語のヘルプセンターとメールサポートがあるため、基本的な疑問はそこまで困らずに解決できる環境です。
ただし大きな違いは、「基本的な疑問以外の解決方法」にあります。
たとえば、BASEの場合、わからないことは運営に問い合わせるのが基本です。もしくは、自分でインターネットで調べて解決策を見つけるやり方ですね。
一方、Shopifyは「コミュニティフォーラム文化」が根付いています。
Shopifyのコミュニティフォーラムとは、わかりやすくいえば「ユーザー同士の情報交換の場」です。「Yahoo!知恵袋」みたいな場所、と考えるとわかりやすいかもしれませんね。
ヘルプセンターやメールサポートで解決できない問題が発生した際、ユーザー同士で情報交換ができるため、問題解決までのスピードはBASEより早い傾向にあります。
また疑問点や不安点もサクっと質問でき、すぐに回答がつくことも多いので、「いろいろなことを勉強しながらショップ運営を継続したい」と考える人にとって、コミュニティフォーラムは非常に心強い存在となります。
(参考)BASE公式|サポート窓口はありますか(※別タブで開きます)
(参考)Shopify公式|Shopifyヘルプセンター(※別タブで開きます)
【独自調査】利用者の「本音」で見るおすすめ度とアドバイス

ここまで機能やコストを比較してきましたが結局、物販経験者は初心者にどちらを勧めるのでしょうか?
ここからは利用者の本音を見ていきましょう。
物販初心者に「おすすめ」なのはどっち?

Shopify・BASEそれぞれのユーザーに「初心者に勧めたいですか?」という質問の結果は、以下の通りとなりました。
- BASE:約79%
- Shopify:約59%
どちらも半数以上がおすすめしたいと考えているようですね!
BASEのほうが数字が高いのは、「無料で始められるため気軽におすすめできる」という考えがあるのかもしれません。
なお、この質問では「どちらとも言えない」「あまり勧めたくない」「まったく勧めたくない」という否定的な選択肢も用意していました。
しかし、これらの回答はどちらのサービスも10%前後ほどしか該当者がおらず、両サービスの利用者が否定的な意見はそれほど持っていないことがわかります。
経験者からのリアルな声
ここからは、勧めたい人・勧めたくない人それぞれのリアルな声をご紹介します。
【BASEを勧める人の声】
楽天やYahooショッピング、Amazonなどのプラットフォームよりかなり手数料が安いので、コストを抑えて販売サイトを持ちたい人にはお勧めだと思います。
(40代女性 WEBデザイナー)
定年も視野に入り趣味で製作している木工品を販売するために始めました。この歳で新しいことを覚えるのは正直億劫でしたがBASEは驚くほど簡単でした。
画面の指示に従って進めるだけでパソコンに不慣れな私でも1日で自分の店を持つことができ、感動したのを覚えています。
月々の費用がかからないため、売れるかどうかわからない状態でも気軽に挑戦できるのが何よりの魅力です。
(50代男性 会社員)
BASEはスマホだけで30分でショップ完成します。
去年、妻が『推しグッズ専門店やりたい!』って言い出して、夜中にふたりでビール飲みながらポチポチ登録したら翌朝には『星街すいせいTシャツ』が売れ始めてました(笑)
デザインは無料テンプレで十分可愛いし、手数料も売れた分だけだから、『失敗しても痛くない』のが初心者に神だと思ってます。
(30代男性 WEBエンジニア)
【BASEを勧めない人の声】
収益化がかなり難しく余り採算が合うとは思わなかった。才能のある人には向いていると思う。
(50代女性 会社員)
SNS集客や、品ぞろえ、オリジナリティーを向上させるなどできる限りの工夫と販促をしたが、思っていたほどBASE経由での購買には結びつかないと感じているから。
(30代男性 自営業)
【Shopifyを勧める人の声】
Shopifyはテンプレートが豊富で、デザインの自由度が高く、初心者でもプロっぽいショップを作れます。
日本語対応のマニュアルも改善されてきており、基本的な設定なら動画やヘルプページを見ながら十分対応可能です。
また、InstagramやTikTokとの連携もスムーズで、SNSからの集客がしやすい点も魅力です。多少の英語表記や月額費用の高さはありますが、機能面を考えれば妥当だと思います。
(30代男性 自営業)
Shopifyを初心者の方に勧めたい
簡単にSNSと連携出来るので集客に強く、他のECサービスよりも運営コストが低いため。
(30代男性 介護士)
Shopifyは初期設定が少し複雑に感じる部分もありますが、テンプレートやアプリが非常に豊富で、拡張性が高いのが魅力です。
デザインの自由度も高く、少し慣れれば自分のブランドらしいショップを作ることができます。
SNSや広告との連携機能も充実していて、成長を目指すショップには向いていると思います。
初期コストも抑えられるので、これからネット販売を始める人にも十分おすすめできます。
(30代男性 ショップ運営)
【Shopifyを勧めない人の声】
ショップ開設、登録はとても難しく、また運用にも時間がかかるので、サイトを充実させていくことが困難なので、初心者には、おすすめしません。
(50代女性 自営業)
お小遣い稼ぎのつもりで片手間で出品するだけでは、やはり利益は上がらず、かといって設定してしまった以上継続しないともったいないので、・・・というジレンマがあるので、かなり注心できる人にしかおすすめできないです。
(30代女性 会社員)
利用者の声を総合すると、BASEは手軽さと低コストが強く評価され、「ネットショップをサクっと始めたい」と考える人に向いていることがわかります。
一方、Shopifyはデザイン性やSNSとの連携性が支持され、ブランド育成や本格的なビジネスを目指す人から選ばれているようです。
また、どちらにもネガティブな意見はあるものの、その内容は求めているものとのミスマッチが原因で生じている印象ですね。
結局のところどちらが優れているかではなく、自分がどんなショップを作りたいかで最適な選択が変わる、というのが利用者の共通した本音のようです。
よくある質問【FAQ】

最後に、BASEやShopifyについて寄せられやすい疑問を、簡単にまとめてお答えしていきます。
Q. BASEとShopifyはどちらがいいですか?

とはいえ、「まず始めやすい」という理由でBASEを選ぶ人が多い一方、拡張性を求める人はShopifyを選ぶ傾向があります。自分の目的に合わせて選ぶのが一番です。
機能面などの詳しい比較は、こちらを参照してください。
Q. ネットショップは海外販売(越境EC)もできますか?
A.どちらも海外販売に対応していますが、越境ECに強いのはShopifyです。多言語・多通貨が標準で使えるため、海外ユーザー向けの販売に向いています。BASEでも海外販売はできますが、別途設定や連携が必要な場面が多めです。
Q. ネットショップとフリマアプリ(メルカリなど)の違いは何ですか?
A.ネットショップとフリマアプリの最大の違いは、自分の商品ページのスタンスです。フリマアプリは「商店街でお店を借りる」イメージで、ネットショップは「自分の好きなところで店を持つ」イメージです。
フリマアプリは集客力は強いものの、手数料が高く、利用規約の変更に左右されたり、アカウントが停止されたりするリスクもあります。
一方、ネットショップはフリマアプリと比較すると手数料が割安でデザインが自由、長期的に資産として育てられるのが魅力です。その分、集客は自分でいちから行わなくてはなりません。
あなたの目的に合わせて最適なショップを選ぼう!

今回の100人調査では、「利用者の人気度」ではBASEが圧倒的でしたが、「将来性」や「拡張性」を評価するShopifyユーザーの本音も多く見られました。
記事やFAQでも解説した通り、どちらか一方が優れているわけではありません。
- まずは手軽にコストを抑えてお店を持ちたい
- PCの専門知識には自信がない
という方はBASE。
一方で、
- 将来的に事業を大きくスケールさせたい
- 本格的な物販ビジネスに取り組みたい
という方は、最初からShopifyで「世界標準」の環境に慣れておくのが最適解となります。
アンケートで寄せられた先輩たちの「リアルな声」も参考にしながら、あなたの目的(手軽さ重視か、将来性重視か)に最適なショップを選んでください。
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