オークフリー(aucfree)とは?
ここではオークフリーとは何か、どのような機能があるのか、利用料がかかるのかなどの概要を解説します。
- ヤフオク!用の落札価格検索サイト
- オークフリー(aucfree)は無料・登録不要で使える
- オークフリー(aucfree)の基本機能
ヤフオク!用の落札価格検索サイト
オークフリーとは、ヤフオク!商品の落札相場を調べられる落札価格検索サイトです。
例えば、オークフリーの検索枠に商品名を入力すれば、過去の落札価格、入札数、オークションの終了日などを一覧で調べられます。
また過去3カ月の平均落札価格、最高落札価格、最低落札価格も閲覧可能です。つまりオークフリーを使えば、「相場よりも安く買って高く売る」ためのリサーチができます。
ヤフオク!で副業、物販ビジネスをはじめるなら、はじめに準備しておきたいツールといえます。
すでに物販の経験がある人なら、AmazonにおけるKeepa(キーパ)やデルタトレーサーのようなものと考えるとわかりやすいでしょう。
オークフリー(aucfree)は無料・登録不要使える
オークフリーは初期費用、利用料がすべて無料で、誰でも利用できます。また、登録手続きもないため、個人情報やメールアドレスなどを知らせる必要もありません。
ただし、無料ですので突然削除されても文句は言えません。また、オークフリーのデータに間違いがあって損失が出た際も、自己責任です。
オークフリー(aucfree)の基本機能
オークフリーの基本機能は以下のとおりです。
機能 | 内容 |
---|---|
落札価格閲覧 | 過去の落札価格、入札数、オークションの終了日過去 3カ月の平均落札価格、最高落札価格、最低落札価格 |
期間絞り込み機能 | 30日、3カ月、1年、月指定、任意(最大7年間)で絞り込める |
絞り込み検索機能 | キーワード、価格、除外キーワード、出品状態(全て・新品・中古)で絞り込める |
カテゴリ絞込 | 本、ファッション、ホビーなどのカテゴリで絞り込める |
上記の機能は、基本的に有料のオークファンとほぼ同じです。規模にもよりますが、副業レベルなら十分実用的なツールといえます。
オークフリー(aucfree)とオークファン(aucfan)の違い
オークフリーとオークファンはよく比較されるサイトです。ここでは、まずオークファンとは何かについて説明した後、オークフリーとオークファンの違いを一覧表で紹介します。
オークファンとは?
オークファンとは、オークフリーと同じように、ヤフオク!商品の落札相場を調べられる落札価格検索サイトです。
公式サイトによれば、国内外のオークション・ショッピングサイトの過去10年間、約700億件のデータのなかから落札相場をリサーチできます。
オークファンは有料ですが、機能的にはオークフリーより優れたサービスです。
例えばヤフオク!以外にeBayやAmazonなどの情報を調べられたり、仕入れや出品を効率化するツールを利用できます。
なお、オークファンはスマホ向けのアプリがありましたが、現在はなくなりました。
“以下の日にちをもちまして、サービス提供及びサポートを終了させて頂きました。
※アプリ版にて検索を行うと「ネットワークエラー」と表示されご利用頂けません。
iOS版 : 2022年6月30日
Android版 : 2021年10月31日”
引用:aucfan
オークフリーとオークファンの違い一覧表
ここではオークフリーとオークファンの違いを一覧表で紹介します。比較するオークファンは「オークファンプレミアム」と呼ばれるサービスです。
オークファンにも無料サービスがありますが、6カ月の使用制限や、期間検索が月3回しか使えないなど制限があります。副業や物販で使うには物足りないと感じるかもしれません。
項目 | オークフリー | オークファン |
---|---|---|
リサーチできるサービス | ヤフオク! | ヤフオク!、eBay、Amazon、モバオク!、セカイモン! |
利用料金 | 無料 | 980円(税込) |
検索できる期間 | 7年間 | 10年間 |
検索スピード | 速い | やや遅い |
絞り込み機能 | ほぼ同じ(期間除く) | |
基本機能 | 落札相場検索 | 落札相場検索仕入れサポート機能 出品サポート機能 |
データダウンロード | なし | あり(CSVファイル) |
運営会社 | Re株式会社 (Re Inc.) | 株式会社オークファン |
プラットフォーム | オークフリー | オークファン |
上記のように、オークフリーよりオークファンのほうが機能が優れています。月額980円(税込)を支払うメリットがあるかどうかが、選ぶ際のポイントになるでしょう。
オークフリーを使うメリット
オークフリーはヤフオク!で儲かる商品を探すために便利なツールです。主なメリットは次のとおりです。
- 無料で落札相場をリサーチできる
- 検索結果の表示スピードが速い
- 絞り込み機能が使いやすい
それぞれについて解説します。
無料で落札相場をリサーチできる
先に解説したように、オークフリーの落札相場検索機能と絞り込み機能は、有料のオークファンとほぼ同じです。
これが無料で利用できるのは、かなりお得だといえるでしょう。特に初期費用と月額利用料をかけずにリサーチしたい人におすすめです。
またオークフリーは落札相場検索に特化しているため、使いやすいのも特徴です。
初心者の場合、シンプルなオークフリーで慣れてからオークファンに移行するのもよいでしょう。
検索結果の表示スピードが速い
オークフリーは検索結果の表示スピードが速い点が評価されています。ほとんどの場合、数秒で表示されます。
この点、表示がもたつくことがあるオークファンに比べて快適です。
特に大量の商品を検索したい場合に、オークフリーは便利です。例えば、たくさんの商品のなかから人気商品を探す場合や、多数の出品がある熟練セラーをリサーチしたい場合に、オークフリーは向いています。
絞り込み機能が使いやすい
オークフリーの絞り込み機能は過不足なくそろっています。
期間やカテゴリー、キーワード、除外キーワード、価格帯、出品状態(全て・新品・中古)で絞り込めるため、目的の商品をすばやくみつけられます。
また、出品者IDによる絞り込みもできるため、マネしたいセラーや競合のセラーなどの動向もチェック可能です。
オークフリーは無料のため、絞り込み機能の精度に不安がある人もいるのではないでしょうか。
しかし、検索アルゴリズムについてのユーザーの評価は高く、精度に問題はありません。
オークフリーの絞り込み機能を使いこなせれば、緻密なリサーチが可能です。絞り込み機能の具体的な活用法については、後ほど解説します。
オークフリーを使うデメリット
オークフリーは便利なソフトですが、以下のように機能面で不満が出る可能性もあります。
- 最長7年間分の落札情報しか見れない
- メルカリやAmazonなど他のサービスは調べられない
- 一括出品や入札予約などの機能がない
それぞれの内容を解説します。
最長7年間分の落札情報しか見れない
オークフリーで検索できるのは過去7年間分の落札情報のみです。オークファンより遡れる情報が少ないのが気になるところです。
長い期間で商品の需給や価格推移などをリサーチしたい場合は、データが足りないと感じる方もいるかもしれません。
なお、オークフリーの検索結果は、初期設定のままだと最長1年間の表示です。必要に応じて「期間をまとめて指定」で表示期間を伸ばしましょう。
メルカリやAmazonなど他のサービスは調べられない
オークフリーはヤフオク!専用ですので、メルカリやAmazonなど他のサービスの落札情報は検索できません。
オークファンならeBay、Amazon、モバオク!、セカイモン!の過去の出品履歴も検索できます。
複数のオークション・ショッピングサイトを使って仕入れ、出品をしたい人にとっては、やや不便に感じることでしょう。
オークフリーの運営者は「対象サイトは今後増やす予定ですので、ご期待下さい」と述べています。
将来的にオークファンのように、複数サービスの出品履歴を検索できるかもしれません。
一括出品や入札予約などの機能がない
オークフリーは落札相場検索に特化したサイトですので、仕入れサポート機能や出品サポート機能がありません。
入札や出品の手続きを効率化したいときは、別のツールが必要です。
総合的なツールを使いたいなら、オークファンを検討する方法もあります。月額980円(税込)かかりますが、以下の機能を使えます。
仕入れサポート機能 | 期間おまとめ検索 | 10年分の相場データを検索できる |
入札予約 | 予定時間に自動入札 | |
マイブックマーク | 検索履歴をブックマーク | |
検索アラート | 狙っている商品の出品があった際にメール、サイトに通知される | |
出品サポート機能 | かんたん出品ツール | ヤフオク!出品のガイドツール |
出品テンプレート | 商品説明ページのテンプレート集 | |
利益計算ツール | 各マーケットプレイスの手数料や為替などの計算ツール | |
一括注目ツール | 選択した商品を「注目のオークション」にまとめて登録できる |
上記の機能を使うメリットが大きいなら、オークフリーでなくオークファンを使うのもよいでしょう。以下サイトで一般会員に登録すれば、無料で機能を試せます。
参考:オークファンで物販を副業からはじめよう|aucfan
オークフリーのリサーチでの使い方
ここではオークフリーの具体的なリサーチ手法、コツとして、以下の3つを解説します。
販売者でリサーチ(セラーリサーチ)
オークフリーの「出品者ID検索」で、お手本になる上級者の出品商品をリサーチする手法です。この手法は「セラーリサーチ」とも呼ばれます。
セラーリサーチは、初心者に特におすすめの方法です。基本的には上級者の出品商品を仕入れたり、タイトルの付け方や商品説明文の書き方、写真の取り方などをマネしたりするだけです。簡単な方法ですが、着実に利益を上げられるようになります。
利益を上げられるようになったら、自分の実体験をプラスして改善していきましょう。セラーとしてさらにレベルアップできます。
入札履歴でリサーチ
入札数が多い商品を調べる方法です。入札数に注目すると、次の3つのメリットがあります。
- 入札数が多い=人気商品を探せる
入札数が多い商品は、一般的に需要が多い人気商品です。つまり、高確率で売れます。 - 安すぎる価格で出品しないため
入札数が多い商品の落札価格は、購入希望者同士の競争原理が働くため、妥当な相場として信頼できます。
反対に、入札数が1件程度のデータはあまりアテになりません。安すぎる価格で出品しないためには、落札価格だけでなく入札数も調べることが大切です。 - 出品ノウハウを学べる
同じ商品、価格であるのに、入札数に大きな差が出る場合があります。この場合、入札数の多い商品のほうが、タイトルや商品が魅力的であったり、写真の見栄えがよかったりするケースがしばしばです。この差を学ぶことで出品スキルを高められます。
条件を絞ってリサーチ
特定の商品をいろいろな条件で絞り込むのも効果的です。例えば、直近で落札数が多い商品は、今人気の商品だと推測できます。
また、落札価格を時系列で調べることで、今後の価格推移を予想できる場合もあるでしょう。
「除外キーワード」機能も便利です。例えば「バッグ レザー」で検索しただけでは、レザー(本革)とフェイクレザー(合成)が混在しています。
このとき、除外キーワードに「フェイク」を入力すれば、レザー(本革)だけの商品に絞り込めます。
このように、オークフリーの詳細な絞り込み機能は、いろいろな目的で使えて便利です。
ただし、最初から詳しく調べると大変ですので、商品をある程度絞り込んだ後に使うのがポイントです。
オークフリーに関するよくある疑問
ここではオークフリーに関してよくある疑問を取り上げ、回答します。
- オークフリーの評判は?
- オークフリーにアプリはある?
- オークフリーはなぜ無料で利用できるの?
オークフリーの評判は?
オークフリーの評判は総じて良好で、悪い評判は少ない状態です。実際のユーザーの声を幾つか紹介します。
【良い評判】
オークフリーはマニアックなのかな?使ってる人あんまいない気がするけど。これすごいよ。ヤフオクの何年ものデータ見れるよ。
— 旅バイヤー養成専門家■Aito (@fleer1976) June 9, 2021
すっげえ使いやすい(^-^)https://t.co/69Py9fmxIR pic.twitter.com/wCH2Frraa4
これってヤフオクなら
— 🐶ドケッチ@自由に趣味で生きていこう (@dokechi_king) February 5, 2020
幾らで売れるかな❓
手っ取り早く
リセールバリューを確認するなら
オークファンhttps://t.co/dyxr2YN0Vo
で検索🔍🐶
なんだけど
最近入札件数の履歴が
パッと見で出なくなっちゃった💦
そんな時は
オークフリーhttps://t.co/Nj9GwvcrQX
がいいよ💡
どちらも無料🐶0️⃣ pic.twitter.com/5Kn4Xmavit
eBay有在庫で為替の影響を受けないためには
— かりの@地方サラリーマンがeBay輸出で人生を変える (@matabei1) January 14, 2023
過去相場で商材が日本国内で最安値か、
それに近い価格で仕入れることが重要。
利益がでるからと仕入れるとケガする。
メルカリだと、相場があばれるため
ヤフオクで確認するといい。
初心は無料で使える、オークフリーがおすすめ。https://t.co/pFLNNFBqAF
「無料なのに使いやすい!」という声が多くみられます。落札相場をリサーチする分には十分と評価しているユーザーがほとんどです。
【悪い評判】
最近オークフリーがエラーでまともに使えません。
— かわ (@kawabuppan) October 28, 2021
同じ症状の方いますか?
403 forbiddenのエラーが頻発します…
数は少ないですが、「オークフリーにアクセスできない」という声も一部あります。
このツイートにある403エラーや502エラーはサイト側の問題ですので、ユーザーは復旧を待つしかありません。おそらくサイト改修やメンテナンスを実施していたと思われます。
オークフリーにアプリはある?
オークフリーは、アプリは提供していません。
とはいえ、スマホでもサイトの利用は可能です。スマホ向けに対応された検索画面になっているため、快適にリサーチできます。
オークフリーはなぜ無料で利用できるの?
サイト内のバナー広告で広告収入を得ているからです。
「後から料金を請求される」「特定の商品を検索結果に表示している」などの心配はありません。過去の実績などからオークフリーは安全性が高いサイトと判断できるため、安心して利用しましょう。
オークフリーで儲かる商品を調べよう!eBay輸入すれば利幅を出せる
オークフリーはヤフオク!商品の落札相場を調べられる落札価格検索サイトです。
無料でありながら、有料のオークファンとほぼ同じ検索機能と絞り込み機能を使えるため人気があります。
初心者がヤフオク!で出品するなら、はじめに使いこなしたいツールと言えるでしょう。
近年、eBayで商品を仕入れてヤフオク!などで販売する「eBay転売」が注目されています。
海外のオークションのほうが日本のオークションより安い傾向を利用するため、初心者でも堅実に上げやすく、副業に取り組む人が増えているのです。
とはいえ、完全に独学で取り組むのは難しい面もあります。物販総合研究所ではeBay輸入で稼ぐためのコツを完全網羅した無料マニュアルを配布していますので、ぜひご利用ください。