メルカリで使える「レターパック」とは?
レターパックは、郵便局が提供する発送方法です。
発送には専用封筒が必要で、封筒に商品を入れてポストに投函するだけで発送できる手軽さが魅力です。封筒はA4の書類が入るサイズなので、本・アクセサリー・CDなどの小物の発送に向いています。
なお、封筒の代金には送料が含まれているため、発送時に別途切手を貼る必要はありません。
レターパックの種類
レターパックには、料金や重さ、受け取り方法が違う以下の2種類の専用封筒が用意されています。
ここでは、2種類のレターパックについてそれぞれ解説します。
レターパックプラス
レターパックプラスの専用封筒は白地に赤のデザインが特徴で、全国どこへでも一律520円で発送可能です。
厚さに制限がなく、専用封筒がきちんと閉じられれば厚さのあるものでも発送できます。ネコポス・ゆうメール・ゆうパケットなどでは送れない場合におすすめの発送方法です。
荷物は郵便受けに届くのではなく、対面での受け取りになります。
レターパックプラス | |
---|---|
料金 | 全国一律520円 |
サイズ | A4サイズ(340mm×248mm以内) |
重さ | 4kg以内 |
厚さ | 制限なし |
受け取り方法 | 対面 |
レターパックライト
レターパックライトの封筒は、白地に青のデザインです。サイズと重さはレターパックプラスと同じですが、厚さは3cm以内と制限があるため書籍や薄手の洋服など厚みの少ないものに向いています。
また、レターパックプラスと違い受け取り方法は対面ではなく、郵便受けになるため不在がちでも受け取りやすい発送方法です。
レターパックライト | |
---|---|
料金 | 全国一律370円 |
サイズ | A4サイズ(340mm×248mm以内) |
重さ | 4kg以内 |
厚さ | 3cm以内 |
受け取り方法 | 郵便受け |
レターパックの特徴
レターパックの特徴を以下の点で解説します。
レターパックライト・レターパックプラスの違いもあわせて紹介します。
配送日数は翌日や翌々日
レターパックの配送日数は、配送先の場所や投函時間によって異なりますが、翌日や翌々日に配達されることが多いです。
現在、普通郵便などの配達は土・日・祝日には行われていませんが、レターパックは元日以外の毎日配達しているため、早く届けたい荷物の発送に向いています。
ポスト投函や窓口に預けた時間帯によっては、翌日の収集になることもあります。また、
レターパックライトは、レターパックプラスより配送日数が1日ほど多くなる可能性もあるので、日数に余裕をもって発送しましょう。
参考:郵便物の種類について(※別タブで開きます)
集荷は「レターパックプラス」のみ可能
自宅に荷物を取りにきてもらう集荷の有無は、レターパックの種類ごとに異なります。レターパックライトは集荷が利用できません。一方、レターパックプラスは無料で荷物を受け取りに来てもらえます。レターパックは厚みがある荷物を送ることが多く、ポストで投函できない場合があります。そのため、郵便局が近くにない場合に集荷を利用すると便利です。
集荷の有無 | |
---|---|
レターパックプラス | 有り |
レターパックライト | 無し |
追跡はレターパックプラス、レターパックライトどちらも可能
レターパックプラス、レターパックライトのどちらも荷物の追跡サービスがあります。
レターパック専用封筒のシールに記載されている12桁の番号を使って、日本郵便のホームページで検索できます。
追跡サービスは、発送者が確認するだけでなく、購入者にメッセージで追跡番号を伝えておくと、購入者も荷物の配送状況の確認が可能です。
なお、レターパックには受領証や利用控えなどがありません。発送物の追跡番号が確認できるのは「ご依頼主様保管用シール」のみなので、剥がし忘れないようにしましょう。
追跡の有無 | |
---|---|
レターパックプラス | 有り |
レターパックライト | 有り |
受け取り方法はレターパックプラスのみ対面受け取り
荷物の受け取り方法も、種類ごとに異なります。レターパックプラスは対面で受け取るため、受領印や署名が必要になります。
また、レターパックライトの場合は、郵便受けに届けられるため不在がちの方におすすめです。
ただし、郵便受けに入らない場合や対面受け取りで不在の場合は、不在配達通知が置かれて一旦荷物が郵便局に戻されてしまうので、注意が必要です。
受け取り方法 | |
---|---|
レターパックプラス | 対面 |
レターパックライト | 郵便受け |
メルカリでのレターパックの使い方
メルカリで出品した商品を「レターパック」で発送するには、出品登録をするときに発送方法で「レターパック」を指定しておく必要があります。
出品時の発送方法の選択は次のように行います。
【メルカリ出品で発送方法を指定する方法】
- メルカリ出品画面で出品登録を進める
- 配送料が「送料込み(出品者負担)」になっているのを確認する
- 発送の方法で「レターパック」を選択する
ただし「配送料の負担」画面で「着払い(購入者負担)」を選択するとレターパックは選択できないので、注意しましょう。
レターパックの発送方法
レターパックには主に2種類の発送方法があります。
それぞれどのように発送するのかを紹介します。
郵便窓口
レターパックプラス・レターパックライトのどちらの場合でも、郵便窓口で発送が可能です。
とくにレターパックプラスは厚さのある荷物も送れるため、ポストに入らない場合があります。厚い荷物を送る場合は、郵便局の窓口へ持ち込んで発送しましょう。
郵便窓口へ持ち込む場合、封筒の「ご依頼主様保管用シール」は局員が剥がして渡してくれる場合もありますが、基本的にはあらかじめ剥がして保管しておくようにしましょう。
ポスト投函
レターパックはどちらの種類でも基本的にはポスト投函で発送できます。レターパックプラスの場合も、書籍など投函口に入る厚みのものはポスト投函が可能です。
ポストごとに集荷時間が違うため、投函する時間によっては翌日扱いになる可能性があります。
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レターパックで発送する際の注意点
レターパックで発送する際には、次の点に注意しましょう。
それぞれの注意点について解説します。
重さ・厚さの制限がある
レターパックで送れる商品の重さは、どちらの種類も4kgまでになります。ただし、厚さはそれぞれ異なり、レターパックライトは3cmまでですが、レターパックプラスには厚さの制限がありません。専用封筒の封が閉じられるならば、厚みのある商品の発送も可能です。
レターパックプラスで厚さのあるものを送る場合は、郵便ポストには入らない可能性があるので、郵便窓口で発送しましょう。
また、一部のコンビニ店内に設置されているポストにも投函できますが、店内ポストにレターパックが入らない場合はコンビニのレジでは受け付けできません。その場合は、通常の郵便ポストと同様に郵便局の窓口へ持参してください。
レターパックプラスで発送する方法については、詳しく解説した動画がありますので参考にしてください。
(関連)レターパックプラスに厚さ制限はある?お得な発送方法を解説
専用封筒は紙製なので緩衝材なども入れる
レターパックの専用封筒は、厚手の紙でできています。そのため、雨による水濡れや落下で破損する恐れがあります。
梱包する際には、商品をそのまま専用封筒に入れるのではなく、ビニール袋に入れたり、プチプチなどの緩衝材で包んだりしてから専用封筒に入れると安心です。
ただし、緩衝材で包んだ分厚くなってしまいます。とくにレターパックライトは厚さ3cmまでの制限があるので、梱包後にもう一度厚さを測ってから投函しましょう。
また、レターパックプラスの場合は厚さに制限がないので、アクセサリーなど箱入りの商品も専用封筒で発送できます。発送する商品によって、緩衝材や梱包資材を使い分けてください。
らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便との違い
レターパックの他にメルカリでよく使われる発送方法に、ゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便があります。それぞれの主な違いは以下の通りです。
発送方法 | 特徴 |
---|---|
レターパック | 郵便局のサービス |
ゆうゆうメルカリ便 | メルカリと郵便局が提携したメルカリ専用のサービス |
らくらくメルカリ便 | メルカリとヤマト運輸が提携したメルカリ専用のサービス |
らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便は、さらにサイズや料金などが違う複数の配送方法に分かれています。
以下の表は、レターパックと同じようにA4サイズの荷物が送れるゆうゆうメルカリ便のサービス「宅急便コンパクト(薄型)」と比較したものです。
種類 | レターパック | 宅急便コンパクト(薄型) |
---|---|---|
料金(全国一律) | 520円または370円 | 450円 ※専用薄型BOX 70円が必要 |
サイズ | 34cm✕24.8cm | 34cm × 24.8cm |
厚さ | 3cm以下 (レターパックプラスは制限なし) |
5cm以下 |
重さ | 4kgまで | 規定なし |
縦横のサイズはどちらも同じですが、レターパックプラスは厚みの制限がなく、宅急便コンパクト(薄型)は重さの制限がありません。また、それぞれ厚さの制限に違いがあるので、発送する商品によって使い分けるとよいでしょう。
この他、ゆうゆうメルカリ便の発送方法は以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
(関連)【メルカリ】郵便局からの発送のやり方を解説|ゆうゆうメルカリ便
また、らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の2種類の違いについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
(関連)【徹底比較】「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」の違い
よくある質問
レターパックでの配送を考えている方は、次のような内容の質問があります。
それぞれの質問に回答します。
レターパックは匿名配送ができる?
メルカリでは、匿名配送を利用する場合が多いですが、レターパックは匿名配送ができません。匿名ができるのは、「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」「梱包・発送たのメル便」のみになります。
匿名配送で発送するためには、出品時に前述の匿名配送ができる配送方法を設定している必要があります。購入者が匿名配送を希望していても、レターパックでは匿名配送ができないので注意しましょう。
相手の住所は自分で書くの?
メルカリでは、宛名書き不要の配送方法もありますが、レターパックの場合は自分で送付先の住所・氏名などを記入する必要があります。
また、品名は「日用品」など曖昧な書き方ではなく、「衣類」や「書類」というように具体的に書くようにしましょう。
配送中に書いた住所が消えてしまうと荷物が届かない原因になってしまいます。油性のネームペンかボールペンなど文字が消えないペンで記入してください。
レターパックはどこで買える?
レターパックの専用封筒は、以下の場所で購入できます。
- 郵便窓口
- コンビニエンスストアなどの郵便切手類販売所
- 郵便局のネットショップ
なお、郵便局のネットショップで購入すれば自宅に届けてもらえます。ただし、20枚単位での販売になるため、よく使う梱包材はまとめ買いしておくとよいでしょう。
レターパックで送れないものはある?
レターパックでは、サイズや厚さなどが規定の範囲内であっても、以下のものは送れません。発送する前には、商品が送れるものかどうかを一度確認するようにしましょう。
- 現金
- 貴重品(貴金属等)
- 割れ物(ガラスや陶磁器等)
- 危険物(爆発物・毒劇物等)
- 壊れ物(精密機械等)
- なまもの
- ペットなどの生き物
- 代替品の入手が困難なもの(芸術作品等)
(参考)レターパックで送れないものは何ですか? - 日本郵便(※別タブで開きます)
送れる商品の場合でも、航空便では発送できないものは通常より輸送に時間がかかる場合があります。
(参考)航空機による輸送ができない品物にご注意ください。 - 日本郵便(※別タブで開きます)
メルカリのレターパックは匿名配送が使えないので注意!
この記事では、メルカリのレターパックについて詳しく解説しました。
- メルカリのレターパックは2種類ある
- メルカリのレターパックは匿名配送ができない
- レターパックプラスとレターパックライトで集荷や配達方法が違う
上記に気をつけてメルカリでレターパックを使いこなしてみましょう。
メルカリの詳しい発送方法については以下の記事でも詳しく解説しています。
(関連)【2023年最新版】メルカリの発送方法を一覧で紹介!コンビニで使える方法や1番安い方法は?
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- メルカリの値下げ交渉の断り方
- メルカリのクレームが来た場合の対処法
- 商品が購入された時の連絡の仕方
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