Amazon出品で海外発送が必要となる2つのパターン

Amazonでの販売に慣れてくると、海外市場にも興味が出てきますよね。海外からも購入してもらうためには、おもに以下の2つの方法があります。
①日本のAmazonに出品し、海外からも買えるようにする(FBA海外配送)
②海外のAmazon(.comなど)に直接出品する(グローバルセリング)
それぞれの発送方法について解説します。
①Amazon.co.jpに出品し、海外からも買えるようにする場合(FBA海外配送)
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1つ目は、日本のAmazon(amazon.co.jp)で販売している商品に、海外在住者がアクセスして購入するパターンです。
例えば、海外で暮らしている日本人が購入したり、海外のAmazonに無い商品を求めて日本のAmazonで購入したりする場合があてはまります。
このパターンでは、普段から使っている日本のAmazonのアカウントをそのまま使用できるので、始めやすいのが魅力です。
ただし、あくまで国内発送がメインで、海外発送はオプションという位置づけになります。日本の商店街で外国人が買い物している感じをイメージすると分かりやすいでしょう。
②海外のAmazon(.comなど)に直接出品する場合(グローバルセリング)

もう一つは、日本のAmazonではなく海外のAmazon(アメリカならamazon.com)に出品する方法です。
Amazonは、世界各国にECサイトを展開しています。海外のAmazonにアカウントを作成すれば、現地のAmazon市場で販売すること(グローバルセリング)が可能です。
わかりやすく言えば、日本の会社が海外に支店を設けて、現地の人向けに販売するというイメージです。輸出ビジネスとして本格的に稼ぐならば、こちらのパターンが本流だといえます。
【初級】Amazon.co.jpの「FBA海外配送」のやり方

海外輸出が初めて、もしくは初心者のうちは、日本のAmazonで販売し海外に発送するのがおすすめです。
普段出品している日本のAmazonに出品して「FBA海外配送」を利用すれば、海外にも発送できます。
このやり方で海外に販売する手順は、このあと紹介していきます。
また、「FBA海外配送って何?」と思った場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。「Amazon FBA」を初心者向けに解説しています。
(関連)【初心者でもわかる】Amazon FBAとは?仕組みとメリットをやさしく解説
セラーセントラルで「有効」にするだけの簡単設定

すでにAmazonで国内向けに商品を販売している場合、追加費用がかからずに「FBA海外配送」が利用できます。
FBA海外配送は、海外の67の国や地域に対応したサービスです。Amazonが発送を代行してくれるので、海外に荷物を送ることが不安な人におすすめのサービスです。
この設定は、デフォルトで「無効」になっています。確認と変更は、以下の方法で行えますよ!
①セラーセントラルログイン後、画面右上にある歯車マークの設定から、「FBAの設定」をクリックする

②ページ下部の「海外配送の設定」の項目が、「無効」になっているのを確認し、「編集」をクリックする

③「FBA海外配送を有効にする」ボタンを選択し、プログラムポリシーを確認した上で、「更新」ボタンをクリックする

④更新後、「海外配送の設定のアップデートが保存されました」の表示があるか確認する

⑤再度配送設定を確認し、「有効」になっていれば設定完了!

(参考)FBA海外配送プログラム | Amazon出品サービスの配送方法(※別タブで開きます)
メリットは手軽さ、デメリットは「利益減のリスク」

FBA海外配送の設定自体はとても簡単ですよね。次に、メリットとデメリットも見ておきましょう。
【メリット】
①手間ゼロ
梱包も発送もAmazonにお任せできるため、発送にかかる手間や時間を減らせる
②追加コストなし
プログラムの登録自体は追加料金不要で、無料で利用可能
【デメリット】
①消費税免税による「手残りの減少」
海外への販売は消費税が免税(0円)になる。Amazonのシステム上、国内販売価格(税込)から消費税分が引かれた金額が売上として計上される
例)国内で売れた場合:11,000円(税込)で販売 →売上に消費税分も含まれる
海外で売れた場合:10,000円(税抜)で販売 →免税のため消費税分の1,000円が減る
②返品リスクと機会損失
海外からの返品は非常に時間がかかる。戻ってくるまでの数週間~1か月間は、手元に商品がないので再販売できず、大きな機会損失になることもある
①については、特に「免税事業者」の方は注意が必要です。
消費税の課税事業者であれば確定申告で「消費税還付」を受ければ差額を取り戻せますが、免税事業者は還付を受けられないため、この10%分がそのまま利益の減少(単なる値引き)になってしまうんです。
この「手残り減少」の仕組みについては、以下の動画でわかりやすく解説しています。あわせてご覧ください。
【中級】Amazon.co.jpで「自己発送」するやり方

すでに海外への発送経験がある中級者は、FBA海外配送ではなく、日本のAmazonで販売して海外に「自己発送はないの?」と思うかもしれません。
ただ、この方法はかなり面倒なので、あまりおすすめはできません。
ここでは、参考として手順を紹介します。自己発送をおすすめしない理由についても解説するので、参考にしてください。
日本郵便やクーリエ便を使った発送手順

出品している商品を海外に自己発送するには、出品時にセラーセントラルで「海外配送パターン」を設定する必要があります。
例えば、「送料」「配送日数」は、北米、欧州、アジアなどの地域ごとに異なるため、自分で計算して設定しておかなくてはなりません。
発送キャリアは複数あり、日本郵便やクーリエ(FedEx、DHL)が選択できます。
設定後の大まかな流れは以下のとおりです。
【自己発送の流れ】
①受注
↓
②配送ラベル・インボイス作成(配送業者による)
↓
③梱包・発送
↓
④発送通知
この手順を見て「インボイス作成って何?」と思った場合は、自己発送は難易度が高いかもしれません。その場合は、FBAの利用がおすすめです。
手間に対して利益が見合わない?自己発送の壁

自己発送を難しくしている壁は、大きく2つあります。
【壁1:関税(DDU)トラブル】
「DDU」は、関税は受取人が支払うという設定です。
商品到着時に購入者に関税が請求されます。通常、Amazonの購入者は表示されている価格で商品が購入できると思っています。けれども、DDUを設定して自己発送にしてしまうと、「聞いてない!追加料金がかかるなら返品する!」というトラブルになるおそれがあるんですね。
【壁2:受取拒否 =「往復送料」の赤字】
海外に発送する場合、関税支払いを拒否されて商品を返品してもらうことになると、送料はセラーに請求されます。
設定では「DDU」だけでなく、関税を出品者が支払う「DDP」を選択することも可能です。けれども、DDPは関税分を含めて価格設定する手間がかかるというデメリットがあります。
過去には、一定額以下の商品は関税・消費税が免除されていた時期がありました。けれども、近年トランプ大統領により「デミニミス・ルール」が廃止されています。そのため、今後は関税を考慮した価格設定が重要になります。
結論として、これらの「手間」と「リスク」を考えると、自己発送で海外へ売るのは割に合わないと言えるでしょう。
【上級】本気で稼ぐなら「Amazon.com(米国)FBA」が最強な理由

ここまで、初級から中級向けに海外発送の方法を紹介しましたが、輸出で本気で稼ぎたいという上級者には別の方法もあるので紹介します。
市場規模は日本の16倍!ライバル不在のブルーオーシャン

米国のAmazonは、日本のAmazonの約16倍の市場規模があります。日本のAmazonに出品して海外から購入されるのを待つより、圧倒的に市場が大きい米国のAmazonに出品したほうが単純に考えて売れやすいのです。
そのうえ、高品質な日本製品(Japan Import)は、海外で需要が高いというメリットもあります。
言語に不安がある場合でも、英語圏ならば他の言語に比べて翻訳などの負担も軽いでしょう。
また、FBAを使えば米国のFBA倉庫にまとめて納品できます。日本からその都度発送するよりも、現地のセラーと同じ土俵で戦えるというメリットもありますよ!
ネックとなる「物流」と「口座」は解決できる!

…と諦めるのはまだ早い! この壁を『一瞬で飛び越える裏ワザ』を下に書きました
メリットは理解できても、「納品方法がわからない」「海外口座が無い」という理由で米国のAmazonで販売するのを諦めてしまう人がいます。
実は、物販総合研究所には、これらのハードルをクリアするノウハウがあります。
例えば、納品の問題は、国内の発送代行業者に依頼すれば解決することが可能です。代行業者はアメリカのFBA倉庫まで商品を届けてくれるからです。
また、物販総合研究所は、米ドルの売上金を日本の銀行口座に入金するための決済サービス「WorldFirst」と提携済みなので、海外口座の問題もクリアできます。
多くの人が諦めてしまっている方法だからこそ、ライバルが少ない今が参入のチャンス!
「自分でもできるかも…」と思ったら、ぜひ以下の関連記事も読んでみてください。
(関連)「Amazon輸出って何?」から始める!アメリカ版Amazon輸出の【簡単】ガイド
Amazon海外発送で注意すべきトラブルと対策

海外発送には、さまざまなトラブルがつきものです。
Amazonで海外発送する場合には、以下の3つのトラブルに注意しましょう。
- 輸出規制・禁制品(医薬品、食品など)の確認
- 商品が届かない・破損時の対応
- 英語でのカスタマー対応
それぞれのトラブルの詳細と、対策を紹介します。
輸出規制・禁制品(医薬品、食品など)の確認
国内での売買と違い、海外発送では配送先の国の法律によって規制や禁止されている商品は、発送できません。また、輸送の安全性を理由に、発送できない商品もあります。
【海外発送できない商品の例】
- リチウム電池単体
- 特定の食品
- 医薬品
- ワシントン条約該当品 など
知らずに発送してしまった場合でも、税関で違反と認められれば没収や廃棄など対応を取られてしまいます。また、Amazonのアカウント停止になるリスクもあるので注意しましょう。
発送前には規制や禁止商品に該当していないか確認することが大切です。
(参考)FBA海外配送(※別タブで開きます)
商品が届かない・破損時の対応(FBAならAmazon補填)
国内での配送に比べ、海外発送は「未着」や「破損」のリスクも高くなります。
自己発送でこれらのトラブルが起きた場合、未着の調査や返金の対応はすべて自分でしなくてはなりません。
FBAならば、国内・米国に関わらず配送トラブルはAmazonが対応や補填してくれるので安心ですよ。
英語でのカスタマー対応はどうする?
海外へ商品を発送すると、購入者から発送に関する問い合わせを受ける可能性があります。
FBAで発送していれば、カスタマー対応もAmazonがセラーに代わって対応してくれるので英語での対応に自信がない場合でも安心できるでしょう。
もし、直接質問が来た場合でも、英語圏ならば翻訳ツールやAIを使って対応することもできます。
よくある質問【FAQ】

はじめてAmazonで海外発送しようとすると、以下のような疑問を持つかもしれません。
それぞれの質問に回答します。
Q1. 日本のAmazonから海外発送できるんですか?
A.日本のAmazonで購入された商品も、海外発送できます。その場合、FBAで発送するのがおすすめです。
日本のAmazonから海外発送するやり方については、この記事の冒頭でも解説しているので、参考にしてください。
Q2. Amazonで海外発送できる商品は?
A.Amazon公式の規約でNGとなっていない商品は、海外発送が可能です。
Amazonでは、輸入制限や輸出制限、その他の規制によって発送できない商品がありますが、FBAを利用して発送する場合、自分の在庫の中から「FBA海外配送対象商品」を確認することも可能です。
(参考)FBA海外配送(※別タブで開きます)
Q3. Amazonで海外発送するとき消費税はかかりますか?
A.Amazonで海外発送する際、その商品に日本の消費税はかかりません。
日本のAmazonには、税込価格が表示されますが、海外の購入者は消費税抜きの価格で購入できます。
まずは設定を見直して、次のステージ(米国FBA)を目指そう!

今回は、Amazon海外発送の具体的なやり方と、2つの販売パターンについて解説しました。
「海外発送」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、Amazonのシステム(FBA)を上手に活用すれば、国内販売と変わらない手軽さで世界へアプローチできます。
まずは、今のセラーセントラルの設定を「海外配送ON」に切り替えてみてください。そして、「もっと売上を伸ばしたい!」と感じたら、ぜひ市場規模が桁違いの米国Amazon(.com)への挑戦も視野に入れてみましょう!
物販総合研究所では、Amazon輸出で必ず必要になる関税の知識をまとめた「トランプ関税サバイバルマニュアル」を今だけ無料で配布しています。
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