せどりを始めたいものの、何をすればよいかわからず困っていませんか。
困っている人のために、初心者が転売をする方法や必要な費用、おすすめの仕入れ商品分野、失敗例と対策など、押えておきたいポイントを解説します。
このページをみれば、初心者であっても自信をもってせどりを始められるはずです。
せどりを始める前に、確認しておきましょう。
はじめにせどりの意味を押さえよう!
初心者の場合、せどりの意味を正確に理解できないかもしれません。
何となくイメージできるものの具体的にわからない人は、最初にその意味を理解しておきましょう。
#もともとは古書の転売を指していた
せどりの本来の意味は、同業者の間に立って品物を取り次ぎ、手数料を得ることです。
一般的には、古本屋で安く売っている書籍を購入し、他の古本屋に高く売って利益を得ることをせどりといいます。
せどりと呼ばれるようになった理由は、業者間の競り(せり)で古本が束になって取引されていたからです。
競りで落とした古本の束の中から必要な本だけ取り出さなければならず、そこから転じてさまざまな本の中から必要な本だけを取り出すことを競取り(せどり)と呼ぶようになったと考えられています。
#Amazonなどでの転売をせどりと呼ぶように
せどりの意味は時代とともに変化しています。
最近では、古本屋で商品を集めて、主にAmazonで転売することをせどりと呼んでいます。
Amazonの取扱商品が拡大したこともポイントです。
現在では、書籍のほか、CD、DVD、ゲーム、おもちゃなども転売できるので、古本に限らず仕入れた商品を主にAmazonで転売することをせどりと呼ぶようになっています。
初心者がせどりを始める方法は?
せどりの概要がわかったところで気になるのが、せどりの始め方です。
どのような取り組みからスタートすればよいのでしょうか。
#店舗のワゴンセールで仕入れて転売
どれだけせどりを始めたくても、転売する商品がなければ始められません。
まずは、商品を仕入れるところからスタートします。
最初の仕入れにおすすめなのが、店舗のワゴンセールで売られている商品です。
需要がないからワゴンセールで売られていると思いがちですが、廃版になるためワゴンセールで売られているものもあります。
このような商品は欲しくても購入できないので、Amazonで高値で転売することが可能です。
また、通常の商品を割引価格で仕入れられるため、定価で転売するだけでも利益をとれます。
#せどりの仕組みや流れを理解できる
ワゴンセールを仕入れ先に選べば、わずかな投資でせどりの仕組みや流れを理解できます。
初心者の多くは売れる確信を持てず仕入れを躊躇してしまいますが、定価の50%オフ、60%オフで商品を仕入れられるワゴンセールであれば気軽に始められるはずです。
店頭で売られていた商品なのである程度の需要を見込める点、割引価格で売られているので利益をとりやすい点も魅力です。
ワゴンセールは、初心者がせどりの仕組みや流れを経験するのにぴったりの仕入れ先といえるでしょう。
せどりには必要な手数料や送料がある!
シンプルな仕組みで成り立っているせどりですが、いくつか注意したい点があります。
初心者が特に気を付けたいのが、仕入れ以外にかかる経費です。
Amazonで販売する場合、手数料と送料がかかります。
これらを踏まえたうえで、販売価格を決めなければなりません。
手数料と送料について、具体的に見ていきましょう。
#手数料
Amazonの料金プランは、大口出品サービスと小口出品サービスに分かれます。
商品数が多いとお得になる大口出品サービスの料金は、月額登録料4900円と成約時にかかる販売手数料です。
対する小口出品サービスの料金は、商品1点あたり100円の基本成約料と成約時にかかる販売手数料です。
販売手数料は、商品カテゴリーにより異なります。
これらに加え、本・ミュージック・ビデオ・DVDはカテゴリー成約料もかかります。
#送料
Amazonは在庫管理と配送に便利なFBA(Fulfillment By Amazon)を提供しています。
FBAは、出品者がAmazonの物流拠点に商品を届けることで、Amazonが商品の保管、注文処理、配送、カスタマーサービスを代行してくれるサービスです。
FBAの利用料金は、配送代行手数料と在庫保管手数料で構成されます。
利用料金は商品の大きさや保管期間などで異なります。
以上に加え、Amazonへ商品を発送する送料がかかります。
また、FBAを利用しない場合も、お届け先へ配送する送料が必要です。
初心者におすすめの分野は?
現在のせどりは、さまざまな商品を転売できます。商品分野により仕入れ価格や売りやすさは異なるので、よく考えて仕入れる必要があります。初心者はどの商品分野を狙えばよいのでしょうか。
#仕入れ価格と売れ筋に注意する
初心者が商品を仕入れるときに気を付けたいのが、仕入れ価格と売れ筋です。
仕入れ価格に対する考え方は手元にある資金などにより異なりますが、基本的に高額なものは避けるべきといえるでしょう。
まだ、どの分野の商品がどれくらいの価格で売れるかつかめていないからです。
まずは、手ごろな価格の商品を転売して経験を積みましょう。
よく売れる商品分野を選ぶことも重要です。
手元の資金を回転させながら増やしていくことができます。
#おすすめの商品分野
以上の条件をもとにおすすめの商品分野を挙げると、ゲーム・CD・DVDとなります。
安いものであれば100円程度なので、安心して仕入れられます。
いずれの商品分野も売れ筋である点、レアなものであれば高額で転売できる点も魅力です。
特に、ゲームは回転率が高いので、せどり初心者におすすめです。
#経験を積んで商品分野を広げる
ゲーム・CD・DVDで経験を積めば、せどりで安定した利益を上げられるようになるはずです。
このタイミングで、仕入れ価格が高い家電や専門性を必要とするおもちゃなどへ取扱商品を広げるとよいでしょう。
売り上げの柱ができているので、安心してチャレンジできます。
初心者に向いているメルカリ転売とは?
せどりの経験を積みたい人は、フリマアプリのメルカリで商品を転売するメルカリ転売も活用するとよいかもしれません。
どのような特徴があるのでしょうか。
#業者が少ないので初心者でも売りやすい
メルカリの大きな特徴として挙げられるのが、転売屋やせどり師と呼ばれるプロが少ないことです。
プロが少ない理由は、業者の転売を禁止しているから、あるいは手元にない商品を転売することを禁止しているからといわれています。
業者間の価格競争が起こりづらいので、初心者でも確実に売ることができます。
#学生や初心者が多い
ネット取引になれていない学生や初心者が多い点も特徴といえるでしょう。
同じ目線で商品を販売できるので、初心者が経験を積むには最適です。
また、学生や初心者は価格を重視する傾向があるので、競合商品より安い価格で出品すると高い確率で売れます。
売り方がわかりやすい点もメルカリの魅力です。Amazonなどに比べると、年齢層は低めなので仕入れる商品には気を配る必要があります。
せどりで初心者が陥りやすい失敗例と対策1:ランキングのみで判断する
さまざまな商品を仕入れるせどりにつきものなのが失敗です。
初心者が陥りやすい失敗のひとつとして、Amazonの商品ランキングだけで仕入れの可否を判断することが挙げられます。
商品ランキングだけで判断するとなぜ失敗するのでしょうか。
#商品ランキングと価格推移がわかるモノレート
具体的な失敗する理由を解説する前に、Amazonの商品ランキングを手軽に調べる方法を紹介します。
せどりを行っている人の多くは、モノレートと呼ばれるサイトを利用して各商品のランキングを把握しています。
モノレートは、Amazonの商品ランキングと価格推移を無料で把握できるサイトです。
#ランキングが高くてもたくさん売れているとは限らない
モノレートを利用すれば、Amazonの商品ランキングが簡単にわかります。
商品ランキングの高いものは売れていると思ってしまいますが、必ずしもそうとは言い切れません。
商品ランキングが高くても、過去数カ月で数個しか売れていない商品もあります。
このような商品を仕入れてしまうと、お金の流れが悪くなってしまいます。
#実際に売れていることまで確認する
モノレートで商品ランキングを確認するときは、商品が実際に売れていることも併せて確認しましょう。
過去のランキングで順位が細かく変動している商品はよく売れている、順位がほとんど変動していない商品はあまり売れていないと考えられます。
ここまで調べれば、初心者であってもまったく売れない商品を仕入れる可能性は低くなるでしょう。
せどりで初心者が陥りやすい失敗例と対策2:高価格に釣られる
同じく、初心者が陥りやすい失敗として挙げられるのが、高価格につられることです。
具体的にどのような失敗なのでしょうか。
#仕入れ価格と販売価格に大きな差がある
Amazonで商品をリサーチしていると、市場価格より大幅に高い価格で販売されている商品と出会うことがあります。
5000円で仕入れられる商品が50000円で販売されていると思わず仕入れたくなりますが、衝動的に仕入れることはおすすめできません。
#出品者が自由に価格を決められる
Amazonでは出品者が自由に販売価格を決められるため、高価格で販売されている商品が実際に売れているとは限りません。
高価格につられて仕入れてしまうと、思った価格で売れず赤字になる恐れや在庫が塩漬けになる恐れがあります。
#モノレートで販売状況を調べてから検討する
市場価格よりAmazonの販売価格が高い商品を見つけたときは、モノレートで販売状況を調べましょう。
実際に高価格で売れていれば仕入れを検討する価値はありますが、そうでなければ仕入れを検討する価値は基本的にありません。
出品者が強気な価格設定を行っているだけと考えられるからです。
高価格な商品を見つけたときは、販売状況を調べてから仕入れの可否を判断しましょう。
せどりで初心者が陥りやすい失敗例と対策3:
せどりで初心者が失敗しやすい例はほかにもあります。具体的に、どのような失敗に注意すればよいのでしょうか。
#仕入れた商品が偽物
せどりの有力な仕入れ先のひとつが、ネットオークションやフリマアプリです。
これらを利用すれば、人気商品を手ごろな価格で安定して仕入れられます。
非常に魅力的な仕入れ先ですが、有名ブランドなどの偽物が出品されていることがあります。
気づかずに仕入れて販売すると、責任を問われるので注意しましょう。
#信頼できるものを仕入れる
ネットオークションやフリマアプリに出品する業者の中には、偽物とわかっていながら販売している悪質な業者がいます。
同じ商品を継続的に低価格で出品している業者や未使用なのに市場価格を大きく下回る価格で出品している業者には、十分な注意が必要です。
個人が出品している場合は、購入した店舗や購入した時期などが明確なものを仕入れるとよいでしょう。
業者、個人に関わらず、出品者の評価は参考になります。
過去の取引で偽物を疑われている、トラブルが起きているなどの場合は、仕入れを避けるほうが賢明です。
せどりで初心者が利益を得るポイント
以上に注意すれば、初心者であっても安心してせどりを始められます。
せどりを始めると気になるのが、利益を上げるポイントです。
初心者はどのような点に気を付けてせどりを行えばよいのでしょうか。
#モノレートをフル活用する
利益を上げるために活用したいのがモノレートです。
商品ランキングや価格推移がわかるので、使いこなせるようになれば売れる商品を高い確率で見分けられます。
まずは、モノレートの使い方を身につけるとよいでしょう。
#根拠をもって仕入れる
何となく売れそうだから、流行っているからなどの理由で仕入れを続けていると、いつまでたっても安定した利益は上げられません。
仕入れを行う根拠が明確になっていないからです。
仕入れを行う根拠が明確になっていないと、売れたときの理由、売れないときの理由がわかりません。
よって、同じ商品をもう一度売ること、売れないときに失敗の原因を分析することが難しくなります。
仕入れは、根拠を明確にしてから行いましょう。
出品者数や現在の販売価格、過去の販売個数などを参考にすると、なぜ仕入れるかが見えてくるはずです。
#失敗を恐れすぎない
せどりには、失敗を重ねながら自分なりのスタイルを見つける面があります。
最初から失敗を恐れて仕入れすら行わないと、いつまでたっても利益は上げられません。
現在、せどりで生計を立てている人も、過去に数えきれないほどの失敗をしています。
失敗から学んで利益を増やしてきたのです。
できるだけ失敗しないように注意しつつ、しかし失敗は恐れず、まずは挑戦してみましょう。
せどり初心者はポイントを押さえて利益を上げよう!
せどり初心者が継続的に利益を上げるポイントは、適切な情報を得て分析を行うことです。
この作業を繰り返すことで、売れる商品、売れない商品を見極められるようになります。
情報収集は、せどりの最も重要なポイントといえるでしょう。
せどりに関するさまざまな情報を得るときに便利なのが「物販総合研究所」です。
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