Amazonのマーケットプレイス配送サービス(マケプレ配送)とは?

Amazonのマーケットプレイス配送サービス、通称「マケプレ配送」とは、Amazonとヤマト運輸が提携して提供する、出品者向けの特別な配送サービスです。
Amazonで自己発送(出品者出荷)を行う際に利用でき、自力で配送手配する場合と比較して送料を大幅に抑えられるのが大きな特徴! コストを下げたい出品者にとって、非常にメリットの大きいサービスです。
自己発送に関する基本的な仕組みや対応方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
(関連)【図解】Amazon自己発送のやり方完全ガイド|初期設定から全手順を解説!
ちなみに以下の動画でも、この記事の著者・朝野がマーケットプレイス配送サービスの具体的な仕組みや使い方について解説しているので、初めて利用する方はぜひ一度チェックしてみてくださいね!
マーケットプレイス配送サービスのメリット

マーケットプレイス配送サービスには、自己発送のハードルを一気に下げてくれるメリットがあります。その内容を見ていきましょう。
申し込み・契約不要で特別運賃が適用

一般的に、ECサイトなどで自社手配する荷物の送料を安くするには、運送会社と個別の契約を結ぶ必要がありますよね。
契約内容はさまざまですが、基本的には「月間○○個以上発送」などの取り決めが必要です。また、書面の取り交わしや内容確認の手間も発生します。
一方でマーケットプレイス配送サービスであれば、そういった面倒な手続きは不要で、Amazonでの自己発送を特別料金でお願いできるようになります。
ネコポス(3cm)から大型(200サイズ)まで対応

マーケットプレイス配送サービスでは、ネコポス(約A4サイズで厚さ3cmまで)から宅急便の200サイズまで幅広いサイズをカバーしています。
大きめの荷物にも対応しているため、Amazonビジネスで定番の大型家電を販売する際にも便利。具体的なサイズや送料は後ほど解説しますね。
ラベル作成はワンクリック!送料は売上金から相殺

マーケットプレイス配送サービスのラベルは、Amazonのセラーセントラルで管理できます。
伝票の準備や出荷通知も不要で、送料も売上金から支払われるため、自己発送の手間を大幅にカットすることが可能です。本業や子育て、家事などで忙しい副業Amazonセラーにとって、これはとくに嬉しいポイントですね!
【コラム】大型セール時はFBAより自己発送が強い
ところで、年末やプライムデーなどの大型セール時は、注文が殺到するため、FBA倉庫の「受領遅延」が起きやすい時期。
受流遅延が発生すると、FBA販売を開始するまでに1週間〜10日ほどかかることもあります。その間に機会損失も生じてしまうかもしれません。
こういった大型セール時は、FBAではなく自己発送で乗り切るのがおすすめ! パンクしているFBA倉庫よりも早く発送を手配できるため、到着遅延のリスクが減らせます。また、購入画面に表示される「お届け予定日」もFBAより早くなりやすく、カートを取れる確率もアップ。
自己発送なら、FBAよりもコストを抑えられるので、販売時期で発送方法を使い分けることも、検討してみましょう。
マーケットプレイス配送サービスのデメリット・注意点

マーケットプレイス配送サービスはメリットが豊富です。しかし、無視できないデメリットもあります。その内容を見ていきましょう。
発送は「ヤマト営業所への持ち込み」か「集荷」のみ

マーケットプレイス配送サービスの発送方法は、「ヤマト営業所への持ち込み」か「集荷依頼(無料)」の2つとなります。
コンビニからは発送できないため、近くにヤマト運輸の営業所がなかったり、集荷依頼にすぐに対応してもらえなかったりする地域の場合は、注意が必要です。
200サイズ超・30kg超の商品は送れない

マーケットプレイス配送サービスは、あくまでヤマト運輸の規格内で提供されているため、200サイズ・30kgまでが限界です。
これを超える場合は、佐川急便の「飛脚ラージサイズ宅配便」が候補になります。しかし、佐川急便はマケプレ配送に非対応のため、送料は通常料金です。
大きすぎる商品では、マーケットプレイス配送サービスの実力は十分に発揮できないかもしれません。
危険物やクール便には対応していない

マケプレ配送は、危険物(花火など)の輸送やクール便に対応していません。
商品を仕入れた後、「マケプレが使えず通常発送となり、送料分が赤字に」なんてことにならないよう、利用の際はルールをきちんと確認しておく必要があります。
マケプレ配送の詳しいルールは、公式サイトでもしっかりチェックしましょう!
(参考)Amazon公式|ヤマト運輸の配送サービスおよび制限事項(※別タブで開きます)
【料金表】マケプレ配送の対応サイズと送料

ここからは、いよいよマケプレ配送の送料について見ていきます。
マーケットプレイス配送サービスの送料は、発送元と送り先のエリア、さらに商品のサイズ、重さで決まります。
ちなみに、以前は前月の利用箱数によって送料が変わりましたが、最新の料金表ではそのランク分けが撤廃されています。利用状況にかかわらず、同一料金となっているため、販売数が少ない人でも安心ですよ!
最新のサービス内容と料金表は、以下に記載されているのでこちらも参考にしてください。
(参考)マーケットプレイス配送サービス(※別タブで開きます)
(参考)マーケットプレイス配送サービス料⾦表(※別タブで開きます) (2025年8月6日~適用)
ネコポス(小型サイズ):全国一律185円(沖縄除く)

| ネコポス(小型サイズ)のサイズと料金 | |
|---|---|
| サイズ | 長さ:3辺の合計が60cm以内で、長辺34cm以内 厚さ:3cm以内 ※最小サイズ:長さ23cm × 幅11.5cm) |
| 重さ | 1kg以内 |
| 送料 | 全国一律185円(沖縄県を除く) |
ネコポスの場合、発送元や送り先に限らず料金は一律です。ただし、沖縄に送る場合のみ、222〜223円と少し割高になります。
これまでクリックポスト(185円)で住所などのラベル入力を行っていた人も、マーケットプレイス配送のネコポスなら、同じ送料でラベルを自動作成できるのでコスパがいいですよ!
宅急便コンパクト(標準サイズ):通常より約40%OFF!

| 宅急便コンパクト(標準サイズ)のサイズと料金 | |
|---|---|
| サイズ | 長さ:20cm 幅:25cm 厚さ:高さ5cm |
| 重さ | 規定なし |
| 専用ボックス費用 | 70円(税込) |
宅急便コンパクトは、専用BOX(70円)が必要ですが、雑貨や小型家電に最適です。
送料は、発送元と送り先によって細かく設定されているので、料金表をよく確認しましょう。ここでは、代表例として「関東 ➡ 関東」「関東 ➡ 関西」の送料を紹介します。
【関東発の場合】
| お届け先 | 通常料金 | マケプレ配送 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 関東エリア | 650円 | 392円 | -258円 |
| 関西エリア | 710円 | 438円 | -272円 |
表からは、宅急便コンパクトは、通常料金よりもかなり割引されることが分かりますよね。数が多ければ多いほど、この差額が利益に響いてきますよ!
宅急便(60〜200サイズ):最大半額以下のサイズも!

以下はマケプレ配送に対応している宅急便のサイズと重さの表です。
| サイズ | 重さ |
|---|---|
| 60サイズ | 2kgまで |
| 80サイズ | 5kgまで |
| 100サイズ | 10kgまで |
| 120サイズ | 15kgまで |
| 140サイズ | 20kgまで |
| 160サイズ | 25kgまで |
| 180サイズ | 30kgまで |
| 200サイズ | 30kgまで |
宅急便はサイズと重さ、どちらかの規定を超えると、ひとつ上の料金が適用されるので注意してください。たとえば、3辺の合計が60cm以内でも2kgを超える場合は、宅急便80サイズの取り扱いとなります。
「関東 ➡ 関東」「関東 ➡ 関西」の140サイズと160サイズを例にとると、送料は以下の通り。
【関東 ➡ 関東】
| サイズ | 通常料金 | マケプレ配送 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 140サイズ | 2,630円 | 937円 | -1,693円 |
| 160サイズ | 3,020円 | 1,106円 | -1,914円 |
【関東 ➡ 関西】
| サイズ | 通常料金 | マケプレ配送 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 140サイズ | 2,780円 | 1,014円 | -1,766円 |
| 160サイズ | 3,160円 | 1,183円 | -1,977円 |
マケプレ配送の宅急便は、サイズと送り先によっては、通常料金の半額以下になることも!
とくに自己発送は大型商品を扱うことも多いため、マケプレ配送は積極的に活用したほうがいいですよ!
【図解】マーケットプレイス配送サービスの使い方手順

続いて、セラーセントラルでマケプレ配送サービスを使う際の手順を見ていきましょう!
手順1:注文画面で「梱包サイズ」と「出荷日」を入力する
まずはセラーセントラルから、注文管理画面に移動します。メニュー画面から、「注文」→「注文管理」をクリックしてください。

次に、注文管理の画面では、左上が「出品者出荷」となっていることをチェック! ここが「Amazonによる取扱い」となっている場合は、FBA配送の管理画面を見ていることになります。

FBA配送の画面になっている方は、右上の「出品者出荷」となっているところをクリックして、画面を切り替えましょう。画像では、「FBA注文を表示」となっている部分です。
その後「未出荷タブ」からマケプレ配送を利用する商品の注文番号をクリックします。
手順2:ラベルを印刷して梱包する(395番シール)
注文番号を押すと、下の画像のような画面が表示されます。

そうしたら、オレンジ色の「配送ラベルの購入」ボタンを押してください。次の画面が開いたら画面左下のほうにある「荷物の寸法を変更する」ボタンを押します。

すると、荷物の寸法を入力するタブが開きます。商品の梱包後のサイズを入力し…

次の画面では、重さと出荷日を入力します。出荷日は、商品情報に記載していた日付で設定しましょう。それ以降の日付に設定すると「出荷日超過」として、Amazonの評価が下がってしまいます。
画面中央には「選択した配送方法」が表示されます。

ここに表示される配送方法は、サイズ・重さに対応できる配送方法の一覧です。複数の選択肢が表示される場合は、送料が安い方法を選びましょう。
画面右下に表示される合計金額を確認し、問題なければその横の「配送ラベルの購入」ボタンを押します。
すると、以下のような配送ラベルが作成されます。

このラベルをダウンロードしたら、マーケットプレイス配送サービス専用の「395番」(レーザープリンターを使用している場合は323番)のラベルシールに印刷します。
専用ラベルシールは、ヤマト運輸に依頼すれば届けてもらえます。店舗にも在庫があるので、急ぎの場合は取りに行くと良いでしょう。
ちなみに、よく似たラベルに「396番」というのがありますが、こちらはFBA納品の際に使用するラベルなので、間違えないように注意してください。たまにヤマト運輸側で間違えてしまうこともあるため、受け取ったら確認を!
手順3:ヤマト運輸へ持ち込むor集荷を依頼する
ラベルを貼り終えたら、あとはヤマト運輸に集荷を依頼すればOKです。大型荷物であっても集荷手数料はかからないので、安心してくださいね。
もちろん、自分でヤマト運輸の営業所に持ち込むことも可能です。
荷物がヤマト運輸の手に渡ったら、マーケットプレイス配送の手続きは完了です。Amazon上のステータスも自動で「出荷済み」に変わります。
マケプレ配送に関するよくある質問(FAQ)

最後に、マケプレ配送に関するよくある質問に回答していきます。
Q1. Amazonマーケットプレイス配送サービスって何?
A. Amazonマーケットプレイス配送サービスとは、Amazonセラーが自己発送の際に特別運賃で活用できる配送サービスのことです。
具体的な送料は、こちらを参考にしてください。
Q2. 印刷に使う「専用ラベルシール」はどこで手に入る?
A. 専用ラベルシールは、ヤマト運輸に連絡をすれば無料で配送してもらえます。営業所に在庫もあるので、取りに行っても構いません。
なお、専用ラベルの番号は使用するプリンターがインクジェットプリンターの場合は395番、レーザープリンターは323番となります。
Q3. マケプレ配送とパートナーキャリアの違いは?
A. マケプレ配送は、Amazonで自己発送時に活用できるサービスのことで、パートナーキャリアは、AmazonでFBA倉庫に納品する際に利用するサービスのことです。
いずれも直接配送会社に依頼するより、安い料金が設定されています。
FBAパートナーキャリアについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
(関連)FBAパートナーキャリアでAmazon FBA納品の送料を削減!使い方と注意点を解説
Amazonの自己発送はマケプレ配送で利益を最大化しよう!

今回は、Amazon出品者の強い味方「マーケットプレイス配送サービス」について、その驚愕の安さと使い方を解説しました。
今まで「なんとなく」で通常の宅急便やクリックポストを使っていた方は、今すぐ「マケプレ配送」に切り替えることを強くおすすめします。ぜひ、次回の発送から試してみてくださいね!
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