クラファン経験者100人にアンケート|人気サイトランキングと選び方のポイント

物販総合研究所では、クラウドファンディングの起案者と利用者がどのサービスを利用しているかについて、アンケート調査を行いました。
アンケートに回答したのは、以下の方々です。
- クラウドファンディングを立ち上げた経験が一回でもある「起案者」:50名
- クラウドファンディングのプロジェクトに一回でも支援したことがある「出資者」「応援購入者」:100人
どのサイトが起案者や支援者に人気があるのか、アンケート結果を元に解説します。
【独自調査】クラウドファンディング経験者の利用は3大サイトに集中!


アンケートの結果、支援者・起案者ともに人気のクラファンサイトは1位「CAMPFIRE」、2位「Makuake」、3位「READYFOR」でした。この3サイトは購入型クラファンの代表的なサイトなので、知っている方が多いのではないでしょうか。
とくに「CAMPFIRE」と「Makuake」を使うと答えた利用者が全体の約4分の3を占めており、高い人気がうかがえます。3位のREADYFORは寄付型のクラファンにも強いサイトです。
続いて、アンケートの回答者がサイトを選ぶときにどのようなポイントを重視していたのかを見ていきましょう。
各クラウドファンディングサイトについては、後ほど詳しく解説します。
クラファンサイトを選びに重要な4つのポイント

利用するサイト選びでは、どのようなポイントを重視しているのかについてアンケートを取った結果、以下のポイントが上位に挙がりました。
- 1位:サイト訪問者数・利用者数
- 2位:手数料
- 3位:サポートの充実
- 4位:審査スピード
1位に挙がった「サイト訪問者数と利用者数が多いサイト」は、多くの人にプロジェクトを見てもらえる可能性が高く、支援を集めやすいメリットがあります。
また、サイト選びでは、プロジェクトが成功した場合、集まった支援金から引かれる「手数料」も気になります。手数料を抑えれば、その分活動にかける費用を増やせるからです。
サイトによっては、起案者を「サポート」するプランがいろいろ用意されています。内容はサイトによって異なるため、自分に必要なサポートがあるかどうかを基準にサイト選びをしたほうがいい場合もあります。
クラウドファンディングではプロジェクトをスタートするために審査を受けることが必要です。審査に数日かかる場合も多いため、なるべく早く資金調達したい場合は、「審査スピードの早さ」で選ぶのもおすすめです。
【サイト選びの前に】これだけは知っておきたい!クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングは、出資を集める目的やプロジェクト後に出資者に「リターン(お返し)」があるかどうかなどによって、大きく3つの種類に分かれます。
クラウドファンディングを始める前に、まずはこの違いを知っておきましょう。
| 購入型 |
|
|---|---|
| 寄付型 |
|
| 金融型 |
|
この記事では、さまざまなクラウドファンディングサイトを紹介していきますが、「クラウドファンディングの詳しい種類や仕組みが知りたい」という場合は、以下の記事も参考にしてください。
(関連)【図解】クラウドファンディングとは?専門用語なしで簡単に解説します!
【3大人気サイト】アンケートで選ばれたTOP3を徹底解説

クラウドファンディングサイトは国内外に数多くあります。まずは国内で人気の3つのサイトを紹介します。
1. CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

「CAMPFIRE」は、累計プロジェクト数は10.3万件以上、累計支援額は1,000億円以上と、国内トップクラスの実績を誇るクラウドファンディングサイトです。
幅広いジャンルのプロジェクトが掲載されているため、初心者でも参加しやすいサイトです。
支援者が商品やサービスをリターンとして受け取る「購入型」のプロジェクトが中心になります。
【こんな人におすすめ】
- クラウドファンディングの経験が少なく、サポートが受けたい初心者
- 幅広いユーザーにプロジェクトを支援してほしい人
- 商品開発のためにテストマーケティングをしたい人
| 手数料(税別) | サービス利用料12% + 決済手数料5% |
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)CAMPFIRE公式サイト(※別タブで開きます)
CAMPFIREについては、以下の記事で会員登録やプロジェクトの作成の仕方を詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
(関連)キャンプファイヤーの特徴&クラウドファンディングのやり方!
2. Makuake(マクアケ)

「Makuake(マクアケ)」は、サイバーエージェントグループが運営する購入型のクラウドファンディングサイトです。
国内未発売の商品や先端技術を活用した製品などを世に出す場として、多くの企業やクリエイターが利用しています。
【こんな人におすすめ】
- 新しい商品やサービスをいち早く体験したい人(応援購入者)
- 新商品などのテストマーケティングがしたい人(起案者)
- サポートを利用したいクラウドファンディング初心者
| 手数料(税別) | 20%前後(※決済手数料を含む) |
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)Makuake公式サイト(※別タブで開きます)
3. READYFOR(レディーフォー)

「READYFOR(レディーフォー)」は、2011年に日本初のクラウドファンディングサービスとしてスタートしました。2017~2018年には、成功率約75%の実績があるサイトです。
医療・福祉・教育・地域活性化など、社会課題に関するプロジェクトを多く扱っています。
「購入型」だけでなく「寄付型」のプロジェクトも展開しているため、リターンを用意しないプロジェクトも可能です。
【こんな人におすすめ】
- サポートを受けたい初心者
- 寄付を募りたい人
- 公共性の高いプロジェクトを立ち上げたい人
| 手数料(税別) | サービス利用料9% + 決済手数料5% |
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)READYFOR公式サイト(※別タブで開きます)
【目的別】その他の注目クラウドファンディングサイト11選

伝えたいこと・対象がはっきりしている場合や、特定のジャンルの活動を支援してほしい場合は、ジャンルをしぼった特化型のクラウドファンディングサイトのほうが支援が集めやすくなります。
ここでは、特定のジャンルに強みを持つサイトを紹介します。
4. GREEN FUNDING|ガジェット・ものづくりに強い

「GREEN FUNDING」は、企業が独自のクラウドファンディングページを持てるモール型のクラウドファンディングです。
TSUTAYAや蔦屋書店などを展開しているCCC(TSUTAYA)グループの支援を受けているので、リアル店舗で商品を展示するチャンスもあります。
【こんな人におすすめ】
- リアル店舗との連携を活用したい人
- 独自のページでブランド力を活かしたい人
- 海外展開を視野に入れている人
| 手数料 | 【スタンダードプラン】 手数料:支援額の2%(決済手数料4%含む) 初期費用・月額費用:なし 【パートナープラン】 手数料:支援額の13%(決済手数料4%含む) 初期費用:130万円(税抜) |
|---|---|
| 方式 | All-or-Nothing |
| サイトの強み |
|
(参考)GREEN FUNDING公式サイト(※別タブで開きます)
5. MotionGallery|エンタメ・アートに強い
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「MotionGallery」は、アート・映画・音楽などクリエイティブな分野に特化したサイトです。海外展開を視野に入れている場合は、Indiegogoにも同時に掲載することが可能です。
共感したプロジェクトに支援する仕組みで、ファンとのつながりが強く、熱量の高い支援者に支援を呼びかけられます。
また、500円程度から支援できるため、幅広い層から支援を集めやすいのも魅力です。
【こんな人におすすめ】
- アーティストやクリエイター
- 少額から支援したい人(支援者)
- 支援者とつながりを大切にしたい人
- 海外でも活動したい人
| 手数料(税別) |
|
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)MotionGallery公式サイト(※別タブで開きます)
6. Kibidango|海外製品・プロダクトに強い

「Kibidango」は、ユニークなガジェットやライフスタイルに関するプロジェクトが多い、物販系の購入型クラウドファンディングサイトです。
プロジェクト開始前からユーザーの反応が集められる仕組みがあるのが特徴です。
Kibidangoが自ら海外製品を紹介するプロジェクトも多く、実際に支援を募ることでノウハウを蓄積しています。
【こんな人におすすめ】
- 商品を開発・販売したい人
- 手厚いサポートが受けたい人
- 海外製品を日本で展開したい人
| 手数料(税別) | 利用手数料:15%(決済手数料含む) |
|---|---|
| 方式 | All-or-Nothing |
| サイトの強み |
|
(参考)Kibidango公式サイト(※別タブで開きます)
7. For Good|社会貢献に特化

「For Good」は、社会課題を解決する取り組みへの支援に特化したサイトです。起案者の想いに共感した人から資金を募る仕組みが作られています。
掲載手数料は起案者ではなく支援者が負担する仕組みなのが特徴です。そのため、起案者は手数料0円で参加でき、資金調達のハードルが低くなるメリットがあります。
支援者は一度だけ支援することもできますが、継続的に支援金を送って応援する方法を選択することも可能です。
「For Good」は、プロジェクトが公開されるまでのスピードが速く、最短1日で公開できる場合もあります。
【こんな人におすすめ】
- 社会に貢献したい思いがある人
- 支援者とつながりたい人
- 手数料を抑えたい人
| 手数料 | 掲載手数料0円 |
|---|---|
| 方式 | All-in |
| サイトの強み |
|
(参考)For Good公式サイト(※別タブで開きます)
8. ubgoe|エンタメに特化

「ubgoe」は、アート、イベント、プロダクト制作、などエンタメ系に特化した購入型のクラウドファンディングです。
掲載手数料0円で掲載者からは一切手数料を取りません。そのため、起案者は成功した場合100%の資金が受け取れます。
また、支援者が任意の金額を上乗せして支援できる「心づけ」という仕組みや、コメント機能などがあるので、支援者とのつながりやすいのが特徴です。
【こんな人におすすめ】
- エンタメ系のプロジェクトを立てたい人
- 手数料を抑えたい人
- 支援者とつながりたい人
| 手数料 | 手数料0円 |
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)ubgoe公式サイト(※別タブで開きます)
9. Soreosu|アニメ・ゲームコラボ特化

「Soreosu」は、アニメ・声優・ゲームなどのエンタメ分野に特化しています。
アニメイトが運営し、ファンの「推したい!」という気持ちを形にすることを目的としています。
クリエイターや企業とファンが一緒に企画を盛り上げる共創型のプラットフォームで、リワード(お礼)として限定グッズや体験が提供されるのが特徴です。
【こんな人におすすめ】
- アニメやゲームに関する活動をしている人
- ファンとつながりたい人
| 手数料(税込) | 最大18% |
|---|---|
| 方式 |
|
| サイトの強み |
|
(参考)Soreosu公式サイト(※別タブで開きます)
10. academist|学術研究に特化

「academist」は、日本初の学術系クラウドファンディングサービスです。
研究者が自分の研究テーマについて発信し、それに共感したサポーターが支援します。科学、医療、教育、社会課題など、幅広い分野の研究テーマのプロジェクトを扱っています。
また、「スポット支援型」と「月額支援型」両方のプロジェクトがあり、継続的な支援も可能です。
【こんな人におすすめ】
- 若手研究者や大学院生など研究しているテーマがある人
- 支援者とイベントや研究報告で交流したい人
- 継続的な支援を受けたい人
| 手数料 | 成功報酬17% + 決済手数料3% |
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)academist公式サイト(※別タブで開きます)
11. 未来ショッピング|事業性・技術力を重視

「未来ショッピング」は、日本経済新聞社が運営する購入型・寄付型クラウドファンディングサービスです。
ビジネス創出や地域活性化を目的としたプロジェクトを支援しています。
伝統工芸、地域振興、ラグジュアリー商品、健康、テクノロジー、女性活躍、スキルアップ、エンタメなどジャンルが多彩です。
日経電子版の会員にもアピールすることもできますまた、LINEの公式パートナー「ENjiNE」にも同時掲載できるため、LINEユーザーにも広く訴求できるメリットがあります。
【こんな人におすすめ】
- 地域の魅力を発信したい人
- 高価格帯や高品質の商品を扱う人
| 手数料 | 掲載手数料20% + 決済手数料2.8% |
|---|---|
| 方式 | All-in / All-or-Nothing ※選択可能 |
| サイトの強み |
|
(参考)未来ショッピング公式サイト(※別タブで開きます)
12. ACT NOW|地域活性化に強い

「ACT NOW」は、地域活性化をテーマにした北海道発のクラウドファンディングサービスです。
北海道を中心として、地元の人々の声を反映したプロジェクトが多く、地域とのつながりが強い特徴があります。
また、教育、福祉、スポーツ、イベント、商品開発など幅広いテーマに対応しているため、初心者でも参加しやすいのが特徴です。
【こんな人におすすめ】
- 北海道で活動している人
- 地元の課題や魅力を発信したい人
- 継続的に活動資金を得たい人
| 手数料(税別) | 利用手数料10%(決済手数料、送金手数料を含みます) |
|---|---|
| 方式 |
|
| サイトの強み |
|
(参考)ACT NOW公式サイト(※別タブで開きます)
13. FUNDINNO|株式投資型

「FUNDINNO」は、日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスです。
支援者は「寄付」ではなく「投資」として企業の株式を取得します。
公認会計士や弁護士などの専門家による審査を通過した企業のみ掲載しているので安心感もあり、個人投資家が未上場のベンチャー企業に対して約10万円から少額で投資できるのも魅力です。
【こんな人におすすめ】
- ベンチャー企業を応援したい個人投資家
- 少額から投資を始めたい人
- 節税を意識している人(「エンジェル税制」の優遇を受けられる場合がある)
| 手数料 | (記載なし) |
|---|---|
| 方式 | All-or-Nothing |
| サイトの強み |
|
(参考)FUNDINNO公式サイト(※別タブで開きます)
14. CAMPFIREふるさと納税

「CAMPFIREふるさと納税」は、地方自治体が「CAMPFIRE」にプロジェクトを掲載し、寄附を募るサービスで、地域の課題解決や、魅力発信を目的としたプロジェクトを支援しています。
通常のふるさと納税と同様に、寄附に対して自治体から返礼品が提供されます。
確定申告不要で、寄附控除が受けられる「ワンストップ特例制度」にも対応しているため、節税を意識している方にもおすすめです。
【こんな人におすすめ】
- ふるさとや好きな地域など応援したい地域がある人
- 税制優遇を受けながらクラウドファンディングを始めたい人
- 社会貢献に関心がある人
| 手数料 | 個別契約により決定 |
|---|---|
| 方式 | All-or-Nothing |
| サイトの強み | 国内最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」が運営 税制優遇が受けられる 自治体との連携が強い |
(参考)CAMPFIREふるさと納税公式サイト(※別タブで開きます)
よくある質問【FAQ】

クラウドファンディングのおすすめサイトを紹介してきましたが、クラウドファンディングについて以下のような疑問点が残っているかもしれません。
それぞれの質問に回答していきます。
また、クラウドファンディングのやり方やコツに関する疑問がある場合は、以下の記事の解説を参考にしてください。
(関連)【完全攻略】クラウドファンディングのやり方の全て|差別化戦略も公開!
目標金額に達成しなかったら、お金はどうなりますか?
プロジェクト終了後に受け取れる金額は、サイトが採用しているクラウドファンディングの方式によって異なります。
| All-or-Nothing方式(達成型) | 目標未達の場合、支援金は一切受け取れない (全額返金される) |
|---|---|
| All-in方式(実行型) | 目標未達でも、集まった分の支援金は全額受け取れる |
サイトによって採用している方式が異なります。両方の方式から選べる場合もありますが、挑戦したいサイトがどちらの方式を採用しているのかを、事前に必ず確認しておきましょう。
手数料以外に、かかる費用はありますか?
掲載手数料や決済手数料がかからない場合でも、プロジェクト終了後にリターンを用意するための製作費・梱包費・送料などの費用が必要になります。
また、支援金で利益が出た場合は、所得税や法人税などの税金がかかる可能性もあります。
これらの手数料については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
(関連)【一覧表あり】クラウドファンディング主要12サイトの手数料を比較!
プロジェクト掲載に審査はありますか?
プロジェクトの掲載には、審査を受ける必要があります。
プロジェクトは作成しただけでは、スタートできません。審査は、プラットフォームの信頼性を保ち、支援者を保護する目的で行われています。
審査では、以下のようなポイントが重視されます。
【審査されるポイント】
- プロジェクトが規約やルールに則っているか
- プロジェクトの目的
- 資金の用途
- リターンが必ず提供できるか など
審査というとハードルが高く感じるかもしれませんが、しっかり計画を立てていれば心配しすぎる必要はありません。
審査結果によっては、プロジェクトの修正を求められる場合もあります。指摘された内容をきちんと反映させれば大丈夫です。
最適なサイトを選んで、プロジェクト成功の確率を上げよう!
今回は、クラウドファンディング経験者100名への独自調査を元に、おすすめのサイトを一気に紹介しました。
調査結果から見えた最も重要なポイントは、まず「CAMPFIRE」「Makuake」「READYFOR」の3大サイトを比較検討することが、プロジェクト成功への確実な一歩であるということです。
また、あなたの目的が「ガジェットの先行販売」や「アート活動の支援」など明確な場合は、ジャンル特化型のサイトも有力な選択肢となります。
サイト選びは、あなたのプロジェクトの成否を分ける重要な第一歩。より深い情報があった方が、挑戦もしやすくなります。
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