せどりができる商品は数多くありますが、その中でも人気が高いジャンルのひとつが「レゴせどり」です。
長年に渡り、世界中の人々を魅了し続けているレゴ。
日本にもファンが多く、レゴのせどりは工夫次第でかなりの儲けが期待できるといえます。
この記事では「レゴせどり」に関心がある人に向けて、メリットや注意点について詳しく解説します。
レゴせどりとは?
レゴは、デンマーク発祥のブロック型のおもちゃです。
レゴには、デンマーク語で「よく遊べ」という意味があります。
その名の通り、レゴはプラスチック製のさまざまな色と大きさのブロックを組み合わせることで動物や乗り物、お城などさまざまな形に変えて遊ぶことができます。
組み立てているときだけでなく、完成品を目で見て楽しめるのもレゴブロックならではの魅力です。
レゴは、子どもの創造性や思考力をかきたてるという面から、教育素材としても多用されています。
1934年に、プラスチックの将来性に目を付けた木製のおもちゃメーカーがプラスチック製品も作り始めたことがきっかけでレゴは誕生しました。
今では世界中のあらゆる国で親しまれており、性別問わず子どもから大人まであらゆる世代に強い人気を誇ります。
知名度が高く、ターゲット層が幅広いことから、レゴにはせどりを行えるだけの需要があるといえます。
レゴせどりのメリット
ここからは、レゴせどりのメリットについて解説します。
レゴがせどりに向いている主な理由は次の4つです。
根強い人気がある
レゴは子どものおもちゃというイメージを持っている人も多くいるかもしれませんが、レゴは大人にも根強い人気があります。
子どものときに遊んだ経験の懐かしさから大人になってコレクションを始める人も多くいるでしょう。
また、「レゴテクニック」のように大人向けの難易度の高い商品も多数発売されており、大人の中にはレゴマニアと呼ばれる人も多数います。
こうした理由から、親が子ども用ではなく自分のためにレゴを購入するケースも珍しくありません。
また、レゴは種類も豊富で見た目も愛らしいことから、扱うのが楽しい商品です。
特に、もともとレゴが好きな人の場合は、仕入れの段階から趣味感覚で楽しめるでしょう。
レゴはオールシーズン遊ぶことができるおもちゃですが、特にクリスマスなどのイベントシーズンになると飛ぶように売れるという特徴があります。
さらに、生産数の少ない限定品になるとかなりのプレミア価格で売れる可能性もあり、大きな利益が期待できます。
価格が安定している
価格が安定しているのもレゴの魅力です。
レゴは根強いファンが多いことから、おもちゃの中でも特に注目度が高い商品です。
需要が非常に高い分、価格変動が起きやすくなりますが、一度変動が起きても価格がすぐに元に戻る傾向にあります。
一時的に値崩れしても、すぐに適正価格に戻ることが多いため、安定したせどりビジネスを行うことができます。
回転率が非常に高く、長期的にみると価格のブレが少ないといえるでしょう。
回転率が高いということは、余分な在庫を抱えるリスクが低いということでもあります。
ただし、現行生産の商品の場合は希少性が高くないのでプレミア価格が付きにくく、大きな儲けは期待できません。
仕入れの段階で、希少性が高くファンが多そうな商品を見極めるこのが、レゴせどりで儲けるためのコツです。
新商品がすぐに出る
レゴには、ほかのおもちゃと比べて、新商品の発売サイクルが早いという特徴もあります。
具体的には、1~2年の間に続々と新商品が発売されるため、同時に古い商品はすぐに廃盤となっていきます。
つまり、廃盤となり入手困難になった商品はすぐに価格が上がるため、せどりで利益を生む可能性が十分にあるのです。
商品によっては販売時の値段よりもはるかに高い値段が付くこともあり、ファンを中心に「レゴ投資」と呼ばれることもあります。
廃盤の商品の中でも狙い目はシリーズ物です。
近年のレゴは、「ハリーポッター」や「スターウォーズ」などの大ヒットハリウッド映画や「トイストーリー」などのディズニー映画とコラボした商品を多数発売しています。
廃盤になったこれらの商品はプレミア価格が付くことも多く、セットで売れる可能性も高いので、シリーズ物で揃えているとかなりの高価格での取引が期待できます。
ほかにも、レゴは海外自動車メーカーとのコラボ商品も多数手掛けており、すでに廃盤になった車種を自動車ファンやレゴマニアが高値で買うことも少なくありません。
リサーチしやすい
最後に、レゴにはリサーチしやすいという利点もあります。
レゴには、特有の商品番号が振り分けられており、箱のロゴの下に記載されている数字が商品番号になります。
レゴは商品数が多く、中には一見すると似たような商品もありますが、商品番号でリサーチできるので区別化が容易です。
商品番号でリサーチできるので、仕入れする側はもちろん、購入する側としても安心して取引できます。
また、商品番号は新旧商品の見極めにも役立ちます。
インターネット上の売買の問題点が、現物を見ることができないため、新旧商品の見極めが困難なことです。
その点、レゴの場合は商品番号があるので古い商品かどうかかが一発で分かります。
購入者が誤って商品を買ってしまうリスクも少なく、クレームになる可能性も低いでしょう。
レゴせどりのデメリット
一方、レゴせどりにはデメリットもあります。
ここからは、レゴせどりならではのデメリットを2つほど説明します。
仕入れにお金がかかる
まず、レゴ仕入れにはお金がかかります。
レゴは商品ラインナップが豊富にあり、リーズナブルな商品もあれば1万円を超えてくるような商品も多数あります。
基本的に、せどりで儲けが出やすいのは、作りが凝っている高価な商品です。
おのずと仕入れにかかる金額も大きくなるため、初期資金を十分に用意しておく必要があります。
特に、人気商品となるとさらに価格が高くなるため、簡単には購入できません。
仕入れにお金をかけても、万が一売れなかった場合には在庫を抱えることになり、赤字になってしまう場合もあります。
加えて、大きな箱に入っているレゴは送料もかかります。
送料も含めたうえで、きちんと儲けの出る価格設定が可能な商品を仕入れなくてはなりません。
このように、レゴせどりには多少賭けの要素もあり、初心者を躊躇させる要因にもなっています。
レゴせどりで失敗しないためには、始める前にきちんとリサーチをして、高値で取引されやすい商品の傾向をよく把握しておくことです。
すべての限定品にプレミア価格が付くわけではなく、値段が跳ね上がる商品には、非常に精巧に再現されている、デザインがカッコいいなど何かしらの共通項があるものです。
レゴせどりにおいては、確実に利益が見込めそうな商品を見極められるかどうかの感度が肝心になります。
レゴは商品の種類も膨大で、見極めの感度は簡単に身に付くものではありません。
仕入れを行う人自身にレゴへの興味や愛着があるかが重要なポイントです。
検品に手間がかかる
レゴの場合、検品に手間がかかるということも知っておきましょう。
レゴの場合、商品によっては中古品でもプレミア価格が付くことがあります。
高値で売れる中古品は狙い目ですが、検品に時間がかかります。
レゴは小さなブロックを組み合わせて作品を作るので、検品時には、バラしたうえでひとつひとつのブロックの汚れや傷を目視で確認しなくてはなりません。
商品によっては、小さな人型のレゴブロックの手がさらに小さなアイテムを持っているなど、非常に繊細な検品を求められる場合もあります。
また、大作の場合はブロック数も膨大です。
万が一、無くなっているパーツがないかも、きちんと調べておく必要もあります。
中古品の検品作業を避けたい場合は、新品に絞ってせどりを行うのも手です。
ただし、未開封の新品の場合は仕入れ値も高くなるため、その分利益率は低くなります。
レゴせどりの注意点
最後に、レゴせどりの注意点についても説明します。
レゴせどりを始める前には、ここで説明する注意点を十分に理解しておきましょう。
出品制限がある
まず、最初の注意点は出品制限があることです。
レゴは人気商品であり、高値で売れることも多いので、悪質な詐欺行為が頻発しています。
たとえば、商品を注文してお金を振り込んだのにも関わらず、商品が届かないといったケースも実際に起きています。
このほか、中国製の模造品なども多く市場に出回っているのが現状です。
そのため、Amazonではレゴの売買に慎重になっており、詐欺防止のための出品規制を設けています。
特に、2017〜2018年あたりに取得されたアカウントには規制がかかっていることが多く、規制解除の手続きは複雑です。
解除するためには、メーカーあるいは卸売業者が発行した正式な請求書を提示するほか、ブランドからの販売許可証が必要になります。
一般的に、個人相手にブランドが販売許可証を発行してくれる可能性は低いため、請求書を用意する流れになるでしょう。
請求書についても、発行された日付が180日以内である、合計10点以上を購入しているなどのいくつかの要件がありますので、しっかり確認しておきましょう。
Amazonの審査を通ることができれば、晴れてAmazon内でレゴせどりを行うことができます。
再販される可能性がある
次に、レゴ商品では再版される可能性もあります。
廃盤になった商品は、希少性からプレミア価格が付くことが多く、せどりを行ううえでは非常に狙い目です。
しかし、どの商品についても再版される可能性がゼロではなく、万が一再版されるとプレミア価格はつきません。
期待した利益が出ないだけでなく、仕入れ値次第では赤字なってしまう恐れもあります。
こうした失敗を防ぐためには、仕入れの前に再版の可能性があるかを十分に下調べしておきましょう。
一般的に、レゴの場合は再版の可能性はそこまで高くはありませんが、リスクがないわけではないことを念頭に置いておく必要があります。
海外製品と間違えやすい
レゴの場合、海外向けの製品と間違えやすいという注意点もあります。
当然ながら、レゴは日本だけでなく海外でも販売されています。
箱やパッケージの外見について、日本仕様と海外仕様に大きな差はなく、商品によっては瓜二つのような場合も少なくありません。
見分け方は、箱やパッケージに英語表記があるかどうかです。
海外仕様の場合は、説明書もすべて外国語で記載されています。
レゴの遊び方はそこまで複雑ではないので、説明書が外国語でも使用上の大きな問題が起きる可能性は低いと考えられます。
しかし、日本仕様にこだわる購入者は多く、海外仕様は日本市場ではあまり需要がないのが現状です。
安いからといって誤って海外仕様を買わないように注意する必要があります。
インターネットで購入する際には、画像だけでなく商品の説明事項もよく読んで日本向けの製品かどうかを確認しましょう。
箱の状態が悪いと売れない
最後に、中身だけでなく箱の状態もチェックすることが大事です。
レゴはプレゼント用に買う人が多いため、箱にダメージがあると価値が大きく下がり、売れる可能性が低くなります。
また、大人がコレクションに買うケースも多く、その際にも箱のクオリティが重視されます。
中古品の場合で、箱に伝票やシールなどが貼ってある場合は、跡が残らない用に剥がしておきましょう。
検品時に汚れを見つけた場合には、乾いた布で拭くなどしてきれいにしておく必要があります。
汚れが取れないときには、商品の評価は著しく下がってしまいます。
メルカリなどのフリマアプリで販売する際にも、箱の状態を正直に申告しておくのがマナーです。
箱がつぶれていたり、隅が擦れていたりしないかも入念にチェックしておきましょう。
箱のダメージや汚れについては、商品情報としてきちんと明記しておく必要があります。
加えて、発送時には箱を梱包材などで包み、輸送時のダメージから守ることも大事です。
高い値段で転売するためには、そもそも仕入れの際に状態の良いものを選ばなければなりません。
インターネットでは現物を確認することができないため、事前に質問ができれば行うなどして、慎重に購入するようにしましょう。
せっかく状態の良い商品を仕入れても、在庫の管理状態が悪いと箱が傷んでしまいます。
できるだけ上に物を置かない、頻繁に物を出し入れする場所に保管しないなど、自宅保管する場合には十分注意しましょう。
レゴせどりは利益が出やすい!
商品によってはプレミア価格になりやすいレゴはせどりに向いています。
説明した注意点をしっかり守って、慎重に仕入れを行うことが大事です。
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