【クーパン日本専属公式パートナーが解説】クーパン(Coupang) 完全攻略ガイド

韓国No.1 ECサイト「クーパン（Coupang）」の基本

クーパン（Coupang）とは、一言でいえば「韓国版Amazon」で、圧倒的No.1のシェアを誇る、巨大なショッピングサイトです。

まずは、クーパンがどんなサイトなのか、その基本から見ていきましょう。

以下の動画でも、この記事の著者である神岡が、クーパンについて詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。

クーパンとは「韓国版Amazon」と呼ばれる巨大ECサイト

「通販サイトならAmazonでは？」と思う方もいるかもしれませんが、実はAmazonは韓国に進出していません。だからこそ、クーパンが韓国の人たちに欠かせない存在になっているんです。

日本での知名度は高くありませんが、物販総合研究所は早い段階からクーパンに着目。現在、神岡はクーパンの日本専属公式パートナーとして活動しています。

つい先日もクーパン本社を訪問し、現地の担当者の方と対談を実施してきました。今回の記事では、そうした最新情報をもとに、クーパンのリアルな現状とビジネスチャンスを、どこよりも詳しく、正確にお伝えします。

クーパンが人気の3つの理由

クーパンが韓国で人気なのは、ユーザーに寄り添った以下の3つの利便性があるからです。

圧倒的な配送スピード「ロケット配送」
自社倉庫から最短当日に届く高速配送を実現。韓国では「クーパンならすぐ届く」が常識になっています。

簡単で安心な交換・返品システム
注文履歴からワンタップで返品・交換可能。集荷も自動で手間いらず、初心者でも安心して使える仕組みです。

ユーザーファーストの「希望時間帯配送」
配達時間の指定が可能で、ライフスタイルに合わせた柔軟な受け取りができるのも高評価の理由です。

韓国市場の驚くべきポテンシャル

「そんなに人気なら自分も買ってみたい！」と思う方もいるかもしれませんが、残念ながらクーパンは日本国内から直接購入することはできません。

しかし、日本の商品をクーパンに出品して販売する「セラー（販売者）」になることは可能です。つまり、クーパンは「買う場所」ではなく「売る場所」として、日本の事業者にとって大きなチャンスとなります。

販売先としてのクーパンの魅力は、次の2つです。

EC利用率が日本の約3倍
若年層から高齢者まで幅広い世代が日常的にECを利用しており、日本と比べても遥かに高い販売機会があります。
海外製品への需要が高い
韓国ユーザーは日本製品を含む海外アイテムの購入にも積極的です。しかも品質重視の傾向があるため、信頼ある日本製、日本セラーの商品がよく売れています。

【ビジネス編】クーパン（Coupang）で商品を販売する方法

ここからは、「ビジネス」としてのクーパン活用法に焦点を当ててみましょう。

まずは、クーパンで販売を始めるべき具体的なメリットと、出品を始めるための3ステップをわかりやすく解説します。

クーパンで販売すべき4つの絶対的メリット

「海外のECサイトで販売するのは、何だが難しそう…」

確かに、海外への挑戦には不安がつきものです。しかし、クーパンにはそのハードルを乗り越えてでも挑戦する価値のある大きなメリットが存在します。

ここでは、具体的な4つのメリットを見ていきましょう。

①ライバルが少ない

メルカリを使ったことがある方なら実感があると思いますが、同じような商品を出品しているセラーが多いと、自分の商品ページを見てもらうだけでも大変です。

しかし、クーパンにはまだ日本人セラーがほとんどいません。同じ商品を出している競合が少ないため、あなたのショップがお客様の目に留まりやすく、価格競争にも巻き込まれにくいのが最大の魅力です。

②【公式許可】無在庫販売OK

無在庫販売とは、商品が売れてから仕入れる販売スタイルのこと。あらかじめ在庫を持つ必要がないため、在庫ロスの心配がなく、資金繰りに悩む個人事業主や副業ユーザーにも向いている販売手法です。

実はクーパンは、公式に無在庫販売を認めている数少ないプラットフォームのひとつです。これは、神岡がクーパンの担当者の方に直接確認済みですので、安心してください！

③ 配送も安心

「海外発送って、送料も高いし、ちゃんと届くか心配…」

海外販売と聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが、この「配送」に関する不安ではないでしょうか？

ご安心ください！日本の隣国である韓国への発送は、みなさんが想像するよりもずっと「早くて、安くて、安心」です！

地理的に近く配送が早い
北海道や沖縄への国内配送と同じ感覚で届きます。

国際送料が安い
距離が近いため、欧米への発送と比べると送料が圧倒的に安いです。
配送トラブルがほぼない
神岡はこれまで、紛失・盗難などのトラブルの話を聞いたことがありません。日本と同じかそれ以上に物流環境が整備されています。

④「自動化ツール」の存在

海外への出品作業には「言葉の壁」「膨大な手間」「複雑な価格・在庫管理」という、3つの壁が立ちはだかります。

実は神岡も、クーパンに進出したばかりの頃は、これらの壁には苦労しました…。そこで物販総合研究所は、クーパン販売専用の自動化ツールを開発。

これがあることで、圧倒的に簡単になったポイントをご紹介します。

【言葉の壁を解消】ワンクリックで商品を韓国語に自動翻訳
日本語の商品情報を準備すれば、ボタンひとつで韓国語の商品ページが完成します。

【手間の壁を解消】1日かかる作業が、わずか5分に
手作業なら丸一日かかるような100商品の大量出品も、ツールを使えば最短5分で完了です。

【リスクを解消】24時間体制の価格・在庫チェック
仕入れ価格の変動に合わせて自動で価格を調整し、赤字のリスクを防止。在庫がなくなれば自動で出品を停止するため、トラブルの心配もありません。

クーパン出品の始め方【3ステップでわかる概要】

「でも、実際にはじめるとなると大変そう…」

クーパンで販売するメリットはわかっても、今一つイメージがつかめない方も多いのではないでしょうか。そこで、クーパン出品を3つのステップに分けて簡単に解説します。

アカウント登録と商品選定
ツールを使った自動出品
発送＆売上金の受け取り

ステップ1｜アカウント登録と商品選定

クーパンへのアカウント登録は、公式サイトからオンラインで行えます。日本語対応の画面にしたがって回答すればよいため、特に難しいことはありません。

→Coupang無料アカウントを登録する

登録の際は、以下の書類が必要になります。

【必要な書類】

営業許可証
パスポート
代表者の情報が確認できる書類
銀行取引明細書

（参考）クーパン｜日本セラーの入店手続きが簡単になりました（※別タブで開きます）

手配するのに早くても数週間かかるので、余裕を持って準備しましょう。

ちなみに、物販総合研究所で運営している、クーパンで日本の商品を販売したい人のためのスクールでは、書類を手配している間にツールの設定や商品選定のノウハウを学びます。

これにより、アカウント開設後の出品がスムーズになりますよ！

ステップ2｜ツールを使った自動出品

アカウントを開設できたら、さっそく出品に移りましょう。

といっても、物販総合研究所の自動化ツールを使えば、出品作業のほとんどが自動化可能です。やることは、売りたい商品をツールに教えるだけです。

たとえば、「このサーモスのタンブラーを出品したい！」と思ったら、その商品をAmazonで調べてASINをツールに入力します。

これにより、

日本語から韓国語の翻訳
利益目標から産出された価格の設定
クーパンへの出品

が完了します。

つまり、語学力も複雑な計算も、膨大な時間や労力もほとんどなしで出品できるということです。ツールに慣れてしまえば、100商品程度なら、最短5分程度で出品が完了します。

ステップ3｜発送＆売上金の受け取り

商品が売れたら、日本から韓国へ発送しましょう。

クーパンの発送方法は以下の2種類です。

直送（日本から購入者へ直接発送）
FBC（Fulfillment by Coupang ＝クーパン倉庫預け）

初心者の方は、日本から追跡番号付きで直送する方法がおすすめです。

売上金の受け取りは、Payoneer（ペイオニア）などの決済サービスやネット銀行口座を利用します。ネット銀行の場合、楽天銀行や住信SBIが手数料の安さから人気です。

以上が、クーパンで販売する一連の流れです。意外とシンプルですよね！

クーパン（Coupang）で実際に売れた商品紹介7選

実際のところ、クーパンではどのような商品が売れているのでしょうか。おすすめの商品を、実際の売上や仕入れ価格とともに紹介します。

キャンプ用チェア

アウトドアブームの影響で、韓国でもキャンプ用品の需要が高まっています。日本で1万8,000円ほどの商品が、韓国では3万円以上の価格で売れ、送料や手数料を差し引いても十分な利益を得られました。

かき氷機

日本製の高機能家電は韓国でも絶大な人気を誇ります。こちらのかき氷機のような高単価商品（16万円以上）も出品後まもなく購入され、約9,000円の利益を得られました。

キティちゃんの石鹸（3個セット）

日本のキャラクター商品は韓国でも人気があり、日本語パッケージでも問題なく売れています。こちらのような小物商品は送料を抑えられるため、高利益率を実現しやすい面があります。

トミカのミニカー

男の子向けのおもちゃとして日本で定番のトミカは、韓国でも需要があります。日本語表記でも販売に支障はなく、安定して売れるので、リピート仕入れで売上を伸ばせそうです。

フィギュア（例：キングダム王騎将軍）

韓国には、日本アニメの熱狂的ファンが少なからずおり、高額フィギュアが売れています。今回仕入れたキングダムの王騎将軍は3万円以上で売れ、約2,000円の利益を出せました。

炊飯器（タイガー製など）

日本製の炊飯器は、ご飯の仕上がりに定評があり、韓国の飲食店でも使われています。品質の高さから個人・業務用ともに人気が続いています。

お線香（日本語パッケージ）

お線香などの日本特有の商品も人気です。こちらのお線香は日本語パッケージが「本物感」を与え、韓国の消費者の購買意欲を引き出せます。

以上、7商品を紹介しました。「Japanクオリティ」「日本人でしか手に入らない」といった優位性を活かすと、クーパンで売上を伸ばしやすいといえるでしょう。

クーパン（Coupang）の無在庫輸出の成功事例

物販総合研究所では、クーパンでの無在庫販売に成功しているスクール生が複数います。その一人がカオリさんです。

在宅でできてリスクの少ない副業を探していたカオリさんは、物販総合研究所のスクールと出会い、クーパンの無在庫輸出ビジネスに挑戦することを決めました。

未経験かつ副業での挑戦だったため、カオリさんはデータの取得から翻訳、価格設定、出品までを全て自動化できるツールをフル活用。初心者ながらも着実に成果を積み重ね、1年後には以下のような成果を出せました。

期間	月間売上	月間利益
1〜2か月目	-	-
3か月目	約40万円	約7,000円
6か月目	約71万円	約3.4万円
8か月目	約120万円	約16.2万円（過去最高益を達成）
12か月目	非公表	約16.2万円