ネットせどりとはどんなもの？
ネットせどりという言葉のうち、ネットとはインターネットを表します。
そして、せどりという言葉の意味は、安く仕入れた商品を高く売ることです。
昔からあるビジネス手法のひとつであり、実店舗やネット上のショップから仕入れてネットで販売します。
ネットせどりと単なるせどりの違いは、仕入れ先です。
単なるせどりが実店舗からも商品を仕入れるのに対して、ネットせどりは仕入れから出品まですべての工程をインターネット上で行います。
そのため、ネットせどりはパソコンさえあればビジネスを行えるのが特徴です。
インターネット上ですべての工程が終わるため、商品の販売にあたって実店舗を構える必要はありません。
在庫がある場合には、保管するためのスペースや倉庫などを用意しなければいけませんが、手続きなどは自宅にいながらにして行うことができます。
そのため、在宅ワークでの副業を目的にする人に人気のあるビジネスです。
なお、ネットせどりとはインターネットを活用したせどりの呼び名のひとつにすぎません。
ネットせどり以外にも、電脳せどりやオンラインせどり、在宅せどりなどと呼ばれることもあります。
ネットせどりのメリット・デメリット
ネットせどりにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
せどりによる副業を始めようと考えている人は、両方をよく理解してから始めることが重要です。
そこで、ネットせどりのメリットとデメリットについて紹介します。
ネットせどりのメリット
ネットせどりのメリットは「スマホやパソコンさえ使えれば、特別なスキルや知識がなくても始められること」です。
せどりはインターネットが普及する前から行われていました。
しかし、現代のようにインターネットが普及していない時代では、本やCDの需要があるかどうかは独自の情報網や取引センスを持った一部の専門的な業者だけしか分かりませんでした。
そのため、素人には難しいビジネスだと言われていたのです。
ところが、インターネットの発達によって売れ筋商品が素人でもリアルタイムで検索できるようになったため、ビジネスのハードルが下がってきました。
現代では、商品を手軽にリサーチできるツールや出品できるサイトが登場し、専門的な知識がなくても利益を上げられるようになってきたのです。
また、パソコンやスマホを使えれば「空いた時間を使ってビジネスができる」「自宅にいながら仕入れや販売ができる」といったメリットも受けられます。
隙間時間や在宅で儲けられるというのは、副業を考えている人にとって大きなメリットでしょう。
さらに、ネットせどりはどのような商品を仕入れるか自分で決められるので、少額から始められるのもメリットです。
初期投資がほとんどかからず、少額の資金からでも始められるので他の副業に比べてもリスクが低いといえます。
ネット環境さえ整っていればよいので、準備に時間がかからず誰でも手軽に始められる点も魅力でしょう。
その他にも、インターネットを利用して在宅で仕事ができるので、副業をしていることが会社にバレたくない人にもおすすめのビジネスです。
ネットせどりのデメリット
ネットせどりのデメリットとして挙げられるのは、「利益を上げるために働き続けなくてはいけない」点です。
副業にはさまざまな種類がありますが、たとえばアフィリエイトなどは一度サイトを構築してしまえば、そのあとはほとんど手をかけずに収入が得られるようになります。
しかし、ネットせどりでは、商品を仕入れてから売るまでの一連の作業を行わない限り、収入を得られません。
つまり、収入を得るためには軌道に乗ってからも売買を繰り返していかなければいけないのです。
また、ネットせどりでは基本的に商品を仕入れてから出品することになるので、在庫を保管するためのスペースが必要です。
倉庫を借りるとコストがかかってしまうので、自宅の空き部屋を有効活用するなどの対策を取らないといけない場合もあります。
さらに、ネットせどりでは仕入れる商品を自分で調べて売れる商品を見極めなければいけません。
すでにネット上にはネットせどりを行っている同業者がいるので、それらのライバルに負けない魅力ある商品を仕入れないとなかなか売れないこともあります。
そのほかにも、「仕入れた商品のトラブル」「送料や手数料が経費としてかかる」点もデメリットです。
インターネット上で商品を仕入れると、掲載されていたものと違うものが送られてきてトラブルとなるリスクはどうしてもあります。
仕入れや販売にかかる経費も考慮したうえで売買していかないと売上が悪くなる可能性がある点もデメリットです。
ネットせどりの始め方
ネットせどりの始め方は、まずAmazonやヤフオクなど販売に必要なサイトへ登録することから始まります。
販売に必要なサイトはたくさんあり、それぞれに手数料や仕組みなどが異なるので、自分に合ったところを選びましょう。
登録が終わったら、次に販売する商品を仕入れるステップに入ります。
とはいっても仕入れ先サイトはたくさんあるので、まずはいくつかを登録して商品をリサーチし、徐々に増やしていくとよいでしょう。
基本的には「安く仕入れて高く売れる」といった利益が出そうな商品を探すことになります。
ただし、最初のうちはどのような商品を仕入れてよいか分からないこともあるでしょう。
そのようなときは、インターネット上にネットせどりを行っている先駆者たちが公開している「売れる商品リスト」などを参考にしてみるのもひとつの方法です。
また、Amazonなどのショッピングサイトには売れ筋ランキングなどのランキングが掲載されているので、売れやすい商品を探すヒントになることも多いです。
それらの情報を複合的に勘案し、販売する商品のあたりをつけたら、なるべく安値で仕入れるようにしましょう。
商品を仕入れたら実際に登録したサイトで売れそうなタイミングを見計らって出品作業を行います。
無事に商品が売れたら梱包して発送するというのが一連の流れです。
ネットせどりを始めるために必要なもの
ネットせどりを始めるために必要なものとして、まず挙げられるのは「スマホ」と「パソコン」です。
というよりも、ネットせどりはインターネット上ですべての取引を行うことになるので、ネットに接続できる機器がなければ話になりません。
パソコンだけでもネットせどりを始めることは不可能ではありませんが、移動中や隙間時間にやりとりができるスマホがないと不便を感じることも多いです。
基本的にはスマホとパソコンは両方揃えておくようにしましょう。
また、「プリンター」や「クレジットカード」、「せどり専用の銀行口座」もあったほうがよいアイテムです。
プリンターはAmazonのFBAを利用するときに必須アイテムですし、クレジットカードもAmazonマーケットプレイスで必要になります。
Amazonを利用しない場合には、いらないこともありますが、できれば用意しておいたほうが無難でしょう。
せどり専用の銀行口座については売上を管理するためにあったほうがよいです。
生活費と同じ口座で売買代金をやりとりしてしまうと、確定申告のときに分からなくなってしまう恐れがあるので気を付けましょう。
その他では「検索のためのツール」や「商品を発送するための梱包材など」も必要です。
検索のためのツールは無料のものもあれば、有料のものもあります。
有料のツールのほうが利用できる機能は多い傾向にありますが、必ずしも自分に合っているとは限りません。
いくつか試してみて納得のいくものを利用するとよいでしょう。
そして、実際に商品が売れた場合は「どのようにして発送するのか」をよく考えておくことも重要です。
いざ発送の段階で慌ててはいけないので、あらかじめ発送用の段ボールやガムテープなどを用意しておきましょう。
ネットせどりでの主な仕入れ先
ネットせどりでの仕入れ先はとてもたくさんあります。
有名なサイトでいうと、「ヤフオク」や「Amazon」、「楽天市場」などが挙げられます。
「メルカリ」や「ラクマ」といったフリマアプリも思わぬ掘り出し物が見つかったりすることもあるので、実際に仕入れをしている人も多いです。
また、ネットせどりで主に扱うジャンルによって仕入れ先は変わってくることもあります。
たとえば、家電を主に取り扱っている人は、「ヨドバシドットコム」や「ヤマダウェブコム」、「ハードオフオンライン」を利用するとよいでしょう。
本やCDなどを扱う予定の人は、「TSUTAYAオンライン」「ブックオフオンライン」「HMVオンライン」を活用するのもひとつの方法です。
その他にも、食品などをメインに売買するときは「KURADASHI.jp」を利用するのも悪くありません。
なお、知名度の高いサイトは使い勝手がよく、商品の回転も速いので仕入れやすい点はメリットです。
ただし、ライバルも同じように利用している可能性が高いので、あえて大手ではないサイトでリサーチするのもよいでしょう。
その場合は、「オムニ7」「NETSEA（ネッシー）」「トクー！！」などで探してみるとよいです。
ネットせどりでも許可は取っておくべき！
ネットせどりを始めるなら、古物商許可の取得は必須です。
実は中古品を扱う商売を行う場合には、古物商許可を得てからでないと行ってはいけないと法律で決まっています。
そのため、ネットせどりでなくても、単なるせどりを行う段階で古物商許可が必要なのです。
ネットせどりそのものはまったく違法ではありませんが、許可なしでせどりを行うと違法になる場合があることは覚えておきましょう。
なお、よく勘違いされることもありますが、新品を購入して販売する場合も、古物商許可は必要です。
なぜなら、商品は誰かに購入された時点で古物として扱われるからです。
新品の転売しか行っていないという人は気を付けましょう。
古物商許可の手続きは、最寄りの警察署へ書類を整えて申請するだけです。
基本的には一般的な条件を満たせば許可が下りるので、それほど難しく考える必要はありません。
ただし、古物商許可はあくまでも「営利目的で行っているときに必要となる許可」です。
そのため、不用品を手放すことが目的で販売している場合には許可は不要だということも覚えておきましょう。
ネットせどりで稼ぐための2つのコツ
ネットせどりは特別な知識がなくても始められますが、稼ぐためのコツを知っておかないと苦戦することもあるでしょう。
そこで、ネットせどりで稼ぐためのコツを2つ紹介します。
コツ1：リサーチツールを使う
ネットせどりで稼ぐためのコツの1つ目は「リサーチツールを使うこと」です。
ネットせどりで利益を出すためには、インターネット上で需要のある商品を仕入れることが何より大切になってきます。
しかし、個人で商品を検索していくのは大変ですし、手間がかかります。
リサーチツールを使えば簡単に売れ筋商品が分かるだけでなく、販売価格の相場を知ることも可能です。
売れる商品が分かるうえに、売れやすい価格設定まで教えてくれるのです。
リサーチツールにはさまざまなものがありますが、おすすめなのは「TradeTrap」だといえます。
TradeTrapは、物販総合研究所がプロデュースしているAmazon転売のためのリサーチツールです。
TradeTrapには、「ライバルセラー監視」「在庫数監視」「転売向き商品監視」など、役に立つ機能がたくさん備わっています。
TradeTrapは現場の声から生まれたツールであり、日々進化していくことも特徴のひとつです。
TradeTrapを使ってリサーチを効率化できれば、より多くの商品を仕入れて利益を出すことができるでしょう。
コツ2：仕入れのタイミングと場所を見極める
ネットせどりで稼ぐためのコツの2つ目は「仕入れのタイミングと場所を見極めること」です。
せっかく稼げる商品をリサーチできても、仕入れの時期やタイミングによって価格は大きく変わることがよくあります。
特に夏や冬など、季節限定でよく利用されるシーズンものの商品は、価格差が大きくなりやすいです。
そうした商品はシーズン入りする前やシーズン終わりになると、安く仕入れやすくなります。
安くなった時期を見逃さずに仕入れるようにすれば、より大きな利益が期待できるでしょう。
また、仕入れ先によっても価格差がある場合があるので、さまざまな仕入れ先でリサーチすることも重要です。
複数のサイトを同時に確認して、最安値の商品を探しましょう。
サイトによって期間限定でセールを行うこともあるので、こまめに情報をチェックすることも大切です。
いつでも最新情報をチェックして、少しでも利益率を高める努力をしましょう。
ネットせどりは仕入れが大事！
ネットせどりは、パソコンだけで作業が完結するという、他のせどりにはない大きな魅力があります。
売れる商品を自分で見つけるのは大変なので、TradeTrapを使って効率的に売れる商品を見つけてみてはいかがでしょうか。
「物販総合研究所」では、せどりを実践したうえでの具体的な情報や物販ビジネスに必要なツールを提供しています。
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