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物販代行ってどんな特徴があるの?トラブルや注意点を理解しよう

更新日:2023年9月3日
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コンサート会場などで「物販代行」というビジネスが行われていることもあります。

興味がある人なら、「物販代行は本当にもうかるのか」と気になっているでしょう。

実際のところ、方法次第では物販代行で大きく稼ぐことも不可能ではありません。

この記事では、物販代行の特徴や利益を出すためのポイントについて解説していきます。

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

物販代行って何のこと?

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この段落では、物販代行の詳細を解説していきます。免許や資格のいらないビジネスなので、初心者でも手軽に行えるでしょう。

 

物販代行の特徴

コンサートなどの大きな催しがあると、「物販コーナー」が設けられてオリジナルグッズが売られています。
 
グッズの中には会場限定品も少なくなく、実店舗やネットショップでも購入できないことがあります。
 
そのため、遠方で会場に行けない人のために、物販のグッズを代わりに購入する役割が「物販代行」です。
 
通常の物販代行では、依頼者がグッズ代と送料を購入者に支払います。
 
そして、購入者からグッズが自宅へと送られてくる仕組みです。
 
物販代行はグッズがどうしてもほしい人にぴったりのシステムとして広まってきました。
 
知人に代行を頼むケースも多いものの、ネットなどで知り合った赤の他人に代行をお願いすることも珍しくありません。
 
その際、多くの依頼者は代金と送料だけでなく、梱包費や手間賃なども購入者に支払います。
 
一方で、物販代行をかたる詐欺師も横行しており、トラブルの火種になってもいます。
 
そのため、信用できる購入者は物販代行の世界だと、大勢の依頼者を集めることも可能です。

 

物販代行の代行費はどれくらい?

実際に物販代行で稼ぐつもりなら、料金のポイントも把握しておきましょう。
 
まず、コンサートなどの場合は「代行費」として500~1000円を依頼者に請求するケースが大半です。
 
一方で、グッズの数に応じて代行費が高くなることも珍しくありません。
 
「グッズ1つで200円」のように、事前に取り決めておくことが重要です。
 
ちなみに、代行費はあくまで購入者と依頼者の間で決める料金です。
 
親しい仲であれば、経費以外は無料で代行してくれる購入者もいます。
 
一方で、高額な代行費を設定している購入者も少なくありません。
 
個人の金銭感覚や感情によって額は左右されるといえるでしょう。
 
個人間の交渉によっても、代行費は変わります。
 
遠方にグッズを送る場合は、料金が高くなるうえ手間も大きいので代行費が加算されることもあります。
 
ただ、直接グッズを手渡しできる場合には送料を無料にするなど、取引内容によってそれぞれです。
 
なお、業者として本格的なビジネスを行っている購入者は、細かく料金を設定している傾向が顕著です。
 
「グッズの列に並ぶ時間と料金が比例する」など、業者ごとに明確なルールが作られています。
 
物販代行を真剣に行うつもりなら、同業者の料金設定も参考にしてみましょう。
 

 

物販代行は違法にならないの?

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そもそも、物販代行という行為自体に違法性はありません。
 
購入者は依頼者にいわれて、グッズ購入を代わりに行っているだけだからです。
 
購入者は依頼者から経費以外のお金を受け取っていないケースも多く、利益にさえなっていないことも少なくありません。
 
ただし、依頼者側に営利目的がある場合は違法行為になる可能性も出てくるので気をつけましょう。
 
たとえば、チケットのダフ屋行為は完全な違法行為です。
 
一般的なダフ屋はチケットを買い占めるか、ほかのお客から買い取るかしたうえで、定価以上の値段で転売しています。
 
この行為は条例違反になる可能性が非常に高く、イベント会場ごとにきびしく取り締まられています。
 
そもそも、ダフ屋の商売はイベント主催者に対する「迷惑行為」に該当するといえるのです。
 
依頼されたチケットを購入し、高く売りつけることはしないようにしましょう。
 
また、継続的に物販代行を行う場合は、「古物商」にあてはまることもあります。
 
古物商許可証を取得しておかなければ、後々問題になりやすいでしょう。古物商許可証は警察署で比較的手軽に申請できます。
 
必要書類を記入したうえで、手数料を支払えば約1カ月前後で許可証が発行されます。
 

 

物販代行のメリットとデメリット

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簡単に始められるビジネスだからこそ、物販代行には落とし穴もあります。

いい部分だけでなく悪い部分にもしっかりと目を向けて、トラブルの対策をしましょう。

以下、物販代行のメリットとデメリットをまとめました。

 

物販代行のメリット

代表的なメリットは、「需要の多さ」でしょう。
 
物販代行はたくさんの依頼者がいるビジネスです。
 
グッズが販売される会場規模が大きくなればなるほど、「行きたくても行けない」人は増えていきます。
 
人気アーティストのコンサートツアーでは、会場が限定されてしまうことも多く、地方のファンを悲しませています。
 
こうしたファンは「せめてグッズだけでも手に入れたい」と考えるため、見知らぬ物販代行を頼ってでも購入しようとするのです。
 
また、現場へと足を運ぶことで、複数の商品を仕入れられます。
 
グッズごとに求めている人はいるので、幅広いターゲット層相手にビジネスができるでしょう。
 
さらに、「高額でグッズを販売しやすい」のもメリットです。
 
事情があって行きたかったコンサートなどに行けなかった人は、その分のお金を物販につぎ込む傾向があります。
 
つまり、定価よりも高額でグッズを転売しても買い手がつきやすいのです。
 
グッズによっては、時間が経過するにつれてますますプレミア化していくものも珍しくありません。
 
さまざまな転売ビジネスにおいても、物販代行は利益率を高くできるジャンルだといえるでしょう。

 

物販代行のデメリット

デメリットとしては、「商品が買えない場合もある」ということです。
 
人気アーティストなどのグッズになると、販売会場には大勢のファンが殺到します。
 
予定通りにグッズが買えないことも珍しくありません。
 
そんなとき、すでに依頼者から代金を入金してもらっているのならば、返金の手間がかかってきます。
 
また、「転売屋のライバルが多い」のもデメリットです。
 
物販代行は会場に足を運べば掘り出しものが入手できるビジネスなので、多くの転売屋が「稼ぎやすい」と考えています。
 
そのため、会場に到着してからはライバルとの競争になってしまいます。
 
より経験が豊富で、資金力のあるライバルに人気グッズを買い占められてしまうことも起きるでしょう。
 
そして、「代行費に関するトラブル」も絶えません。
 
通常の転売ビジネスであれば、相場価格を参考にして商品の値段がつけられます。
 
しかし、物販代行では「手間賃」などの主観的な要素が大きく絡んできます。
 
購入者からすれば妥当に思える料金を、依頼者に受け入れてもらえないこともあるのです。
 
あらかじめ購入者から提示した金額以上は請求しないなど、はっきりとした約束事を決めておかないと依頼者から信用を失ってしまうでしょう。
 

 

物販代行の注意点

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グッズの販売会場は、決してきれいに整備された場所とは限りません。
 
購入者側でさまざまな心積もりをしておかないと、商品のコンディションに影響します。
 
まず、「水ぬれ防止」は必須です。
 
野外コンサートなどであれば、突然雨に降られるようなことも十分にありえます。
 
商品が雨にぬれてしまうと、品質が落ちて価値も薄れてしまうでしょう。
 
購入した商品はビニール袋に入れてからカバンに入れるようにします。
 
次に、「折れ対策」も重要です。物販ではポスターやパンフレットといった大型の紙製品が人気です。
 
これらのグッズは折れ目がつきやすいので、厚紙やダンボールを添えましょう。
 
また、これらの商品を持っている間は人ごみを避けるようにします。
 
発送時にも、折れが心配な場合にはスマートレターを利用するのが得策です。
 
そして、「抽選商品は予約を受け付けない」ようにします。
 
抽選商品を買えるかどうかは運の要素が強いため、他人に保証できる行為ではありません。
 
そもそも、多くの会場ではファンクラブ会員などが優先されています。
 
予約をしてしまって「やっぱりダメだった」と説明すると、クレームに発展するリスクが出てきます。
 
抽選商品は予約を募らず、万が一、会場で変えたら買い手を探すようにしましょう。

 

 

物販代行の流れ

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安全にビジネスを遂行するには、おおまかな流れを押さえておきましょう。

物販代行にはリサーチやお金のやりとりなどで、注意するべきポイントがたくさんあります。

 

物販代行へ行く前の準備

いざ物販代行へと向かう前に、準備しなくてはいけない項目があります。
 
まずは、「リサーチ」を徹底的に行いましょう。
 
依頼があった時点で、相手の希望している会場や日時、グッズの名称などをヒアリングします。
 
万が一、勘違いがないよう念入りに行うのがコツです。
 
また、同じグッズを複数ほしがっていたり、色違いでそろえたがっていたりするケースも想定しておきましょう。
 
次に、スタッフの人数や作業時間などを考えます。
 
購入制限のあるグッズなどは、複数のスタッフで買わなければ希望個数を達成できないからです。
 
さらに、郵送費などを加えて見積書を作り、依頼者に確認してもらいましょう。
 
依頼者が見積書に同意すれば契約成立です。
 
後は、先に入金してもらって当日を待ちます。
 
トラブルを避けるためには、「先払いでなければ仕事はできない」としっかり伝えましょう。
 
物販代行には安くない費用がかかるので、後払いにするのはリスクをともないます。
 
なお、当日までに依頼者が「グッズの個数を変更したい」など、要望を変えてくることもあります。
 
当日が近づくにつれて解禁される情報は増えていくので、むしろこうした変更はあって当然です。
 
可能な限りは受け入れてあげるようにしましょう。

 

物販代行へ行く際のポイント

いよいよ物販代行に向かうときは、「入金を確認してから」にしましょう。
 
口頭だけで「お金を振り込んだ」と聞いただけでは、先方が間違っている可能性も消えません。
 
また、悪質な依頼者であれば入金していないのにうそをついていることもありえます。
 
購入者が損をしないためには、お金が入っていないのに動かないことが大切です。
 
ただし、依頼者の希望していたグッズが完売していた場合は、その分の料金は返すようにしましょう。
 
物販代行の多くは、商品の数に応じて経費を請求しています。
 
購入できなかった商品があると、経費をもらいすぎていることになってしまいます。
 
余分な経費は返金するのがマナーであり、物販代行としての信頼を保ち続けるためにも重要な心づかいです。
 
そして、購入したグッズは近日中に発送しましょう。
 
依頼者はすぐにでもグッズがほしい状態なので、無意味に発送が遅れると怒りを買いかねません。
 
「お金だけもらって、真面目に仕事をしてくれない」と思われてしまったら、購入者の悪いうわさが広がってしまいます。
 
トラブルを避けるためには、発送してすぐに依頼者へと電話をするのも賢明です。
 
到着予定の日時まで教えてあげたら、購入者としての義務を果たしたといえるでしょう。

 

物販代行を依頼する人の特徴

ビジネスとして広く展開するには、物販代行のターゲット層を把握しておきましょう。
 
まず、「買い物をする時間が確保できない人」です。
 
自宅に高齢者や小さな子どもがいると、気軽に遠出ができません。
 
こうした人たちは物販代行を利用してグッズを買い求めることがあります。
 
また、「入院中の人」もターゲットになりえるでしょう。
 
入院していると自由に外出ができないので、コンサートやイベントにも足を運びません。
 
どうしてもほしいグッズがあれば、他人に頼むしかないのです。
 
「地方在住者」も物販代行の貴重なお客さんです。
 
大きなイベントは都市圏を中心に開催されるので、地方在住者には行きづらくなっています。
 
そこで、せめて物販だけでもと代行を依頼する人が出てくるのです。
 
「仕事が多忙」など、何らかの理由でスケジュールを調整できない人も物販代行のお得意さまとなるでしょう。
 
そして、「グッズを買い忘れた人」も無視できないターゲットです。
 
会場に行けなかった人以上に、実際に行けた人のグッズに対する思いは強くなることすらあります。
 
自分がその場にいた証を、グッズという形で残したいと思うのは当然の心理でしょう。
 
物販代行で成功するには、これらのターゲットに気持ちを考えて動くことが肝心です。
 

 

物販代行をしてみよう!

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高い利益率を期待できる物販代行は、副業としてもおすすめです。

一方で、物販代行は依頼者とのトラブルが起こりやすいビジネスでもあります。

真剣な依頼者の気持ちを裏切ることがないよう、ルールを明確にしてから始めるようにしましょう。

そして、自らも悪い依頼者にだまされないよう、入金の確認などを怠らないことが大切です。