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【慌てないで】Amazonアカウント停止は復活できる!原因と解除までの全手順

更新日:2025年10月31日
<物販初心者のギャオくん>
<物販初心者のギャオくん>

船原さん、大変です!
Amazonのアカウントが停止されちゃって…。

<船原>
<船原>

まずは落ち着いて。
対処法はあるから、一緒に確認しよう。

<物販初心者のギャオくん>
<物販初心者のギャオくん>

はい…。
助けてください。

<船原>
<船原>

そんなに怖がらなくても大丈夫だからね!


ある日突然、Amazonから「出品アカウントが停止されました」という通知が届いたら…頭が真っ白になりますよね。「売上金はどうなるんだろう」「もう販売できないのだろうか」と、最悪の事態ばかりが頭をよぎるかもしれません。

でも、慌てないでください。正しい知識を持って、適切な手順を踏めば、アカウントは復活できる可能性が十分にあります

この記事では、Amazonせどり歴10年以上、累計950人以上のコンサル経験を持つ物販総合研究所の朝野が、Amazonアカウント停止の原因特定から解除までの全手順について、どこよりも詳しく解説します。

アカウント停止には様々な原因がありますが、それぞれに必ず対処法が存在します。この記事を最後まで読めば、あなたが今何をすべきか、そしてどうすればアカウントを復活させられるのかが明確にわかるはずです。

また、記事の最後では、アカウントの復活に必要なAmazon改善計画書テンプレートを無料で配布しているので、ぜひチェックしてくださいね!

朝野拓也
物販総合研究所 楽天せどり講師
この記事の著者:朝野 拓也

1992年 静岡県出身。貯金0円からせどりをスタートし、開始から半年で月商1,000万円、利益200万円を達成した。月間に400件〜600件ほどの取引を行っていて、Amazonや楽天、メルカリなど主要プラットフォームを用いた販売は一通り経験がある。また、副業せどりや転売のやり方を教えるスクールでの指導経験も豊富で、これまでに教えた生徒の数は400名を超える。モットーは、”挑戦”。
▶Twitter: https://twitter.com/asataku999
▶YouTube: 朝野拓也 [物販総合研究所]
朝野拓也のプロフィール

この記事の内容

その通知、本物?行動を起こす前にフィッシング詐欺を確認

その通知、本物?行動を起こす前にフィッシング詐欺を確認

近年、上の画像のようなAmazonアカウント停止を装うフィッシング詐欺メールが増えています。停止通知を受け取ると焦ってクリックしがちですが、偽サイトに誘導される危険性があるため注意が必要です。

慌てているときほど冷静さを欠き、詐欺に引っかかりやすいもの。本物かどうかの確認ポイントは、「送信元アドレス」や「不自然な日本語」です。

メール内のリンクは絶対に開かず、ブックマークから直接セラーセントラルにログインしましょう。正しい通知は、セラーセントラルの「パフォーマンス通知」に必ず届いています。まずは届いたメールが本物か偽物かを確認することが、被害を防ぐ第一歩です。

本物の通知は、以下のようになっていますよ。

amazon本物のメール

以下の記事では、Amazonアカウントの乗っ取りについて詳しく解説しています。Amazonアカウントを使ってせどりなどのビジネスをしている人、これから始める人は、ぜひチェックしておいてくださいね!

(関連)Amazonアカウントの乗っ取りかも…|被害者の体験談をもとに対処法を解説

アカウント停止時に絶対にやってはいけないNG行動3選

アカウント停止時に絶対にやってはいけないNG行動3選

アカウント停止通知が本物だった場合、解除するには申し立てが必須です。申し立てとは、アカウント停止を解除してもらうための手続きを指し、そのプロセスの中で改善計画書を提出します(改善計画書については後ほど解説しますね)。

ただし、焦りから誤った対応をすると事態を悪化させてしまうため注意が必要です。具体的には、やってしまいがちなNG行動として以下の3つが挙げられます。

  • 原因を特定せずに、感情的に謝罪だけの改善計画書を出す
  • 何度も同じ内容の改善計画書で申し立てをする
  • 諦めて新しいアカウントを作成する

謝罪の言葉だけを述べたり、同じ内容の計画書を何度も提出したりしても、Amazonの心証を悪くするだけ。また、セラーアカウントを複数持つのは規約でNGであるため、新しいアカウントの作成は事態を悪化させます。

本記事で正しい知識を身につけ、適切に解除の申し立てを行いましょう。

「アカウント停止」と「アカウント閉鎖」の違いと金銭的影響

「アカウント停止」と「アカウント閉鎖」の違いと金銭的影響

まず、アカウント停止アカウント閉鎖は異なるものであるため、違いを把握しておく必要があります。

以下の動画でも、この記事の著者である朝野が、Amazonアカウントが停止・削除される原因と対策を詳しく解説!Amazonアカウントを使ってせどりに取り組みたい人は、動画もぜひチェックしてくださいね。

状態の違い:「復活の可能性あり」と「再開はほぼ不可能」

アカウント停止とアカウント閉鎖の「状態の違い」は、以下の通りです。

  • 停止:一時的で復活可能な段階
  • 閉鎖(削除):永久的で復活がほぼ不可能な最終処分

「停止」は「閉鎖」の前段階というイメージです。アカウント停止は一時的な処分で、改善計画書の提出や再審査によって復活の可能性があります。一方、アカウント閉鎖は永久的な処分で基本的に再開はできません。

金銭的影響:「売上金の保留」と「最悪の場合、没収」

続いて、アカウント停止とアカウント閉鎖の「金銭的影響の違い」は以下の通り。

  • 停止:売上金は「保留」(アカウント停止が解除されれば、次の支払いサイクルで振り込まれる)
  • 閉鎖:売上金は「90日間保留」、最悪のケースでは「没収」される可能性あり

Amazonアカウントが停止された場合、売上金は「保留」となり、解除されるまで入金されません。

クレジットカードで仕入れている人はキャッシュフローが止まり、資金繰りが厳しくなります。できるだけ停止期間を短くし、早期に復活させるための行動が重要です。

一方、アカウント閉鎖の場合、売上金は「90日間保留」されますが、FBA在庫はすべて返送され、返送料も発生します。さらに悪化すると、保留中の売上金が「没収」される最悪のケースも。アカウント閉鎖は、ビジネスにとって致命的な状況です。

まずは現状把握!アカウント健全性評価(AHR)の見方とスコアの意味

まずは現状把握!アカウント健全性評価(AHR)の見方とスコアの意味

Amazonアカウントが停止されたときは、まずセラーセントラルで現状を確認することが最優先です。以下2つの手順で、アカウントの健全性を確認しましょう。

①メニュー画面で「パフォーマンス → アカウント健全性」の順にクリックする

①メニュー画面で「パフォーマンス → アカウント健全性」の順にクリックする

②「アカウント健全性評価」の数値を確認する

②「アカウント健全性評価」の数値を確認する

アカウントの健全性評価(AHR)は「0~1000」のスコア制で、新規セラーは「200」から始まります。そして、以下3つの段階で評価されます。

評価 スコア

(健全)
200~1000

(リスクあり)
100~199

(健全でない)
99以下

アカウント健全性のスコアは、規約違反や顧客対応の不備があると下がり、改善すると回復する仕組みです。停止から復活を目指すには、まず自分のスコア状況を正しく把握することが出発点となります。

 

【まだ復活できる】アカウント「停止」の主な原因

【まだ復活できる】アカウント「停止」の主な原因

Amazonのアカウント停止は、上記3つの原因によるものが多いです。自身が該当していないか、それぞれチェックしていきましょう。

原因1:アカウント健全性評価(パフォーマンス)の悪化

アカウントの健全性評価が低下し、停止につながった可能性があります。Amazon販売においては、特に以下の項目をよくチェックしましょう。

  1. 注文不良率:不良品や返品が多い
  2. キャンセル率:出品者都合によるキャンセルが多い
  3. 出荷遅延率:自己発送で出荷予定日を過ぎることが多い
  4. ポリシー違反:Amazonが定めるルールに違反している
  5. 回答時間:顧客からの問い合わせ対応に24時間以上かかっている

これらのいずれか、または複数に該当している場合は状況の改善に取り組む必要があります。

原因2:カスタマーレビューの不正操作

サクラ自作自演のレビューはAmazonの規約違反で、発覚するとアカウントが停止されるリスクが高いです。商品レビューだけでなく、ショップレビューの不正操作も対象となります。

レビューの不正操作では、出品者本人だけでなく、依頼した友人や知人の購入アカウントも停止される可能性があります。複数の友人に同時にレビューしてもらうなど、タイミングの不自然さによってAIに検知される可能性が高いため注意しましょう。

原因3:Amazonの規約違反(知的財産権の侵害など)

Amazonマーケットプレイスの各種規約(参加規約・出品規約)に違反すると、アカウント停止の可能性があります。代表的なケースとしては、知的財産権(商標・著作権)の侵害や真贋調査での不備が挙げられます。

基本的には通知が来たものにしっかり対応していれば問題ないはずですが、アカウントが停止されたなら一度状況を確認しておきましょう。

【要注意】アカウント「閉鎖(削除)」に至る重大な原因

【要注意】アカウント「閉鎖(削除)」に至る重大な原因

続いて、Amazonアカウントの閉鎖(削除)につながる原因として上記の2つを見ていきます。アカウント閉鎖はビジネスに重大な影響を及ぼすため、しっかりとしたリスク管理が必要です。

原因1:法律違反・不正利用(偽物販売、マネーロンダリングなど)

偽物販売違法商品の取り扱いは、即アカウント削除の対象です。

例えば、ブランド品のコピー商品販売やドラッグなど禁止商品の出品が挙げられます。また、マネーロンダリング目的での利用も、一発で削除される重大な違反です。

内容次第では、アカウント停止を飛び越えて「即削除 + 刑事事件化」の可能性もあります。

原因2:アカウント停止後、反省・改善が見られないケース

アカウント停止後の改善対応を怠ると、削除に発展する可能性が高いです。出荷遅延や顧客対応の不備など一見軽微な規約違反も、改善が見られなければ重く処分されます。

Amazonは、「適切な対応ができない出品者はAmazonブランドに悪影響」と判断します。改善計画書の提出や運営体制の見直しなど、真摯な行動が必須です。

【実例】出荷遅延を繰り返してアカウントが削除された事例

ここでは、過去に僕が講師を務めるAmazonせどりスクールの生徒さんが実際にアカウント削除になった、珍事例をご紹介します。

その生徒さんは、複数の注文があったにもかかわらず、出荷を全く行わず放置してしまいました。その結果、Amazonは「継続的に顧客対応を怠る出品者」と判断

本人は「出荷方法が分からなかった」と弁明したものの、当然ながら「分からなかった」という説明は通用しません。このように、些細な不備でも繰り返すと致命的な処分につながります。

ビジネスとして成長させていくには、アカウント削除は絶対に回避する必要があります。安易なミスや怠慢でアカウントを削除されないよう、日頃からルール順守を意識しておきましょう。

【例外】知っておくべき特殊なアカウント停止理由

【例外】知っておくべき特殊なアカウント停止理由

ここまで、よくあるAmazonのアカウント停止原因を解説してきました。さらに、知っておくべき「アカウント停止の特殊な理由」も、以下3つご紹介しておきます。

遭遇することは、ほとんどないかもしれませんが、知っておくと万一のトラブルにも対応しやすくなります。

理由1:新規アカウントの売上急増による「アカウント審査」

新規アカウントで急激に売上が伸びると、不正利用を疑われることも。

急な売上の増加を検知したAmazonは、「マネーロンダリングや違法利用の可能性」を想定し、調査を開始します。そして、仕入れ先や請求書の提示を求められ、本当に正規取引かどうかを確認されます。

審査になるかどうかは運要素もあり、完全に防ぐことは不可能です。しかし、正規の領収書請求書を提出できれば、審査はクリアできます。取引の実態を証明できれば問題なく乗り越えられるので、慌てず対応しましょう。

理由2:海外アカウントに起因する「グローバルセリング問題」

グローバルセリング問題とは、Amazonのセラーアカウントを作るときに、日本のアカウントだけを作ったつもりが、アメリカやヨーロッパなど海外のアカウントも同時開設されてしまうこと。

アメリカAmazonから口座情報などを求められているにもかかわらず対応していないと、日本のアカウントも芋づる式に停止されることがあります。

この「グローバルセリング問題」については、以下の動画で詳しく解説していますので、ぜひチェックしておいてください。

理由3:出品規制解除時の「請求書提出による停止」

出品規制解除のために提出した正規の請求書が、偽造と判定されるケースも。例えば、ヨドバシカメラなど正規店の領収書・請求書を提出しても、稀に「偽造」と判断されることがあります。

これはAmazon側の判断ミスによるもので、例外的で発生頻度は低いです。昔は請求書偽造が横行していたため、その影響で厳しいチェックが残っているものと考えられます。

万一誤った判定を受けた場合は、「正規の書類であること」を主張すれば解除してもらえるので、落ち着いて対応しましょう

【体験談】わたしのAmazonアカウントは、これが原因で停止になりました。

僕はこれまでAmazonせどりのスクール講師として、1,000人近い生徒さんを見てきました。

スクールに入るのと同時にAmazonせどりをスタートした生徒さんたちの場合は、はじめからチーム朝野でサポートしているので、アカウントが停止になった事例はほとんど記憶にありません。

一方、スクールに入る前に独学で試行錯誤されていた生徒さんの中には、アカウント停止を経験した方もいます。いくつか事例を紹介しますね。

【事例1】

知的財産権の侵害通知に対して、何も対応しなかった

Amazonでの知的財産権の侵害とは、メーカーに許可なく販売できない商品を出品しているケースでよく起こります。

この場合、出品を削除するのはもちろん、権利者(メーカーなど)に謝罪して申し立てを取り下げてもらったり、Amazonに対応を報告したりと適切な対処が必要です。

この事例のように、放置してしまうとアカウント停止になってしまうわけですね。

【事例2】

購入者からのクレームによる真贋調査を突破できなかった

2つめの事例は、真贋調査です。真贋調査とは、販売する商品が「本物」であるかどうかをAmazonが調査するもので、突破するにはメーカーからの請求書や納品書、領収書などを提出しなければなりません

この事例では、購入者からの疑いに対して、商品が本物であることを証明することができず、アカウント停止になってしまいました。要するに、偽物を販売しているアカウントという判定が出てしまったケースです。

いずれにしても、アカウントが停止されてしまった場合は、すみやかに正しい対応をする必要があります。

アカウント停止から解除までの5ステップ

アカウント停止から解除までの5ステップ

万一Amazonアカウントが停止されてしまったら、以下5つのステップで解除を申請しましょう。

  1. パフォーマンス通知を確認する
  2. 根本原因を特定する
  3. 改善計画書を作成する
  4. 申し立てと書類提出を行う
  5. Amazonからの返信を待つ

まずはフィッシング詐欺の可能性も含め、セラーセントラルで現在の状況を正確に把握します。

そして、アカウント健全性などを確認して根本原因を特定し、その現状を改善するための計画書を作成しましょう。解除の申し立てを行ったら、あとはAmazonの返信を待ちます。

停止を解除してもらう上で、最も重要なのは改善計画書の作成です。次の見出しで詳しく解説します。

【最重要】アカウント復活の鍵を握る「改善計画書」の書き方

アカウントの停止後、運命を左右するのが「改善計画書」の内容です。

改善計画書は、謝罪文や言い訳を書くものではなく、問題点を客観的に分析し、具体的な解決策を示す「ビジネス文書」です。学生時代に書かされたような反省文とは異なると強く認識しましょう。

ここでは以下2つに分けて、改善計画書の書き方を解説します。

Amazonが改善計画書で求めている3つの要素

改善計画書には、Amazonが求める以下3つの要素を盛り込むことが重要です。

  1. 問題の根本原因(Root Cause)
  2. 問題を解決するために実施した対策(Corrective Actions)
  3. 今後の問題を未然に防ぐための予防策(Preventive Measures)

1. 問題の根本原因(Root Cause)

根本原因」のパートでは、表面的な事象ではなく、その問題を引き起こした「仕組み」や「プロセス」の欠陥まで掘り下げることが大切です。Amazonが知りたいのは、「何が起きたか」ではなく「なぜそれが起きたのか」。

以下のように「なぜなぜ分析(5Whys)」を使って原因を深堀りしましょう。

「出荷が遅れた」

↓↓

なぜ?

↓↓

「担当者が忘れた」

↓↓

なぜ?

↓↓

「チェック体制がなかった」

↓↓

なぜ?

↓↓

「業務がマニュアル化されておらず属人的だった」
( これが根本原因)

以下は、根本原因の説明としてOK・NGな例です。

<「根本原因」のOK例>

受注から出荷までの検品プロセスが標準化されておらず、担当者の経験に依存する業務体制であったため、ヒューマンエラーを未然に防ぐ仕組みが欠如していました。

(仕組みの問題として捉え、客観的に分析できている)

<「根本原因」のNG例>

  • 担当者の確認不足でした。
  • うっかりミスをしてしまいました。

(個人の責任に帰結させており、反省が見られない)

どの仕組みやプロセスに問題があったのか、客観的に掘り下げましょう。また、他者への責任転嫁(例:お客様の使い方が悪い、Amazonのシステムでは対応できない、など)にならないよう注意が必要です。

2. 問題を解決するために実施した対策(Corrective Actions)

続いて「対策」のパートでは、問題に対してすでに対応済みであることを具体的に示し、Amazonに迅速な問題解決能力をアピールします

必ず「~しました」「~を完了しました」という過去形・完了形で書くことを徹底しましょう。「これからやります」という未来形はNGです。

そして、日付や数量、担当者名などを盛り込み、誰が読んでも行動が目に浮かぶレベルで、具体的・定量的に記述します。さらに、記載した対策が「根本原因」で特定した問題点と直接結びついていることが大切です。

<「対策」のOK例>

・出荷遅延の対象となった全注文の発送完了

9月8日時点で出荷予定日を超過していた全ての注文(注文番号: xxx, yyy, zzz)に対し、当社送料負担の速達便にて発送を完了いたしました。

・影響を受けたお客様への連絡

上記の対象となったお客様全員に対し、9月8日に遅延に関する謝罪と発送完了の旨を個別にメッセージにて連絡済みです。

・全未出荷注文のステータス再点検

現在受注している全57件の未出荷注文を再点検し、全てが出荷予定日内に対応可能であることを確認しました。

(行動が具体的で、日付も入っており完了したことが明確)

<「対策」のNG例>

遅延した注文は迅速に発送し、お客様には誠心誠意対応いたします。今後はこのようなことがないように気を付けます。

(漠然としており、完了しているかが不明)

3. 今後の問題を未然に防ぐための予防策(Preventive Measures)

最後に「予防策」のパートでは、同じ問題を二度と起こさないための「恒久的な仕組み」を提示し、Amazonにビジネスの継続性を信頼させる必要があります。

「気を付けます」「頑張ります」といった精神論ではなく、具体的な「仕組み(システム)」で解決するという姿勢が最も重要です。以下のように具体的な解決策のアイデアを盛り込みましょう。

  • チェックリストの導入
  • Wチェック体制の構築
  • 業務マニュアルの作成と研修の実施
  • 特定のツールの導入

そして、盛り込んだ予防策が「根本原因」で特定した問題点を完全に解消するものであることを論理的に説明します。

<「予防策」のOK例>

新たに出荷前のWチェック体制を導入し、担当者Aが梱包した商品を、必ず担当者Bが出荷ラベルと照合してから発送するプロセスを構築しました。この新業務フローは9月10日より正式に運用を開始します。

(個人の能力に依存しない、具体的な仕組みになっている)

<「予防策」のNG例>

今後は、出荷遅延がないように注意を徹底します。

(個人の能力・意識に依存しており、仕組みがない)

改善計画書のチェックポイント

改善計画書が完成したら、以下5つのポイントで内容をチェックしましょう。

  1. 責任転嫁せず、自分の非を認めているか?
  2. 根本原因は、個人の問題ではなく「仕組み」の問題として捉えられているか?
  3. 対策は具体的で、すでに完了しているか?
  4. 予防策は、精神論ではなく具体的な「仕組み」で再発を防止するものになっているか?
  5. 全体を通して、論理的で分かりやすい文章になっているか?

ただの謝罪や反省に留まらず、具体的かつ論理的に解決策を提示し、実行することが大切です。

よくある質問【FAQ】

Amazonのアカウント停止については、以下のような質問もよく出ます。

慌てずに解除申し立てを進められるよう、あわせて把握しておきましょう。

申し立てから、どれくらいで返事は来ますか?

申し立てから返信までの期間について、Amazonは明確に公表していません。一般的には、数日〜2週間程度で返事が来るケースが多いです。

ただし、案件の重要度や混雑状況によってさらに時間がかかる場合もあります。すぐに返答がなくても、追加で同じ内容を繰り返し送るのは逆効果です。辛抱強く待つことが最善策と考え、返信を待ちましょう。

停止期間中、売上金はどうなりますか?

アカウント停止中は、売上金の支払いが一時的に保留されます。Amazon側が顧客への返金や補償対応に備えるためです。

停止が解除されれば、次回の支払いサイクルでまとめて振り込まれます。閉鎖処分と違い、停止の場合は没収ではありません。ただし、資金繰りに直結するため、解除までのスピードが重要です。

FBAにある在庫はどうなりますか?

アカウント停止中は、FBA在庫が販売不可の状態になることも。出品停止中でも保管手数料は発生し続けるため、長期化すると負担が大きくなります。

解除を急ぐことが、在庫コスト削減につながります。在庫を引き上げたい場合は、返送または所有権の放棄(別料金)が可能です。

なお、アカウント閉鎖の場合はFBA在庫が強制的に返送されます。

専門のコンサルタントや代行業者に依頼すべきですか?

Amazonのアカウント停止は、運悪く複数回起きることもあります

急にアカウントを停止されると不安になるものですが、毎回外部にサポートを依頼するよりも以下の2点を意識するのがおすすめです。

  • そもそもアカウント停止にならないように日頃から対策する
  • 停止された場合でも、自力で解除できるよう知識をつける

日頃から規約やアカウントの健全性評価を意識し、停止を未然に防ぐ運用スキルを磨くことが大切です。また、自分で改善計画書を作成できれば、再発時も迅速に動けます。物販総合研究所では、スクール生にそのような対処法を伝えています。

正しい知識があれば、アカウント停止は過度に恐れる必要はない!

今回は、Amazonアカウント停止の様々な原因から、具体的な解除手順、そして復活の鍵を握る「改善計画書」の書き方までを詳しく解説しました。

アカウント停止の通知は誰にとっても衝撃的ですが、その原因の多くは、本記事で解説したように、一つひとつ冷静に対処できるものです。

重要なのは、以下の3点です。

  • 慌ててNG行動を取らないこと
  • この記事を参考に、あなたの停止原因を正確に分析すること
  • Amazonに対し、誠実かつ具体的な改善計画書を作成すること

とはいえ、「改善計画書なんて書けない…」と思う方も多いはず。

そこで! 物販総合研究所では「垢バンなんて怖くない!Amazon改善計画書テンプレート」を今だけ無料で配布しています

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