中古品のメリット
冒頭でも少し触れましたが、中古品には利益率が高いというメリットがあります。
他にもメリットがありますので、中古品にはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
- 利益率が高い
- 落札確率が高い
- 保証の有無を気にしなくてもいい
- 出品数が多い
- 価格調整にシビアにならなくてもいい
- 新品に比べ参入者が少ない
それでは一つ一つを細かく見て見ましょう。
利益率が高い
中古品は利益率が非常に高いです。
私が過去に扱った商品の一部を紹介します。
利益率ですが、上から48.2%、43.6%、41.3%、26.3%、53.7%となっています。
新品商品ではこれほどの利益率を出すのは非常に難しいですね。
落札率が高い
過去の商品を見てもらえればわかると思いますが、5商品中4商品が入札件数1件で落札できています。
私以外誰も入札していないということです。
残りの1商品も入札が19件入っていますが2万円以上の利益が取れています。
19件の入札があっても利益が2万円を超えているということは、落札しやすいということを物語っていますね。
保証の有無を気にしなくてもいい
新品商品を扱う場合、メーカー保証が付いているのか確認する必要がありますが、中古品の場合は気にする必要がありません。
中古品は基本的に保証が付いていない商品がほとんどなので、メーカー保証がなくても問題なく売れます。
新品の場合、未使用品であってもメーカー保証がなければ新品として販売することができないため、仕入れ候補から外さなければなりません。
せっかくリサーチして見つけた商品を仕入れられないのは勿体無いですね。
中古品は「保証が付いてたらラッキー」くらいの考えで基本的に保証なしなのでほとんどの商品が仕入れ候補になるので、リサーチが苦手な人でも仕入れ候補となる商品が多い中古品は向いているかもしれませんね。
出品数が多い
商品によって異なりますが、多くの商品は新品よりも中古品の方が出品されている数が多いです。
それによりリサーチが楽になり、仕入れもしやすくなります。
価格調整にシビアにならなくてもいい
中古品は新品商品と違って値下げ競争をして最安値で売る必要がありません。
もちろん同じコンディションの商品とはある程度価格を合わせた方がいいですが、中古品の場合全く同じコンディションの商品は存在しません。
ですので新品に比べると価格調整などもそこまでシビアになる必要もありません。
新品の出品者よりも参入者が少ない
国内転売をやっているほとんどの人は新品商品だけを仕入れています。
新品商品から中古品へステップアップしている人もいますが、それでも新品に比べると圧倒的に中古品の方がライバルが少ないです。
参入者が少なければ、アマゾンでの月間販売個数がそこまで多くなくても比較的売れやすくなるので売れるまで時間がかからない商品もあります。
中古品のデメリット
魅力的な中古品ですがデメリットも存在します。
- コンディションが様々
- 価格設定
- 需要の見極め
- 返品リスク
- 回転が 悪い
それでは書くデメリットを細かく見ていきましょう。
コンディションが様々
アマゾンで中古品を販売する場合コンディションは4つに分けられます。
- ほぼ新品
- 非常に良い
- 良い
- 可
自分が仕入れようとしている商品がどのコンディションになるのか見極める必要があります。
慣れないと難しいかもしれませんが、他のセラーの出品コンディションと照らし合わせれば簡単に判断できるのでライバルセラーのコンディションを参考にしていきましょう。
考慮するポイントとしては、
- 付属品
- 動作状況
- 使用頻度(使用期間)
- 外観
などです。
これらを照らし合わせれば自分の商品がどのコンディションなのかはある程度判断することができます。
価格設定
新品商品はカート価格に合わせれば売れるので価格設定は比較的に簡単ですが、中古品はコンディションが様々なので価格設定が最初は難しいかもしれせん。
他のセラーを参考に価格を設定していきましょう。
私は一応自分の中で基準があります。
ほぼ新品の場合はその時の新品価格の10%引き前後の価格です。
非常に良いの場合はその時の新品価格の20%引き前後の価格です。
良い、可に付いてはそのコンディションの中で最安価格くらいに設定していきます。
需要の見極め
アマゾンで商品が売れているのか参照するときにKeepaやモノレートを使うと思います。
しかしこれらは新品と中古品が混ざってグラフに表示されているため、どちらがどれだけ売れたのか判断するのが難しいです。
Keepaでは見極めが難しいので、普段リサーチ時にKeepaを使用している人は中古品リサーチのときはモノレートを参照してください。
ほとんどの商品は中古品よりも新品商品が売れています。
その中で中古品の出品者が減ったときに商品が売れているのかを見て判断していきましょう。
最初は判断が難しく時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れてしまえばどのコンディションの中古品が売れたのかというところまである程度判断できるようになります。
返品リスク
中古品は新品に比べると返品のリスクが上がります。
ただここで勘違いして欲しくないのですが、「中古品は返品が多い」と言っている訳ではないということです。
新品に比べると返品される可能性が高くなるというだけで、返品される商品は多くはありません。
もし返品が多い場合は、中古品がいけないのではなく自分のリサーチが未熟なのだということ気づいてください。
リサーチ時に細かな点まで質問して納得した上で仕入れを行えば、返品されるような商品を仕入れてしまうことも無くなります。
回転が悪い
中古品は新品に比べると回転が悪いです。
回転というのは、売れるまでに時間がかかるということです。
ただこれも先ほどの話と同じですが、「中古品は回転が悪い」と言っているのではなく、新品に比べると回転が悪くなるということを言っています。
ですので回転が悪い、なかなか売れない商品があるならそれはあなたのリサーチ不足によるものです。
1ヶ月以内に売れる商品を扱い、慣れたら2ヶ月以内に売れる商品を扱うなどしていきましょう。
なかなか売れない商品は利益率が高いものが多いです。
すぐに売れる中古品となかなか売れない中古品を織り交ぜていけば、1ヶ月以内に売れなくてもすぐに売れる中古品の売上金でなかなか売れない商品の仕入れ代金はペイできます。
通常クレジットカードで仕入れをする場合は、翌月以降に請求がきます。
例えば1月に仕入れた商品なら2月末に請求がきますね。
1月に仕入れた商品が2月を過ぎても売れない場合は、売れる前に請求がきてしまうので困ってしまうかもしれません。
ですが2月に仕入れたすぐに売れる商品があれば、その売上金で1月に仕入れた商品の請求に対して支払いができます。
2月に仕入れたすぐに売れる商品の請求は3月末にくるのでそれまでに1月に仕入れたなかなか売れない商品を売り切ればいい訳です。
3月を過ぎても売れなくても3月に仕入れたすぐに売れる商品でまたペイできるので...と延長延長がききます。
これの繰り返していけばいいので中古品の回転についてはそこまで深く考える必要はありません。
しっかりしたリサーチを心がけましょう。
最後に
商品の中には新品よりも中古品の方が売れている商品もあります。
たとえばファミコンなんかもそうですね。
新品は20,000万円以上しますが、中古品は2,000円ほどで買えます。
ファミコンは極端な例ですが他にも中古品の方が売れている商品はあるので、そういう商品を見つけることができれば、リピートして安定して利益を上げていく商品にすることができます。
新品商品の転売に慣れた人は積極的に中古品にもチャレンジしていっていただきたいですね。