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【診断あり】アンティークコイン投資の二大戦略|あなたは投資家?事業家?

更新日:2025年8月24日
【診断あり】アンティークコイン投資の二大戦略|あなたは投資家?事業家?

将来の資産形成を目的に、世界中の富裕層が注目するアンティークコイン投資

しかし、一口に「アンティークコイン投資」と言っても、「じっくり資産を守り育てる、投資家の道」と「継続的な利益を生み出すスキルを磨く、事業家の道」という、全く異なる二大戦略があることは、あまり知られていません。

この記事では、アンティークコイン歴25年、物販総合研究所でアンティークコイン転売スクールの運営も行う萬田が、あなたに最適な戦略とメリット・デメリット、具体的な始め方のステップ、そして失敗しないための鉄則まで、徹底解説します。

あなたに合った、賢く、そして新しい資産との関わり方を見つけてください。

記事の最後では、ノウハウがほぼ公開されていない「アンティークコインビジネス継承WEBセミナー&説明会」を今だけ無料で開催しています。興味のある方は、ぜひ最後までご確認ください。

物販総合研究所 社長 ebay輸入講師
この記事の著者:萬田 直和

1978年 東京都出身。中学生の頃にFAXを使った個人輸入を開始し、2000年にネット物販に参入。趣味であったヴィンテージ、アンティーク商材を取り扱い、初月から利益20万円、3ヶ月後には利益70万円を達成した。海外オークションサイトのebayから仕入れて、ヤフオクで販売する手法が得意。現在は物販総合研究所でアンティークコイン転売のスクールを運営し、独自に開発したノウハウを伝えている。
▶YouTube: 萬田直和 [物販総合研究所]
萬田 直和のプロフィール

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アンティークコインでお金を増やす2つの戦略|「投資」と「転売」の違い

アンティークコインでお金を増やす2つの戦略|「投資」と「転売」の違い

アンティークコインと聞くと「コレクション」のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし実はアンティークコインは「お金を増やす手段」として、世界中の富裕層から静かに注目を集めている資産でもあります。

アンティークコインを資産として育てる方法は投資と転売の2つ。それぞれの特徴をここでは解説していきます。

「そもそもアンティークコインってなに?」「どこまでがアンティーク?」という方は以下の記事をチェックしてみてください。アンティークコインの基本を学ぶことができますよ。

(関連)【初心者向け】アンティークコインとは?歴25年の専門家が基礎から解説

【長期保有型】アンティークコイン投資

アンティークコイン投資の基本は、じっくりと価値の成長を待つ長期投資です。

頻繁に売買するのではなく、ひとつのコインを何年、あるいは何十年というスパンで保有し、価値が上がるのを待つスタイルになります。

のんびりと時間をかけて価値を磨くことから「アンティークコイン = 美術品コレクション」と捉える方も少なくありません。

絵画に思わぬ高値がつくように、アンティークコインも時間の経過とともに想像を超える価値が育つことがある点で、両者は共通しています。

今すぐリターンを得るための手段ではなく将来まとまった資産となって返ってくる、そんな「守りの資産」としての位置づけが、アンティークコイン投資です。

【短期売買型】アンティークコイン転売

一方で、アンティークコイン転売は「攻めの資産運用」となります。価値のあるアンティークコインを手に入れたら、転売をして利益を得る方法です。

アンティークコイン転売には副業や自営業に近い側面もあり、短期でお金を少しずつ増やしていくことができます

「転売ならわざわざアンティークコインを選ばなくても…?」と思う方もいるかもしれませんが、アンティークコインだからこそ得られるメリットも。こちらに関しては、のちほど解説します。

あなたに向いてるのはどっち?簡単診断チェックリスト

アンティークコインのビジネスを検討している方の中には、投資か転売か、迷う方もいると思います。

そこで、どちらの方法が自分に合っているのかを判断するためのチェックシートを用意しました。

こちらの項目にピンとくるあなたは…アンティークコイン投資タイプ

□ じっくり腰を据えて、資産が育つのを気長に待つのが好きだ。

□ 歴史や芸術品をコレクションするような、ロマンのあることに関心がある。

□ 「一度きりの大きな利益」を得ることに魅力を感じる。

□ 最優先したいのは、将来のための「資産を守る」という安定・安心感だ。

こちらの項目にピンとくるあなたは…アンティークコイン転売タイプ

□ 自ら積極的に動き、ビジネスを組み立てるプロセスそのものが好きだ。

□ 市場を分析し、戦略を立てて利益を出すゲームのような感覚にワクワクする。

□ 「継続的にキャッシュフロー(収入)を生み出す仕組み」に魅力を感じる。

□ 最も価値を感じるのは、老後も使える普遍的な「稼ぐスキル」を身につけることだ。

アンティークコイン投資を始める前に、まずは保有と短期売買のどちらのほうが自分に合っていそうか、ざっくりと見極めておきましょう。

両者の具体的な始め方は、のちほど詳しく解説します。

アンティークコインは儲かる?戦略別の将来性と利回り

アンティークコインは儲かる?戦略別の将来性と利回り

「アンティークコインは、本当に儲かるの?」という不安を感じる方も多いはずです。

ここでは「長期保有型」と「短期転売型」、それぞれの視点から将来性と利回りの特徴を見ていきましょう。

長期投資の価格推移と市場の成長性

まず、アンティークコイン市場の大きな流れを見ていきましょう。

長期投資の価格推移と市場の成長性

上の画像は、世界的に知られる切手とコインの老舗専門会社、イギリスのスタンレーギボン社が公表しているレアコイン市場の値動きです(1995~2015年)。

ご覧のとおり、アンティークコイン市場は長期的には安定して右肩上がりとなっています。株や仮想通貨のような激しい変動は少なく、じわじわと利益が増えていくこの傾向が、「守りの資産」として評価されている理由です。

特筆すべきは、リーマンショックに端を発した世界的な金融危機の際も、アンティークコインは価値を下げていない点でしょう。

さらに、個別のコインの実例も紹介します。

こちらは、国内でもアンティークコインの取引が盛んなYahoo!オークションの売買実績です。

こちらは、国内でもアンティークコインの取引が盛んなYahoo!オークションの売買実績です。

両者は同じコインですが、約8年で取引価格は2.3倍になっています。もちろん、すべてがこれほど伸びるとは限りませんが、じっくりと価値が育つ可能性があるのは、コイン投資の魅力のひとつです。

短期転売という選択肢が持つポテンシャル

アンティークコインを「収入源」として活用するなら、短期転売の戦略も検討してみましょう。

短期転売スタイルのポイントは、「海外仕入れ → 国内販売」という視点を持つことです。

欧米はアンティークコインの本場です。市場が日本よりも大きく流通量も多いため、安く仕入れられるチャンスが豊富にあります

海外で仕入れた安くて価値あるコインを、日本のヤフオクなどで販売…それを繰り返すことで、短期的に利益を得られるビジネスモデルが完成します。

以下は、仕入れの2倍以上の金額で、ヤフオクで売れた事例です。手数料や税金、送料などを差し引いても約13万円の利益確保に成功しています。

手数料や税金、送料などを差し引いても約13万円の利益確保に成功しています。

さらに、仮にすぐ売れなかったとしても、アンティークコインの価値はゆっくり育っていくもの。そのため、そのまま投資コインとして保有する選択も可能です。

つまりアンティークコイン転売は「売れてもOK・売れなくてもOK」という、非常にリスクの低いビジネスで、投資とつながる側面も持ち合わせています

アンティークコインに興味を持った方は転売ビジネスも視野に入れてみると、資産を増やす可能性がぐっと広がるでしょう。

【戦略別】メリット・デメリットを徹底比較

【戦略別】メリット・デメリットを徹底比較

アンティークコインを「投資」として楽しむか、「ビジネス」として活用するべきか。自分にとってどちらが最適なのかを見極めるために、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

アンティークコイン投資のメリット・デメリット

アンティークコイン投資のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 手間がかからず、ほったらかしでもOK
  • インフレや円安に強い「守りの資産」
  • 歴史や芸術に触れる「コレクション」的な楽しみ方もできる

デメリット

  • 短期間で大きく儲かるわけではない
  • 現金化にやや時間がかかる場合もある
  • コイン選びにある程度の知識が必要

のんびり楽しめるのが、アンティークコイン投資の大きな魅力です。芸術品を眺めているときの豊かな気持ちや、「寝ていてもお金が増えていくような安心感」を、アンティークコイン投資では得られます。

一方で、すぐにお金になるわけではない点は考慮しなければなりません。さらに、将来的な価値を見出せるコインを選ぶ能力も求められます。

アンティークコイン転売のメリット・デメリット

アンティークコイン転売のメリットデメリットも確認してみましょう。

メリット

  • 短期間で利益を狙えるチャンスがある
  • リサーチ力や販売力などのビジネススキルが身につく
  • 少ない資金から始められる

デメリット

  • 専門知識や相場感が不可欠
  • 情報収集に手間がかかる
  • 常に市場の動向をチェックする必要がある

アンティークコイン転売は副業ビジネスのように、すぐに利益を得られる点が大きな魅力です。早ければ仕入れて数日~1か月程度で、利益を得られる可能性も大いにあります

ただし知識の獲得や市場調査など、コツコツと地道な努力が必要になります。

【初心者向け】失敗しないアンティークコイン投資(長期保有)の始め方5ステップ

【初心者向け】失敗しないアンティークコイン投資(長期保有)の始め方5ステップ

アンティークコイン投資は、長期的な資産運用を求める方にぴったりの方法です。基本を押さえておくことで、失敗やリスクもぐんと減らせます。

ここでは、初心者でも安心して始められるアンティークコイン投資の「5つのステップ」を紹介します。

これから解説するのはアンティークコイン投資を成功させるための情報ですが、「失敗事例」を知っておくことも同様に重要です。以下の記事ではアンティークコイン投資に失敗するパターンを記載しているので、あわせてチェックしてみてください。

(関連)【なぜ?】アンティークコイン投資の失敗事例|資産を失う人の4つの共通点

ステップ1:情報収集で知識を深める

まずは成功のための土台作りとして、アンティークコインの「情報収集」から始めましょう。

アンティークコインは奥が深いもの。そのため一度に全ての知識を得るのは難しいかもしれません。

まずは以下の3つを押さえることから始め、徐々に理解を深めていきましょう。

  1. 基本的な用語
    「鑑定(グレーディング)」「スラブ(鑑定済みのコインが入ったケースのこと)」「PCGS・NGC(アメリカの2大鑑定機関)」など。

  2. 代表的なコインの種類
    どの時代・国のコインが評価されているか(代表例はのちほど解説)

  3. おおまかな価格帯
    数万円〜数千万円まで幅広いので、自分の予算感を掴む

最初は「なんとなく気になるコインを調べる」くらいの軽さでOKです。勉強と並行して、小さめのコインを実際に買ってみるのも、良い方法です。

ステップ2:長期的な目線で予算を決める

アンティークコイン投資は5〜10年かけて価値が育つのを待つのが基本戦略です。そのためすぐに使う予定のあるお金で購入せず、余剰資金で始めるようにしましょう。

最初は10〜30万円くらいからスタートすると無理なく続けられるのではないでしょうか。

ステップ3:信頼できるコイン販売店を見つける

初心者ほど、お店選びが鍵を握ります。悪質な業者を避け、知識や対応に信頼のおけるプロを選ぶことで、アンティークコイン投資の失敗を防げます。

以下は、信頼できる店の目安です。

信頼できる販売店の目安

  • 長年の実績がある店か
  • PCGS/NGC鑑定済みコインを扱っているか
  • 質問にていねいに答えてくれるかどうか

ステップ4:鑑定済みのコインを選ぶ

アンティークコイン業界には残念ながら偽物や粗悪品などもあります。そうした品物をパッと見分けるスキルがあれば良いですが、素人がすぐに判断するのは困難です。

初心者が安心・安全なアンティークコイン投資を目指すのであれば、購入するコインは「鑑定済みコイン」に限定しましょう

アメリカの2大鑑定機関である「PCGS」か「NGC」が鑑定したスラブ入りのコインであれば、偽物や粗悪品のリスクはかなり抑えられます。下の画像は、PCGSが鑑定済みのコインです。

アメリカの2大鑑定機関である「PCGS」か「NGC」が鑑定したスラブ入りのコインであれば、偽物や粗悪品のリスクはかなり抑えられます。下の画像は、PCGSが鑑定済みのコインです。

鑑定済みコインは本物である保証だけでなく、品質の評価もされています。そのため将来的に売りやすいというメリットもあります。

ステップ5:購入・保管する

購入後のアンティークコインは、長期間所有します。スラブケースに入れられている場合でも、湿気や直射日光は避け、適切な場所で保管しましょう。

自宅保管なら防湿庫や耐火金庫に入れておくと安心です。より安全を求めるなら銀行の貸金庫も検討しましょう。

【もう一つの選択肢】短期転売に興味を持った方へ

【もう一つの選択肢】短期転売に興味を持った方へ

アンティークコイン投資に対して「もう少し能動的に利益を出したい」「副収入にもつなげたい」と感じたなら、短期転売という選択肢もあります。

ここからはアンティークコインの短期転売の詳しい内容を見ていきましょう。

短期転売とは、能動的に利益を生み出すビジネスモデル

じっくり育て、将来的にまとまった資産を手に入れられるのが長期投資なら、短期転売はそれとは真逆。自分で動き、利益を積み上げる「攻めのスタイル」です。

「一度きりの大きな利益」より「継続的な収入源」を

アンティークコイン投資が、数年先にまとまったお金が入る「年金」や「退職金」のようなものだとすると、アンティークコイン転売は「自分だけの小さなお店を持つ」イメージです。

まとまったお金が一度に入ることは少ないですが、月に10〜20万円の安定収入を目指すことができるのが、アンティークコイン転売の大きな魅力です。

本当の価値は「一生使える稼ぐスキル」が身につくこと

アンティークコイン転売の本質的な価値は、「コインを売ってお金を稼ぐ」ことそのものよりも、「稼ぐスキルが身につくこと」にあります

相場を読む力や仕入れの目利き、売り方の工夫、そのすべてが収入面における安心につながります。たとえば定年後や本業での収入がなくなったとき、アンティークコイン転売で培ったスキルは大きな資産となるでしょう。

将来の経済不安に備える「もう一本の収入の柱」

物価高や不安定な為替、年金の先行きなど、最近の日本の経済状況は不安定です。こうした状況だからこそ、個人の力で稼ぐスキルは自分の将来や家族を守る備えとなります。

その上アンティークコインは、趣味としても楽しめる実物資産です。好きなことに取り組みながら収入にもなる、理想的なビジネスモデルとも言えます。

成功の鍵は「知識」と「情報」

アンティークコイン転売で成功するには「どのコインが、いくらで仕入れられて、いくらで売れるのか」を把握しておくことがポイントです。

相場観と情報力が、アンティークコイン転売の鍵となります。

こうしたノウハウは、物販総合研究所でしっかり学べます。気になる方は、以下の記事をまずチェックしてみてください。

(関連)アンティークコイン転売のリアルを公開!実例をまるっと見せます!

【種類別】価値が下がりにくいアンティークコインの選び方と代表例

アンティークコイン投資・転売を成功させるためには、10年20年後も、変わらず価値を保てるコインを見つけ出すスキルが欠かせません。

ここからは、将来的な資産価値を持つコインを見分けるポイントと、代表的なアンティークコインを紹介します。

投資・転売に共通する「価値あるコイン」の3つの条件

投資・転売に共通する「価値あるコイン」の3つの条件

アンティークコインは種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。しかし実は、価値が下がりにくい鉄板コインには共通する以下の3つの条件があります。

条件1:圧倒的な知名度と人気

価値が上がるコインに共通しているのは、「欲しい人が多い」というシンプルな事実です。

そして欲しい人が多いコインは、知名度と関連しています。無名の画家よりピカソの作品の方が高く売れるのと同じ理屈です。

人気が出るコインの特徴

  • 歴史的な重要人物が描かれている(例:ヴィクトリア女王、ナポレオン)
  • 芸術的なデザインで評価されている
  • 背景にストーリーがある(戦争、即位、記念など)

条件2:高い希少性(発行枚数・現存枚数)

いくら人気があっても、市場に大量にあれば価格は上がりません。逆に、数が少なければ少ないほど、希少価値は跳ね上がります。その上状態が良ければ、より一層需要が高まります。

ただし、いくら希少価値があり状態が良いものであっても、それほど需要が高くないケースも稀にある点には注意が必要です。

価値と需要のバランスを判断するのはとても難しく感じますが、アンティークコインの知識をじっくり身につけていくことで、目利きができるようになります

そうして条件にぴったりのコインと出会ったときは、喜びもひとしおです。

条件3:鑑定によるグレード(状態の良さ)

条件2でも触れましたが、コインの状態は重要なポイントです。

美術品やコレクション系のおもちゃ、古書などもそうであるように、アンティークコインも保存状態(グレード)によって価格が大きく変化します

コインのグレードは、「PCGS」や「NGC」などの鑑定機関が1〜70のグレードで評価しています。数字が大きいほど状態が良く価値が高くなるため、仕入れ時の目安にすると良いでしょう。

さらに、「未使用品(MS)」や「準未使用品(AU)」といった表記も、商品の状態を見分けることに役立つので覚えておくと便利です。

代表的な人気アンティークコイン3選

代表的な人気アンティークコイン3選

ここからは、投資・転売どちらでも高い評価を受けている人気コインを紹介します。

ウナとライオン(イギリス)

「ウナとライオン」は1839年にイギリスで発行された、ヴィクトリア女王の描かれた5ポンド金貨です。

世界で最も美しいコイン」と称され、コレクターの間ではまさに憧れの存在として、現在でも高い需要があります。

ゴシッククラウン銀貨(イギリス)

アンティークコイン界では、銀貨も高い人気を誇ります。

「ゴシッククラウン銀貨」は金貨の「ウナとライオン」と同じく、ヴィクトリア女王時代に作られた銀貨の最高傑作です。ゴシック様式の美しいデザインと、流通を前提としない試作貨という希少性が、コレクターの心を刺激します。

セントゴーデンス ダブルイーグル(アメリカ)

「セントゴーデンス ダブルイーグル」は20世紀初頭のアメリカで発行された20ドル金貨です。

自由の女神を描いた躍動的なデザインで、「アメリカで最も美しい金貨」とも言われています。発行年や状態で価格が大きく変わるため、投資対象として仕入れることが多い種類です。

同じコインでも目的で変わる「着眼点」の違い

アンティークコインは、「どのコインを買うか」だけでなく「なぜ買うか」も大切です。

同じコインでも、投資か転売かで注目すべきポイントが変わってきます。

長期投資の場合:資産としての安定性を重視する

投資目的でアンティークコインを購入する場合は、確実に価値が上がるものを選ぶことが重要です。

しかしアンティークコイン初心者のうちは、価値が確実に上がるコインを判断するのが難しいもの。目利きに自信がつくまでは、王道コインを選んでおくと良いでしょう。

先ほど紹介したような人気が安定しているコインを選べば、失敗のリスクをぐんと減らせます。

さらに注目すべきポイントは「10年後にも欲しい人がいるか?」という視点です。目先の価格の安さではなく、相場が安定していて大きくブレないタイプのコインを選ぶことも、押さえておきましょう。

短期転売の場合:価格差が生まれるポイントを狙う

一方、転売で利益を出したいなら、「どこで安く仕入れて、どこで高く売るか」が鍵となります。

同じグレードでも市場価格より安く出品されているものや、海外では人気があるものの日本ではまだ知名度が低い穴場の銘柄などを見つけることで、利益を得やすくなります。

「価値のあるコインを見つけたはずなのに売れない…」と壁にぶつかったときは、以下の記事を参考にしてみてください。悩みの答えが見つかるかもしれません。

(関連)アンティークコインが売れない原因は2つだけ!今すぐできる対処法とは?

【重要】信頼できるアンティークコイン販売店の見分け方4か条

【重要】信頼できるアンティークコイン販売店の見分け方4か条

アンティークコインを安心して手に入れるために、「どこで買うか」を迷う方が少なくありません。

ここでは、悪質な業者に引っかからないための見極めポイントを押さえておきましょう。

1. PCGSかNGCの鑑定コインを扱っているか

信頼できるアンティークコイン販売店は、鑑定済み(グレーディングされた)コインを中心に扱っています

とくに「PCGS」「NGC」は世界的に信頼されている2大鑑定機関です。これらのスラブ入りコインをどれだけ販売しているかを、チェックしておきましょう。

2. 販売元が明確で、販売実績(評価やレビュー)が豊富か

販売者の情報の有無も、信頼できる販売店かどうかを見極めるポイントとなります。

国内サイトならサイト下部にある「特定商取引法に基づく表記」をチェックし、会社名・住所・電話番号・代表者名が明記されているかどうかを確認してみましょう。

eBayなど海外オークションサイトを活用する場合は出品者のプロフィールページをチェックしてみてください。高評価の実績があるか、コメント欄にトラブル報告がないかなどを確認し、信用できる出品者かどうかの判断材料にしましょう。

3. 在庫が豊富で、幅広い価格帯を扱っているか

コインを購入する際は品揃えが充実している販売店を、優先的に選ぶと良いでしょう。

在庫数の多さは、業界内での信頼度に比例します。同業者とのつながりがあり仕入れルートが安定していることや、販売経験の豊富さなどを意味します。

また、幅広い価格帯のコインを扱っているお店であれば、仕入れるコインの選択肢も広く、自分の予算や好みに本当に合った一枚を見つけやすくなります

とくに海外のショップはこの点において優れている場合が多いため、仕入れ先として検討してみると良いでしょう。

4. 購入後のサポートや買い戻し保証があるか

アンティークコインは購入したら終わりではありません。購入後の保管は正しく行い、万が一コインに不備があれば返品も検討しなくてはならないためです。

こうした購入後の相談やトラブルに対応してくれるお店は、とても心強い存在と言えます。

信頼できるお店であるかどうかを判断するために、対応力や返品ポリシーなどを、確認しておきましょう。

アンティークコイン投資にかかる税金の基本

アンティークコインは実物資産ですが、購入するときや売るとき、相続・贈与するときには、税金がかかることがあります。

ここでは押さえておきたい 税金に関する3つのポイントを簡単に紹介します。

※税金の詳細は、必ず税理士や所轄の税務署にご確認ください。

購入時に消費税はかかる?

アンティークコインを購入する際は、消費税がかかります

国内の通常の消費税(10%)はもちろん、海外から輸入した場合でも輸入消費税(こちらも基本は10%)が発生するので、注意しましょう。

売却益は原則「譲渡所得」に

アンティークコインを売って利益が出た場合、それは「譲渡所得」として扱われます。

ただし、保有期間で課税の計算方法が変わるため注意が必要です。

詳細は以下のリンクを確認してください。

(参考)国税庁|No.3202 譲渡所得の計算のしかた(分離課税)(別タブで開きます)

相続・贈与する場合の税金について

アンティークコインは、相続や贈与の対象財産にもなる場合があります

家族間での引き継ぎを考えている方は、資産としてカウントしておいてください。

よくある質問【FAQ】

アンティークコイン投資を始める前に、よく寄せられる質問と回答を3つ紹介します。不安点をなくし、安心してアンティークコイン投資・転売をスタートさせるために役立ててください。

どのくらいの資金から始められますか?

一概には言えませんが、10万円〜30万円程度の予算から始める方が多いです。

この価格帯でも歴史的な価値があり人気も高い銀貨や、小型の金貨などを選ぶことができます。最初は無理せず、手に取りやすいコインから経験を積むのがおすすめです。

コインの保管方法はどうすればいいですか?

アンティークコインの保管は、銀行の貸金庫や自宅の耐火金庫などがおすすめです。

銀行の貸金庫は安全性が高く安心して預けられます。ただし年会費がかかることや、銀行の営業時間しか出し入れできない点に注意が必要です。

自宅の耐火金庫であれば、すぐに取り出すことができます。一方で貸金庫ほど防犯性は高くないことは、考慮しましょう。

売却(出口戦略)はどのように行いますか?

コインを売るときの代表的な方法は、以下の3つです。

①購入した販売店に買い取ってもらう

②コイン専門のオークションに出品する

③個人間で売買する(ネットオークションなど)

手軽に売却したい場合は、①の購入した販売店がおすすめです。希少なコインで高値が期待できそうな場合は、②のコイン専門のオークションを検討してみましょう。

価格交渉や相場判断のスキルが高いのであれば、③のYahoo!オークションやeBayにチャレンジするのもひとつの選択肢です。

このあと紹介する無料セミナーも、参考にしてみてください。

自分に合った戦略でアンティークコインを始めよう!

アンティークコインの「投資」と「転売」は、どちらの道が優れているという訳ではありません。大切なのは、ご自身の性格やライフプランに合った戦略を選ぶことです。

そして、どちらの道を選ぶにせよ、成功への鍵は「正しい知識」が握っています。

もしあなたが「アンティークコイン投資」という言葉に少しでも心を動かされたのなら、その選択肢の一つとして「アンティークコインビジネス」という、継続的に利益を生み出すスキルのことも、ぜひ頭の片隅に置いておいていただけたらと思います。

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