eBay広告(Promoted Listings)とは?

eBay広告(正式名称:Promoted Listings)とは、eBayの検索結果や商品ページなどの目立つ場所に、意図的に自分の商品を露出させるプロモーション機能のこと。
eBay広告は、「せっかく出品したのに全然見られない」「最近ライバルが増えて売上が落ちてきた」という場合に有効です。費用さえ捻出できれば、即効性のある施策として期待できます。
実際にこの記事の著者である尾藤も、eBay広告をかけたら翌月の売上が約2倍になり、現在は全体の約30%が広告からの売上で推移している状況です。eBayでの売上をブーストさせる上で、広告は重要な存在となっています。
eBay広告の主なメリット・デメリットは、以下の通りです。
- メリット:検索結果や関連商品ページなど、バイヤーの目に留まりやすい場所に表示され、アクセス数と売上の増加に直結する
- デメリット:商品が売れた際(またはクリックされた際)に広告手数料が引かれ、事前の利益計算を怠ると赤字になるリスクがある
この記事では、eBay広告のデメリットを踏まえた上で、リスクを抑えながら賢く運用するコツをお伝えしていきますね!
eBay広告の主な種類と特徴・費用の目安

広告運用と聞くと、「ハードルが高い」「リスクが大きそう」と感じるかもしれません。しかし、仕組みさえ理解すれば、初心者でも利益をコントロールしながら安全に運用することが可能です。
メインで使うべきeBay広告には2種類あるので、それぞれの特徴と費用の目安を押さえていきましょう。事前に利益計算を行い、あなたに合った運用をすることが大切ですよ!
Promoted Listings General(成果報酬型)

eBayで多くのセラーが利用しているのは、「General(旧Standard)」という種類の広告です。
あらかじめ、自分で「売れたら〇%の手数料を支払う」というパーセンテージ(Ad Rate)を設定する成果報酬型です。クリックされただけでは費用はかからないので、初心者でも導入しやすいのが最大の魅力となっています。
| 特徴 | 広告経由で商品が「売れた時だけ」手数料が発生する成果報酬型 |
|---|---|
| 表示場所 | 検索結果の中〜下段や、他の商品ページの下部(関連商品枠)など |
| 費用の目安(Ad Rate) | 商品価格の2~100%の間で設定可能 |
広告手数料は2~100%まで柔軟に設定できるので、状況に合わせて調整が可能です。
(参考)eBay|Promoted Listings – General(※別タブで開きます)
Promoted Listings Priority(クリック課金型)

もう一つが、より積極的な広告の「Priority(旧Advanced)」。検索結果の一番目立つ特等席を独占できますが、クリックされるだけでコストがかかるため、初心者にはハードルが高めです。
まずはGeneralで手堅く露出を増やし、どうしても一気に売り捌きたい主力商品などに限定してPriorityを検討するのがおすすめですね。
| 特徴 | 商品が売れたかどうかにかかわらず、広告が「1回クリックされるたび」に費用が発生するクリック課金型(CPC) |
|---|---|
| 表示場所 | 検索結果の「最上部(トップ枠)」がメイン |
| 費用の目安(Ad Rate) | 1クリックあたり数セント~数ドル(キーワードによって変動)で、1日の上限予算(Daily Budget)を設定して運用 |
(参考)eBay|Promoted Listings - Priority(※別タブで開きます)
【要注意】Generalで広告費が発生するパターン

ここまでの説明で、「eBay広告をやるなら、まずはGeneralだな!」と思った人は、ぜひ続きも読んでみてください。
実は、Generalで課金されるパターンは、イメージと異なる部分があるので要注意なんです…!2つのパターンに分けて見ていきましょう。
1. 広告をクリックした本人が購入する

まず基本のパターンは、設定したAd Rate(広告手数料)が引かれるものです。
例えば、バイヤーのAさんがあなたのGeneral広告をクリックし、「30日以内」にAさんがその商品を購入した場合が該当します。成果報酬型として非常に分かりやすく、納得できる真っ当な課金パターンですね。
2. クリックした人とは別の人が購入する

問題は、最新ルールの「Any-Clickモデル」です。
例えば、バイヤーのAさんが広告をクリックしたものの、結局Aさんは買わなかったとします。しかし、Aさんが広告をクリックしてから「30日以内」に、全く別のバイヤーBさんが広告を経由しない「自然検索」から同じ商品を購入した場合が要注意…!
普通は広告料が発生しないと思ってしまいますが、eBayの場合、Bさんは広告を見ていないにもかかわらず、「誰か(Aさん)が広告をクリックしてから30日以内に売れたから」という理由で、広告手数料が引かれるという仕組みになっています。
つまり、「誰か1人でも広告をクリックすれば、その後30日以内に誰が・どこから流入して買っても広告費が取られる」というモデル(ちょっと恐ろしい…!)。
一点モノの中古品であれば影響は小さいですが、1つの商品ページで在庫を複数持ち、同じ商品を何度も販売している場合は危険かも…!誰か一人のクリックが引き金となり、その後30日間に売れた同じ商品すべてから広告費が引かれるという事態に陥りかねません。
「もともと利益が薄い商品」や「複数在庫の商品」にGeneral広告をかける際は、「Any-Clickモデル」の仕組みを忘れないようにしましょう。
【図解】eBay広告の始め方・設定手順

eBay広告の仕組みや注意点が分かったところで、ここからは初心者におすすめな「General広告」の基本的な始め方を解説します。画像つきで手順を解説しているので、そのままマネすればOKです。
なお以下の動画では、この記事の著者である尾藤がeBay広告について詳しく解説しています!動画の方がとっつきやすいという人はチェックしてみてくださいね。
①Seller Hubの「Advertising」タブを選択
eBay広告を設定するには、まずMy eBayから「Selling」をクリックし、管理画面である「Seller Hub(セラーハブ)」を開きます。

そして、上部のメニューバーにある「Advertising」をクリックしましょう。

②「Create new campaign」からキャンペーンを作成
広告のダッシュボード画面が開いたら、画面右上にある青いボタン「Create new campaign」をクリックします。

そして、一番上の「リスティングを宣伝する」を選択します(オフサイトプロモーションはeBay外での露出なので、初心者の人は基本的に使いません)。
※ここからはブラウザ翻訳を使用しており、日本語の画像になります。

さらに下に進むと、広告タイプを選ぶところがあるので、「一般的な(General)」を選択しましょう。

③広告対象商品の選択とパーセンテージを設定
続けて、「+リストを追加する」をクリックします。

広告をかけたい商品にチェックを入れていきましょう。

下の方に表示される「広告料金戦略を選択する」は、「固定広告料金」を選択します。

そして、「Ad Rate(広告手数料のパーセンテージ)」を設定します(2~100%)。

最低値の「2%」を入力すると、「推奨値は5%以上」といった表示が出ますが、最初は2%など無理のない範囲でOKです!
あとは、キャンペーン名と期間を設定してスタートしましょう。

④Advertising Dashboardでの一括管理・編集
eBay広告の設定が完了すると、Advertisingのトップ画面(ダッシュボード)に、作成したキャンペーンが表示されます。
広告運用中は、現在のクリック数や売上などのパフォーマンスを確認できるだけでなく、パーセンテージを変更したり、広告をストップしたりすることが可能です。
いきなり最適な設定をするのはプロでも難しいです。「効果があるものはパーセンテージを上げる」「効果がないものは中止する」など、状況を見ながら細かく調整していきましょう。
eBayプロモーションの3大ポイント

eBay広告はただ出すだけでなく、もちろん成果につなげることが最重要!ここからは、eBayで広告を活用しつつ、赤字を出さずに売上を最大化するためのポイントを3つ解説していきます。
1. 全商品への「とりあえずGeneral広告」は慎重に
前述の通り、eBayのGeneral広告には「誰か1人でもクリックすれば、別の人が買っても課金される」というルールがあります。そのため、出品している全商品に一括で広告をかけるような「とりあえずGeneralに設定」といった運用は、慎重に検討すべきです。
まずは「需要の高そうな一部の商品で試す」など、工夫しながら運用することが大切。
また、そもそも需要がない商品を出品してしまっているケースなどもあるので、「広告以外に改善できることはないかな?」という人は、以下の記事もチェックしてみてください。
(関連)【完全版】eBayで売れないときに確認すべき7つの原因と劇的に売れる改善策
2. 広告手数料を含めて利益計算をする
広告をかけると、通常のeBay落札手数料や海外送料に加えて、設定した「Ad Rate(広告手数料)」がさらに引かれます。
「売れたのに手元にお金が残っていない…」という事態を防ぐため、出品前の利益計算の段階で、必ず「もし広告費が○%引かれたら、最終的な利益はいくらになるか?」を必ずシミュレーションしておきましょう。
以下の記事は計算機つきになっており、eBay輸出の利益計算が手軽にできます!「利益計算ってややこしいし、面倒…」という人は、ぜひ使ってみてくださいね。
(関連)【計算機つき】eBay出品の手数料っていくら?実例と計算シートも紹介!
3. SEO対策も並行して行う
広告はあくまで「露出を一時的にブーストするツール」で、魔法の杖ではありません。根本的なインプレッションを底上げするには、eBayの検索エンジンに好まれるページ作り、つまり「SEO対策」が不可欠です。
「魅力的なタイトルをつける」「Item Specifics(詳細情報)をしっかり埋める」といった基本のSEO対策を並行して行うことで、広告の費用対効果もさらに高まります。eBayでのSEO対策については、以下の記事で分かりやすく解説しています!
(関連)【完全版】eBayのSEOとは?売上を劇的に伸ばすSEO対策10選
eBay広告に関するよくある質問

最後に、eBay広告についてよくある3つの質問にも回答していきますね!
Q1. eBay広告はかけた方がいい?
A. 利益がしっかり残る範囲であれば、活用するのがおすすめです。
まずは、リスクの少ないGeneral(成果報酬型)を2~3%といった低めのパーセンテージで設定し、露出の底上げを図ってみましょう。赤字にならないようリスク管理は求められますが、即効性のある施策として効果が期待できます。
Q2. eBay広告が設定できないのですが。
A. アカウントのステータス(セラーレベル)を確認してみましょう。
eBay広告は、アカウントを作成したばかりの新規セラーや、セラーレベルが「Below Standard(基準未満)」に下がってしまっているセラーは利用できません。
広告を利用するため、まずは「Above Standard(標準)」以上のステータスを維持しつつ、ある程度の販売実績を積んでいきましょう。
Q3. 中古品などの一点モノって広告の意味ある?
A. 需要のある商品なら、大いに意味ありです。
一点モノやニッチな商品であっても、バイヤーの目に触れやすくなれば売れる可能性は上がります。どの程度まで広告費を捻出できるか検討した上で、General(成果報酬型)から始めてみてください。
eBay広告を使いこなしてライバルに差をつけよう!

eBay広告は、思い切ってやってみることが大切なんだ。

はい! 僕も、少し広告を出してみようと思います!
eBay広告(Promoted Listings)は、使いこなせば売上を飛躍的に伸ばすことができる強力なツールです。
特に、成果報酬型のGeneral広告は「売れた時だけ手数料が発生する」ため、初心者でも比較的低リスクで導入できますよ!
まずは、2~3%の低いパーセンテージからスタートして、インプレッションの変化や利益率を確認しながら、あなたにとって最適な設定を見つけてみてくださいね!
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