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【Amazon SEO対策】物販ガチ勢が知らないといけない検索順位アップ戦略のすべて

更新日:2025年8月20日
【Amazon SEO対策】物販ガチ勢が知らないといけない検索順位アップ戦略のすべて
  • 売上が頭打ち…
  • 広告費で利益が出ない…

Amazon物販に取り組む方なら、必ずぶつかる壁ではないでしょうか。

この記事では、半年間のAmazon SEO対策によって1か月の売上をたったの15万円から2,000万円にまで激増させた船原が、Amazon検索アルゴリズムの本質を突いた戦略を体系的に解説します!

ちまたに溢れる基本的なSEO対策では物足りない「ガチ勢」のための本格的な内容です。

記事の最後では、Amazon広告の運用も含めた売上アップのための資料を無料で配布していますので、ぜひ最後までチェックしてください!

船原徹雄
物販総合研究所 所長
この記事の著者:船原 徹雄 

1980年 兵庫県出身。2006年に資金3万円を元手に個人で輸入転売を開始。「これは稼げるぞ!」と確信し、2007年に会社設立。3年目で年商2億円と順調に業績を伸ばし、2018年の年商は14億円。自分で物販ビジネスをしながら情報発信も行い、より多くの人にノウハウを伝えたいと物販総合研究所を設立。副業でとり組む初心者から上級者まで、幅広い層に向けてネット物販で稼ぐための情報を日々提供中。
▶著書:世界一楽しく儲かる金持ち教科書
▶YouTube:船原徹雄 [物販総合研究所]
▶Twitter:https://twitter.com/funahara
船原徹雄のプロフィール

この記事の内容

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【第1章】Amazon SEOの常識

【第1章】Amazon SEOの常識

まずは、Amazonの検索順位を左右するアルゴリズムの本質を解説します。すべての戦略の土台となる知識を固めていきましょう。

以下の動画では、この記事の著者である船原がAmazon SEOについて熱く語っています。「動画で勉強しようかな!」という方は、こちらをチェックしてください。

Amazon SEOとは?

Amazon SEOとは、Amazonの検索結果で、あなたの商品を「一番上の目立つ位置」に表示させるための技術です。

なぜこの施策が重要かというと、Amazonで検索するお客さんは「買うこと」を目的としているからです。最も目立つ場所に商品を置くことができれば、購入意欲の高い人の目にとまり、売上は劇的に変わります。

この表示順位を決めているのが、Amazon独自の検索エンジン「A9(A10)」。ただし、このアルゴリズムは非公開で、多くのセラーを悩ませる壁になっています。

でも、安心してください!この記事では、船原が試行錯誤を重ねて培ってきた経験から、「これは効果がある!」と実感した対策方法を紹介していきます。

なぜAmazon SEO対策が必須なのか?

なぜAmazon SEO対策が必須なのか?

以前、Amazonが公開していたデータによると、検索結果には以下のような無視できない「残酷な現実」があります。

  • 検索者の70%は1ページ目しか見ない
  • 35%が1番目の商品をクリックする
  • 64%が3番目までの商品をクリックする

これは、あなたの商品が2ページ目以降に表示されているなら、お客さんにとって「存在しない」のと同じだということです。

では、もし1ページ目の上位に表示できたら…?

では、もし1ページ目の上位に表示できたら…?

上の画像は、船原がAmazon SEOに取り組む前と後の売上の差です。

SEOを学ぶ前は、1か月の売上が15万円程度だった商品が、SEO対策によって半年で2,000万円で飛躍。同じ商品でも、SEO対策でここまで売上が変わるのです。

しかも、Amazon広告とは異なり、SEO対策自体に費用はかかりません。これは、売上を伸ばしたいすべてのセラーが挑戦すべき、最もコストパフォーマンスの高い戦略といえます。

Amazon検索アルゴリズム「A9(A10)」が重視する3大指標

Amazon検索アルゴリズム「A9(A10)」が重視する3大指標

Amazonの検索エンジン「A9(A10)」のアルゴリズムは非公開ですが、船原の長年の試行錯誤によって、その評価の「心臓部」といえる3つの指標が浮かび上がってきました。この3つを理解することが、Amazon SEO攻略の第一歩です。

    1. 販売の「勢い」を示す【直近の売上】
      検索順位を動かす最も直接的な力となるのが、直近2週間~1か月の販売の「勢い」です。
真の人気を測る【オーガニック売上】
      広告に頼らず、
お客さんが自ら検索して購入した「純粋な売上」のこと
      です。商品の真の人気を示す指標として、広告経由の売上より高く評価されます。

  1. 最も重要な【コンバージョン率(CVR)】
    すべてのSEO評価の土台となり、最終的に最も重要な指標です。高いCVRは売上と検索順位の好循環を生み出します。

Amazon SEOに影響を与えるその他の要素

3大指標が検索順位を決める「骨格」だとすれば、以下の4つは、その働きを最大化する「筋肉」のような存在です。これらを改善することで、3大指標の数値をさらに高めることができます

  • お客さんの「興味」を測る【クリックスルー率(CTR)】
    検索結果に表示されたあなたの商品が、お客さんにクリックされた割合です。CTRが低いと、そもそも商品ページが見てもらえず、売上やCVRに繋がりません。
  • 購入の「一歩手前」を示す【カート投入数】
    Amazonでは、購入に至らずとも「カートに入れる」という行動自体が、購入意欲の表れとして評価される可能性があります。これは、CVRを押し上げる間接的なサインとなります。
  • 外部からの「評価」を示す【外部経由売上】
    SNSやブログ経由の売上は、Amazonの外でも評価されているという証拠になります。オーガニック売上ほどではありませんが、商品の信頼性を補強する要素です。

  • 販売の「初速」を作る【広告経由売上】
    スポンサープロダクト広告などからの売上も、販売の勢いを作る上で重要です。オーガニック売上より評価は下がりますが、特に新商品のローンチ時には欠かせません。

これら4つの要素は、互いに影響し合いながら3大指標を底上げし、検索順位に好影響を与えるといえます。

【第2章】売れるキーワード選定術|SEO成功の6〜7割はここで決まる!

【第2章】売れるキーワード選定術|SEO成功の6〜7割はここで決まる!

どれだけ商品ページを改善しても売上が伸び悩む場合、原因はほぼ「キーワード選定」にあります。ここでは、データに基づいて売上を最大化する戦略的なキーワードの選び方について解説します。

なぜキーワード選定が最重要なのか?

AmazonでのSEO対策が成功するかどうかは、6~7割がキーワード選定で決まります

というのも、Amazonのお客さんは「キーワードで検索して表示された商品の中から買うものを決める」からです。

つまり、お客さんが実際に使っていて、かつ購入につながる「正しいキーワード」で上位表示を狙うことが、SEO対策の出発点となります。

売上直結キーワードを見抜く4つの基準

売上直結キーワードを見抜く4つの基準

当然のことながら、やみくもにキーワードを選んでも売上にはつながりません。「売れるキーワード」には共通点があります

以下の4つの基準でキーワードを評価し、あなたの商品にとっての「お宝キーワード」を見つけ出しましょう!

  • 市場の大きさを示す【月間検索数】
    そのキーワードが月に何回検索されているかを示す指標です。検索回数が多いほど市場は大きく、売上の上限も高くなります。
  • 購入意欲の高さを測る【コンバージョン率(CVR)】
    検索した人が、実際に商品を購入する確率です。「照明」のような曖昧な言葉より、「デスクライト 書斎用」のように具体的なキーワードで探す人の方が購入意欲は高く、CVRも高くなる傾向にあります。
  • 競争の激しさが分かる【ライバル数】
    そのキーワードで検索した際に表示される、競合商品の数です。ライバルが少なければ上位表示は簡単ですが、そもそも需要が低い可能性もあります。理想は「月間検索数は多いのに、ライバルは比較的少ない」というキーワードです。
  • 仕込み時期を決める【タイミングと季節性】
    商品の準備期間を考え、需要のピークから逆算してキーワードを選定する戦略的な視点です。夏には「電気毛布」など、半年先のキーワードを調査することが成功の鍵となります。

実践!キーワードリサーチテクニック

AmazonのSEO対策で売れるキーワードを見つけるには、ツールを利用するのが近道です。

おすすめは、船原も長年愛用する「セラースプライト(SellerSprite)」です。

セラースプライト公式

このツールを使うことで、おもに2つの強力なリサーチが可能になります。

  • キーワードリサーチ
    月間検索数や転換率(CVR)といったデータから、まだライバルが気づいていない、売上に直結するキーワードを見つけ出します。
  • キーワード逆引きリサーチ
    売れている競合商品のASINを入力するだけで、その商品が「どのキーワードで」「どれだけ」売上を上げているのかを分析できます。

以下の記事・動画では、船原がセラースプライトの使い方を解説しています。「どんなツールなのか気になる!」という方は、ぜひチェックしてみてください。

(関連)セラースプライトの使い方|月額料金や割引クーポンまでご紹介!

選定したキーワードを活かす商品ページ戦略

Amazon SEOでは、選定したキーワードを、商品ページのどこに、どのように配置すべきかが重要になります。

SEOで重視される箇所は、以下の通りです。

  • タイトル
  • 箇条書き
  • 検索キーワード(バックエンド)
  • 商品説明(A+コンテンツ)
  • レビュー(間接的)

【第3章】クリック率と転換率を爆上げする!上位表示を決める商品ページ作成術

【第3章】クリック率と転換率を爆上げする!上位表示を決める商品ページ作成術

どれだけアクセスを集めても、商品ページに魅力がなければ購入にはつながりません。ここでは、クリック率と転換率を高める具体的なページ作成術を解説します。

タイトル:最重要項目!Amazon規約遵守とキーワード戦略

タイトル:最重要項目!Amazon規約遵守とキーワード戦略

商品タイトルは、お客さんが検索したキーワードでヒットさせるための最重要項目です。

また、商品画像に興味をもったお客さんが、クリックするかどうかを判断するための情報源にもなっています。

当然、クリック率(CTR)と購入率(CVR)を左右するため、選定したキーワードをしっかり盛り込みましょう。

ただし、Amazonでは商品タイトルのつけ方にガイドラインが定められています。たとえば「父の日」のように季節の用語や「世界で一番」のような主観的な言葉を入れるのはNGなので、注意してください。

(参考)Amazon|商品名の要件とガイドライン(※別タブで開きます)

商品画像:視覚で勝負!CTRを高める画像戦略

商品画像:視覚で勝負!CTRを高める画像戦略

検索結果で、お客さんの視線を一瞬で奪うのが商品画像です。文字よりも先に目に飛び込む画像は、クリック率(CTR)を左右する最も重要な要素。ここでは、そのポイントを「メイン画像」と「サブ画像」に分けて解説します。

【メイン画像のポイント】

メイン画像の役割は、無数のライバルの中からあなたの商品を選んでもらうことです。以下の点を参考にして、戦略的に目立たせましょう。

  • 白背景&商品占有率85%以上
    画像内になるべく大きく商品が写るようにします。
  • 縦長画像(縦1500px × 横1000px 推奨)
    Amazonの画像の枠は縦長に設定されているため、横長や正方形の画像は商品占有率が下がります。
  • 色の意識
    パッケージを検索結果で目立つ色にすると、クリックされやすくなります。

サブ画像(2~9枚目)のポイント

クリックしてくれたお客さんの「買いたい」気持ちを確実にするのがサブ画像の役割です。商品の機能よりも、お客さんが得られる「価値(ベネフィット)」を伝えることをおすすめします。

  • 具体的な使用シーン
  • 他商品との比較(優位性の強調)
  • サイズ感や保証内容
  • ブランドイメージ など

箇条書き(ブレットポイント):簡潔にメリットを伝え、CVRを上げる

箇条書き(ブレットポイント):簡潔にメリットを伝え、CVRを上げる

箇条書き(ブレットポイント)は、商品の仕様を無機質に羅列する場所ではありません。お客さんに買ってもらうためのセールストークだと思ってください。

ポイントは以下の通りです。

  • 長文は読まれないので、1項目50〜100文字程度で書く
  • 商品を手に入れることで「お客さんの生活がどう良くなるのか?」を伝える
  • SEOキーワードを自然に盛り込む

商品説明文(A+コンテンツ):ブランドストーリーと詳細情報で信頼獲得

商品説明文(A+コンテンツ):ブランドストーリーと詳細情報で信頼獲得

商品説明文は、箇条書きや画像で伝えきれなかった詳細な情報や、ブランドの世界観を伝える場です。

お客さんが抱くであろう「本当にこの商品で大丈夫かな?」という最後の疑問や不安を解消できるよう、購入する側の気持ちになって作成しましょう。これにより、お客さんの購買意欲を高められます。

検索キーワード(バックエンドキーワード):見えない部分でのSEO対策

検索キーワード(バックエンドキーワード):見えない部分でのSEO対策

バックエンドキーワードとは、商品ページには表示されない秘密のキーワード設定です。

お客さんに見えないところで、「このキーワードでも検索にヒットするようにして!」と、Amazonの検索エンジンにだけ伝える役割があります。

たとえば、商品ページ上では「イヤホン」で表記していても、バックエンドで「イヤフォン」と設定しておけば、どちらのキーワードで検索されても商品が表示されるという仕組みです。

こうした「隠しキーワード」をしっかりと設定することで、より多くの人にあなたの商品を見つけてもらえるようになります。

Q&A:顧客の疑問を解消し、購入の後押し

A:顧客の疑問を解消し、購入の後押し

Q&Aは、購入を真剣に検討しているお客さんが見る場所です。

ただ、注意しなければならないのは、AmazonのQ&Aは出品者以外も回答できてしまうこと。放置すれば、知識のない第三者や悪意のある競合セラーが不正確な回答をしてしまうかもしれません。

お客さんからの質問があった際は、自分から迅速かつ丁寧に回答し、管理を徹底しておきましょう。

在庫管理と配送方法:SEOへの間接的影響

在庫管理と配送方法:SEOへの間接的影響

商品ページそのものではありませんが、「在庫」と「配送」の状況も、検索順位に間接的な影響を与えます。

  • 在庫管理の重要性
    在庫切れを起こすと、その期間は当然売上がゼロになります。Amazon SEOで重視される「直近の売上」が途絶えてしまうため、検索順位に大きなダメージを受ける可能性があります。商品を切らさない安定した在庫管理が重要です。
  • 配送方法の重要性
    「FBA」または「マケプレプライム」を利用して「プライムマーク」を表示させると、お客さんからの信頼度が上がり、購入率(CVR)の向上が期待できます。CVRが上がることは、SEO評価にも良い影響を与えます。

【第4章】レビュー対策の全て|数と質を高め、信頼を勝ち取る

どれだけ完璧な商品ページを作っても、お客さんが最後に信頼するのは、他の誰かの「レビュー」です。ここでは、そのレビューを戦略的に集め、売上と検索順位を飛躍させる方法を解説します。

なぜレビューが売上とSEOに直結するのか?

レビューの数と質は、お客さんの購買決定に絶大な影響を与えます。レビューゼロの商品はクリックすらされにくいため、最低でも評価1つは入るようにしたいところです。

高評価レビューが多く集まれば、CVRが向上し、結果的にSEOランクも引き上げられるという好循環が生まれます。

ただ、普通に販売しているだけでは、良いレビューはなかなか集まりません。むしろ、クレームのような悪いレビューの方が目立ってしまうことさえあります。だからこそ、「良いレビューを獲得しにいく戦略」が必要になります。

【規約遵守】効果的なレビュー獲得戦略

大前提として、Amazonの規約は守りましょう。見返りを約束してレビューを依頼する行為は禁止されています。最悪の場合、アカウント停止もあり得るので注意が必要です。

ここでは、誰もが安全に実践できる3つの効果的な戦略を紹介します。

  • Amazon公式「レビューをリクエストする」機能
    セラーセントラルから、購入後5~30日以内のお客さんに対してレビューを依頼できる公式機能です。まずは、これが基本のアクションとなります。
  • 同梱物の工夫
    手書きの手紙やおまけを添えることで、お客さんに期待以上の満足感を与え、自発的な高評価レビューを促す手法です。手紙の作成などは外注でもOK。大切なのは、レビューを要求するのではなく、お客さんの満足度を高めた結果として自然に書いてもらうことです。
  • Amazon Vine 先取りプログラム
    Amazonが認定したレビュアーに商品を無料で提供し、レビューを書いてもらう公式サービスで、最大30件のレビューを短期間で獲得できます。ただし、正直なレビューが投稿されるため、低品質な商品では辛口評価が付くリスクも。商品の品質に自信があり、短期間でレビュー数を増やしたい、という場合に活用しましょう。

【第5章】スタートダッシュを決める!新規商品発売戦略(プロダクトローンチ)

【第5章】スタートダッシュを決める!新規商品発売戦略(プロダクトローンチ)

Amazon SEOでは、とくに新規出品後の「初速」が、その後の売上を大きく左右します。このスタートダッシュを成功させるための具体的な戦略を解説します。

運命の2~4週間「ハネムーンピリオド」を制する者がAmazonを制す

新規出品後の2~4週間は、Amazonのアルゴリズムが特別に注目してくれるボーナスタイム、通称「ハネムーンピリオド」と呼ばれます。

この期間中の売上は、通常時よりもSEO評価への影響が格段に大きいため、ここで力強いスタートを切ることが、将来の安定した上位表示に繋がります。逆にこのチャンスを逃すと、後からランキングを上げるのは極めて困難になります。

プロダクトローンチで絶対にやるべき5つのこと

この貴重なボーナスタイムを最大限に活かすため、以下の5つのアクションを計画的に実行しましょう。

  • ターゲットキーワードでの販売
    目的は、Amazonのシステムに「この商品は、このキーワードと関連性が高い」と認識させることです。そのために、お客さんに狙ったキーワードで「検索 → クリック → 購入」してもらう流れを意図的に作り出します。
  • 販売数の確保
    次に、そのキーワードで上位表示されている商品の1日の販売量を調査し、それを上回る販売実績を目指します。この販売の「勢い」が、ランキングを押し上げる直接的な力となります。
  • 初期レビューの獲得
    アクセスが増えても、レビューがなければ購入率は上がりません。Vineなどを活用し、この期間中に最低でも1件、理想は10件程度のレビューを獲得して、CVRを底上げ<しましょう
  • 戦略的なPPC広告
    この期間のPPC広告は、利益目的ではなく、販売実績とデータを「買う」ための戦略的な先行投資です。推奨入札額の1.5~2倍で出稿し、赤字覚悟で販売の勢いを作ることが重要です。
  • 広告メンテナンス
    投下した広告費を無駄にしないため、継続的な最適化は必須です。効果の薄いキーワードは除外し、コンバージョンするキーワードは「完全一致」で追加登録するなど、広告の精度を高めていきましょう。

Amazon広告を売上につなげるための戦略は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

(関連)Amazon広告で売上を伸ばす秘訣|5つのキャンペーン戦略って知ってる?

【第6章】外部アクセス活用術とリストマーケティング戦略

Amazon内の競争は非常に熾烈です。売上を安定させるには、Amazonの外にもあなた独自の集客経路を持ちたいところ。ここでは、外部からお客さんを呼び込み、それを長期的な資産に変える、一歩進んだマーケティング戦略を解説します。

外部広告(Facebook等)とクーポンの連携

外部広告とは、Facebook広告などで割引クーポンを配布し、Amazonの商品ページへ誘導する手法です。この戦略の主な目的は、新商品の発売初期に販売数をブーストさせること。

ただし、クーポン経由の購入は直接的なSEO効果が薄いとされており、多用するとペナルティのリスクも指摘されています。あくまで短期的な販売促進策と位置づけ、全購入数の1~2割に留めるのが無難です。

インサート(同梱物)によるリスト獲得とレビュー促進

商品にカードなどを同梱し、お客様と直接繋がる手段を確保する戦略です。おもな目的は2つあります。

  • リスト獲得
    商品の保証登録などをフックに、LINEやメーリングリストへ誘導します。これにより、新商品やキャンペーンの案内を直接届けられる「顧客リスト」を作成できます。
  • レビュー促進
    お礼のメッセージなどを通じて顧客満足度を高め、自発的なレビューを促します。

ただし、無料ギフトと引き換えに高評価レビューを要求するといった行為は規約違反です。場合によっては、ライバルからの通報によってアカウント停止に至るケースもあるので、レビュー依頼は慎重に行いましょう。

Amazonアトリビューションの戦略的活用

かつては「スーパーURL」や「2ステップURL」などで外部からの流入を人為的に作り出し、Amazon SEOに好影響を与える手法が流行しました。しかし、現在はAmazon側の対策により、効果が薄いうえにペナルティのリスクもあります。

今は、Amazon公式ツール「Amazon アトリビューション」で地道な分析をするのが主流です。

Amazon アトリビューションとは、Facebook広告やインフルエンサー経由など、どの外部施策が実際に売上に繋がったかを正確に測定するツールです。

たとえば、「インフルエンサーAさん経由の購入は好調だけど、Google広告は全然ダメだ……」といったことがデータで明確になるため、広告費をどこに投下すべきかを的確に判断できるようになります。

(参考)Amazonアトリビューション(※別タブで開きます)

顧客リストは最強の武器!新商品発売時のブースト戦略

外部施策の最終ゴールは、単発の売上ではなく、あなたと直接繋がる「顧客リスト」を構築することにあります。このリストこそが、Amazonでの長期的な成功を支える最も強力な武器となります。

というのも、新商品発売時の「ハネムーンピリオド」において、初速をコントロールできる唯一の手段だからです。

広告のように不確定要素に頼るのではなく、リストのお客さんに直接アプローチすることで、初日の売上を意図的に作り出し、SEOランキングを押し上げることが可能になります

さらに、質の高いリスト、つまりあなたのブランドの「ファン」を育てることができれば、新商品を割引なしで購入してくれるようになります。

インフルエンサーが絶大な販売力を持つのは、彼らが巨大なファンコミュニティ(顧客リスト)を抱えているからです。私たちセラーも、インフルエンサーと協業するか、あるいは自ら地道にリストを構築することで、その力を手にすることを意識する必要があります

【第7章】Amazon SEOの最終結論|持続的な成功のためのブランディング戦略

これまでのSEOテクニックは、売上を伸ばすための「戦術」です。しかし、長期的に成功し続けるには、それらを支える「戦略」が必要不可欠。ここでは、最も重要な「ブランディング」について解説します。

なぜ最終的にブランディングが重要なのか?

SEO対策の最終目標は、SEO対策が必要ない状態を作ることです。

たとえば、モバイルバッテリーが欲しい人の多くは「モバイルバッテリー」と検索するのではなく、Anker」というブランド名で指名検索します。ここまでブランドが育てば、日々の順位変動や価格競争に悩まされることはありません。

Amazonの外で「あのブランドだから安心だ」という評判を築くことが、結果としてAmazon内の評価をも高める、最強のSEO対策となります。

Amazon内外での信頼されるブランド構築ステップ

結論から言えば、ブランド構築に近道はありません。次のような、日々の地道な活動の積み重ねが何よりも大切です。

  • 品質の高い商品
    価格以上の価値を提供する。
  • 丁寧な顧客対応
    問い合わせに迅速に対応し、信頼を得る。
  • 一貫したメッセージ
    商品ページやSNSで、ブランドの世界観を統一する。

これらを半年、1年と続けることで、お客さんの中に「信頼」が蓄積し、価格ではなく「ブランドで選ばれる」状態を目指します。

インフルエンサーマーケティングとの融合

ブランド構築には時間がかかりますが、その時間を短縮するための有効な手段が、インフルエンサーとの協業です。

これは、インフルエンサーがファンと築いてきた「信頼」を、あなたの商品に活用させてもらう戦略です。その効果は多岐にわたります。

  • 認知度と信頼性の向上
    CTRとCVRの上昇に繋がる。

  • 強力な外部アクセス
    SEO評価にも良い影響を与える。

  • 付加価値の創出
    「〇〇さん推薦」というお墨付きで、販売価格を高めに設定できる場合もある。

ゼロから信頼を積み上げるだけでなく、すでに信頼を持つ人と手を組むことも、現代における有効なブランド戦略の一つです。

AmazonのSEOに関するよくある質問【FAQ】

ここからは、AmazonのSEOに関するよくある質問に回答していきます。

AmazonのSEOとは何ですか?

Amazonのサイト内で、あなたの商品を検索結果の上位に表示させるための一連の施策のことです。

適切に行うことで、広告費をかけずに売上を伸ばすことが可能になります。

SEOでやってはいけないことは何ですか?

Amazonの規約に違反する行為です。発覚した場合、商品の出品停止アカウント停止などの重いペナルティを受ける可能性があります。

具体的には、以下のような行為が該当します。

  • タイトルや商品説明に嘘の記載をする
  • サクラレビューなどの不正手段で評価を上げる
  • 複数アカウントの運用によって売上などを操作する

SEOの月額相場はいくらですか?

ご自身で対策を行う場合、特別な月額費用はかかりません

外部の専門家やコンサルティング会社に依頼する場合の月額相場は、5万円~30万円程度です。ただし、依頼する業務範囲によって費用は大きく変動します。

Amazon SEOを制して売上を継続的に伸ばそう!

今回は、Amazon SEOで売上を最大化するための戦略を、キーワード選定から商品ページの最適化、ローンチ戦略、外部アクセス活用術、そして最終的なブランディングまで、網羅的に解説しました。

まずはご自身の商品ページのタイトルやキーワードを一つ見直すことから始めてみてください。その小さな一歩が、売上を劇的に変える大きな飛躍につながるはずです!

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AmazonのSEO対策については、株式会社そばにの以下の記事でも詳しく紹介されています。

(参考)AmazonのSEO対策方法を徹底解説!上位表示で売り上げUP(※別タブで開きます)