eBay輸出では、取引毎にセラーとバイヤーが互いにフィードバックを付け合います。
必須ではありませんので、つけない主義の方もいますが、一度ついたものを変更できる場合があります。その条件とはどのようなものなのか、解説していきます。
eBayの評価とは
eBayでは、売り手と買い手が互いに評価を付け合うことができます。評価とは、次の3つがあります。
- Positive(良い) +1ポイント
- Neutral(どちらでもない) 0ポイント
- Negative(悪い) -1ポイント
セラーがバイヤーにつけた評価は、変更不可です。しかし、バイヤーがセラーに対して付けた評価は変更可能です。(上限数などの制限はあります)
eBay上での評価は、よほどのことがない限り、基本はPositiveをつけてもらいます。仮に、不良品や発送ミスが起こったとしても、その対応、アフターフォローが良好であればPositiveをつけてもらうこともよくあります。
評価の影響は
eBayでついた評価は、原則12ヶ月残ります。取引数が多く、評価が毎月2桁以上つくのであれば、1,2個のNegativeフィードバックの影響は僅かです。
しかし、取引件数が少ない場合は、1つのNegativeの割合が高くなるので、とにかくNegativeは貰わないように注意が必要です。
《影響が少ない例》

こちらは、ネガティブが過去12ヶ月間に計89件で、99.1%です。
《影響が多い例》

こちらは、ネガティブが過去12ヶ月間に計5件で、96.4%です。
変更できる条件とパターンとは
変更できるのは、原則評価を付けてもらってから30日以内、1年に5回までです。
数に限りがありますので、1回あたりが貴重です。変更するにはバイヤーに「確実に変更してもらえる」という約束をした上で、変更リクエストを行い、無駄に使うことのないよう注意しましょう。
但し、過去1年間の評価が4桁以上ある方は、1000評価毎に5回フィードバックの変更依頼ができます。もし評価が2000あれば、10回となります。

変更してもらえるケースとは
- 間違えてつけてしまった
稀に、評価がNegativeでも、文面が「good seller!」という矛盾した場合があります。このような場合は、バイヤーが単に間違えてPositiveとNegativeをつけ間違えてしまったと思われるケースです。
バイヤーは気づいていないので、メッセージから評価がNegativeになっているので変えていただけますか?と伝えて変更の確約を取りましょう。
- Negativeがついた後に、対応をきちんと行い、満足してもらえた
評価をつけるタイミングは人それぞれですが、取引に何か問題があって、対応してもらえるとは考えずに、評価を早々にNegativeと付けてしまうバイヤーもいます。
そのような時は、メッセージからアフターフォローとして誠実な対応により満足してもらえることで、評価も変更してもらえる場合があります。
変更の手順
My eBay>Accountタブ>Feedbackを押します

Recent Feedbackの欄、右側にある「Request Feedback Revision」を押します

変更対象(悪い評価且つ30日以内)のフィードバック一覧が表示されますので、該当のものを選択します。
次に理由を下記から選択します。
- I resolved a problem the buyer had with this transaction
- The buyer confirmed that he or she had accidentally left the wrong Feedback
- Other (コメント入力可)
(日本語訳)
- 私はバイヤーとこの取引に関する問題を解決しました
- バイヤーは誤ったフィードバックをつけたことを確認しました
- その他
そうしますと、eBayからバイヤーに、フィードバック変更の同意を依頼する通知が行きます。期日内にバイヤーが同意すれば変更が完了します。
事前にバイヤーに変更の許可を得ていても、実際に期日内に同意をしてもらえなければ、元のフィードバックのままです。
100%確実ではないですが、eBay輸出の場合、Negativeは1件でもない方がよいので、もしNegativeがついた場合は変更してもらえないか、策を練りましょう。
END