メルカリ出品者の失敗談と対処法
物販総合研究所が独自で「出品者としてメルカリを利用した経験がある人」50名にアンケートを実施したところ、50人中34人(68%)の方が「メルカリの出品で失敗したことがある」と回答しました。
「出品者としてメルカリで失敗したと感じた出来事は何ですか?」との内容で、選択式&複数選択可でお尋ねしたところ、回答は以下の分布となりました。
アンケートの結果、最も多かった回答は「商品代金を安く設定しすぎた」となっており、16人の方が選択しました。失敗したと感じた34人中の16人(47%)ですので、ほぼ半数の方が商品を安く売りすぎたと感じている状況です。
「商品代金を安く設定しすぎた」の選択肢以外では、以下の回答がありました。
失敗の原因 | 回答人数 | 割合 |
---|---|---|
値引きしすぎた | 7人 | 20% |
商品の説明不足からくるトラブル | 6人 | 17% |
画像が不十分で商品が売れない | 4人 | 14% |
画像が不十分で商品が売れない | 4人 | 14% |
売れてから後悔するものを出品してしまった | 3人 | 8% |
出品が禁止されている商品を出品してしまった | 2人 | 5% |
メルカリ出品での失敗を回避するためにも、それぞれの失敗の原因を詳しくチェックして、回避策も把握しておきましょう。
メルカリ初心者にありがちな失敗について、実体験や陥りがちなポイント、対処法まで分かりやすく解説する動画もご用意しています。あなたの失敗を避けるためにも、ぜひご覧ください。
商品代金を安く設定しすぎた
今回実施したアンケートで、メルカリで失敗したと答えた34人中16人(47%)の方が失敗の内容を「商品代金を安くしすぎた」と回答しています。
具体的には、以下のような失敗談が挙げられます。
- 自分の判断で適当に値段をつけたらすぐに売れましたが、後で調べたらもっと高く売れる商品でした。(30代女性・会社員)
- 相場より安くしすぎたため、購入希望者が集中して揉めそうになった。(30代女性・自営業)
- 安く売った商品を購入したユーザーが、さらに高い価格で販売していました。(30代女性・専業主婦)
- 人気のキャラクター商品を知らずに安く販売してしまい失敗しました。(60代男性・無職)
- 別の商品と勘違いして全く異なる安い値段で出品してしまい、ミスに気付く前に売れてしまい諦めて発送しました。(30代男性・会社員)
- 安い配送方法で送れると思っていたのに送れず、結果送料が高くなり赤字になってしまった。(40代女性・自由業)
失敗談を見ると、出品商品の相場や送料をよく把握せず、安く設定していることが伺えます。
値段設定で失敗を回避するために、以下の2点をしっかり押さえておきましょう。
- 同じ商品や類似商品で実際に売れた商品を見て相場を理解しておく
- メルカリの手数料(販売価格の10%)や送料等も加味した価格設定にする
値引きしすぎた
メルカリでは、よく値引き交渉が行われます。値引き交渉とは、既に設定している価格より安くしてもらえないかと、購入者が出品者に相談することです。
交渉に応じて以下の事例のように値引きしすぎてしまうのも、初心者にありがちな失敗です。
- 購入希望者のあの手この手の要望に応じて、どんどん安くされてしまった。(50代男性・会社員)
- 早く売りたくて安く設定したうえ、さらに値引き交渉にも応じて取引してしまったのですが、その後に値下げしなくても売れそうな状況になり後悔しました。(40代女性・福祉関係)
購入希望者の要求に応じて値下げしても問題なければいいのですが、利益を確保できなくなるほどの要求にまで対応していれば、利益を得るどころか赤字で損をしてしまいます。
値引きしすぎないためにできる回避策は、以下の2点です。
- 値下げの限界値をあらかじめ設定しておく
- 対応できない要望はきっぱり断る
商品の説明不足でトラブルに発展した
商品説明文に商品に関する内容を詳しく記載していないと、トラブルに発展する可能性があります。
特にマイナス要素は明確に記載しておかなければ、商品到着後のトラブルにつながりやすくなるため、注意が必要です。
商品の説明不足で発生したトラブル事例として、以下のような体験談がありました。
- 商品状態の説明不足に加え、写真でも内容が伝わりにくかったとのクレームで、悪い評価になってしまった。(30代男性・会社員)
- コミックをセット販売した際、一冊だけカバーがないことを画像では撮影していたのに説明文に書き忘れ、購入者から低評価をつけられました。(30代男性・自営業)
- ブランド物のダウンジャケットの購入者から、説明文にないシミがあるとのことでクリーニング代を請求されたため、着払いで返送してもらうことになりました。(40代女性・主婦)
商品の説明不足による失敗の回避策は、以下の2点です。
- 商品のマイナス要素は隠さず説明文に記載する
- 商品の状態や付属品の有無など、誤解が生じないように記載する
遅延や商品破損等の発送トラブルが発生した
商品発送で、遅延や破損が生じてトラブルになったという失敗談もありました。
- 壊れやすい商品の梱包が不十分で配送途中に破損してしまった。(20代男性・会社員)
- 沖縄への配送時に台風の影響で予定より大幅な遅延が発生し、クレームを受けて悪く評価されました。(20代女性・会社員)
壊れやすい商品の場合は配送中の破損が発生しやすいため、厳重な梱包が求められます。不十分な梱包で商品が破損すれば出品者は売上を失い、購入者も商品が入手できず、お互いに損失になるので要注意です。
天候不良等による配送遅延については、遅延の可能性があることを事前に伝えておくことが重要です。
商品発送後の遅延や破損のトラブル回避策としては、以下の2点が挙げられます。
- 破損が生じないように厳重な梱包をする
- 天候などの影響で配送遅れが発生しそうな場合は、事前にメッセージで遅延の可能性を伝えておく
写真が不十分で商品が売れなかった
メルカリでは、写真を最大10枚設定できます。
最大10枚設定できるにも関わらず、2〜3枚のみの写真だと商品の詳細が伝わらず、売れにくい原因のひとつとなります。
写真が不十分であったために発生した失敗事例は、以下のとおりです。
- 写真がうまく撮れず、商品が売れなかった。(30代女性・フリーランス)
- 照明の具合で、「写真と違うものが届いた」とクレームを受けてしまった。(30代男性・会社員)
- 貴金属品の取引で、写真では伝えきれないような微細な傷があると説明文で記載していたものの、結果キャンセルされました。(40代男性・会社員)
メルカリで商品を販売するためには、ユーザーの目を引く写真の設定が非常に重要です。
暗く不明瞭な写真ではクリックする気になりにくく、売れにくい原因になります。
明るい場所で背景にも配慮しつつ、印象の良い写真を1枚でも多く用意しましょう。
メルカリの商品写真は、最大10枚まで投稿できます。特に購入者にとってマイナスとなる部分は、説明文と併せて内容が漏れなく伝わるようにしておくことが重要です。
写真が不十分で商品が売れにくいときの回避策は、以下の3点です。
- 明るく鮮明な写真を掲載する
- マイナス部分も分かるような写真を掲載する
- 最大10枚の写真枠をできるだけ多く活用する
売れてから後悔するものを出品してしまった
メルカリに出品したものの、「売れた後に後悔するものを出品した」という失敗事例もあります。
- 出品商品が売れた後に必要になってしまい、購入者に交渉したもののキャンセルに応じてもらえず、改めて購入することになった。(40代男性・建築業)
- 子供の頃に遊んでいた大量のファミコンソフトをまとめて売った後、その中に高価買取されているものが複数あったことを知り後悔しました。(40代男性・スーパー勤務)
軽い気持ちで出品したものの、「やはり売らなければよかった!」なんてことになる可能性もあります。
メルカリで出品するからには、事前にリサーチを十分にした上で、後悔のないようにしたいですね。
売れてから後悔するものを出品しないようにするための回避策は、以下の2点です。
- 売ったあとに再度購入できない商品の出品はなるべく控える(希少なもの・変わりがないもの等)
- 不用品をまとめて売る場合は、先に近くのリサイクルショップに査定を出してみる(価値のある商品の見落としを防ぐ効果あり)
出品が禁止されている商品を出品してしまった
メルカリでは出品禁止の商品もあります。
出品禁止の商品を出品すると、以下の事例のように利用制限やアカウント停止といったペナルティになるので注意が必要です。
- いらなくなった娘の学生服を出品したら出品削除され、アカウントの利用制限がかかってしまいました。(30代女性・主婦)
- 出品禁止商品と知ってはいたものの、ほかにも出品している人がいるから大丈夫だろうと出品したら商品を削除された。(20代女性・会社員)
出品禁止商品は複数種類あり、全てを把握しておくことは難しいですが、自分の出品商品が出品禁止商品に該当しないか、事前のチェックはしっかりしておきましょう。
出品禁止商品の出品を回避するには、以下の2点が重要です。
- 出品禁止商品に該当しないか、必ず事前にチェックしておく
- 出品禁止商品は変更される場合もあるので、こまめに確認する
メルカリでは、以下商品の出品が禁止されています。
- 電子チケットや電子クーポン、QRコードなどの電子データ
- ダウンロードコンテンツやデジタルコンテンツなどの電子データ
- 新型コロナウイルスの影響に伴い、取引が禁止されている商品
- 偽ブランド品、正規品と確証のないもの
- 知的財産権を侵害するもの
- 盗品など不正な経路で入手した商品
- 犯罪や違法行為に使用される可能性があるもの
- 殺傷能力があり武器として使用されるもの
- 危険物や安全性に問題があるもの
- 児童ポルノやそれに類するとみなされるもの
- 18禁、アダルト関連
- 使用済みの下着類
- 使用済みのスクール水着、体操着、学生服類など
- 医薬品、医療機器
- 許可なく製造した化粧品類や小分けした化粧品類
- 法令に抵触するサプリメント類
- 安全面、衛生面に問題のある食品類
- たばこ
- 農薬、肥料
- 現金、金券類、カード類
- チケット類
- 領収書や公的証明書類
- ゲームアカウントやゲーム内の通貨、アイテムなどの電子データ
- サービス・権利など実体のないもの
- 受け渡しに伴う手続きが複雑なもの
- 手元にない商品の出品やECサイト等から直送すること
- 福袋
- 試作品(商品サンプル)の掲載がないオーダーメイド品
- 象牙および希少野生動植物種の個体などのうち、種の保存法により必要とされている登録がないもの
- 利用制限や契約中、支払いが残っている等の携帯端末および全てのSIMカード
- 規制薬物・危険ドラッグ類
- 個人情報を含む出品・投稿、個人情報の不正利用
- 外国為替及び外国貿易法(外為法)に抵触する商品について
- 法令上の取り扱いにより、メルカリでの取引が困難と判断したもの
- その他、不適切と判断されるもの
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メルカリ出品者が失敗ばかりしないように心がけること
メルカリ出品で「失敗ばかり!」と悩まれている方が意識すべきは、以下の5つのポイントです。
- 商品の説明を詳しく書く
- 商品の状態が正確に分かるような写真を掲載する
- 商品の発送は迅速かつ丁寧に梱包する
- 取引の際の丁寧なコミュニケーション
- 適正な価格設定を心がける
失敗回避のために心がけるポイントを、1つずつ詳しく見ていきましょう。
商品の説明を詳しく書く
メルカリで商品を購入する際、購入者が得られる情報は商品ページに記載されている説明文と写真のみです。
説明が不十分であれば、不要なトラブルを招く恐れがあります。
最低限、以下の情報は入れておくといいでしょう。
- 商品の特徴やメリット
- 商品のコンディション
- 商品のサイズやカラー
- 商品の購入時期
- 売ることになった経緯
説明文で商品の状況や内容が過不足なく伝えられれば、ユーザーも安心して購入できますし、トラブルも回避できます。
商品の状態が正確に分かるような写真を掲載する
メルカリで出品商品を売るためには、説明文と同様に写真が非常に重要です。
メルカリのサイトは写真で目を引き、クリックしてもらうような作りになっていますので、写真に魅力がなければクリックしてもらえず、商品が売れることもありません。
商品の状態や魅力がしっかりと伝わるように、最大10枚設定できる写真をフル活用しましょう。
商品に傷みがある場合は、説明文への記載に併せて当該個所の写真も載せておくと、ユーザーにも状態が伝わりやすくなり、トラブルを回避できます。
商品写真を載せる場合、最低限以下の要素を載せましょう。
- 商品の全体写真
- 商品のアップ写真
- 商品の別角度からの写真(表・裏・斜めなど様々な角度から)
- 商品の傷・汚れなど
- 商品のタグやロゴの写真(ブランド品などの場合)
- 商品のサイズの表記(服などの場合)
写真の画質が悪いか心配な場合は、以下のチェックリストで確認してみてください。
- 写真の明るさは十分か(他の出品写真比べて暗いと感じないか)
- 実物の色味に近いか
- ブレなく鮮明に撮影できているか
- 購入検討の際に見たいポイントが漏れなく撮影できているか
- 傷や汚れが明確に伝わるか
- サイズ表記が分かるように撮影できているか
商品の発送は迅速かつ丁寧に梱包する
メルカリに限らず、商品がなかなか発送されないと、不安やイライラを感じる人も多いのではないでしょうか。
購入した商品が丁寧に梱包されていると好印象ですが、雑だったり、あまりに簡易すぎて破損が発生すれば、トラブルの元になるでしょう。
メルカリで商品が売れたら、以下のような梱包材料で丁寧かつ適切な梱包を行い、1日でも早く発送することをおすすめします。
- プチプチ(緩衝材)
- ビニール袋
- クッション封筒
取引の際の丁寧なコミュニケーション
メルカリでの取引は、個人間取引です。
お互いに丁寧なコミュニケーションをとると、気持ちの良い取引ができます。
出品者として以下の時点でこまめに取引メッセージを発信しながら、ユーザーとコミュニケーションを取っていきましょう。
- 出品商品を購入してもらった時
- 支払い完了を確認した時
- 商品を発送した時
- 取引が完了した時
適正な価格設定を心がける
メルカリに出品する際は、「売り切れ」となっている同じ商品や類似商品を見て、相場を確認してから料金設定することをおすすめします。
メルカリで売れた商品をチェックする際は、商品状態と併せて相場を確認し、自身が出品する商品の状態に合った価格で設定しましょう。
メルカリの購入者の失敗談と対処法
物販総合研究所が独自で「購入者としてメルカリを利用した経験のある人」50名の方にアンケートを実施したところ、37名(74%)の方が「メルカリでの商品購入で失敗したことがある」と回答されました。
メルカリでの購入で失敗した方に、「購入者としてメルカリで失敗したと感じた出来事は何ですか?」との内容で、選択式&複数選択可で質問したところ、以下の分布で回答が寄せられました。
選択肢で最も多くの方が選んだのは以下の2つの選択肢で、いずれも「失敗した」と感じた37人中18人(48%)の方が回答していました。
- 商品が写真や説明と異なっていた
- 商品の状態が悪かった(傷や汚れなど)
上記2つの選択肢のほかに回答があったのは、以下の7つの項目です。
失敗の原因 | 回答人数 | 割合 |
---|---|---|
連絡が遅いまたは取れない出品者だった | 7人 | 18% |
購入後、より安い同商品を見つけた | 7人 | 18% |
値下げ交渉の文化を知らなかった | 4人 | 10% |
返品や交換ができなかった | 3人 | 8% |
商品の説明文をよく読まなかった | 3人 | 8% |
商品が破損して届いた | 2人 | 5% |
送料が予想以上に高かった | 1人 | 2% |
メルカリで商品を購入する際の失敗を避けるためにも、これらの失敗事例の内容を詳しくチェックしておきましょう。
商品が写真や説明と異なっていた
メルカリで商品を購入する際に参考にできるのは、商品写真と説明文だけです。受け取った商品が説明内容や写真と異なっていれば、「失敗した」と感じてしまうでしょう。
商品写真や説明文と異なる商品が届いて失敗したと感じた方の事例を紹介します。
- 裁縫用の生地を購入したところ、届いた生地の色合いがかなり異なるものだった。(50代女性・自由業)
- 写真が少ないうえ、カラーの正確性が低く、届いた商品が思ったのと違っていました。(30代女性・アルバイト)
- 「美品」と記載ありのCDを購入したが盤面に傷がありがっかりした。(40代男性・会社員)
- 照明の加減で傷や汚れなどが画像では見えにくく、失敗したことがある。(20代女性・フリーランス)
- 写真撮影や加工がうまいのか、写真では傷もなく綺麗に写っているのに、実物は傷まみれという商品が何度かあった。(50代男性・会社員)
出品者に悪意がなくとも、商品写真は実物より状態が良く見えがちです。気になることがあったら購入前に出品者に質問しましょう。
商品写真や説明文と異なる商品を購入しないための回避策は、以下の3点です。
- 商品写真と説明文は漏れなくチェックする
- 撮影した機材や照明によって色味や質感が変わることを認識しておく
- 気になる部分は購入前に出品者に質問する
商品の状態が悪かった(傷や汚れなど)
商品が届いたところ、傷や汚れがあるなど商品状態が悪かったという以下のような失敗事例もあります。
- 写真に写っていないところに複数の傷があった。(30代男性・会社員)
- 新品同様と記載されていたヘッドホンを購入したのに、耳に当たる部分に剥げがあり失敗した。(20代男性・会社員)
- 画像の死角となる部分に傷がありました。(50代男性・会社員)
- 安かったので出品者の評価も確認せず購入したら、汚れや傷が思ったよりもひどかった。(40代男性・会社員)
商品の状態が悪かった場合、評価前であれば返品に応じてもらえる可能性があるため、すぐに出品者に問い合わせてみましょう。出品者に対応してもらえない場合は、メルカリ事務局に相談することをおすすめします。
受取評価は商品に問題がなかったことを確認の上で行うものであり、評価したことが商品を確認したという意思表示にもなります。商品に問題があった場合は、評価をせずに問い合わせしましょう。
商品状態が悪かったという失敗を防ぐためにできることは、以下の2点です。
- 事前に出品者の評価を確認する
- 写真で見えない傷や汚れなどがないか出品者に質問する
連絡が遅いまたはとれない出品者だった
メルカリで連絡をとってもなかなか返信がなかったり、全くコミュニケーションをとらない出品者もいます。
例えば以下のような内容で、失敗したと感じた事例がありました。
- 購入後の発送が遅く、何度か催促したがかなり遅れて発送してきた。商品に問題はなかったが不快な取引だった。(40代男性・アルバイト)
- 商品購入後になかなか連絡がこなくて不安になった。商品発送後も自動通知のみでコミュニケーションが取れず、最後まで不安だった。(50代男性・製造業)
ユーザーごとに考え方は異なり、全てのユーザーがこまめにメッセージを返してくれるわけではありません。
連絡が遅かったり、返信をもらえないような出品者からの購入を避けるためにできる回避策は、以下の2点です。
- 出品者の評価数で実績を確認する
- 出品者の評価内容をチェックする
購入後、より安い同商品を見つけた
メルカリでは、日々商品が出品されています。
自分が購入した後に、より安価な出品を見つけてしまうこともあるでしょう。
- 購入から数日後にアプリで「おすすめ」として、全く同じ商品が2割ほど安く売られていて後悔した。(20代女性・事務)
- 古いカードゲームのカードを買った時に、相場よりもかなり高い値段のものを間違って買ってしまった。(40代男性・会社員)
自分の買ったものが、さらに安い価格で売られていたらショックですよね。
同じ商品の中で最安値のものを買いたいときは、以下の方法が有効です。
- 商品名だけでなくメーカー名等で幅広く検索して、最安値の出品を探す
- 過去に売れた商品の価格をチェックして、最安値を見極める
- 商品状態も含めて値段を比較する
値下げ交渉の文化を知らなかった
値下げ交渉という手段があるのを知らずに買って、後悔した方もいらっしゃいます。
- どうしても欲しいものがメルカリで見つかったので購入したが、売りてしまうのが怖くて値下げ交渉をせずに高く買ってしまい後悔した。(40代男性・保育士)
値下げ交渉したことがなくても、予算より高い場合などはダメ元で相談してみるといいでしょう。
- 「◯◯円なら即購入します。お値下げは可能でしょうか?」とコメントしてみる
- メルカリの「希望価格の登録」機能を使ってみる
返品や交換ができなかった
メルカリでは、「返品不可」「交換不可」と独自のルールをプロフィールや商品名に記載している出品者がいます。
「返品不可」や「交換不可」の記載を見逃して購入してしまい、失敗する以下のような事例もあります。
- 「返品やクレームには一切応じない」と記載している出品者から購入したところ商品に問題があり、返品できなかった。(30代男性・会社員)
メルカリで「禁止されている行為」の中に、以下の禁止行為があります。
商品に問題があっても返品に応じないという記載をすること
引用:メルカリガイド
商品に問題があったのに返品に応じない出品者がいた場合は、メルカリ事務局に問い合わせましょう。
返品や交換ができなかったと後悔しないためにできる回避策は、以下の2点です。
- 出品者のプロフィールや商品名、商品説明文を確認する
- 出品者の評価や実績を確認する
商品の説明文をよく読まなかった
メルカリで欲しいものが見つかると、つい嬉しくて細かい説明文などを確認せずに購入してしまうことがあるものです。
しかし、詳細をチェックせずに購入すると、以下のような失敗につながることもあるので注意が必要です。
- スーパーファミコンの懐かしのゲームを見つけて買ったところ、「箱」のみの出品でソフトが入っていなくて驚いた。確認したら説明文にも間違いなく「箱のみ」と書かれていた。完全に見落としていた。(30代男性・自営業)
- 商品の写真だけ見て商品説明を読まなかったのですが、届いた商品は全く異なるものでした。商品ページを見返すと、「イメージ写真」などと曖昧に解釈できる表現で書かれており、説明文の確認が甘かったことを後悔しました。(30代男性・会社員)
商品の説明文の見落としで失敗しないためには、以下の2点に注意しましょう。
- 説明文や写真は全て確認する
- 出品者の評価や実績を確認する
商品が破損して届いた
メルカリで購入した商品が破損していたり、配送中の事故等で壊れてしまうことがあります。
- 商品の状態が「目立った傷や汚れなし」となっている服を購入したが、背中に1cmくらいの穴が開いていた。(40代男性・自営業)
メルカリで購入した商品に破損等があった場合は、到着後の評価はせずに問い合わせしましょう。評価を入れると取引が完了したものと判断され、返金してもらえなくなります。
商品が破損して届くのは不可抗力のため、避けようがありません。商品が破損していたら、以下の対処法で返金または事務局からの補償をしてもらいましょう。
- 出品者に破損していた旨メッセージを送る
- メルカリ事務局に破損があった内容を報告する
送料が予想以上に高かった
送料が購入者負担の商品を購入した場合、商品受取時に想定していたよりも高額な送料になるケースがあります。
- うっかり送料購入者負担の商品を購入してしまい、商品より高い配送料負担となった。(20代女性・学生)
出品者の地域が北海道や沖縄などの離島だと、特に送料がかかる可能性があります。
送料無料の商品に絞り込んで検索をするか、商品ページの発送元地域を確認してから購入するようにしましょう。
メルカリ購入者が失敗ばかりしないように心がけること
「メルカリで失敗ばかり!」という購入者が意識すべきは、以下の6つのポイントです。
- 商品の詳細をよく確認する
- 出品者の評価やレビューを確認する
- 安易に安い商品を購入しない
- トレンドや相場を知る
- 購入前に出品者とコミュニケーションを取る
- 直接取引を避ける
メルカリでのショッピングを楽しむためにも、これらのポイントを押さえておきましょう。
商品の詳細をよく確認する
商品詳細の確認が不十分なことで発生するトラブルは、非常に多く見られます。商品説明に記載されているとおりの商品であれば、返品にも対応してもらえない可能性があります。
商品の写真や説明文は、購入検討の際にしっかりと確認しましょう。
出品者の評価やレビューを確認する
良い評価が多数あり、実績の多い出品者だと、より安心して取引できます。
一方で、トラブルを避けるためには、以下のような出品者を避けると安心です。
- 悪い評価が多い出品者
- 出品経験の浅い出品者
- 評価の少ない出品者
悪い評価についても、内容を見れば具体的な情報を得られることがあります。
安易に安い商品を購入しない
「価格が安いから」という理由だけで購入すると、詐欺的な出品に引っかかる可能性もあります。
商品説明文や出品者の評価も確認して、怪しい出品でないかしっかりと見極めましょう。
トレンドや相場を知る
トレンド商品などは、一時的に価格が高騰する可能性があります。
人気商品が出品されていると、急いで購入しないと売り切れてしまうと焦りを感じる方も多いでしょう。
価格相場も確認して、不当な価格で購入してしまわないように注意が必要です。
購入前に出品者とコミュニケーションを取る
出品されている商品や出品者に不安を感じたときはコメントで質問してみるなど、なんらかのコミュニケーションをとってみるといいでしょう。
対応の迅速さや丁寧さなど、購入者への対応の良し悪しが分かります。
直接取引を避ける
メルカリでは「手渡しを強要する行為」は禁止行為とされていますが、出品者と購入者がお互いに同意している場合は手渡しによる引き渡しが認められています。
「手渡しを強要する行為」は禁止していますが、双方の合意がある場合は直接引き渡していただいて問題ありません。
引用:メルカリガイド
直接取引は可能ですが、対面で商品を受け渡しするため、相手によっては危険を感じることもあるでしょう。
トラブルになる可能性もゼロではありませんので、直接取引はできるだけ避け、配送による受け渡しで取引を行うのがベストです。
よくある質問
メルカリ利用での失敗について、よくある質問をまとめて紹介します。
メルカリではどういったケースで購入者から悪い評価をつけられる?
メルカリで購入者から悪い評価をつけられることには、以下の理由が挙げられます。
- 商品に問題があった
- 商品説明文や写真と実際の商品に相違があった
- 発送が期日より遅い
- 対応が悪い
- 梱包がひどい
メルカリで悪い評価をつけられたら出品者はどうする?
出品者自身に落ち度があった場合、悪い評価がつけられても諦めるしかありませんが、落ち度がない場合はメルカリ事務局に問い合わせてみましょう。
例えば以下のようなコメントは、メルカリ事務局により削除してもらえます。
- 個人情報や機微情報(他人に知られたくない情報)を記載された評価コメント
- 暴言や誹謗中傷の評価コメント
メルカリで詐欺はある?
メルカリでは、以下のような詐欺まがいの出品をする出品者も存在します。
- 商品の箱だけや写真だけの出品をする
- 高額な送料を設定している
安全に取引するためにも、購入時には出品者の実績や評価があるか確認し、信頼性の高い出品者と取引するように心がけましょう。
メルカリの失敗を体験談から学んで未然に防ごう
この記事では、メルカリで出品者・購入者それぞれが陥る可能性のある失敗について紹介しました。
- メルカリで「失敗した」と感じた人は出品者・購入者ともに半数以上いる
- 出品者が失敗しないコツは価格設定に気を付けること
- 購入者が失敗しないコツは出品情報を念入りに確認すること
上記に気をつけて、失敗を未然に防ぎましょう!
物販総合研究所では、メルカリで取引を行う際の必須の知識をすべて記載したマニュアルを今だけ無料で配布しています。
- メルカリで儲かる商品の探し方
- 売れる商品写真の撮り方
- 正しいプロフィール作成の方法
などについて詳しく解説しています。興味がある人は、ぜひ以下URLから無料ダウンロードしてください。