国内では、副業や独立してせどりを始める人が増えてきました。
せどりは、細かい作業も必要になりますが、全体の流れとしては同じ作業の繰り返しになりますので、誰でも気軽に始めることができるビジネスです。
せどりを行ううえで高く売ることも大切ですが、仕入れ先の確保も重要になります。
そこで、今回は日本最大級の仕入れ・問屋・卸の専門サイトのnetsea(ネッシー)について紹介していきます。
netsea(ネッシー)の特徴とは?

netseaとは、2006年に株式会社DeNAが開始したサービスで、メーカーや問屋から商品を卸値で仕入れることができるサイトです。
卸売り会社のサプライヤーが取扱商品についての情報や卸売りの価格を提示しています。
メーカーや問屋は、商品を小売店へ販売することで利益を得ているので、卸先の店舗を常に探しているのです。
また、小売店としては商品を仕入れなければビジネスができないため、できるだけ安く仕入れができるメーカーや問屋を探しています。
卸先を見つけたいメーカーと、仕入れをしたい小売店の間に立って商品を紹介しているのがnetseaというサイトです。
netseaの会員登録は無料で行うことができます。
netsea(ネッシー)を利用するメリットは?
せどらーが、netseaを利用するメリットはさまざまです。
netseaを利用すると、メーカーが指定している卸値で商品を手に入れることができますが、このようなサイトは審査が厳しく、法人以外の人は利用できないことがあります。
しかし、netseaは他のサイトと比べても審査が厳しくなく法人ではない個人事業主でも仕入れをすることが可能です。
商品の卸値は、会員のみ公開していますが、会員登録自体は無料で行えるので、審査に通れば利用することができます。
netseaでは、生産をしっかりコントロールしているメーカーや問屋の商品を扱っているので、在庫が豊富にそろっています。
在庫数が多いだけでなく、ジャンルも幅広く扱っているため、欲しい商品を探しやすいのもせどりをするうえで大きなメリットになるでしょう。
netseaは、メーカーや問屋と小売店(購入者)をつなぐ橋渡しの役割をしているため、取引の間に入るということはありません。
たとえば、出品者と購入者のやり取りだけで完結するメルカリでもトラブルなどがあれば間に入って問題を解決します。
しかし、netseaはあくまで橋渡しの役割を果たしているプラットフォームのようなものなので、トラブルなどがあっても出品者と購入者に間に入ることはないのです。
この部分をデメリットに感じてしまう人もいるかもしれません。
ただ、メーカーからの直接仕入れができる点はメリットといえるでしょう。
netseaでは、スーパーゲリラセールを定期的に行っているため、その期間にタイミングよくまとめ買いをしたり、24時間クーポンなどを利用したりして商品を安く手に入れることができます。
また、取り扱っている業者は国内で検品・出荷をしている国内メーカーに厳選しているため、中国などの海外仕入れでは得られない安心感があるのもメリットです。
netseaが掲載しているのは、欠品時を除いて、注文から3営業日以内のスピード出荷が基本のメーカーのみになっているため、商品がすぐに届くようになっています。
せどりで利益を増やすには、「安く仕入れる」「高く売る」「回転率を上げる」ということがポイントです。
netseaを利用すれば、注文からすぐに商品が届くことで、出品が早くなり、回転率を上げることができるでしょう。
netsea(ネッシー)の登録方法
netseaは企業間取引サイトのため、個人の買い物で利用するといったビジネス利用を目的としない一般消費者の入会を禁止しています。
ビジネスとして利用するかどうかをチェックするために、審査つきの会員登録が必要です。
卸価格も会員登録をしなければ閲覧できないため、審査に合格することが利用条件となっています。
netseaの登録は、会員登録の入会金および月会費も無料で行うことが可能です。
企業間取引サイトになっているので、トラブルなどが起きたときにnetseaが積極的に間に入ることはありません。
しかし、会員登録した後は商品返品の相談はできます。
まず、インターネット上からnetseaにアクセスし指定された項目があるので、それらを入力していきましょう。
入力項目は、「ID・パスワード」「会社情報」「担当者情報」「メール受信設定」などがあります。
登録自体はとても簡単に行えるため、5分もあれば終わるでしょう。
稼げる商品の選び方のポイントは?

netseaでは、法人以外の個人事業主でも利用できたり、メーカーの卸値で商品が購入できたりするなどメリットがたくさんあります。
しかし、実際に稼げる商品をどのように選べばよいか分からない人も多いでしょう。
そこで、ここからはnetseaで稼げる商品の選び方のポイントについて紹介していきます。
ランキング上位をチェックする
netseaには、各分野における仕入れランキングが掲載されているため、売れ筋商品を確かめることができます。
まずは、仕入れる前にランキングをチェックしてみましょう。
ランキングには、「日間ランキング」「週間ランキング」「月間ランキング」があり、効率よく売れる商品を探すときは必ず確認するようにしておきましょう。
ランキングは、効率よく売れる商品を見つける手掛かりになりますが、すべてを鵜呑みにしないほうが賢明です。
なぜなら、たまたまセール品だった商品や多くのメーカーが扱っている利益率の少ない商品もランクインされているケースもあるからです。
そのため、ランキングの情報はあくまで参考程度にするのがベストです。
人気商品を売っている店をチェックする
netseaでは、商品の仕入れ先であるメーカー、問屋、卸売り会社などは「サプライヤー」と呼ばれていて、約4000社のサプライヤーと提携しています。
一方で、商品の仕入れを行うショップや個人事業主を「バイヤー」と呼び、実際に仕入れを行っているのは40万社ほどです。
netseaから仕入れを行っているバイヤーも多いため、商品の仕入れを行うときは、以下のような内容を確認しておきましょう。
・ライバルは多くないか
・信頼できるサプライヤーかどうか
・人気の商品を扱っているか
・価格は適正か
こういった内容を総合的に判断して商品を選んでいきましょう。
商品ごとに仕入れ条件を確認しよう!

商品を卸す際には、メーカー側も条件をつけているケースがあります。
商品を仕入れる際には、商品ごとの仕入れ条件を確認しておくことが大切です。
仕入れ価格を確認しよう
せどりで利益を上げるためには、適切な価格で仕入れをすることが重要になるでしょう。
そのため、仕入れ価格に対して、やはりある程度シビアに考えることが必要です。
仕入れを行う際には、「どのようなジャンルの商品にするのか」「どのような価格で購入するのか」について、あらかじめコンセプトを決めておくのがポイントになります。
単純に、「安い価格だから」「高く売れる商品だから」といった見方で仕入れをするのではなく、手ごろな価格で仕入れることができ、なおかつ売れやすい商品を選ぶことが大切です。
要注意!セット枚数量とは?
セット枚数量とは、メーカーが1回の仕入れに設けた最低数のことです。
1点から仕入れが可能と記載されていれば、商品1点から仕入れることができますが、100点と書いている場合は100点でなければ仕入れることができません。
「安く仕入れることができ、高く売れるだろう」と予想している商品でもセットで大量に仕入れなければならないものには注意しましょう。
大量に仕入れてしまうと、売り切る前に流行が変わるなどして売れなくなってしまう可能性があります。
在庫リスクを抑えるためにもなるべく少数であることが望ましいでしょう。
売れてからの注文が可能か?
netseaでは、ドロップシッピング可能商品を扱っています。
サイト上では、販売後注文可と記載されていて、対象の商品は在庫を持たずに自分のネットショップ上で販売することができます。
実際に商品が売れてから仕入れることができるので、在庫が残ってしまうリスクがありません。
対象商品には、画面上に販売後注文可の表示があるので確認してみましょう。
このように、在庫を持たずして実際に売れてから仕入れることができる方法を無在庫販売といいます。
無在庫販売は、販売後注文可能な商品でしか行うことができません。
販売後注文可商品には、「直送可」と「直送不可」の商品があるので、購入者へ発送するときは注意が必要です。
直送可と勘違いして発送までの日にちを短く指定してしまうと、間に合わない可能性もあるのでしっかり確認しておきましょう。
ドロップシッピングは、在庫リスクがない点は魅力ですが、netseaは無在庫販売の専門サイトではないので、販売方法はサプライヤーによって違ってきます。
仕入れ先について確認しておくこととは?
仕入れ先を精査する際には、以下の5つのポイントについて確認しておきましょう。
#消費者への直葬があるかどうか
仕入れ先が消費者へ直送できるかどうかをチェックしておきましょう。
直送できる商品なのに、一度自宅で引き取ってから発送すると送料が高くなるケースがあります。
直送であれば、自宅で引き取らずに購入者に送ることができるため、送料が安くなるなどメリットが大きいので、必ず確認しておくべきです。
#画像転載の許可が必要かどうか
画像転載の許可がされているかどうかの確認も必要です。
画像転載が許可されていない商品は、自分で購入して撮影する必要があるので少し手間がかかってきます。
画像転載できる商品を選べば、撮影の手間を省くことができます。
#ネット販売の許可があるかどうか
ネット販売の許可がない場合は、ネット販売ができないだけでなく、もし販売してしまえばトラブルに発展してしまう可能性もあるので注意が必要です。
#ネットオークションの許可が必要か
ネットオークションに出品する場合も許可がなければ出品できないようになっています。
#CSVダイレクト注文
CSVダイレクト注文に対応している仕入れ先かの確認も必要です。
CSVダイレクト注文とは、CSVファイルに注文内容を入力して複数の届け先への注文内容をグルーピングすることができ、一括して注文することができる機能のこと。
ドロップシッピング可能商品を利用したときなど、複数の届け先へ配送するときに効率よく注文することができます。
netsea(ネッシー)のリスクとは?

さまざまなメリットがあるnetseaですが、逆にリスクもあります。
多くのメーカーは、納期を守るように工夫をしたり、不良品を卸したりしないようにチェックをしています。
しかし、仕入れた商品によっては、「縫製が甘い」「納期がかかる」「画像で見たものとイメージが違う」など、期待にそぐわない場合もあるでしょう。
また、返品条件などもサプライヤーによって異なり、なかには返品できない場合もあるので注意が必要です。
消費者に直送できる商品を選ぶ場合は、自分の目で確認するわけではないので、返品やクレームの原因になる可能性があります。
申請内容によっては利用できない店舗もある

netseaでは、購入者が商品を卸しているメーカーに仕入れをする権利を申請します。
メーカーの許可が下りてから、商品を購入することができるシステムとなっているため、許可が下りなければその店舗から仕入れをすることができません。
仕入れの許可をもらうには、メーカーへ申請をする必要があります。
しかし、取り扱い商品のジャンルにチェックを入れれば、該当する店舗に一斉に取引申請が行くシステムになっているため、手間はそれほどかかりません。
できるだけ許可が下りやすくするためには、取扱商品や出品サイトなどを丁寧に書いておくのがポイントです。
バイヤーステータスとは?

netseaのバイヤーには、2つのタイプがあります。
1つ目は、審査を受けて会員登録した人がなる「ビギナーバイヤー」。
2つ目は、法人や個人事業主に対応している「プレミアムバイヤー」です。
プレミアムバイヤーになると、後払い決済ができるようになり、プレミアムバイヤーのみしか取引できないサプライヤーから商品を仕入れることが可能です。
ただし、法人や個人事業主の場合でもプレミアムバイヤーになるには審査を受けなくてはなりません。
本格的にせどりで稼ぎたいと考えている人は、プレミアムバイヤーになったほうが多くのメリットがあるので、個人事業主となり審査を受けてみてはいかがでしょうか。
netsea(ネッシー)の決済方法とは?
決済方法は、各サプライヤーによって違うため、事前に確認しておくことが大切です。netseaでは、「銀行振込」「代金引換」「クレジットカード」の中で決済することができます。
銀行振込では、注文後サプライヤーから振込口座へ入金するように指示を受けます。
指定の口座に入金すれば商品が発送される仕組みです。
代金引換の場合は、先に商品が発送されるので届いたら配達業者に代金を支払いましょう。
クレジットカード決済では、ネット上でカード情報を入力すれば支払いが完了します。
利用可能なクレジットカードは、VISA、JCB、AMEX、Master Card、となっているので、いずれかのカードを用意しましょう。
また、netseaでは後払い決済(NP掛け払い)、後払い決済(Paid)、後払い決済(セディナ)で支払うことも可能です。
netsea(ネッシー)なら簡単に始められる!

netseaは、せどりを始めたばかりの初心者にも利用しやすい仕入れ・問屋・卸の専門サイトです。
ビジネスを目的とした場合のみ利用することができる日本最大規模の仕入れサイトのため、「商品数が豊富」「欲しい商品が見つけやすい」といった点が魅力といえるでしょう。
これからせどりを始める人は、ぜひnetseaをチェックしておきましょう。