メルカリの「値下げ交渉」とは?
メルカリでは、公式コラムの「メルカリ Column」にあるように、値下げ交渉が頻繁に行われています。
メルカリでは購入者と出品者同士の値下げコミュニケーションを認めています。 メルカリを利用していれば、値下げ依頼は当たり前にあるといって良いでしょう。
引用元: メルカリでの上手な値下げ交渉の断り方|スムーズでおトクな取引にするポイントとは | メルカリ Column (※別タブで開きます)
交渉を受けた出品者は、依頼を受け入れても良いですし、断っても問題ありません。
一部からは「値下げ交渉が煩わしい」との声も聞かれます。しかし、交渉を楽しむことができるのも、このメルカリの特徴の一つです。
値下げ交渉の範囲をあらかじめ設定することで、売り手も買い手も満足のいく取引を楽しめます。ぜひ積極的に活用してください。
メルカリで「値下げ交渉」のやり方
メルカリで値下げ交渉をする方法には、以下の2つがあります。
コメント欄で交渉する
メルカリでは、商品ページのコメント欄を通じて値下げ交渉が可能です。
- 購入希望者はコメント機能で、出品者に「値下げ可能か?」などの質問をする
- 出品者は内容を確認し、購入希望者に返答する
はじめまして。こちらの商品に興味があります。 ご相談なのですが、○○○円でお譲りいただくことはできますでしょうか? ご検討よろしくお願いいたします。 |
【希望金額で受ける場合の例文】 コメントありがとうございます。ご希望の○○○円にお値下げ可能です。 購入のご希望が変わらない場合は、コメントいただけますか? そのタイミングで出品金額を変更いたします。よろしくお願いいたします。 |
【お断りする場合の例文】 コメントありがとうございます。 大変申し訳ございませんが、こちらの商品につきましては、現段階でお値下げの対応はいたしかねます。 あしからず、ご了承ください。 |
お断りの際に使える例文は、【出品者向け】メルカリで値下げ交渉された際に知っておきたいことでもたくさん紹介しています。ご活用ください。
このとき、交渉に応じるか否かは出品者の自由です。値下げに関するメルカリの規定はありません。
「希望価格の登録」機能を使う
メルカリの「希望価格の登録」は、サービス10周年となった2023年7月2日に導入された、価格交渉を気軽に行うための新機能です。
メルカリ公式では、以下のように説明されています。
希望価格の登録とは、気になる商品の購入希望価格を登録すると、その商品が希望価格まで値下げされた際にお知らせする機能です。
引用元:希望価格の登録 - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ (※別タブで開きます)
本機能の主な特徴とメリットは、以下のとおりです。
【「希望価格の登録」機能の特徴】
- 購入者は希望価格を匿名でリクエストできる
- 値下げ幅は3段階から選択
- 商品価格が1万円未満: 5,8,10%
- 商品価格が1万円以上: 5,10,15%
- 出品者・購入者とも価格交渉の手間を大幅に省ける
- 値下げ幅が3段階に限定されるので、「大幅な値下げ希望」を受けずに済む
【「希望価格の登録」機能のメリット】
本機能の使い方は、以下にてご確認ください。
【購入者】匿名で希望価格をリクエストする
購入者が希望価格を登録する手順は、以下のとおりです。
- 希望する商品に「いいね!」する(ハートをタップ)
- マイページの「商品管理 > いいね!一覧」をタップ
- 希望価格の設定にすすむ
- 【メルカリアプリの場合】一覧に表示される商品の右側にある「希望価格」をタップ
- 【Webサイトにおける登録手順】一覧に表示される「購入」ボタン右側の「︙」をタップし、「希望価格を設定する」を選択
- 希望価格を選択し、「希望価格を登録する」をタップ
希望価格を登録した後に、価格を変更することはできないので注意してください。
登録した商品が、希望価格以下まで値下げされた場合、「お知らせ」に通知が届きます。これは単なる通知であり、購入したという連絡ではありません。購入希望者は通常どおり、自分で購入手続きを行う必要があります。
【出品者】希望価格の確認をする
希望価格が登録されると、「お知らせ」に通知が届きます。
希望価格を受け入れて販売価格を変更する場合は、商品詳細ページに移動してください。該当する「お知らせ」をタップすると、商品詳細ページに遷移します。
ページの下部の「商品を編集する」で表示される「商品の情報を入力」ページにて、販売価格をタップして、直接価格を変更してください。
価格を希望価格以下に値下げすると、希望価格を登録した購入希望者へ通知されます。
参考: メルカリの「希望価格の登録機能」とは?価格交渉の手間を減らして取引をもっと楽しもう! | メルカリ Column (※別タブで開きます)
メルカリの希望価格とは?登録手順から確認方法については以下の記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
なお、メルカリの値下げ交渉対応については、以下の動画でもわかりやすく解説しています。実際の経験をもとに様々なパターンで対応策を紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
【購入者向け】メルカリで値下げ交渉をする際に知っておきたいこと
ここからは、購入を希望する方向けに、メルカリで値下げ交渉するポイントをご説明します。
値下げ交渉をする前にチェックすること
「値下げをお願いしてみようかな」と思ったら、まず最初に行うべきは、以下2点の確認です。
プロフィールに「値下げ不可」はないか
まず出品者のプロフィールや商品ページで「値下げ交渉不可」や「値下げお断り」の記載がないかを確認しましょう。
メルカリでは、多くの出品者がプロフィール欄に自身の取引スタンスを記載しており、「値下げ不可」と明記しているユーザーは少なくありません。
こうした出品者に対する値下げ交渉は、禁止されているわけではありません。しかし、出品者を不快にさせるリスクがあります。その結果、返信がない、あるいはブロックされてしまう恐れもあるため、事前の確認は重要です。
出品して「すぐ」ではないか
値下げ交渉の前には、商品説明欄の下部に表示される「出品日数」も確認しておきましょう。
出品後すぐでもあっても、値下げ交渉は可能です。しかし、他の買い手が現れる可能性も十分にあるため、値下げに応じる可能性はあまり高くありません。
出品日数の長い、同じ商品があるならば、そちらを選択して交渉するのも、一つのコツです。
値下げ交渉をするタイミング
出品から数か月経過したタイミングや、商品に適した季節が過ぎた時期は、値下げ交渉に適しています。
出品から時間が経って注目が薄れたころになると、出品者も「早く売りたい」と考え始めるものです。このタイミングまで商品が残っていれば、出品者の値下げへのハードルも、大きく下がっている可能性があります。
出品者が「○日までに処分したい」といった明記している商品は、とくに値下げ交渉が成功しやすい傾向にあります。
値下げ交渉をする際に使える例文
値下げ交渉をする際には、以下に注意をしましょう。
- 丁寧な言葉を遣う
- 挨拶とお礼を忘れない
- 出品者の返信はできる限り早く行う
- 具体的な希望金額を提示する
- 値下げ幅は「希望価格」を参考に(10%-15%までが目安)
- しつこく交渉を迫らない
- 類似商品や商品の状態を材料に交渉しない
以下は、状況別に使える例文です。ぜひご活用ください。
まとめ買いを理由にする場合の例文
つぎは、まとめ買いにする際の値下げ交渉の例文です。
【まとめ買いを理由に交渉する場合の例文】 こんにちは! はじめまして。 こちらと、出品者様の別ページにある○○という商品の購入を希望しています。 そこでご相談なのですが、 合計3品をセットにし、○○円でお譲りいただくことは可能でしょうか? もし可能であれば、すぐに購入いたします。 ご検討のほどよろしくお願いいたしますm(__)m |
所有ポイントを使いたい場合の例文
所有ポイント内で購入を希望する場合の例文です。
この場合は、自分の事情を理由にお願いするので、よりいっそう丁寧に依頼しましょう。また、所有ポイントがいくらであっても、値下げ幅は10%程度の常識的な範囲に収めることを忘れないでください。
【所有ポイントを使いたい場合の例文】 こんにちは! はじめまして。 突然のお願いとなりますが、こちらの商品を1,000円にお値下げいただくことは可能でしょうか? 当方の事情で恐縮ですが、保有しているポイントで購入したいと思っています。 ご検討いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。 |
交渉が成立したときの例文
値下げに応じてもらえた場合、できるだけ早く出品者にお礼のコメントを入れましょう。
出品者の返信が理解できたことを示すため、また誤解を避けるため、「○○円で購入します」「専用ページの公開を待って購入いたします」など、重要なポイントは繰り返すよう心がけます。
【交渉成立時のお礼の例文】 お値下げいただき、ありがとうございます! ○○円で購入させていただきます。 |
【出品者向け】メルカリで値下げ交渉された際に知っておきたいこと
ここでは、出品者が値下げ交渉について知っておくべきことを整理します。
値下げ交渉されないための対策
値下げ文化は理解するとしても、出品者としてはできるだけ高い価格で売りたいですよね。
出品者の中には、コメントでのやり取りや、ページを編集する手間も、負担だという人もいらっしゃるでしょう。
その場合には、あらかじめ以下の対策をしておくと良いですよ。
プロフィール欄や説明文に「値下げ不可」を明記
プロフィール欄や商品ページに値下げ不可を明記しておくことで、不要な値下げ交渉を避けられます。
プロフィール欄には、以下のように記載しておくと良いでしょう。
出品している商品は、送料などを考慮した最安値で設定しています。 お値下げはお受けできません。ご了承ください。 |
商品ページにも、「値下げ不可です」「値下げ交渉はご遠慮ください」などと記載しておきます。
定期的に価格を見直しております。 お値下げはできかねますので、ご了承ください。 |
市場価格を調べて適正な価格をつける
市場価格を調査し、適正な価格を設定します。価格が適正であれば、値下げ交渉をされる可能性が低くなります。
以下を参考に、価格を設定してください。
- メルカリが提示する「価格の目安」を使う
- 新品・未使用品:定価の60%〜80%
- 未使用に近い:定価の30%〜60%
- 傷、汚れが目立つ:定価の20%〜40%
- メルカリが提示する「売れやすい価格」を参考にする
- 同じ商品を検索して、同価格に近い金額にする
参考: 【メルカリ】商品の価格設定はどうする?はじめての人でもできる値付けのコツを解説 | メルカリ Column (※別タブで開きます)
売れやすい時間帯に出品する
メルカリのアクティブなユーザーが多い時間帯に出品することで、より多くの目に触れる機会を増やすのも、一つの方法です。
さっさと売れてしまえば、値下げ交渉の余地はなくなります。
たとえば、21〜23時の時間帯は閲覧数が多く、昼間やお昼休みの12〜13時は主婦や社会人のユーザーの活動が活発です。
商品を魅力的に見せる
商品の写真は、明るく鮮明で商品の魅力を引き立てるものにしましょう。とくに1枚目の写真は商品一覧に表示されるため、とくに良い写真を選びます。
商品説明では、商品の特徴やメリットを詳しく説明し、設定した価格が妥当であることを明確にします。状態や管理の良さを強調することは、購買意欲につながるものです。
値下げ交渉の価格に迷った際の考え方
まず、値下げ交渉に応じる場合のメリットと断る場合のメリットを比較します。
値下げ交渉に応じる場合のメリット | 値下げ交渉を断る場合のメリット |
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そのうえで、以下のポイントについて検討します。
ポイント | 考え方 |
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具体的な価格は提示されたか? |
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提示された値下げ後の価格は適正か? |
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出品した商品の注目度はどうか? |
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すぐに売りたいのか? |
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出品後、何日経過したか |
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値下げ交渉を断る際の返事の例文
値下げを断る際のメッセージでは、以下の点に注意をしましょう。
- 丁寧な言葉遣いを心がける
- 伝えるべきポイントははっきり伝え、曖昧な言い方は避ける
以下は、状況別に使える例文です。ぜひ参考にしてください。
値下げをお断りする場合の基本の例文
まずは、どんな場合にも使える基本の断り文からご紹介します。
【値下げをお断りする場合の例文】 ○○様、こんにちは。 商品に興味をもっていただき、ありがとうございます! こちらの商品ですが、お値下げを考慮した金額で価格を決めています。そのため、お値下げの交渉は難しいです。 ご希望に沿えず大変恐縮ですが、何卒ご了承ください。 |
値下げ幅を交渉する場合の例文
つづいて、希望の額では受けられないが、値下げ幅を調整すれば了承できる場合に使える例文です。
条件を提示する場合は、いつまでに返事を欲しいかも記載しておきましょう。
【値下げ幅を交渉する場合の例文】 ○○様、コメントありがとうございます ご希望額の10,000円まで値下げするのは難しいです。 ですが、本日中に即決いただける場合は、 端数を切り捨てた 11,000円 にお値下げします。 ご検討のほど、よろしくお願いいたします。 |
出品後すぐである場合のお断り文
出品してから時間が経過していない商品は、そのことを理由としてお断りすると良いです。以下を参考にしてください。
ご自身で「○○日まで」「○○円まで」と決めているなら、そのことをお伝えするのもオススメです。
【出品後すぐである場合のお断り文】 ○○様、コメントありがとうございます こちらは、出品したばかりの商品です。 もう少し様子を見たいと考えています。 そのため、いまのところ値下げはいたしかねます。 あしからずご了承ください。 |
「いいね!」が多い場合のお断り文
注目されている商品であれば、無理に値下げに応じる必要はないでしょう。
注目されていることを理由に、お断りをしましょう。購入希望者が「他の人に取られるかも」と危機感を抱き、購入してくれるかもしれません。
【いいね!が多い場合のお断り文】 ○○様、コメントありがとうございます この商品は、ありがたいことに「いいね!」を多くいただいております。 よって、現時点で値下げは行わず 提示金額でのお取引希望を優先しようと考えています。 ご希望に添えず恐縮ですが、あしからずご了承ください。 |
大幅な値下げ依頼へのお断り文
購入希望者の中には、半額などの大幅な値下げ希望をリクエストしてくる方もいます。この場合は、以下のように「対応できない」とはっきりと伝えることが大切です。
【大幅な値下げ依頼へのお断り文】 ○○様、こんにちは。 コメントありがとうございます。 ご希望価格までの値下げは考えておりません。 ご希望に添えず申し訳ありませんが、ご了承ください。 |
しつこい値下げ依頼へのお断り文
相手が強気で、何度も値下げ要求しつこく値下げ交渉をされたりすることもあります。その場合も丁寧な姿勢は崩さず、値下げできない旨をはっきりと伝えなければなりません。
【しつこい値下げ依頼へのお断り文】 度々のコメント、ありがとうございます。 すでにお伝えしたとおり、お値下げは考えておりません。 ご期待に添えず恐縮ですが、何卒ご理解ください。 |
迷惑に感じるときは、相手をブロックするか、メルカリ事務局への報告も検討しましょう。
メルカリで値下げ交渉される前に利益を最大化する裏ワザ
メルカリで値下げを交渉されることを嫌がる出品者も少なくありませんが、値下げ交渉される前にできる、利益を最大化するための裏ワザもあります。
- 値下げを加味した高めの値段設定をする
- 毎日100円ずつ値下げする
値下げを加味した高めの値段設定をする
メルカリ出品していると、値下げ交渉されることが当たり前ですよね。
よく「値下げ交渉お断り」といった記載をしている出品者もいますが、基本的にはメルカリでの値下げ交渉は受けるのがおすすめです。
とはいえ、赤字になってまで値下げする必要はありません。最初から値下げ交渉が入る前提で、高めに価格設定をしておけばいいのです。高めの価格で売れれば自身のメリットにもなりますし、値下げできる幅を最初から決めておけば、価格交渉が入るたびに迷うこともなくなります。
商品説明文やプロフィール、写真等に値下げ交渉可能と記載しておけば、反応も入りやすくなり、売れるチャンスも増えるでしょう。
値下げ交渉をするユーザーは濃い見込み客です。せっかく商品を見て交渉してくれた見込み客を、値下げ交渉したことを理由に拒絶してしまっては、販売機会の損失になります。高めの価格設定で様子を見ながら値引きに対応し、取引相手にお得感を味わってもらいましょう。
想定内の値引き交渉で対応して相手に喜んでもらえばお互いにストレスがなく、自身の利益も最大化できます。
毎日100円ずつ値下げする
メルカリでは、出品商品の価格を100円値下げすると検索上位に再表示される仕組みがあります。
価格を高めに設定しておき、毎日100円ずつ値下げをしていけば、検索上位で露出を増やし、販売機会を増やせるわけです。
メルカリ出品で値引きをしないと決める戦略ももちろんありますが、値下げ前提で価格設定をしておくことは、効率良く販売することにも役立ちます。
出品者も購入者もお互いにメリットありの裏ワザ値下げで、少しでもお得に商品を買いたい!という層を取り込み、利益を最大化させましょう。
メルカリの値下げ交渉に関するQ&A
ここからは、メルカリの値下げ交渉に対しての様々な疑問にお答えしていきます。
メルカリ値下げ交渉されたら専用にする?
メルカリでよく「◯◯様専用」といった画面を見ることがありますよね。
あの画面は、値下げ交渉などで、その人専用に変更した場合などによく使われる方法です。
専用にする際は、価格を変更する際に、商品タイトルを「◯◯様専用」などと変更し、必要に応じて画像も変更します。
ただし、「専用出品」というシステムはあくまでも独自ルールで、メルカリで推奨するものではありません。
メルカリガイドには、下記のように記載されています。
「専用にしてください」「取り置きでお願いします」など、お客さま独自のルールを相手にリクエストすることは避けましょう。
→ メルカリガイド(※別タブで開きます)
専用にするかしないかは自己判断であり、専用にしないからといってルール違反になることはないのです。
また、専用にしていても、全く別の方が購入してしまうケースもあります。これを横取りといい、トラブルになることもあります。
値下げした商品を横取りされた場合の対処法は?
メルカリでは、先に決済を完了させた人が優先されます。つまり、早いもの勝ちです。
誰かが出品者とやりとりをしていても、関係なく購入するユーザーが中にはいます。値下げ交渉して、値下げしてもらった瞬間に、横取りで購入してしまう方もいるのです。
メルカリで横取りされた場合、値下げしてもらって買うつもりだった方は非常に不快な思いをすることになりますよね。
ふいに現れた第三者と取り引きをして、良い評価を付け合っている、などと、出品者に対してまで怒りを感じる方もいるので要注意です。できればこんなトラブルに巻き込まれたくないものですね。
横取りによるトラブルを回避するためには、横取りの可能性があることを踏まえて、事前にメッセージを送っておくことです。
例えば商品説明の欄に「交渉中でも早いもの勝ちです」や「交渉中の横取りOK」などとメッセージを入れておけば、交渉する側もその認識で対応できますし、出品側としても無駄なトラブルを避けることができます。
値下げ交渉に応じる際にも「万が一、価格変更後に横取りされた場合は、先に購入された方が優先となりますのでご了承ください」と伝えておけば、交渉した方の素早い決済を促すことにもなるのではないでしょうか。
事前にリスクを把握していれば、場面に応じた対策も可能ですね。
(関連)メルカリのトラブル事例あるある|原因を把握して未然に防ごう!
気持ち程度の値下げの金額はいくら?
購入者希望者の値下げ交渉に対して、気持ち程度の値下げで対応する場合は、販売価格の5~10%が適切です。
1,000円で販売している商品であれば、900~950円に値下げしましょう。
値下げ交渉のコメントをスルーするのはNG?
たとえ値下げ交渉に応じない場合であっても、コメントをスルーするのは辞めておきましょう。
コメントに対応していなければ、ほかのユーザーからの印象も悪くなりますので、値下げ交渉を受けるにしても断るにしても、必ず返信することをおすすめします。
メルカリの値下げ交渉がうざいときは?
「メルカリでの値下げ交渉は分かっているけど、何度も値下げ交渉がきてうざい!」という方も少なくないでしょう。
「値下げ交渉がうざい!」という場合は、商品説明やプロフィールに「値下げ交渉不可」である旨記載しておくといいでしょう。
説明も読まずに質問してくる方も中にはいますが、全体の数は減らせるはずです。
メルカリで購入後に「値下げして欲しい」とリクエストがきました。どうすれば良いですか?
購入者の中には、システム上での購入が決定した後に値下げを要求してくる人がいます。
メルカリでは、商品が売れた後のタイミングでは、価格の変更はできません。
この行為は、以下のように迷惑行為と判断されます。
(購入者の迷惑行為と判断するもの)
購入手続き後の商品に対して値引きを持ちかけること
引用元: 取引における迷惑行為について - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ (※別タブで開きます)
中には「現在の取引をキャンセルして、値下げして欲しい」などの要求をする人もいます。キャンセルを強要する行為も、迷惑行為に該当します。
(出品者・購入者に関わらず迷惑行為と判断するもの)
お客さま独自のルールにより取引を放棄したりキャンセルを強要すること
引用元: 取引における迷惑行為について - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ (※別タブで開きます)
「購入後のは無理」と伝えれば了承してくれる場合は、問題はありません。強引に、何度も無理な要求をしてくる場合は、トラブルに発展するおそれが高いです。メルカリ運営に相談しましょう。
メルカリの値下げ交渉に上手く対応して売上を伸ばそう!
この記事では以下について詳しく説明しました。
- メルカリの新機能で「希望価格の登録機能」で値下げ交渉がより気軽になった
- 「値下げ交渉」をお願いされたら例文を活用することでトラブルを未然に防げる
- 「値下げ交渉」を前提に価格設定をすることで損失を最小限に防げる
「値下げ交渉」をされたら、相談内容にあわせて適切な対処を行いましょう。
【無料】メルカリでのやりとり・交渉にうんざりしている方へ
物販総合研究所では、「メルカリのやりとりが多くて困っている…」という方へ、今すぐに使える「返信テンプレート集」を無料で配布しています。
- 値下げ交渉の際の最適な返信方法を知りたい
- 購入された際になんてメッセージを送るのがベスト?
- クレームがきた際のトラブル対処法
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