国内転売の無在庫販売とは?
”無在庫販売”このワードはみなさんも耳にした事があると思います。
でも具体的にどんなものかわからないという人のために無在庫転売にて解説していきます。
無在庫転売とは在庫を持たず商品を販売し、売れたら仕入れる事を言います。
受注発注により売れたものだけを仕入れるため在庫リスクがないなど大きなメリットがあります。
在庫リスクもなく、赤字になる事もないため初心者でも始めやすい販売方法です。
無在庫販売のメリット・特徴
無在庫販売にはどんなメリットはあるのでしょうか。
- 在庫リスクがない
- 赤字がでない
- 在庫を保管するスペースが不要
- 発送や梱包の手間がない
- キャッシュフローが良い
など大きなメリットとしていくつかありますが、細かなところを見ていくとまだまだメリットがあります。
有在庫転売と無在庫販売の一連の流れを比較しながらメリットを理解していきましょう。
有在庫転売はまずはリサーチ、仕入れ、受取、販売、受注、梱包、発送の順で進んでいきます。
無在庫転売ではリサーチ、販売、受注、仕入れで終了です。
有在庫に比べて受取、梱包、発送の部分が抜けています。
無在庫転売では基本的に仕入先から購入者へ直接発送するため自分は商品に一切さわりません。
通常であれば、【仕入先 → 自分(受取・発送) → 購入者(お客さん)】の順で購入者へ商品は流れていきます。
しかし無在庫転売では、【仕入れ先(梱包・発送) → 購入者(お客さん)】の順で商品が流れるという事です。
間に自分が入っていないためより早く購入者の元に商品が届きますし、受取や発送をする必要がないため少ない労力で取り組む事ができます。
無在庫転売では受注後の発注になるので無駄に在庫を持つ必要がありませんし、利益の取れる価格で販売していて売れてから仕入れているので赤字になる事は99%ありません。
99%としているのはもしかしたら何か知らの問題が発生した場合を加味して99%としています。
仕入れ先によりますが、ネットショップで仕入れている場合は初期不良などがあれば返品・交換に対応してくれます。
ですので自分が販売した商品が万が一故障していた場合でも、問題ありません。
また発注する際は基本的にクレジットカードで決済すると思います。
通常転売ではクレジットカードで支払っていると言っても、請求がくるまでに現金化する必要があり、なかなかキャッシュフローが上手く回らないという事がよくあります。
しかし、無在庫転売では売れてから発注しているため請求日がくるまでには確実に請求には対応できます。
キャッシュフローが非常に良いのでなんの心配もせずに転売ビジネスに専念する事ができます。
無在庫販売のデメリット・リスク
魅力的な無在庫転売ですが、もちろんデメリットやリスクが存在します。
どんなデメリットやリスクが隠れているのが必ず理解するようにしましょう。
- 出品管理に手間がかかる
- 売れてから発送までに時間がかかる
- アカウント管理が大変
- Amazonで販売する場合はFBAが利用できない
無在庫出品では基本的に大量の商品を出品しなければなりません。
大量に出品している人の中には数満点の商品を出品している人もいます。
また大量に出品した商品がいつ売れても仕入れができるようにしなければなりません。
例えば、Amazonで販売している商品をヤフオクから仕入れる場合は、その商品がヤフオクに常に出品されているのか確認しなければなりません。
ヤフオクに出品されていないときは仕入れができないのでAmazonでの出品を取り下げなければなりません。
もし売れてしまってからヤフオクにないことに気付いた場合は、キャンセルするか赤字になってでも無理して仕入れをするしかありません。
キャンセルが多くなればアカウントの評価も悪くなるのでAmazonの場合であればアカウントの一時停止などの措置もあります。
またヤフオクで仕入れる場合はオークション終了までにある程度の時間を要しますし、終了してもそこから取引ナビを介して取引をしていくのでどうしても時間がかかってしまいます。
Amazonでは発送までの時間もアカウント評価に関係してきますので時間がかかればかかるほどアカウント一時停止のリスクが高くなっていきます。
メリットは魅力的ですが、デメリットとしても大きなものもあるのでアカウントを守りながら無在庫転売をやっていく必要があります。
しかし、販路はAmazonだけでなくメルカリやヤフオクなども存在するので今あげたデメリットが全て当てはまるわけではないので、どこを販路にするかによって変わってきます。
例えばメルカリで無在庫転売をする場合は、大量出品は最初だけで売れる商品がわかれば常に同じ商品を販売して売れたらまた出品しての繰り返しになるので出品の手間もある程度仕組み化すれば問題ありません。
またメルカリで売れる商品はAmazonやヤフーショッピングや楽天市場から仕入れる商品がほとんどのため、売れてから仕入れができないということはほとんど起きません。
そのためアカウントのリスクなどもほとんどありません。
しかし、メルカリに関しては運営が「Amazonの箱で商品が届いていないか?」というのをアンケートを取っているようなのでFBAから仕入れる場合は気をつけなければなりません。
Amazonの箱で商品が届いた場合は、警告が運営からきて複数回そういうことがあるとアカウントの凍結のリスクもあるので気をつけましょう。
無在庫販売の手順と利益が出る仕組み
冒頭でもお話ししましたが無在庫転売の流れは、【リサーチ → 販売 → 受注 → 発注】です。
販売する商品によっては一時的に自分が受け取る必要が出てくるかもしれませんが、基本的には仕入れたショップや出品者から直送します。
まずは売れている商品をリサーチします。
今回はメルカリでリサーチしていきます。
まずは検索窓にリサーチしたい商品名を入力します。

その後詳細検索をするために、価格帯、商品の状態、販売状況を設定していきます。

するとこのように表示されます。

赤枠で囲った商品が2個売れているのがわかります。
実際にはもっと売れてました。
販売価格は2,800円と1,340円です。
補足ですが、メルカリでは出品された順に商品が表示されるため、価格比較がしにくいです。
安い順に並び替えができないので出品するタイミングによっては他に安い人がいても自分の商品を販売することができます。
ですので2,800円と1,340円のように大きな価格の差が出てきます。
この商品が売れているのがわかったのでこの商品を探してみます。
するとAmazonにありました。

価格は405円です。
では出品します。
商品説明はAmazonの説明やメルカリの他の出品者の説明文を参考にしましょう。
1,480円で出品したところ2時間で売れました。

注文していきます。
134円で仕入れができました。
タイミングによっては安く仕入れができることがあります。
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注文した商品はメルカリで購入したお客さんに直接配送するので、配送先住所はメルカリ購入者の住所に設定することを忘れないようにしましょう。
また納品書が入ってしまうと金額等が購入者にバレてしまうので購入後は、出品者に「プレゼント用なので納品書など金額のわかるものは入れないでください。」と伝えれば問題ありません。
これを忘れてしまうと大問題になりますので気をつけてください。
FBAから仕入れる場合は、納品書は絶対に入ってしまうためギフト設定で納品書に価格を表示しないように設定しましょう。
コメントも入れられるので、「メルカリ出品者の◯◯です。Amazon経由のFBA提携倉庫より発送しております。」のようなコメントを入れておきましょう。
Amazonの箱で商品が到着するので事前にAmazonから商品が届くということを伝えておきたいところですが、取引ナビで「Amazonから商品が届く」という内容のコメントをするとメルカリ運営から警告がきますのでしないようにしましょう。
仕入先から商品が購入者へ届き受取評価がされたら自分も評価してあげましょう。
これで取引終了です。
これが一連の流れになります。
販売先がAmazonになったり、ヤフオクになるとリサーチ方法も変わってくるので調べてリサーチしていてください。