Amazon SEOはしっかりやろう
Amazon SEOについて何も知らないまま、Amazonビジネスを始めてしまうと・・・
「あれ?こんなはずではなかった・・・全然売れない」と嘆き、目の前には在庫の山という状況になります。(実際に倒産してしまった会社も知っています)
Amazonで商品を販売する際は、必ずAmazon SEO対策を実践しましょう。
半年前の情報でも古いのが、現在のインターネットマーケティングです。かならず最新の情報を入手するようにしてください。
なぜAmazonで販売する必要があるのか?
世界中でAmazonが、どんどん影響力を増しています。日本には幸か不幸か、楽天があるのでAmazon一強状態ではありません。
しかし、アメリカではすでにAmazonが独走状態にあり、オンライン販売の約4割はアマゾンが占めています。日本でもAmazonのシェアは急激に拡大していて、現状は楽天とほぼ同じ20%程度のシェアを持っていると考えられます。
Amazonの伸び率は、楽天や他のモールよりも大きく、このままいけばアメリカと同じ状況になり、単一のECショッピングモールとして、その優位は揺らがないといえます。
日本で最も人が訪れているモールに、たった月額4,900円で出店でき、しかも簡単に申し込み&出品できるのです。Amazonでの展開を無視するのは、もはやビジネス感覚がないといっても過言ではありません。
ところが、「Amazonでどのように商品を販売していくか」という戦略部分は、ブラックボックスになっています。(Amazonでは教えてくれません)
つまり「誰もやり方がわからない」状況で、むしろ「Amazonに出しておけば、勝手に売れるんでしょ?」と考えている人も多く、その低い意識レベルのスキをつかれて、海外セラーに面白いようにやられているのが、今の日本人セラーです。(特に、中国人セラーの勢いが増しています)
良い商品を用意するだけでなく、Amazonでの販売戦略をしっかり勉強して実践することが、安定して売上を出すために重要になってきます。
Amazonにも他のショッピングモールと同じ様に「売れる法則」が存在します。それが「Amazon SEO」です。
SEO対策を勉強して実践すれば、短期間で売上を上げることも可能でしょう。
実績公開!Amazon SEOで売上はどうなる?
こちらは、当社が運用したAmazonアカウントの売上推移です。
運用開始から8ヶ月で、月商2,000万円(営業利益600万円)を達成しています。
1ヶ月目(売上15万)
2ヶ月目(売上130万円)
3ヶ月目(売上165万円)
4ヶ月目(売上247万円)
5ヶ月目(売上676万円)
6ヶ月目(売上1,131万円)
7ヶ月目(売上1,994万円)
8ヶ月目(売上2,037万円)
Amazon SEO対策を実践し、自社の商品を上位表示させることで、短期間で大きな売上を獲得できるのがAmazonの現状です。
Amazon SEOとは?
Amazon SEOとは、Amazonで特定のキーワードを検索したときに、自社の商品をできるだけ上位表示させアクセスを増やす施策です。
例えば、あなたが梅干し入りの美味しいおにぎりを販売していて、「おにぎり 梅」とか「おにぎり 梅味」というキーワードで検索されたときに、Amazonの検索上位に表示されれば、いっぱい売れそうですよね!(注意:Amazonでおにぎりは買えません)
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のイニシャルを取ったもの。Amazonの検索エンジンのことを理解して、商品ページや販売戦略を最適化する試みをまとめて、Amazon SEOと呼びます。
もともとSEOというワードは、Googleに対して使われてきました。最新のSEOはGoogle本社のあるアメリカが最も進んでいますが、現在かなり複雑化しており、もはや素人が手を出せるものではありません。
内部要因や外部要因など、数多くの要素をもとにSEO対策を行う必要があります。また、効果が現れるまで3ヶ月以上かかったり、ときには1年以上もかかったりすることもあります。
GoogleのSEO対策と比較すると、Amazon SEOは非常にシンプル。SEO施策の土台としてGoogle をベースとしつつ、そこにAmazonの独自要素を盛り込んでいきましょう。
Amazonの検索結果表示ページ(SERP)
SERPの代表的な項目 | SEOで効果がある領域 |
スポンサーブランド広告 | ✕ |
スポンサードプロダクト広告 | ✕ |
オーガニックランキング | ◯ |
A9のアルゴリズムを勉強する前に、Amazonの検索結果はどのように表示されるのかを見てみましょう。
検索結果の表示ページはSERP(サープ:Search Engine Result Page)と呼ばれています。AmazonのSERPは大別すると、上の表の3つの部分になりますが、SEOで効果がある領域は「オーガニックランキング」だけです。
以下にSERPの3つの領域について説明していきますので、それぞれの特徴をよく把握しておきましょう。
スポンサーブランド広告
スポンサーブランド広告(SB広告)は、Amazonの広告形態の1つ。Amazonでブランド登録を行えば、すぐに運用できます。
SB広告を使えば、特定のキーワードでSERPの一番上部に表示させることができるでしょう。
表示させることのできる商品数は3つです。かなり効果の高い広告で、Amazon SEOにも効果があります(広告とSEOの関連性については後述します)
スポンサードプロダクト広告
スポンサードプロダクト広告は、SP広告とも呼ばれるAmazonの広告形態の1つです。
Amazonで出品すれば誰でも運用できます。SP広告を活用すれば特定のキーワードでSERPの上部や商品ページに表示させることができるでしょう。
SP広告も販売促進の効果は高く、Amazon SEOにも間接的に影響があります(広告とSEOの関連性については後述します)
オーガニックランキング
オーガニックランキングは、広告費用をかけずにAmazonのSERPに表示される領域。
広告以外のランキング部分を「オーガニックランキング」と呼び、広告をかけずに売れることを「オーガニック売上」と言います。
このオーガニックランキング、およびオーガニック売上を向上させることが、Amazon SEOの目的となります。
Amazonの検索結果ページから見るSEOが重要な理由
Amazonの検索結果でSEOで効果があるのはオーガニック領域だけですが、ここではAmazonのSEOが重要だといえる以下の理由を解説します。
- 70%以上の人は2ページ目以降を見ない
- 65%の人が最初から3つの商品をクリックする
- 35%の人が最初の商品をクリックする
Amazonの検索結果ランキングとSEOとの関係について説明していきますので、検索上位に上げて売上を増やしたいという人はよく理解しておきましょう。
Amazonで検索する人の70%以上の人は2ページ目以降を見ない
→ [JP] AMS (Amazon マーケティングサービス) 101: 入門編
Amazon公式のマニュアルによると、Amazonの検索結果の2ページ目以降を閲覧する人はわずか30%ということです。
つまり、自分の商品が2ページ目以降に表示されていた場合、70%もの顧客を取り逃がすことになります。
本気でAmazonで収益を上げたい人なら、最低でも1ページ目に表示させる必要があるでしょう。
65%の人が最初から3つの商品をクリックする
とある調査で分かっているのは、65%の人が最初の3つに表示された商品をクリックするということ。つまり1ページ目に表示されるだけでは、多くのクリックを取り逃がすことになります。
したがってAmazon SEOでは、検索順位で3番目以内を狙うというのが1つのゴールといえるでしょう。
35%の人が最初の商品をクリックする
別の調査によるとAmazonで検索した人の35%が、一番最初に表示されている商品をクリックします。(購入するとは限りませんが)
つまり、10人に3〜4人は最初の商品をクリックし、購入する可能性が高いということです。
Amazonでの売上を伸ばすための最終的なゴールは、狙ったキーワードで検索順位1番に表示させることだといえるでしょう。
A9(A10)の基本原則
Amazonの検索アルゴリズム(検索順位などを決定する計算式)は、A9(A10)と呼ばれています。現在はA9からA10に進化して、よりセラーの販売実績を重視するものになりました。
Amazonの検索結果表示ページは、A9(A10)によってランキングされています。影響を与えている要因を知り、商品ページや販売戦略を改善することで、Amazon SEOを向上させることができます。
Googleと同様に、A9(A10)もアルゴリズムがどのようなものかは公開されていません。そこで仮設と検証によって、1からアルゴリズムを解析していく必要があります。
しかし、安心ください。すでに多くの情報によって、A9(A10)アルゴリズムの大部分が解析されていますし、Googleと比較するとシンプルでまだまだ攻略可能です。
AmazonのA9に影響を与える要因は、大別して以下の2つがあります。
検索キーワードと商品ページの関連性
顧客が検索したキーワードに対して「商品ページがどの程度関連性があるのか」という指標です。
A9(A10)としては、検索キーワードにピッタリ一致した商品を上位に表示させたほうが、商品が売れやすくなると考えているはずなので、関連性を高めることで上位表示を狙えます。
例えば、あなたの商品が「水筒」を売っている場合、商品ページは自然と「水筒」に関連性のあるキーワードを使うはずです。
その結果、「水筒」というキーワードでAmazonの検索上位に表示されやすくなります。
つまり、商品ページにかかれている内容(主にテキスト)が、検索されたキーワードと一致している割合が多い場合、上位表示されやすくなるというわけです。
商品パフォーマンス
「商品がどのくらい売れてきたか」など、過去に商品が成し遂げた販売実績(パフォーマンス)もA9(A10)の評価対象になります。
A9(A10)としては、過去にものすごく売れた商品を上位に表示させたほうが、顧客やAmazonのメリットになると考えるに違いありません。
もちろん商品パフォーマンスの判断基準は売上だけではなく、多くの要因を複合して判断しているでしょう。それらを1つ1つ解析し、数値を改善していくことで、上位表示を狙うことができるようになるのです。
Amazon SEOで上位表示させる方法
Amazon SEOランキングは、「直接要因」と「間接要因」で決定しています。
でも「実際に何を実施すれば、自分の商品をAmazonで上位表示させることができるのか」ということが気になりますよね?
ここからは、ランキングに影響を与えている項目について詳しく解説します。
Amazon SEO対策のテクニックを身につけて、狙ったキーワードで上位表示できるようになれば、売上倍増も夢ではないでしょう。
Amazon SEOに直接影響を与える要因
SEOに直接影響を与える項目 | SEOへの影響度 |
検索キーワードとの商品ページテキスト関連率 | ★★★★★ |
商品の直近売上 | ★★★★★ |
コンバージョン率(ユニットセッション率) | ★★★★★ |
在庫保持率 | ★★★★☆ |
商品価格 | ★★★☆☆ |
Amazon SEOのアルゴリズムであるA9(A10)に影響を与える要因を2つに大別すると、「直接的に影響を与える要因」と「間接的に影響を与える要因」の2つに分けられます。
SEOに直接影響を与える5つの項目について、SEOへの影響度を評価しました。
それぞれの項目について解説していますので、Amazon SEOのテクニックを身に付けたい人はチェックしてください。
検索キーワードとの商品ページテキスト関連率
顧客がAmazonで検索したキーワードと商品ページとの関連性は、Amazon SEO対策の中でも重要です。
以下の箇所に狙っているキーワードが盛り込まれていることが必須です。上から順に、優先順位が高い要素となっています。すべて、Amazonのセラーセントラルから編集可能です。
- 商品名
- 商品説明の箇条書き
- 商品紹介コンテンツ
- 検索キーワード
- 商品説明文 (←ほぼSEO効果なし)
狙っているキーワードを上記の箇所すべてに盛り込むことで、A9(A10)に関連性をアピールできます。
しかし、過剰に盛り込みすぎると、コンバージョン率の低下も招くので、SEO的にもよくありません。
例えば、「水筒」というキーワードを狙っているからといって、タイトルを「水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 」としても意味がありません。(実は昔は効果的でした)
キーワードは、1度出現すれば問題ありませんので、確実にキーワードを盛り込んでいきましょう。
商品の直近売上
直近で商品がどの程度売れたのかは、A9(A10)に大きな影響を与えます。
「直近」とはどの程度の期間なのか?ということに関しては、A9(A10)もその期間を常に調整しており、明確には分かりません。しかし、概ね7日から14日と考えて良いでしょう。
また、「売上金額」なのか「売上個数」なのかという問題もあります。
実は2018年位までは、「売上個数」が重要な指標となっていました。したがって、商品価格を下げることで売上個数を稼ぎ、Amazon SEOで上位表示させるという方法を多くのセラーが実践していたのです。
しかし現状では、過度に安売りすることで売上個数を稼いだとしても、A9(A10)の評価は上がりません。もちろん、売れないよりは売れたほうが評価されますが、大幅に安い金額で販売された場合の効果は小さいといえるでしょう。
例えば、通常1,980円で販売していた商品を、198円(90%オフ)で販売し、ある程度順位が上がったところで通常料金に戻すという価格戦略が以前は一般的でした。
現在では、1,980円に戻した時点で、SEO的に大きく順位が下がります。また、値段を大幅に変えると、せっかくショッピングカートに入っていた商品もカートから外れてしまいます。そのため、価格を大幅に下げる価格戦略はおすすめできません。
(カートから外れている状態)
現状は「売上金額」も「売上個数」も重要な指標となっていますので、安売りしすぎて売上金額が低くならないように気をつけましょう。
新規出品でも売上を伸ばす方法を解説していますので、参考にしてみてください。
コンバージョン率(ユニットセッション率)
直近売上と並んで重要な指標になっているのが、コンバージョン率(CVR)。セラーセントラルから確認できるビジネスレポートでは、「ユニットセッション率」として表示されています。
コンバージョン率(CVR)とは、顧客が商品ページにアクセスした人の中で実際に購入に至った割合のことです。例えば、100人の顧客が商品ページを見て5個の購入があった場合、CVRは5%になります。
Amazon運営側としては、限られたアクセスをどの商品に振り分けるかで売上が大きく変わってきます。
CVRが1%の商品ページと、5%の商品ページがある場合、CVRが高い方の商品ページを上位表示させるというのは、合理的な判断といえるでしょう。
したがって、出品者側としては、できるだけコンバージョン率を高める必要があります。
在庫保持率
Amazonは一貫して「顧客の利便性」を追求しているので、在庫を提供できない期間がある商品は高く評価しません。
ある一定の期間、在庫をきちんと保持していたかどうかは、Amazon SEOにおいて重要な指標となっています。
また、在庫がなければ売上も上がらないので、在庫のない商品ページを上位に表示させることはAmazonの売上的にもマイナスになります。できるだけ在庫を切らさないように注意を払わなければなりません。
在庫切れで売れないと、商品の直近売上が下がってSEOに影響するという間接的な影響ももちろんありますが、単純に在庫保持率が100%ではなかった場合、AmazonからSEO要素のペナルティを受ける可能性があります。
当社も在庫補充のタイミングを見誤り、SEOランキングが急降下したという事例がありました。在庫に関しては、余裕を持って補充するようにしましょう。
商品価格
適切な商品価格をつけることは、Amazon SEOで重要です。
商品価格が高すぎるとコンバージョン率が悪くなり、ランキングが下がることはもちろんありますが、単純に「商品価格がAmazonが想定している範囲内かどうか」も、Amazon SEOに影響を与えているようです。
上述したように、低価格で商品を最初に販売して、後に価格を上げるという戦略が以前はよく機能していました。
ところが、最近では「価格を一定以上あげた瞬間に検索順位が落ちる(圏外に飛んでいく)」という現象が見られます。
価格によるコンバージョン率の変化ではなく、単純に価格がAmazon SEOの基準となっていると考えるのが妥当でしょう。
例えば、あるキーワードでの販売価格帯が2,000円程度の場合、商品価格を2万円にしたり、逆に200円にしたりすると、Amazon SEOでは評価が下がる傾向にあります。
適切な価格設定は、Amazon SEOに直接影響する重要な要素といえるでしょう。
Amazon SEOに間接的に影響を与える要因
SEOに間接的に影響を与える項目 | 目的 |
FBAを利用する | 売上・CVR向上 |
カスタマーレビュー | 売上・CVR向上 |
商品画像の最適化 | 売上・CVR向上 |
商品紹介コンテンツを掲載する | 売上・CVR向上 検索キーワード関連率向上 |
広告をかける | 売上・CVR向上 |
プロモーションを設定する | 売上・CVR向上 |
上述した直接要因に深く関連があるために、間接的にAmazon SEOに影響を与える要因もあります。
上の表にまとめた6つの間接的要因を解説していますので、直接的要因と合わせてSEO対策をしていきましょう。
FBAを利用する
Amazonの商品発送に関しては、「出品者出荷」か「FBA出荷」(Amazonから出荷)を出品時に選択することができます。
Amazon SEOで上位表示を狙うには、基本的にFBA出荷を選択するのがおすすめ。発送形態によって直接SEOが変化することは確認されていませんが、FBAから出荷すれば当日や翌日に商品が手に入るため、コンバージョン率に大きく影響するからです。
FBAを利用することでCVRが向上するので、結果的にAmazon SEOでも有利に働いているようです。
カスタマーレビュー
Amazon SEO対策において、カスタマーレビューはとても重要な要素となっています。なぜなら、直接要因である「直近売上」「コンバージョン率」に深く関連するためです。
評価の星の数が多く平均点が高い商品は、検索表示ページでクリックされやすく、その後のコンバージョン率も高くなります。
以前は評価の星の数や平均点も、Amazon SEOに「直接」影響する重要な要因でした。単純に評価の数が多くて平均点が高い商品が、上位を独占していたのです。しかし現在は、評価が直接要因であるとは言い切れません。
ただし、Amazonがここまで大きな販売プラットフォームになった要因の1つが、評価システムにあることは明らかです。そのため、Amazonがユーザー評価をSEO要素から完全に取り除くことはないでしょう。
できるだけ評価を増やし、平均点も高めていくことによって、Amazon SEOを向上させることができます。
商品画像の最適化
商品画像はコンバージョン率に大きな影響を与えるので、Amazon SEO対策においても重要な要素だといえます。
多くの顧客は商品説明を読むことなく、画像だけで商品情報を判断しています。「商品説明に書いているからいいだろう」と考えず、重要な情報はすべて商品画像に含めるようにしてください。
商品画像は9枚まで投稿可能ですが、実際に閲覧されるのは7枚目までです。
一旦、画像をクリックすると、Amazonの商品画像ギャラリーの画面に変わり、9枚目まで全て表示されるようになります。したがって、8~9枚目は重要度は低いといえるでしょう。
商品紹介コンテンツを掲載する
(スマートフォンでも表示される)
商品ページの下部に、商品の詳細説明を追加できるのが「商品紹介コンテンツ」。以前はiOSアプリでは詳細欄をクリックしないと見れませんでしたが、現在はPCでもモバイルでも表示されるようになりました。
もともと商品ページが非常にシンプルなAmazonですが、商品紹介コンテンツを追加することによって、リッチなコンテンツにすることができます。
商品紹介コンテンツは、ヘッダー・画像・テキストで構成されています。商品を詳細に説明することで、コンバージョン率をアップさせることができるでしょう。コンバージョン率がアップすると、Amazon SEOにもプラスの影響を与えます。
最近は、商品紹介コンテンツの掲載内容について、審査が厳しくなっています。できるだけ早くコンテンツを作成して、審査を受けることが望ましいでしょう。
商品紹介コンテンツは、セラーセントラル → 在庫 → 商品紹介コンテンツ管理で編集可能です。
スポンサードプロダクト広告とスポンサードブランド広告をかける
Amazonの広告を出稿しているかどうかは、Amazon SEOに直接影響を与える要因ではありません。
しかし、Amazonで広告をかけることによって、直近の売上がアップするので間接的にSEO効果が高まることは確認されています。
特に出品初期は、SEOランキングも低く広告をかけなければ、商品を売ることは難しいでしょう。商品が売れなければ、ランキングも低いままですのでオーガニック売上もありません。
したがって、積極的にAmazon広告を出稿し、売上を立てていくことは必須です。
上述のようにAmazonの広告には、スポンサードプロダクト広告(SP広告)とスポンサードブランド広告(SB広告)があります。
できれば両方の広告をかけることをお勧めしますが、SB広告はAmazonブランド登録をしていなければ広告を出すことができません。
Amazonブランド登録には時間がかかるので、なるべく早めに登録しておきましょう。
クーポン設定およびプロモーションを設定する
(クーポン設定)
(ブロモーション管理)
Amazonでは、クーポンやプロモーションなどで商品の割引を提供したり、送料を無料にしたりすることができます。
クーポンやプロモーションを設定していることが、Amazon SEOに直接影響を与えるわけではありません。しかし、クーポンやプロモーションなどの施策は、コンバージョン率が上がる傾向にありますので、間接的にAmazonのSEO効果があるといえるでしょう。
ただし、過剰なクーポン割引を行った場合、値引き戦略と同じような問題が起きます。つまり、販売個数やコンバージョン率は増えるけれども、売上金額が伸びないという問題です。
クーポンやプロモーションの割引率のバランスを調整し、コンバージョン率が高く、売上金額も上がるような設定を行う必要があります。
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ここでは、商品ページ最適化のための具体的な施策やポイントを、さらに深堀りして解説していきます。
商品ページの最適化は、コストも時間もかけずにできるにも関わらず効果がでる方法ですので、必ず実行するようにしましょう。
SEO対策すべき部位 | 重要度 |
商品画像 | ★★★★★ |
商品名(商品タイトル) | ★★★★★ |
商品説明の箇条書き | ★★★★☆ |
商品紹介コンテンツ | ★★★☆☆ |
検索キーワード | ★★☆☆☆ |
商品説明文 | ★★☆☆☆ |
商品画像
(1枚目の画像が検索結果表示ページに採用される)
商品画像はAmazon SEOに直接影響を与える要因ではありません。極端にいうと、画像1枚でも9枚でも、Amazon SEOランキングは変わらないでしょう。
しかしながら商品画像は、コンバージョン率を大きく左右します。
良い商品画像 → コンバージョン率が高くなる → Amazon SEOの向上
というように間接的に、商品画像がAmazon SEOに影響を与えるので、常に気を配らなければなりません。
商品画像は基本的には、7枚までを表示することができますが、中でも1枚目の商品画像は特に重要です。
下のスクショで示すように、1枚目の画像は検索表示ページに大きく表示されるので、クリック率に影響を与えるからです。
ただし、1枚目の画像に関しては、Amazonは厳格な基準を設けていますので、必ず従うようにしてください。
→ Amazon出品大学「メイン画像、サブ画像について」(PDF)
また、コンバージョン率を上げる重要なポイントは以下のとおりです。
- 画像の最長辺のサイズを1000px以上に設定
…ズーム機能が使えるようになり顧客が商品のことをよく知ることができる - 画像枚数はかならず7枚以上用意
…できるだけ多くの情報を与えることで顧客の購入前負担を軽減する - 商品説明文に書いた内容も画像でもう一度掲載
…多くの顧客はテキストを読まず画像だけで判断します - 実際に使用しているシーンを提供
…商品画像だけではなく実際に商品を使用しているシーンを撮影することで、購入後のイメージを想起してもらうことができる - 権威性を与えられるような画像があれば掲載
…ランキング1位、芸能人が推薦、クラウドファンディングで多額の支援など、権威性を画像で表現する
商品名(商品タイトル)
商品名は、Amazon SEOに直接影響を与えるかなり重要な要素。商品名には必ず選定したキーワードを盛り込むようにしましょう。
「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→重要情報」で編集することができます。
商品名は<title>要素にマークアップされますので、Google SEOの観点から見ても大切です。重要なキーワードから、できるだけ左側に配置していくようにしましょう。
Amazonの商品名には、厳しいガイドラインが設けられています。ガイドラインを確認し、ガイドラインに沿った形で商品名を決定してください。
商品ガイドライン(セラーセントラルより引用)
- 商品名に検索キーワードを、[ブランド名] + [商品種別] + [商品を特定する呼称] + [対象年齢・性別] + [輸入種別] = [商品名] + [色] + [サイズ]の順で使用します。
- 商品種別とはTシャツやスカートなど、商品の種類を示す言葉です。
- 商品を特定する呼称とは商品のシリーズ名などの言葉です。
- ブランド名には[]をつけてください。
- 各キーワードの間にスペース(半角文字)を挿入します。
- 65文字までの全角文字(漢字、ひらがな、カタカナ)と半角文字(英数字、スペース)を使用できます。
- 半角カタカナおよび全角スペースは使用できません。
- 商品名に主観的な内容を含めることはできません。
- 機械依存文字は使用できません。
- 商品名はAmazonで商品を検索する際に検索対象になるので、商品を登録する際は、他の出品者が使用している商品名を参考にしてください。
- 医薬品の有効性や効能の説明では、薬事法と不当景品類および不当表示防止法に違反しないよう注意してください。
- 配送料無料や割引などのプロモーションメッセージは出品者のコメントに入力し、商品名には使用しないでください。
- 使用できない商品名の例1:半角カタカナと全角英数字がNG
HCM ‐ ProガンダムRX-78-2 - 使用できない商品名の例2:プロモーションメッセージがNG
(配送料無料) HCM-Pro ガンダム RX-78-2 - 使用可能な商品名の例:
HCM-Pro ガンダム RX-78-2
商品名のガイドラインは、世界各国のAmazonストアで出品されているすべての商品に適用されます。商品が検索対象外になり得る4つの理由を、以下に記載します。
- 商品名は、スペースも含め、商品カテゴリーの推奨文字数に従う必要があります。
- 商品名にプロモーション的または主観的な用語が含まれている。例: 〝 無料配送 〞 、 〝 100% 品質保証、人気商品、ベストセラー 〞
- 商品名に記号または非言語のASCII拡張文字が含まれている。例: ~ ! * $ ? _ ~ { } # < > | * ; ^ ¬ ¦ Æ © ®
- 商品名に商品を特定する情報が含まれていない。例: 〝 ハイキングブーツ 〞 または 〝 傘 〞 。
これらのガイドラインに従っていない商品名は、商品が検索対象外となり、Amazonの検索結果に表示されない場合があります。
【セール中!】のように、プロモーションワードを入れると、ライバルセラーに通報されて検索対象外にされるリスクもあります。ガイドラインを守った上で、適切な商品名をつけましょう。
おすすめは以下の通りです。
- 商品名は50文字から65文字程度
- [ブランド名] + [商品種別] + [商品を特定する呼称] + [対象年齢・性別] + [輸入種別] = [商品名] + [色] + [サイズ]できちんと記載
- 商品名のところに選定したキーワードを重要なワードから左から順に盛り込む
気を付けないといけないのは、タイトルにキーワードを盛り込みすぎて、訳の分からない商品タイトルにしてしまうこと。
顧客は何の商品か分からないので、検索表示ページからのクリック率が減少します。その結果、アクセスや売上が減少するので、Amazon SEO効果も下がってしまうでしょう。
商品説明の箇条書き
商品説明の箇条書きは、PCだとタイトル下部、スマホだと詳細に表示される部分です。コンバージョン率にも影響を与える部分ですので、しっかりと意識して組み立てていきましょう。
「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→説明」部分で編集することができます。最大で5つまで登録することが可能ですので、かならず5つ登録しましょう。
この部分に選定したメインキーワードを入力することで、テキストの関連性を向上させることが可能です。5つ全てにキーワードを入れる必要はありませんが、5つの箇所をフルに使って、様々なキーワードを盛り込むようにしましょう。
また、文字数が多すぎると、キーワード出現率の低下につながります。視認性も悪くなるため、1箇所あたりの文字数は100文字程度を上限に考えるとよいでしょう。
商品紹介コンテンツ
商品紹介コンテンツの有無は、Amazon SEOに間接的に影響を与えます。できるだけコンバージョン率が高くなるように、商品の特徴を画像とテキストで表現しましょう。
商品紹介コンテンツに盛り込む内容は、
- 自社商品の特徴(他社との違い)
- 実際の使用例
- 詳細なスペック
など。
特に「実際の使用例」がコンバージョン率を上げる結果につながることが多いでしょう。商品カテゴリーにもよりますが、商品が実際に使用されている情景を顧客に想起させることがコンバージョンにつながるのです。
また、ヘッダー部分のサブタイトルは、HTML要素の<h3>としてマークアップ(定義付け)されます。Amazonで<h3>などのHTML要素を出品者側でコントロールできるのは、商品紹介コンテンツのヘッダー部分のみです。
<h3>などのHTML要素は、Google SEO対策において重要です。すなわち<h3>部分に狙っているキーワードを盛り込むことで、そのキーワードで上がりやすくなるでしょう。
さらに、商品紹介コンテンツ内のテキストにも、SEO効果があると考えられます。キーワードリサーチで選定したキーワードを、適切に盛り込むようにしましょう。
ただし、画像に入れてもSEO効果はありませんので、テキストとして挿入するように気を付けてください。
検索キーワード
検索キーワードは、「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→キーワード」部分で編集することができます。
この「検索キーワード」は顧客からは見えず、あくまでもAmazonのA9に対して検索されたいキーワードを申請する箇所。
以下の使い方が一般的です。
- タイトルや商品説明文には入れられないキーワードを入れる
- 表記ゆれやミススペルを入れる(iphone → アイフォン Bluetooth → Bruetooth)
メインキーワードを入れることも可能ですが、テキスト一致率の変化はほぼないと考えられています。しかし念のため、タイトルや箇条書きにも記載しているメインキーワードを「検索キーワード」にも入れておいた方が無難でしょう。
Amazonの「プラチナキーワード」に関しては、一般の人には関係がないため空欄で構いません。
商品説明文
商品説明文は、「セラーセントラル→在庫管理→詳細の編集→説明」部分で編集することができます。
商品紹介コンテンツを利用する場合、商品説明文は商品ページから見えなくなります。したがって重要度としてはかなり低いでしょう。Amazon SEO要素としても、ほぼ無関係と考えて結構です。
空欄にしても問題はありませんが、完全に無影響とは検証できていないので、キーワードを入れ込んでおいたほうが無難です。
Amazonストアページのメタ説明文も、商品説明文と同様にSEO効果は薄いので気にしなくても問題ありません。
サジェストツールを使ってキーワードを探そう
Amazonで狙うべきキーワードを探すためには、サジェストキーワードツールを使うのがおすすめです。
サジェストキーワードは、SEO対策やマーケティングリサーチの重要な分析材料であり、効果的なSEOキーワードを見つけるのに有用です。
Amazonで販売する際は、Amazon検索のサジェストキーワードを最優先に考えるのが鉄則。加えて他のツールで探したキーワードも商品ページに埋め込んで、ビジネスレポートで結果を確認していきましょう。
ここからは、おすすめのサジェストキーワードツール5選をご紹介いたします。
アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール
「アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール」は、Amazon検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得できるツールです。CSV形式でまとめてダウンロードすることもできます。
検索窓に単語を入れると、たくさんの関連ワードを抽出することができるので使いやすいでしょう。
まずはアマゾンサジェストを最優先にキーワードを選定していってください。
ヤフーサジェスト キーワード一括DLツール
「ヤフーサジェスト キーワード一括DLツール」は、Yahoo! JAPAN検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得できるツールです。
「アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール」と同様に、CSV形式でまとめてダウンロードすることもできます。
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」は、Google検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を一括で取得できるツールです。
Googleは世界最大の検索エンジン。検索ボリュームがあるので、精度高くキーワードを選定したいなら、グーグルサジェストを活用するのが良いでしょう。
KOUHO.JP
「KOUHO.JP」は、Googleサジェスト、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、Bingサジェスト、Twitter共起語を一括取得できる便利なツールです。
様々なメディアからサジェストキーワードを取得できるので、異なる視点のキーワードの発見に役立ちます。
→ KOUHO.JP
Keyword Tool
「Keyword Tool」は、Google、YouTube、Bing、Amazon、eBay、GooglePlay、Instagram、Twitterのサジェストキーワードを一括取得できる高性能ツールです。
国ごとに絞り込みが行え、取得できるキーワードの数も圧倒的に多く、柔軟性と利便性に優れています。
取得したキーワードは、CSV形式とExcelファイルでダウンロードが可能。一覧をまとめてコピーできる点も重宝します。
分析ツールを使ってキーワードを選ぼう
サジェストツールを使ってキーワード候補を選び出した後は、「どのキーワードで上位表示を狙うのか」を決めることが、Amazon SEO対策を行う上で重要になってきます。
以下の3点に絞って、SEO対策を行うキーワードを抽出するのがおすすめです。
- キーワードの検索数が一定以上ある
- キーワードから商品が購入されている
- キーワードで検索した人は、自社商品を買う可能性がある
一定以上の検索数があり、そのキーワードを検索してくれた人が自社商品を買ってくれるのであれば、Amazon SEO対策を実施することで売上につながります。
逆に、まったく検索されてないキーワード、検索されてもコンバージョンしないキーワード、自社商品と全く関連性のないキーワードでAmazon SEOをどれだけ頑張っても、売上につながることはありません。
ではキーワード検索の選定は、どのように行えばいいのでしょうか?
まず、キーワードの月間検索数を調べることが重要です。そのためにはAmazonのSEO対策の施策を一括でできるツールを使うのが便利です。
AmazonのSEO対策ツールはいろいろありますが、今回はもっとも詳しいデータが得られるSellersprite(セラースプライト)を使って解説していきます。
まず、Sellerspriteのアカウントを作ります。
次に、Sellerspriteの申し込みページへのリンクをクリックしましょう。
初期画面が中国語になっている場合もありますので、その際は「返回首页」をクリックしトップページへ戻ります。
トップページ左上から、言語を選択できますので、「日本語」を選択します。これで日本語表示になりますので、改めて、こちらのリンクをクリックします。
上の画像の赤枠のとおり、新規登録をクリックしてアカウント登録を進めましょう。
SellerSpriteは、無料でも使えるツールです。しかしながら、詳細にリサーチをしていくようになると、無料では物足りなくなります。必要に応じて会員に加入ください。
よほどのヘビーユースでない限り、スタンダード会員で問題ありません。
早速キーワードのリサーチをしていきましょう。まず、「キーワード・スプライト」から「キーワードリサーチ」を選択します。
マーケットプレイスで「日本」を選択し、リサーチしたいキーワードを「キーワードを入力」に記入して、「リサーチ」をクリックしてください。
検索結果が表示されます。検索した「水筒」というキーワードだけではなく、水筒というキーワードを含んだ複合キーワードのリサーチ結果も表示されます。
重要視する場所は「検索数」「販売数」「転換率」です。また「結果数」も注目しましょう。
十分に検索数があり、さらに販売数、転換率も高いキーワードが、キーワード候補になります。「結果数」が少ないキーワードのほうが、ライバルが少ない可能性がありますので、Amazon SEO対策が取りやすいです。
例えば、「水筒」という単一キーワードの検索数は752,043で、販売数も10,979です。かなり売れているキーワードですので、候補に入れてもいいかと思います。
しかし、検索結果ページに表示される商品数がなんと100,000で、ライバルが10万商品もあることを意味しています。
もし、Amazon SEO対策に十分な資金と時間を使えるのであれば、ライバル数が多く、販売数が大きいキーワードに参入してもいいかと思います。しかしそうでない場合は、ライバル数は非常に重要になります。
例えば、「水筒 1リットル」という複合キーワードは、検索数152,948で、販売数は2,829と、水筒単一キーワードに比べると規模は1/5程度になります。
しかし、検索結果数が6000となり、ライバル数が1/15になります。したがって、Amazon SEO対策の効果が出やすいキーワードと言えるでしょう。
余談ですが、検索キーワードで「水筒 1リットル」がAmazon SEO対策を行いやすいと判断したあとに、商品開発をするというのもおすすめ。この場合だと、1リットル入りの水筒を欲しい人が多いにもかかわらず、供給できる業者が少ないことがわかっています。
同じ水筒でも「ウォーターボトル」というキーワードも考えられます。しかしながら検索数も低く、販売数、転換率も「水筒」キーワードよりは劣ります。
したがって、ウォーターボトルというキーワードは、Amazon SEOで対策すべきキーワードとはいえません。
検索数と結果数のバランスをリサーチすることで、どのキーワードでAmazon SEOを行っていくのかを決定しましょう。メインとなるキーワードは、3~5個程度選定するのがおすすめです。
SellerSpriteはAmazonランキングの検索ツールとしても使えるため、ぜひ使い方を覚えておきましょう。
プロダクトローンチで一気に上位表示させる
効果的なプロダクトローンチ手法 | 効果 | 概算費用 |
ハネムーンピリオド | ★★★★★ | 0円 |
スポンサードプロダクト広告 | ★★★★★ | 3〜8万円/月 |
プロモーションコード | ★★★★☆ | 5%/商品 |
Vineでレビューを獲得 | ★★★★☆ | 3〜8万円/商品 |
Facebook広告で商品をオファー | ★★★★☆ | 10〜30万円/月 |
顧客リストに商品をオファー | ★★★★☆ | 0円 |
インフルエンサーへの商品紹介依頼 | ★★★★☆ | 2〜4円/1フォロワー |
商品ページを最適化できれば、検索キーワードとの一致率も上がり、コンバージョン率も高まっていることでしょう。
しかし、実際に商品が売れない限り、オーガニックランキングが上位に来ることはありません。
ここで卵が先か、鶏が先かという問題に直面します。というのも商品が売れなければ、Amazon SEOが向上せず、オーガニックランキングが上がることがないのと同様に、オーガニックランキングが低いままでは商品が売れないからです。
つまり、商品が売れる状態にするためには、商品を売らないといけない状況になっているのが、Amazonビジネスの現状です。
では、どうすればいいのでしょうか?そのために重要なのが「プロダクトローンチ」という手法になります。
ローンチとは、ロケットなどに使われる「発射」の意味。商品を販売開始する際に、ロケットのように勢いよく売り上げるということです。
Amazonで上位表示させるために効果的なプロダクトローンチをマスターすることで、販売開始初期から大きく売り上げることができるでしょう。
ハネムーンピリオドで大きく売る
Amazonで販売開始してから一定期間は、「ハネムーンピリオド」という特殊な期間が与えられています。
Amazonのハネムーンピリオドが、どの程度の期間なのかは正確にわかっていませんが、当社の実験を元に推定すると、「商品の販売開始から14日程度」が該当すると考えられます。
この期間中は、商品が上位表示されやすくなっており、さらにこの期間に商品の売上が上がることによって、オーガニックランキング上位に一気に上がります。出品初期だけに与えられるボーナス期間とお考えください。
したがって、ハネムーンピリオドの間にできるだけ多く売り上げることが、プロダクトローンチの目的となります。この期間を活用して上位表示させることができれば、ハネムーンピリオドが終わったあとも上位を維持することが可能になります。
Amazonスポンサードプロダクト広告を強めに設定する
商品の販売開始と同時に、スポンサードプロダクト広告を強めにかけることがプロダクトローンチとして有効です。
その際ターゲットとなるキーワードを、キーワードリサーチで選定したキーワードにしてください。
上の画像のとおり、マッチタイプに関してはまず「完全一致」のみで問題ありません。ただし、効果の最大化を目指すのであれば、他のマッチタイプでも広告を掲載されることをオススメします。
入札額については、推奨入札額の上限値よりも高めに設定する必要があります。なぜなら、掲載初期は広告の品質ランクが確認できていないため、入札額を多めにしておかないと、思うようにインプレッションが得られないためです。
スポンサードプロダクト広告に関しては、こちらのセミナー動画にて詳細を説明していますので、プロダクトローンチを成功させたいという人は、ぜひご覧ください。
プロモーションコード(クーポンコード)を発行する
プロダクトローンチとして、プロモーションコードを発行することは有効な手段です。
販売初期はオーガニックランキングが低いために、待っていても売上が得られません。そのため、何らかの方法で商品を買ってくれそうな顧客に積極的にアプローチをかけていく必要があるでしょう。
その際、「特別割引」などのオファーがあれば、顧客の購入意欲が高まります。
Amazonにはプロモーションコードを発行する機能がありますので、上手に活用しましょう。
プロモーションコードは、「在庫 → プロモーション管理」から発行することが可能です。
プロモーションコードの割引率についてですが、20%以上の割引を行った場合、Amazon SEO効果が薄れることがわかっていますので、最大でも20%程度の割引におさえるようにしましょう。
ただ、20%オフでは商品の販売に結びつかないケースもあります。その場合は、テスト的に割引率を大きくして、効果を測定してみましょう。
AmazonのVineでレビューを獲得する
AmazonのVineとは、商品を無料で提供する代わりにレビューを書いてもらえるプログラムのことです。
AmazonのVineプログラムに参加すると、Amazonは信頼性のあるレビュアーを選び、レビュー依頼をしてくれます。依頼されたレビュアーは、商品を無料購入し、配送された後にレビューを書くという手順です。
AmazonのVine費用は無料ですが、無償で提供する商品代と配送料が掛かります。
依頼できるレビュー数は最大30件までですが、売り始めからいきなりレビューを獲得するのは困難なので、予算の許す限りVineプログラムを利用するほうがプロダクトローンチが成功しやすいでしょう。
Facebook広告で商品をオファーする
プロモーションコードを発行し、潜在的な顧客にオファーするために最適な広告がFacebook広告です。
プロモーションコードを配布する特別なページ(ランディングページ)を作成し、そこにFacebook広告を使ってアクセスを集め、売上をつくっていきます。
プロモーションコード配布ページを作る方法はたくさんありますが、当社でうまくいっているおすすめの方法を紹介いたします。「amzpromoter」というサービスを利用して、Amazonプロモーションコード配布専用のページを作ります。
amzpromoterのサービスを使えば、Amazonのプロモーションコードを配布するページを効率的に作成し、アクセスを集めることができるので、売上を一気に上げることも可能です。
特にプロダクトローンチの初期は、スポンサードプロダクト広告の効果も薄いため、Facebook広告などの外部広告を使って販売してみましょう。
Amazonのプロモーションコード発行とFB広告を配信する方法を解説しています↑
顧客リストに商品をオファーする
もし、すでに何らかの方法で既存顧客のリストを作っていれば、その顧客に対して商品をオファーすることによって、初期の売上を立てることができます。
上記のプロモーションコードのオファーと併用することで、さらに販売を伸ばせるでしょう。
インフルエンサーに商品紹介をしてもらう
Youtube、Instagram、Twitterなどで多くのフォロワーがいるインフルエンサーに依頼して、商品をプロモーションしてもらうことで、初期から一気に売上を上げることが可能です。
特に、Youtubeの効果は最近大きくなってきているので、影響力のあるYoutuberに商品を紹介してもらうと、一気に数百個の商品が売れるということが実際に起きています。
Amazonのハネムーンピリオド中に、一時的にでも売上をたてることができれば、Amazon SEOのランキングアップに大きく貢献できるでしょう。
インフルエンサーと良好な関係を築くことで、Amazonでのマーケティングを効率的に運営することができるようになります。
Amazon Super URLとは?
Facebook広告やインフルエンサーマーケティングなど、Amazonの外部からアクセスさせる場合、特別なURL経由で商品を買ってもらわなければ、Amazon SEOの効果が得られません。
Amazon Super URL(アマゾン スーパー URL)という特別なURLを使って、販売ページにきてもらう必要があります。
Amazon スーパー URLとは、AmazonのURLに&keyword=[〇〇]がついたURLのこと。
上の画像に示すように、例えば検索窓に「ワイヤレスイヤホン」と打って検索し、現れた商品ページをクリックすると、URLに「&keywords=ワイヤレスイヤホン」という単語がつきます。
このように狙っているキーワードを含んでいるURLを、顧客にクリックしてもらい購入してもらうと、そのキーワードにおけるAmazon SEOのランキングが向上するというわけです。
Amazonでのオーガニック購入や、スポンサードプロダクト、スポンサードブランド広告経由での購入であれば、自然と&keyword=[〇〇]が含まれたURLから購入されています。
しかし、Amazon外部広告経由で直接商品ページにアクセスさせてしまうと、URLにキーワードが入っていない状態で購入されるので、商品購入がどのキーワードと結びついているのか、Amazonは確認することができません。
外部流入の購入でもキーワードを認識するために、AmazonにSEOキーワードを指定する方法が、Amazon Super URLなのです。
しかしAmazonとしては、スーパーURLを活用して意図的にAmazon SEOのランキングを操作するような行動を良しとは考えていません。(規約にも書かれてあります)したがって、単純なSuper URL経由の購入に関しては、Amazon側に検出されてしまい、Amazon SEO効果が薄れているのが現状です。
Amazonは、検索窓を使って商品ページにたどり着いたのではなく、SEO効果を狙いスーパーURLを意図的に経由させたと認識するのでしょうか?
上の画像に示すように、URLには「&qid=〇〇」など、様々なパラメータが入っていて完全に同じURLが生成されないように工夫されています。もしスーパーURLを使用し、完全に同じURLから複数の購入があった場合、Amazon側はSEOの向上目的の購入であると認識するのです。
この対策として、現在は「2 Step URL(ツーステップURL)」というURLを使って、商品ページにアクセスして購入してもらう方法が一般的です。
それでは2 Step URLの作り方を解説いたします。2 Step URLには複数の種類がありますが、一番簡単な StoreFront(ストアフロント)からURLを生成してみましょう。
上の画像に示すように、まず2 Step URLを生成したい商品を選び、販売をしているショップのストアフロントに移動します。
次は上の画像のように、検索欄でAmazon SEOを狙っているキーワードで検索します。そうするとストアフロント内で検索が行われ、いくつか商品が表示されるでしょう。
ここで、1つの商品のみ表示されれば問題ありませんが、もし上の画像ように2つ以上の商品が表示されてしまった場合は、もう少し検索範囲を絞る必要があります。
検索範囲を絞るために価格フィルターを追加してみましょう。上の画像のようにURLの末尾に「&low-price=2980&high-price=2980」と追加すると、価格帯が2980円の商品が表示されます。
このときURL欄に表示されているのが、StoreFront経由の2 Step URLです。
このURLを外部広告からのアクセス先に使用すると、クリックされて購入があったときにAmazon SEOの効果が上がることになります。
Amazon Super URLや2 Step URLについて詳しく解説しています↑
Amazon SEOまとめ
- 商品ページのテキストについてキーワード一致率を向上させ、顧客が欲しい情報を適切に提供することでコンバージョン率をあげる
- ハネムーンピリオドの際に、Amazon内部広告や外部広告を駆使して、短期的に商品の売り上げを増加させる
- 在庫や価格設定を常に監視して、適切な販売体制を維持する
Amazon SEOにおいて重要なポイント3点をリストでまとめました。
SEOの仕組みを理解し、適切な対策を実践すれば、多くの商品を上位表示させることが可能です。
Amazonの検索結果でしっかりと上位表示をさせて、Amazon物販において大幅な売り上げアップを目指しましょう。
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