はじめに
この記事では、Amazon SEOについて、かなり深いところまで解説していきます。この記事を読んでいただければ、あなたの商品をAmazonで思うがままに販売できるようになるでしょう。
逆に、Amazon SEOについて何も知らないまま、Amazonビジネスを始めてしまうと・・・
「あれ?こんなはずではなかった・・・全然売れない」
と嘆き、目の前には在庫の山という状況になります。(実際に、それが原因で倒産してしまった会社も知っています)
amazonで商品を販売される際は、必ずamazon SEOについて勉強し、実践するようにしましょう。
また、この情報は、常にアップデートしています。ページ自体は常に更新していて、現在の最新情報を載せています。
1年前の情報では古いですし、半年前の情報でも古いのが現在のインターネットマーケティングです。
かならず最新の情報を入手するようにしてください。
なぜamazonで販売する必要があるのか?
世界中で、amazonがどんどん、影響力を増しています。
日本には幸か不幸か楽天がありまして、Amazon1強状態ではありません。
アメリカではすでにAmazonが独走状態にあり、オンライン販売の約4割はアマゾンが占めています。(3割という調査もありますし、5割という調査もあります)
ただ、日本でもAmazonのシェアは急激に拡大していて、現状は楽天とほぼ同じで20%程度のシェアを持っていると考えられます。
そして、伸び率は楽天や他のモールよりも大きく、このまま行けば、アメリカと同じような状況に近くなると思われます。単一のECショッピングモールとしては、Amazonの優位はしばらくは揺らがないでしょう。
今後、ECビジネスを行う上で、Amazonを抜きに行うのは難しくなります。
日本でもっとも人が訪れているモールに、たった、月額4900円で出店できるのであれば、(しかも簡単に申し込み&出品可能)amazonでのビジネスを無視するのは、もはやビジネス感覚がないというレベルです。
ということで、あなたがどのようなECビジネスを行うにせよ、Amazonでの戦い方を知っておくことは重要なことになります。
ところが・・・
「Amazonでどのように商品を販売していくか?」
という戦略部分は、かなりブラックボックスです。(amazonは教えてくれません)
というか、「誰も、やり方がわからない」状況です。
むしろ
「Amazonに出しておけば、勝手に売れるんでしょ?」
レベルに考えている人も多く、その低い意識レベルのスキをつかれて、海外セラーに面白いようにやられているのが、今のAmazon日本です。
(特に、中国人セラーがものすごいです)
ただ、やり方をきちんと学んで、あとはいい商品を持ってくることさえできれば、Amazonはものすごく安定して売上が出せるプラットフォームです。
amazonにも、他のショッピングモールと同じ様に
「売れる法則」
が存在します。
そして、現状、
amazonで売れる法則 = amazon SEO
です。
amazon SEOをきちんと勉強し、実践することができれば、ものすごい売上を短期的に上げることができます。
amazon SEOで売上は上がるのか?:当社の実績
こちらは当社が実験的に運用したアカウントの売上推移です。
運用開始から8ヶ月で月商2000万円(営業利益600万円)を達成しています。
1ヶ月目(売上15万)
2ヶ月目(売上130万円)
3ヶ月目(売上165万円)
4ヶ月目(売上247万円)
5ヶ月目(売上676万円)
6ヶ月目(売上1131万円)
7ヶ月目(売上1994万円)
8ヶ月目(売上2037万円)
amazon SEOを勉強し、自社の商品を上位に表示させることで、短期的に大きな売上を獲得できるのがamazonの現状です。
Amazon SEOとは?
Amazon SEOとは、Amazonで特定のキーワードを検索したときに、自社の商品をできるだけ上部に表示させることです。
例えば、あなたが梅干し入りの美味しいおにぎりを販売していたとしたら、
「おにぎり 梅」
とか
「おにぎり 梅味」
というワードで検索されたときに、上部に表示されるといっぱい売れそうですよね!(注意:Amazonでおにぎりは買えません)
そんな感じで
特定のワードで検索したときに、自分の商品をどのように上部に表示させるのか??
ということがSEOのテクニックとなります。
)そもそもSEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のイニシャルを取ったものです。
amazonの検索エンジンのことを理解して、商品ページや販売戦略を最適化する試みをまとめて、amazon SEOと呼びます。
もともとSEOというワードは、Googleに対して利用してきました。Googleで検索した際に、上位に表示されるようにする行動のことをSEOと呼びます。
GoogleのSEO対策は、現在かなり複雑化しており、もはや素人に手を出せるレベルのものではなくなってしまっています。内部要因、外部要因などから、数多くの要素をもとにSEO対策を行っていきます。SEO効果が現れるのも、3ヶ月以上、ときに半年、1年とかかるケースもあります。
それと比較すると、現状はamazon SEOは非常にシンプルです。SEO対策の土台としてはGoogle SEOをベースとしつつ、そこにamazonの独自要素を盛り込んでいく形になります。
A9とは?
現在、amazonの検索アルゴリズム(検索順位などを決定する計算式)は、A9と呼ばれています。
amazonの検索結果表示ページは、A9によってランキングされています。ですので、amazon SEOとは、A9がどのように動いているのかを研究し、できるだけA9にいい評価をしてもらうという行動のことになります。
Googleと同様に、A9もそのアルゴリズムがどのようなものかは公開されていません。ですので、仮設と検証によって、1からアルゴリズムを解析していく必要があります。
しかし、ご安心ください。すでに多くの情報によって、A9アルゴリズムの大部分が解析されています。そして、A9アルゴリズムは、Googleと比較するとかなりシンプルで、まだまだ攻略可能な状態です。
つまり、A9がどのような要素で順位付けをしているのかを知り、そのための対策を適切に取ることによって、amazon SEOを攻略することは可能です。
Amazonの検索結果表示ページ(SERP)
A9のアルゴリズムを勉強する前に、amazonの検索結果はどのように表示されるのかを見てみましょう。
まず、検索結果表示ページはSERP(サープ:Search Engine Result Page)と呼ばれています。
amazonのSERPは、大別して、以下の3つの部分に分かれています。
スポンサーブランド広告
amazonの広告形態の1つです。amazonでブランド登録を行えば、誰でも運用できます。特定のキーワードでSERPの一番上部に表示させることができます。表示させることのできる商品数は3つです。
かなり効果の高い広告で、amazon SEOにも効果があります(広告とSEOの関連性については後述します)
スポンサードプロダクト広告
SP広告とも呼ばれる、amazonの広告形態の1つです。amazonで出品すれば、誰でも運用できます。特定のキーワードでSERPの上部や商品ページに表示させることができます。
効果の高い広告で、amazon SEOにも効果があります(広告とSEOの関連性については後述します)
オーガニックランキング(ここがSEO)
広告費用をかけず、amazonのSERPに表示される部分です。広告以外のランキング部分を「オーガニックランキング」と呼び、広告をかけずに売れることを「オーガニック売上」と言います。
この部分のオーガニックランキング、およびオーガニック売上を向上させることが、amazon SEOの目的となります。
amazon検索結果表示ページから見るSEOの重要性
では、なぜそこまでSEOが重要なのでしょうか?こういう調査結果があります。
amazonで検索する人の70%以上の人は2ページ目以降を見ない
amazon公式のマニュアルによると、amazonの検索結果表示ページの2ページ目以降を閲覧する人はわずか30%です。
つまり、自分の商品が2ページ目以降に表示されていた場合、70%の顧客を取り逃がすことになります。
ですので、最低でも1ページ目に表示させる必要があります。
65%の人が最初から3つの商品をクリックする
とある調査によると、SERPで最初の3つに表示された商品がクリックされる確率は65%となります。
つまり、1ページ目に表示されるだけでは、多くのクリックを取り逃がすことになります。ですので、amazon SEOでは、検索順位3番目以内を狙うというのが、1つのゴールとなっています。
35%の人が最初の商品をクリックする
別の調査によると、amazonで検索した人の35%が、一番最初に表示されている商品をクリックします。(購入するとは限りませんが)
ですので、最終的なゴールとしては、狙ったキーワードで1番に表示させることになります。
A9の基本原則は2つ
それではどのような要因がA9の検索アルゴリズムに影響を与えているのか解説していきます。影響を与えている要因を知ることによって、商品ページや販売戦略を改善することで、amazon SEOを向上させることができます。
それではA9について勉強しましょう。
A9に影響を与える要因は大別して、以下の2つです。
検索キーワードと商品ページの関連性
顧客が検索したキーワードに対して、商品ページがどの程度関連性があるのか?という指標です。
A9としては、検索キーワードにピッタリ一致した商品を上位に表示させたほうが商品が売れやすくなると考えているはずなので、関連性を高めることによって上位表示を狙うことができます。
例えば、あなたの商品が「水筒」を売っている場合、あなたの商品ページは自然と「水筒」に関連性のあるキーワードを盛り込むようになります。
その結果、「水筒」というキーワードで表示されやすくなります。
つまり、商品ページにかかれている内容(主にテキスト)が、検索されたキーワードと一致している割合が多い場合、上位表示されやすくなります。
商品パフォーマンス
その商品がどのくらい売れているのか?など、過去に商品が出してきたパフォーマンスもA9の評価対象になります。
A9としては、過去にものすごく売れた商品を上位に表示させたほうが、顧客のためにもamazonのためにもなると考えています。
もちろん、商品パフォーマンスの判断基準は売上だけではなく、多くの要因が複合されて判断されています。それらを1つ1つ解析し、数値を改善していくことで、上位表示を狙うことができるようになります。
amazon SEOに直接影響を与える要因
amazon SEOのアルゴリズムであるA9に影響を与える要因ですが、直接的に影響を与える要因と、間接的に影響を与える要因の2つがあります。
まずは直接的に影響を与える要因を解説していきます。
検索キーワードとの商品ページテキスト関連率
顧客がamazonで検索したキーワードが、商品ページとどの程度関連があるのか?を図る指標です。
以下の箇所にキーワードが盛り込まれていることが重要、かつ以下の順番で重要な要素となります。すべてセラーセントラルから編集できます。
- 商品名
- 商品説明の箇条書き
- 商品紹介コンテンツ
- 検索キーワード
- 商品説明文 (←ほぼ無関係と思われる)
狙っているキーワードを、上記の箇所全てに盛り込むことによって、A9に関連性をアピールできます。
しかし、過剰に盛り込みすぎることはコンバージョン率の低下も招きますので、SEO的によくありません。
例えば、「水筒」というキーワードを狙っているからと言って、タイトルを「水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 」としても意味がありません。(実は昔は効果的でした)
1回の要素で1度出現すれば問題ありませんので、確実にキーワードを盛り込んでいきましょう。
商品の直近売上
直近で商品がどの程度売れたのかは、A9に大きな影響を与えます。
「直近」とはどの程度の期間なのか?ということですが、こちらに関してはA9も期間を調整している形跡が見られます。しかし、概ね7日から14日と考えていただいていいかと思います。
また、「売上金額」なのか「売上個数」なのか?という問題もあります。
実は2018年位までは、「売上個数」がかなり重要な指標となっていました。ですので、商品を安売りすることによって売上個数を稼ぎ、amazon SEOで上位表示させると方法を多くのセラーが実践していました。
しかしながら、現状では、過度に安売りすることで売上個数を稼いだとしても、A9の評価はよくありません。もちろん、売れないよりは売れたほうが評価されますが、大幅に安い金額で販売された場合の影響は大きくありません。
例えば、通常1980円で販売していた商品を、198円(90%オフ!)で販売し、ある程度順位が上がったところで通常料金に戻すという価格戦略が以前は一般的でした。
現在では、1980円に戻した時点で、SEO的に大きく順位が下がります。また値段を大幅に変えると「カートが外れる」状態になります。ですので、価格を大幅に下げる価格戦略はおすすめできません。
(カートが外れている状態)
現状は、「売上金額」も「売上個数」も重要な指標となっていますので、安売りしすぎて売上金額が低くならないように気をつけましょう。
コンバージョン率(ユニットセッション率)
直近売上と並んで重要な指標になっているのが、コンバージョン率です。セラーセントラルから確認できるビジネスレポートでは「ユニットセッション率」として表示されています。
コンバージョン率とは、顧客が商品ページにアクセスしたあとに購入に至る割合のことです。
例えば、100人の顧客が商品ページを見て、5個の購入が合った場合、コンバージョン率は5%になります。
amazon運営側としては、限られたアクセスをどの商品に振り分けるのか?によって、売上が大きく変わってきます。
コンバージョン率が1%の商品ページと、コンバージョン率が5%の商品ページがある場合、コンバージョン率が高い方の商品ページを上位表示させるというのは合理的な判断です。
ですので、出品者側としては、できるだけコンバージョン率を高める必要があります。
在庫保持率
ある一定の期間、在庫をきちんと保持していたのか?ということは、amazon SEOにおいて重要な指標となっています。
amazonは一貫して顧客の利便性を追求しているので、在庫を提供できない期間がある商品を高く評価しないというのは理にかなっています。
また、在庫がなければ売上も上がらないので、そのような商品ページを上位に表示させることはamazonの売上にもマイナスになります。
ですので、できるだけ在庫を切らさないように注意を払う必要があります。
在庫切れ期間に商品が売れないことが原因で、商品売上が下がってSEOに影響するという間接的な影響ももちろんありますが、単純に在庫保持率が100%出なかった場合、amazonからSEO要素のペナルティを受ける可能性が高いです。
(当社も、在庫補充のタイミングを見誤り、SEOランキングが急降下したという事例がありました。在庫に関しては余裕を持って手配するようにしましょう)
商品価格
適切な商品価格をつけることはamazon SEOでとても重要です。
商品価格が高すぎると、コンバージョン率も悪くなり、ランキングも下がるということはもちろんありますが、単純に
商品価格がamazonが想定している価格の範囲内かどうか?
ということが、amazon SEOに影響を与えているようです。
上述のように、低価格で商品を最初に販売して、後に価格を上げるという戦略が以前はよく機能していました。ところが最近では
価格を一定以上上げた瞬間に検索順位が相当落ちる(圏外に飛んでいく)
という現象が見られます。
価格によるコンバージョン率の変化ではなく、単純に価格がamazon SEOの基準となっていると思われます。
例えば、とあるキーワードでよく販売されている価格帯が2000円から4000円の場合、商品価格を2万円にしたり、逆に200円にしたりすると、amazon SEOでは評価が下がる傾向にあります。
ですので、適切な価格を設定することはamazon SEOに直接影響するとても重要な要素となっています。
amazon SEOに間接的に影響を与える要因
直接的ではないにしろ、上記の直接要因に深く関連があるために、間接的にamazon SEOに影響を与える要因があります。
こちらも注意深くコントロールする必要がありますので、解説していきます。
FBAを利用する
amazonの商品発送に関して「出品者出荷」か「FBA出荷」(amazonから出荷)を出品時に選択することができます。
amazon SEOで上位表示を狙うには、基本的にはFBA出荷を選択することをおすすめします。
発送形態によってSEOが変化することは確認されていませんが、商品がFBAに入っていて、当日や翌日に商品が手に入ることが、コンバージョン率に大きく影響しています。
FBAに入れることによって、コンバージョン率が向上するので、その結果、amazon SEOが向上することになります。
カスタマーレビュー
カスタマーレビューは、amazon SEOにおいて、ものすごく重要な要素となっています。それはなぜかと言うと、直接要因である「直近売上」「コンバージョン率」に深く関連するためです。
評価の数が多く、平均点が高い商品は、検索表示ページでクリックされやすく、その後のコンバージョン率も高くなります。
以前は、評価の数や平均点もamazon SEOに「直接」影響する、重要な要因でした。単純に評価の数が多くて、平均点が高い商品が、上位を独占していました。
現在、評価が直接要因であるかどうかは検証しきれていません。(評価を操作することが難しく、実験が難しいのが現状です)
ですが、amazonがここまでの販売プラットフォームになった大きな要因が、評価システムにあることは明らかです。ですので、amazonが評価を完全にSEO要素から取り除くことはないと考えています。
ですので、できるだけ評価を増やし、平均点も高めていくことによって、amazon SEOを向上させることができると考えられます。
商品画像の最適化
商品画像はコンバージョン率に大きな影響を与えますので、amazon SEOでは重要な要素です。
多くの顧客は、商品説明を読むことなく、画像だけで商品情報を判断しています。そのため、「商品説明に書いているからいいだろう」と考えず、重要な情報はすべて商品画像に含めるようにしてください。
商品画像は9枚まで投稿可能ですが、実際に閲覧されるのは7枚目までです。8枚目以降は、一旦画像をクリックした状態じゃないと表示されない仕様になっていますので、重要度は低いです。
商品紹介コンテンツを掲載する
商品ページの下部に、商品の詳細説明を追加できるのが「商品紹介コンテンツ」です。以前はiOSアプリではほぼ表示されなかった(実際は詳細欄をクリックしないと見れなかった)のですが、現在はPC、モバイル、すべてで表示されるようになりました。
(スマートフォンでも表示される)
もともと、商品ページが非常にシンプルなamazonですが、商品紹介コンテンツを追加することによって、リッチなコンテンツを追加できます。
商品紹介コンテンツは、ヘッダー、画像、テキストで構成されています。ここで商品を詳細に説明することで、コンバージョン率をアップさせることができます。コンバージョン率がアップすると、amazon SEOにもプラスの影響を与えます。
また、ヘッダー部分はHTML要素の<h3>でマークアップされます。amazonで<h○>要素を出品者側でコントロールできるのは商品紹介コンテンツのヘッダーのみです。
<h○>要素は、特にGoogle SEOでも非常に重要なので、この部分にキーワードを盛り込むことは重要です。(AmazonページのGoogle SEOについては後述します)
商品紹介コンテンツについて、最近は掲載内容について審査が厳しくなっているので、できるだけ早く作成されることをお勧めします。
セラーセントラル → 在庫 → 商品紹介コンテンツ管理で編集可能です。
スポンサードプロダクト広告とスポンサードブランド広告をかける
amazonの広告を「かけているかどうか」はamazon SEOに影響を与える要因ではないと思われます。
しかし、
amazonで広告をかけることによって、直近の売上が上がることでamazo SEO効果が高まる
ことは確認されています。
特に、出品初期はSEOランキングも低く、広告をかけなければ、商品が売れることはほぼありません。商品が売れなければ、SEOランキングも低いままですので、オーガニック売上もありません。
ですので、積極的にamazon広告を出稿し、売上を立てていくことは必須となります。
上述のように、amazonの広告には、スポンサードプロダクト広告とスポンサードブランド広告があります。
できれば、両方の広告をかけることをお勧めしますが、スポンサードブランド広告は、Amazonブランド登録をしているブランドでなければ広告をかけることができません。amazonブランド登録には時間がかかりますので、なるべく早めに登録しておきましょう。
スポンサードプロダクトの運用方法についてはこちらをご覧ください。
クーポン設定およびプロモーションを設定する
amazonでは、クーポンやプロモーションなどで、商品の割引を提供したり、送料を無料にしたりすることができます。
(クーポン設定)
(ブロモーション管理)
クーポンやプロモーションを設定していることが、amazon SEOに影響を与えるわけではありません。
しかし、クーポンやプロモーションを行っているとコンバージョン率が上がる傾向にありますので、amazon SEOの効果がある場合があります。
ただし、過剰なクーポン割引を行った場合、値引き戦略と同じような問題が起きます。つまり、販売個数、コンバージョン率は増えるけれど、売上金額が伸びないという問題です。
クーポン、プロモーションの割引率を調整し、コンバージョン率が高く、売上金額も上がるような設定を行う必要があります。
amazon SEOの実施策
上記の直接要因、間接要因で、amazon SEOランキングが決定していると思われます。
では、
「実際に、何を行えば、自分の商品を上位表示させることができるのか?」
ということについて解説していきます。
キーワード分析を行う
そもそも
どのキーワードで上位表示を狙うのか?
を決めることは、amazon SEO対策を行う上で非常に重要です。
全く検索されていないようなキーワードで、たとえ上位表示できたとしても、売上につながることはありません。
ですので、以下の3点に絞って、amazon SEO対策を行うキーワードを抽出することは重要になります。
- キーワードの検索数が一定以上ある
- キーワードから商品が購入されている
- キーワードで検索した人は、自社商品を買う可能性がある
つまり、ある一定以上の検索数があり、そのキーワードけ検索してくれた人が自社商品を買ってくれるのであれば、amzon SEO対策を行うことによって、売上につながります。
逆に、まったく検索されていない、検索されてもコンバージョンしない、自社商品と全く関連性のないキーワードでamazon SEOをどれだけ頑張っても、売上につながることはありません。
では、キーワード検索はどのように行えばいいのでしょうか?
まず、キーワードの月間検索数を調べます。専用のツールを使いましょう。
キーワードの検索数をリサーチするツールは様々ありますが、今回はもっともデータが詳しいと考えられるSellerspriteを使って検索します。
まずSellerspriteのアカウントを作ります。
sellerspriteの申し込みページへのリンクをクリックします。
初期画面が中国語になっている場合もありますので、その際は「返回首页」をクリックしトップページへ戻ります。
トップページ左上から、言語を選択できますので、「日本語」を選択します。これで日本語表示になりますので、改めてこちらのリンクをクリックします。
新規登録をクリックし、アカウント登録を進めましょう。
SellerSpriteは無料でも使えるツールです。しかしながら、詳細にリサーチをしていくようになると、無料では物足りなくなります。必要に応じて会員にご加入ください。よほどのヘビーユースでない限り、スタンダード会員で問題ありません。
それでは、キーワードのリサーチをしていきましょう。まず、「キーワード・スプライト」から「キーワードリサーチ」を選択します。
マーケットプレイスで「日本」を選択し、リサーチしたいキーワードを「キーワードを入力」に記入して「リサーチ」をクリックしてください。
検索結果が表示されます。検索した「水筒」というキーワードだけではなく、水筒というキーワードを含んだ複合キーワードのリサーチ結果も表示されます。
重要視する場所は「検索数」「販売数」「転換率」です。また、「結果数」も注目しましょう。
十分に検索数があり、さらに販売数、転換率も高いキーワードが、キーワード候補になります。また、「結果数」が少ないキーワードのほうが、ライバルが少ない可能性がありますので、amazon SEO対策が取りやすいです。
例えば、「水筒」という単一キーワードの検索数は752,043で、販売数も10,979です。ものすごく売れているキーワードですので、候補に入れてもいいかと思います。
しかし、検索結果ページに表示される商品数がなんと100,000で、ライバルが10万商品程度あることを意味しています。
もし、amazon SEO対策に十分な資金と、十分な時間を使えるのであれば、ライバルが大きく、販売数が大きいキーワードに参入してもいいかと思います。しかし、そうでない場合は、ライバル数は非常に需要になります。
例えば「水筒 1リットル」という複合キーワードは、検索数「152,948」で販売数は2,829と、水筒単一キーワードに比べると規模は1/5程度になります。
しかし、検索結果数が6000と、ライバル数が1/15になります。
ですので、比較的amazon SEO対策しやすいキーワードと言えるでしょう。
余談ですが、検索キーワードで「水筒 1リットル」がamazon SEO対策を行いやすいと判断したあとに、商品開発をするというのもおすすめです。この場合ですと、1リットル入りの水筒を欲しい人が多いにもかかわらず、供給できる業者が少ないことがわかっています。
同じ水筒でも「ウォーターボトル」というキーワードも考えられます。しかしながら、検索数も低く、販売数、転換率も「水筒」キーワードよりは劣ります。
ウォーターボトルというキーワード、それに付随する複合キーワードは、amazon SEOで対策すべきかというと、それほど重要ではないことがわかります。
このようなリサーチを通して、どのキーワードでamazon SEOを行っていくのかを決定しましょう。
できれば、メインとなるキーワードを3個から5個程度選定されることをオススメします。
商品ページのamazon SEO最適化
次に、商品ページを最適化していきます。これはコストも時間もかけずにできるにも関わらず、効果が必ず上がる方法です。かならず実行するようにしてください。
商品画像の最適化
商品画像はamazon SEOに直接影響を与える要因ではありません。極端に言うと、画像1枚でも9枚でも、amason SEOランキングは変わりません。
しかしながら、商品画像はコンバージョン率を大きく左右します。
いい商品画像 → コンバージョン率が高くなる → amazon SEOの向上
と、間接的に商品画像がamazon SEOに影響を与えるので、商品画像には常に気をつける必要があります。
商品画像ですが、上述の様に基本的には7枚までが表示されます。
特に重要なのは1枚目の商品画像です。1枚目の画像は、検索表示ページにも表示されるので、クリック率に大きく影響を与えます。
(1枚目の画像が検索結果表示ページに採用される)
1枚目の画像に関して、amazonは厳格な基準を設けていますので、必ず従うようにしてください。
amazon出品大学「メイン画像、サブ画像について」(PDF)
コンバージョン率を上げる重要点は以下のとおりです。
- 画像の最長辺のサイズを1000px以上に設定する。
- ズーム機能が使えるようになり、顧客が商品のことをよく知ることができる。
- 画像枚数はかならず7枚以上用意する。
- できるだけ多くの情報を与えることで、顧客の購入前負担を軽減する
- 商品説明文に書いた内容も画像でもう一度掲載する
- 多くの顧客はテキストを読まず、画像だけで判断します。
- 実際に使用しているシーンを提供する
- 商品画像だけではなく、実際に商品を使用しているシーンを撮影することで、購入後のイメージを想起してもらうことができる
- 権威性を与えられるような画像があれば掲載する
- ランキング1位、芸能人が推薦、クラウドファンディングで多額の支援など、権威性を画像で表現する
商品名(商品タイトル)
商品名は、amazon SEOに直接影響を与えるかなり重要な要素になります。ここに必ず選定したキーワードを盛り込むようにします。
「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→重要情報」で編集することができます。
商品名は<h1>要素にマークアップされますので、google SEOの観点から見ても非常に重要です。
amazon SEOで重要なキーワードから、できるだけ左側に配置していくようにしましょう。
Amazonの商品名には、厳しいガイドラインが設けられています。ガイドラインを確認し、ガイドラインに沿った形で商品名を決定してください。
商品ガイドライン(セラーセントラルより引用)
- 商品名に検索キーワードを、[ブランド名] + [表示名] = [商品名] + [仕様、色、サイズ、タイプなど] + [モデルタイプ]の順で使用します。
- 各キーワードの間にスペース(半角文字)を挿入します。
- 50文字までの全角文字(漢字、ひらがな、カタカナ)と半角文字(英数字、スペース)を使用できます。
- 半角カタカナおよび全角スペースは使用できません。
- 商品名に主観的な内容を含めることはできません。
- 機械依存文字は使用できません。
- 商品名はAmazonで商品を検索する際に検索対象になります。商品を登録する際は、他の出品者が使用している商品名を参考にしてください。
- 医薬品の有効性や効能の説明では、薬事法と不当景品類および不当表示防止法に違反しないよう注意してください。
- 配送料無料や割引などのプロモーションメッセージは出品者のコメントに入力し、商品名には使用しないでください。
- 使用できない商品名の例:
HCM ‐ ProガンダムRX-78-2
(配送料無料) HCM-Pro ガンダム RX-78-2 - 使用可能な商品名の例:
HCM-Pro ガンダム RX-78-2
商品名のガイドラインは、世界各国のAmazonマーケットプレイスで出品されている、本・ミュージック・ビデオ・DVD以外のすべての商品に適用されます。以下に、本・ミュージック・ビデオ・DVD以外の商品が検索対象外になる可能性がある4つの条件を記載します。
- 商品名(英数字および全角文字)がスペースを含めて200文字を超えている。
- 商品名にプロモーション的または主観的な用語が含まれている。例: 〝 無料配送 〞 、 〝 100%品質保証、人気商品、ベストセラー 〞 。
- 商品名に記号または非言語のASCII拡張文字が含まれている。例: ~ ! * $ ? _ ~ { } # < > | * ; ^ ¬ ¦ Æ © ®
- 商品名に商品を特定する情報が含まれていない。例: 〝 ハイキングブーツ 〞 または 〝 傘 〞 。
これらのガイドラインに従わない場合は、商品が検索対象外となり、Amazonの検索結果に表示されない場合があります。
【セール中!】のように、プロモーションワードを入れるなどすると、ライバルセラーに通報されて検索対象外にされるリスクもあります。ガイドラインを守った上で、適切な商品名をつけましょう。
おすすめは
- 商品名は50文字から65文字程度
- [ブランド名] + [表示名] = [商品名] + [仕様、色、サイズ、タイプなど] + [モデルタイプ]できちんと記載
- 商品名のところに選定したキーワードを重要なワードから順に盛り込む
です。
やっていけないのは、タイトルにキーワードを盛り込みすぎて、訳の分からない商品タイトルにしてしまうことです。検索表示ページからのクリック率が減少し、アクセス、売上が減少するので、amazon SEO効果も下がります。
商品説明の箇条書き
商品説明の箇条書きは、PCですとタイトル下部、スマホですと詳細に表示される部分です。コンバージョン率にも影響を与える部分ですので、しっかりと意識して組み立てていきましょう。
「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→説明」部分で編集することができます。最大で5つまで登録することが可能ですので、かならず5つ登録しましょう。
この部分に選定したメインキーワードを入力する事により、テキストの関連性を向上させることが可能です。5つ全てにキーワードを入れる必要はありませんが、5つの箇所をフルに使って、様々なキーワードを盛り込むようにしましょう。
また、文字数が多すぎると、キーワード出現率の低下に繋がります。また、視認性も悪くなり、顧客に読まれにくくなります。1箇所あたりの文字数は100文字を上限に考えるといいでしょう。
商品紹介コンテンツ
商品紹介コンテンツの有無はamazon SEOに間接的に影響を与えます。できるだけコンバージョン率が高くなるように、商品の特徴を画像とテキストで表現しましょう。
商品紹介コンテンツに盛り込む内容は、
- 自社商品の特徴(他社との違い)
- 実際の使用例
- 詳細なスペック
などです。特に2の実際の使用例がコンバージョン率を上げる結果につながることが多いです。商品カテゴリにもよりますが、商品が実使用されている情景を顧客に想起させることがコンバージョンに繋がります。
また、商品紹介コンテンツでのテキストもamazon SEO要素の商品ページテキスト関連率と関連があると考えられます。
キーワードリサーチで選定したキーワードを、適切に盛り込むようにしましょう。(画像に入れてもSEO効果はありません。テキストとして挿入してください)
検索キーワード
「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→キーワード」部分で、検索キーワードを選定することができます。
この「検索キーワード」ですが、顧客からは見えない、あくまでもA9に対して、検索されたいキーワードを申請する箇所です。
使い方としては、
タイトルや商品説明文には入れられないキーワードを入れる
表記ゆれやミススペルを入れる(iphone → アイフォン Bluetooth → Bruetooth)
という用途に使うことが一般的です。
メインキーワードを入れることも可能ですが、テキスト一致率の変化はほぼないと考えられています。ここはまだ検証段階ですので、タイトルや箇条書きにも記載しているメインキーワードを、検索キーワードにも入れておいた方が無難です。
なお、「プラチナキーワード」に関しては、空欄で問題ありません。
商品説明文
「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→説明」部分で編集することができます。
商品紹介コンテンツを利用する場合、商品説明文は商品ページから見えなくなります。ですので、重要度としてはかなり低いと思われます。amazon SEO要素としても、ほぼ無関係と思われます。
商品紹介コンテンツを利用している場合は、空欄にしても問題はありません。ただ、こちらも完全に無影響とは検証できていないので、キーワードを入れ込んでおいたほうが無難というレベルです。
プロダクトローンチで一気に上位表示させる
商品ページを最適化できれば、検索キーワードとの一致率も上がり、コンバージョン率も高まっていることでしょう。
しかし、実際に商品が売れない限りは、オーガニックランキングが上位に来ることはありません。
ここで、卵が先か、鶏が先かという問題に直面します。
というのも、商品が売れなければ、amazon SEOが向上せず、オーガニックランキングが上がることがないのと同時に、オーガニックランキングが低いままでは商品が売れないからです。
つまり、商品を売れるような状態にするためには、商品を売らないといけないという状況になっているのが、amazonビジネスの現状です。
では、どうすればいいのでしょうか?
そのために重要なのは「プロダクトローンチ」という手法です。
ローンチとはロケットなどに使われる「発射」の意味です。つまり、商品を販売開始する際に、ロケットのように勢いよく売り上げるということです。
amazonにおけるプロダクトローンチをマスターすることで、販売開始初期から大きく売り上げることができるようになります。
ハネムーンピリオドで大きく売る
amazonで販売開始してから一定期間、「ハネムーンピリオド」という特殊な期間が与えられています。
ハネムーンピリオドが正確にどの程度の機関なのかは、正確にわかっていませんが、当社の実験を元に推定すると、
商品の販売開始から14日程度
がハネムーンピリオドと考えられます。
この期間、商品が上位表示されやすくなっており、さらにこの期間に商品の売上が上がることによって、オーガニックランキング上位に一気に移動できます。出品初期だけに与えられるボーナス期間とお考えください。
ですので、ハネムーンピリオドの間に、できるだけ多く売り上げるということが、プロダクトローンチの目的となります。その事によって、ハネムーンピリオドが終わったあとも上位を維持することが可能になります。
それでは、ハネムーンピリオドに何をすべきなのかを解説します。
Amazonスポンサードプロダクト広告を強めに設定する
商品の販売開始と同時に、スポンサードプロダクト広告を強めにかけます。
その際、ターゲットとなるキーワードを、キーワードリサーチで選定したキーワードにしてください。
マッチタイプに関しては、まずは「完全一致」のみで問題ありません。ですが、効果の最大化を目指すのであれば、他のマッチタイプでも広告を掲載されることをオススメします。
入札学ですが、推奨入札額の上限値よりも高めに設定する必要があります。なぜかというと、掲載初期は広告の品質ランクが確認できていないため、入札額を多めにしておかないと、インプレッションが得られないためです。
スポンサードプロダクト広告に関しては、こちらのセミナー動画にて詳細を説明していますので、ぜひご覧いただければと思います。
プロモーションコード(クーポンコード)を発行する
販売初期はオーガニックランキングが低いために、待っていても売上が得られません。そのため、何らかの方法で商品を買ってくれそうな顧客に商品を買ってもらう必要があります。
その際、「特別割引」などのオファーがあれば、顧客は買ってくれやすくなります。
amazonにはプロモーションコードを発行する機能がありますので、そこでプロモーションコードを発行し、顧客に提供しましょう。
プロモーションコードは「在庫 → プロモーション管理」から発行することが可能です。
プロモーションコードでの割引率ですが、20%以上の割引を行った場合、amazon SEO効果が薄れることがわかっています。
できれば20%程度の割引に抑えられれば理想的です。
しかしながら、下記のような方法で商品オファーをした場合、20%オフでは商品の販売に結びつかないこともあります。その場合は、割引率を大きくして、効果を測定してみましょう。
Facebook広告で商品をオファーする
プロモーションコードを発行し、潜在的な顧客にオファーするために最適な広告がFacebook広告です。
プロモーションコードを配布する特別なページを作成し、そこにFacebook広告を使ってアクセスを集めます。Facebook広告経由でプロモーションコードを受け取った顧客が、amazonで購入することで、売上を上げることができます。
プロモーションコード配布ページを作る方法はたくさんありますが、当社でうまく行っている方法は、こちらのようなサービスを利用して、amazonプロモーションコード配布専用のページを作ることです。
このサービスを使って、amazonのプロモーションコードを効率的に配布するページを作成し、Facebook広告でアクセスを集めることで、売上を一気に上げることが可能です。
特にプロダクトローンチの初期は、スポンサードプロダクト広告の効果も薄いため、Facebook広告などの外部広告を使って商品を販売する必要があります。
Amazonのプロモーションコード発行とFB広告を配信する方法はこちらをご覧ください。
顧客リストに商品をオファーする
もし、すでに何らかの方法で既存顧客のリストがあるのであれば、その顧客に対して商品をオファーすることによって、初期の売上を立てることができます。
上記のプロモーションコードのオファーと併用することで、さらに販売を伸ばすことも可能です。
インフルエンサーに商品紹介をしてもらう
youtube、Instagram、Twitterなどで多くのフォロワーがいる方にお願いして、商品をプロモーションしてもらうことで、初期から一気に売上を上げることが可能です。
特にyoutubeの効果は最近かなり大きくなってきており、影響力のあるyoutuberが商品を紹介したところ、一気に数百個の商品が売れるということが実際に起きています。
ハネムーンピリオド中にそれだけの売上をたてることができれば、amazon SEOのランキングアップにかなり貢献します。
インフルエンサーと良好な関係を築くことで、amazonでのマーケティングを効率的に運営することができるようになります。
Amazon Super URLとは?
Facebook広告や、インフルエンサーマーケティングなど、amazonの外部からamazonにアクセスさせて商品を購入してもらう場合、特別なURL経由で商品を買ってもらわなければ、amazon SEOの効果が得られない場合があります。
そこで、amazon super URLという特別なURLを使って、購入してもらう必要があります。
super URLとは、AmazonのURLに?keyword=[]がついたURLのことです。
例えば、以下のようなURLです。
amazonの商品検索欄にキーワードが入っている状態で、顧客に購入してもらうことで、そのキーワードにおけるamazon SEOのランキングが向上します。
Amazonでのオーガニック購入や、スポンサードプロダクト、スポンサードブランド広告経由での購入であれば、自然と?keyword=[]が含まれたURLから購入されています。
しかし、amazon外部広告経由で直接商品ページにアクセスさせてしまうと、検索欄にキーワードが入っていない状態で購入されるので、商品購入がどのキーワードと結びついているのか、amazonが確認することができません。
それを回避するために、amazonにSEOキーワードを指定する方法が、amazon super URLになります。
しかし、amazonとしては、意図的にamazon SEOのランキングを操作するような行動を良しとは考えていません。(規約にも書かれてあります)ですので、単純なSuper URL経由の購入に関しては、amazon SEO効果が薄れているのが現状です。(薄れているというか、ほぼ、ありません)
例えば、URLにはqidなど、様々なパラメータが入っていて、完全に同じURLが生成されないように工夫されています。ですので、もし完全に同じURLから複数の購入があった場合、amazonはSEOの向上目的の購入であると結論づけます。
それを避けるために、現在は2 Step URLというURLを使って、商品ページにアクセスさせ、購入してもらう方法が一般的です。
2 Step URLには複数の種類がありますが、一番簡単な store-front からの2Step URLを生成してみましょう。
まず、2 Step URLを生成したい商品を販売しているショップのストアフロントに移動します。
検索欄でamazon SEOを狙っているキーワードで検索します。すると、商品が検索されて表示されます。
通常は、ここで1つの商品のみ表示されれば問題ありません。もし、上記のように2つ以上の商品が表示されてしまった場合は、URLに価格フィルターを追加してみましょう。
例えば、URLの末尾に
&low-price=2980&high-price=2980
と追加してみましょう。すると、価格帯が2980円の商品が表示されます。
この際、URL欄に表示されているのが、Storefront経由の2 Step URLになります。このURLを外部広告からのアクセス先に使用することによって、amazon SEOの効果を持った購入を促進することが可能です。
Amazon Super URLや2 Step URLについてはこちらの動画をご覧ください。
Amazon SEOまとめ
長くなりましたが、上記のことを理解し、実践すれば、多くの商品を上位表示させることが可能です。
もちろん、amazon SEOにはさらなる要因もありますが、90%程度は上記の要因で説明付けられます。
重要なのは次の3点です。
- 商品ページを適切に作り、テキスト一致率を向上させ、コンバージョン率が高い状態にする
- ハネムーンピリオドの際に、amazon内部広告、amazon外部広告を駆使して、商品を売り上げる
- 在庫や価格設定を常に監視して、適切な販売体制を維持する
こちらの3点を意識すれば、amazonでの売上をかなりアップさせることが可能です。