メルカリでまとめて購入したいと言われた場合に出品者がするべき対応
メルカリで商品を販売していると、購入者から「別々に出品している商品をまとめて購入したい」と言われる場合があります。
メルカリで「まとめて購入したい」と依頼される可能性があるのは、以下の2つのケースです。
- コメントで依頼される場合
- 「まとめ買い」機能で依頼相談される場合
それぞれのケースに分けて、出品者への対応のやり方を解説していきます。
コメントで依頼された場合
メルカリのコメント機能で「まとめて購入したい」と依頼された場合の対応の流れは、次の通りです。
- 値下げ交渉も含め判断する
- まとめて販売する商品を公開停止する
- まとめて販売するための専用ページを作成する
- 依頼主に専用ページを作ったと伝えて購入してもらう
それぞれの段階について、詳しい手順やコメントの例文などを解説していきます。
値下げ交渉も含め判断する
購入者からコメントでまとめ買いを依頼される場合によくあるのが、一緒に買うので値段を下げてほしいと頼まれるケースです。まとめ買いをもちかけられた際、主に次のような相談をされる場合があります。
- まとめて購入するので値下げしてほしい
- 送料を負けてほしい
しかし、出品者としてはなるべく価格を下げたくないのが本心でしょう。まとめ買いしてもらえるからといって、必ずしも値引き交渉に応じる必要はありません。もし依頼された場合は、自分の商品が本当に相手の希望価格で元がとれるのか、を必ず確認してから判断しましょう。
まとめて販売する商品を公開停止する
コメントでの依頼に応じる場合、ほかのユーザーから購入の申し出が来ないよう、まとめて販売する商品の出品ページを公開停止にする必要があります。出品した商品を公開停止にする方法は、次の通りです。
iOS、Android版のアプリでの方法
- マイページの「サイドメニュー」にある「出品した商品」を選択。
- 「出品中」のなかから公開停止したい商品を選択。
- 商品を選んで指を左にスワイプすると出てくる「公開停止」が出てくるので、そのまま指を左に動かしていくと公開停止にできる。
Web版での方法
- ログインした状態で画面右上の「アカウント」をクリックしてマイページに移動。
- サイドメニューにある「出品した商品 – 出品中」をクリック。
- 公開停止にしたい商品を選択し、「出品を一旦停止する」をクリック。
まとめて販売するための専用ページを作成する
公開停止にした後は、現在個別に販売している商品をまとめて販売できるよう、新たに出品ページを作り直します。複数の商品を1つのページでまとめて出品するだけで、基本的な方法は普段メルカリで出品する場合と変わりません。ただ、専用出品を明記しなければならない点には注意しましょう。まとめて購入したいと言われた場合には、希望者以外のユーザーが買ってしまうといけないため「専用出品」にする必要があります。
しかし、メルカリ公式には「専用出品」を行うための機能がありません。「専用出品」にしたい場合は、商品のタイトルや画像に「専用」の文字を入れてほかのユーザーに特定の購入者に向けた商品であるとアピールします。
メルカリの規約上、専用出品自体は違反行為にはなりません。ただ、メルカリでは最初に購入手続きをした人と取引を進めていくのがルールとなっています。メルカリ公式では「専用出品」を禁止はしていないものの、推奨もしていない点には注意が必要です。また、ほかのユーザーによる、いわゆる横取りの可能性もゼロではないでしょう。
依頼主に専用ページを作ったことを伝えて購入してもらう
まとめて購入したいと依頼してきたユーザーに、コメントでまとめ買い用のページを作ったと伝えて購入を促します。メルカリで相手に出品通知が届くのは、相手がこちらをフォローしていて、通知設定をオンにしている場合だけです。
もし、まとめ買いを依頼してきたユーザーが自分をフォローしていない場合、専用ページを作っただけでは相手に気づいてもらえない可能性があります。場合によっては、こちらがまとめ買いを承諾していないと勘違いされる恐れもあるでしょう。まとめ買いのページを作った場合は、必ず依頼主にメッセージで伝えるようにしてください。
以下にメッセージを送る際の例文を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
○○様 購入依頼のあった商品について、専用ページを作りましたので、こちらからご購入ください。よろしくお願いいたします。 |
※本当に購入してもらえるか不安な場合は、以下の文言を入れておくとトラブル防止に役立ちます。
○月○日までにご購入ください。期限を過ぎた場合は、専用ページをキャンセルします。 |
ほかにも、メルカリでメッセージをやり取りする際、どのように書けばいいのか迷った場合は、こちらのページを参照にしてみてください(コピペOKです)。
(関連)メルカリのコメント返信|コピペで使えるシーン別の例文まとめ
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「まとめ買い」機能で依頼された場合
ここまで、出品している商品に対するユーザーからのコメントでまとめ買いを依頼されるケースについて解説してきましたが、現在のメルカリには、もう1つ、公式が用意した「まとめ買い」機能が存在しています。
「まとめ買い」は2023年8月からアプリ版のメルカリで提供開始された新機能です。同じ出品者が出品している複数の商品を買いたい場合に、公式の機能として「まとめ買い」を依頼できるようになりました。「まとめ買い」機能では、希望の商品を10点までまとめ買い依頼できます。
「まとめ買い」機能の誕生で、購入者は以前のようにコメントで出品者と直接交渉する必要がなくなりました。また、出品者は一度に複数の商品が売れて送料を抑えられるメリットがあります。
続いては、「まとめ買い」機能で依頼を受けた場合の具体的な流れについて詳しく解説していきます。
まとめ買い依頼された場合、お知らせに通知が届く
ユーザーからまとめ買い依頼があると、はじめに出品者にお知らせの通知が届きます。出品者は通知を見て、まとめ買いを受けるか断るかを判断してください。まとめ買いを受ける場合は、依頼の際に「値引き交渉」される可能性があるため、値下げしても利益が出せるかどうかの計算も必要です。
利益を出せるようにするのなら、値引きはまとめ配送で抑えられる送料分に留めておきましょう。
取引1回の送料額(らくらくメルカリ便なら1回210円、ゆうゆうメルカリ便なら215〜230円)×まとめる商品の個数-1(3つの商品を1つにまとめるなら3-1=2回分の送料を抑えられる)=値引きできる金額
上記式の範囲内の金額にすれば、値引きしても利益は減りません。
「依頼を受けて出品する」をタッチして承諾
まとめ買いを受ける場合は、「依頼を受けて出品する」をタッチして依頼を承諾します。一度拒否した依頼は、再び承諾はできません。依頼を受けると、まとめ買いの商品が自動出品されて希望者が購入します。
ただ、専用出品と同様にまとめ買い機能の場合も、出品された商品はほかのユーザーでも購入でき、横取りの発生する可能性がゼロでない点には注意が必要です。取引に入った後は、通常のメルカリ出品と同様の流れになり、最後に複数の商品をまとめて梱包し、購入者に発送します。
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メルカリで「まとめて購入したい」と言われた場合の対応に関してよくある質問
メルカリで購入者から「まとめて購入したい」と言われた場合の対応に関して、よくある質問は、以下の通りです。
- メルカリで「まとめて購入したい」と言われたときに受け入れるメリットとデメリットは?
- コメントとまとめ買い機能はどっちを使うほうが良い?
- 商品を購入した後でほかの商品もまとめて買いたいと言われたらどうする?
- まとめ買いで値引き交渉をされた場合、どれくらい値引きすれば良い?
それぞれについて、詳しく回答していきます。
メルカリで「まとめて購入したい」と言われたときに受け入れるメリットとデメリットは?
メルカリで「まとめて購入したい」と言われた場合に受け入れるメリット、デメリットは、次の通りです。
メリット |
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デメリット |
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まとめ買いは、商品が多く売れて送料を節約できるメリットがある反面、値引きなど余計な交渉をしなければなりません。
積極的にまとめ買いをしてほしい場合は、商品の説明部にまとめ買いOKの記載をしておくとまとめ買いに誘導しやすくなります。ただ、値引きを期待してまとめ買いにしようとするユーザーもいるため、無理な値下げ交渉などで逆にまとめ買いが迷惑だと思う場合は断ってしまってもかまいません。
コメントとまとめ買い機能はどっちを使うほうが良い?
結論としては、どちらの方法でも大きな違いはありません。しかし、現在はメルカリ公式からまとめ買い機能が提供されているため、基本的にそちらを使うのが望ましいといえます。メルカリのシステムでは、発送はそれぞれの取引単位になっており、送料も商品ごとにかかります。そのため、まとめ買い機能がなかった頃は、専用ページを作って対応していました。
しかし、現在ではまとめ買い機能があって販売ページが自動生成されるため、手間をかけてわざわざ専用ページを作る必要性は低くなっています。コメントで依頼された場合でも、まとめ買い機能を使ってもらうよう返信したほうが良いでしょう。
ただ、まとめ買い機能は現在、アプリ版でしか使えないため、メルカリのwebサイトを利用しているユーザーなら、従来通りのコメントを使ったやり方しか方法がありません。
商品を購入した後でほかの商品もまとめて買いたいと言われたらどうする?
メルカリのルールでは、購入後の価格交渉は禁止されています。すでに商品を購入している場合、まとめ買いや価格、送料の値下げといった交渉は行えません。つまり、購入後のまとめ買いに応じるのはレギュレーション違反になります。
メルカリでは1取引につき、1梱包、1発送とルールが決まっているため、後からまとめ買いにしても送料が安くなるわけでもありません。(参考:メルカリで商品の同梱発送は可能?ケース別の対応方法を解説)さらに、イレギュラーな取引をしてトラブルにあっても、メルカリ側は対応してくれないでしょう。
どうしてもまとめ買いにしたい場合は、現在の取引をキャンセルして出品しなおす方法もあるものの、いずれにしても出品者にとってはメリットが乏しくなっています。購入後に商品をまとめるのは難しいため、「欲しい商品があるなら、別の取引で購入してください」といった断り方をしてしまったほうが良いでしょう。
まとめ買いで値引き交渉をされた場合、どれくらい値引きすれば良い?
まとめ買いの依頼では、購入者が値引き交渉をしてくるケースもあります。値下げをもちかけられた場合、たくさん買ってくれるから値引きしないといけないような気になるかもしれません。しかし、いくら安くするかの判断は慎重に行うべきです。
基本的には、値引きのやり方として、まとめて発送するために送料が抑えられる分だけ値段を下げてあげると良いでしょう。値引きに応じても販売利益が減らないよう、安くし過ぎないよう注意が必要です。
商品を個別に発送した場合とまとめて発送した場合の送料を計算し、差額分を値引き額として提示します。まとめて梱包すると、箱が大きくなって逆に送料が高くなるケースもあるため注意してください。
値引きの例 らくらくメルカリ便を使って発送する商品3つを1つにまとめる場合 ⇒らくらくメルカリ便の送料が1回210円なので、節約できる2回分の送料である420円まで値引き可能 ただ、絶対に値引きしないといけないわけではありません。細かい計算が面倒なら、最初から値下げはせずに断ってしまうのも1つの方法です。 |
発送方法ごとの送料については以下の記事で詳しく解説してますので、こちらも参考にしてください。
(関連)【2024年最新版】メルカリの発送方法を一覧で紹介!コンビニで使える方法や1番安い方法は?
メルカリでまとめて購入したいと言われた場合は「まとめ買い機能」を使うのがおすすめ
この記事では、メルカリでまとめて購入したいと言われた際の対応方法について紹介しました。
- メルカリでまとめて購入したいと相談されるケースは2つある
- メルカリで安全にまとめ買いをするなら「まとめ買い」機能を使うのがおすすめ
- まとめ買いで値引き交渉があった場合は、一度利益を計算してから検討すると良い
上記に気をつけてメルカリのまとめ買いに対応しましょう。
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- メルカリで出品して利益が出る商品を一覧で知りたい
- メルカリを使った副業に興味がある
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以下のメルカリの発送から配送までを解説した記事も参考にしてください。