ギター転売とは?
ギター転売とは、中古のギターやギターの関連商品などを仕入れて販売することです。
そもそも、人は物事について知れば知るほど対象となるものが欲しくなる心理的な性質を持っています。
そのため時計や釣具など、お金がかかるもののこだわるとキリがない、奥深い趣味に関するアイテムは高くても売れやすい商品です。
購入者層にも、良いものであればきちんとお金を払いたいという気持ちが根づいています。
このような特徴を持つ、ビジネスで扱うのに向いているジャンルの1つが楽器です。
特にギターは専門性が高く、他の楽器よりマニアも多いジャンルです。
ギターの中にもクラシックギターやアコースティックギターなどの種類があり、メーカーや型番などの違いで相場や人気が異なります。
人気のギターは多くのマニアが注目しているため需要が高く、利益が期待できる商品です。
特に状態がわかりやすく、アンプなど関連商品と合わせた購入が期待できるエレキギターはおすすめです。
知識があれば、保管方法を考慮する必要があるアコースティックギターなどの転売にも参入できます。
ギター転売のメリット
ギターは、狙い目の楽器転売の中でも特におすすめのジャンルです。
では、なぜ他の楽器ではなくギターなのでしょうか。
ここでは、人気や単価などの面から見た、ギター転売ならではのメリットについて解説します。
海外でも人気が高い
ギターを含めた楽器は、転売のジャンルとして見るとニッチなジャンルです。
しかし、楽器の中でもギターは根強い人気があり、マニアも多くいます。
ギターは国内に限らず海外でも人気があるので、出品商品が多くの人の注目を集めやすく、利益にもつながりやすい楽器なのです。
また、ギターはリサイクルショップやネット上のフリマアプリなど、場所を問わず中古商品が数多く販売されています。
そのため、国内で手軽に安く買ったものを海外へ高く売るという方法が取れる点も特徴です。
日本の楽器は海外でも有名で、ギターなどの弦楽器も良質な製品が多いことで注目を浴びています。
人気モデルを多く開発しているフェンダー社のブランドと日本製の品質を兼ね備えたフェンダージャパンや、サックスなど管楽器でも人気のヤマハなどの製品がその代表です。
それらは国内なら手に入れやすいので、なおさら海外への販売モデルが成功しやすい要因となっています。
日本だけでなく海外にも購入層となるマニアが多いため、需要が高いところで安定している点がメリットです。
単価が高いので利益も出る
ギターなどの楽器は元々の値段が高いうえ、製品の性質上、中古であっても単価が下がりにくい点が特徴です。
転売で効率良く利益をあげたいのであれば、利益率と単価が高い商品を扱うのがポイントとなります。
1つの商品が売れただけでも大きな利益が期待できるうえ、販売手数料などトータルの経費や発送の手間なども抑えられるためです。
同じ10%の利益率であれば、1万円の商品が売れた場合の利益は1,000円ですが、20万円の商品が売れれば2万円の利益となります。
このように、楽器は単価が高いため、純利益となる収入を増やしやすいジャンルです。
また、1年を通して売れる商品として常に儲けが期待できる点はギターならではの特徴です。
長期休暇の時期はボーナス支給時期でもあり、人々の購買意欲も高まるため、さらなる売れ行きが期待できます。
さらにギターはアンプなどの関連商品も多いため、ラインナップに加えるとビジネスチャンスの拡大が狙えます。
売ることに関してはデメリットとなりうる要素が少ないため、メリットを実感できる機会が多い点が特徴です。
ギター転売のデメリット
ギター転売は、実際に売る場面ではデメリットが少ないジャンルです。
では、ギター転売におけるデメリットはどのような場面にあるのでしょうか。
ここでは、ギター転売のデメリットについて解説します。
知識が必要になる
新品のギターを扱うだけであれば、特別な知識がなくともリサーチをかけるだけで仕入れができます。
しかし、新品の楽器を個人で仕入れるのは難しいため、多くはリサイクルショップやフリマアプリなどから中古品を仕入れることとなるでしょう。
中古品のギターの場合、ギターに関する知識がないと仕入れで失敗する可能性があります。
中古品のギターはメンテナンスがされていない場合が多く、汚れなどが見られることが多いためです。
そのようなギターを売って利益が出せるようなギターにするためには、ある程度のメンテナンスの知識が必要です。
商品が売れるまではその間メンテナンスを続けなくてはならないため、付け焼き刃の腕や知識では不十分と言わざるを得ません。
メンテナンス関連だけでなくメーカーや代表的な型番の価格相場などの知識もあるに越したことはないため、本格的に利益を追求するのであれば中古楽器屋に負けずとも劣らない能力が必要となるでしょう。
ギターに詳しいマニア向けの商売となるため、こちらも良い品を見極める観察眼から養わなければなりません。
資金力がないとできない
ギターを含めた楽器は、利益率も単価も高い商品です。
売れれば1品で大きな利益を生み出せますが、その分仕入れにかかるお金も大きくなる点はデメリットと言えます。
ギターによっては20万円以上になる商品もあるため、せどり全体の中でも高額な初期投資額が必要なジャンルです。
資金がないと手を出せないジャンルなので、そもそもせどり初心者など資金力がない人は参入しづらい分野となっています。
もし間違った商品を仕入れてしまうなど、在庫を抱えてしまった際は損失リスクも大きくなります。
そのため、継続してビジネスが続けられない可能性すら考えられる、ハイリスクハイリターンなジャンルです。
知識が必要な点とあいまって、1から参入する場合はハードルが高いのが現状です。
楽器転売がニッチなジャンルであるのも、このような要因が少なからず影響しています。
結論として、ギター転売は資金力があり、ある程度ギターの知識がある人限定の転売手段となっているのが現状です。
とはいえ、資金とギターの知識を吸収する意欲があれば、1からギター転売を始めても利益をあげられることでしょう。
ギター転売に向いている人
ギター転売に向いている人は、第一にギターが好きな人ということが挙げられます。
ギター転売には資金力も必要ですが、ギターやその関連知識、メンテナンス技術などが欠かせません。
ギターが好きであれば、商品やメンテナンスに関する知識も備えていることが多いため、ギター転売を始めるために満たしておきたい条件の1つをすでにクリアしています。
過去にギターを弾いていた、ミュージシャンだったなどの経験があればなお良いでしょう。
実際に弾けるほどであれば、より実践的な知識も体感で身についているため、購入者層のマニアの期待に応えられる販売方法をとりやすくなります。
もちろん、実際には弾けないながらも、ギターの知識を駆使して利益をあげている人もいます。
ギターに関する知識がない状態からでも、ギターが好きであれば知識が身につくペースも自然と早くなることでしょう。
どのジャンルであっても、扱う商品に関心を持てるかどうかが鍵となります。
また、マニアは真剣に集めている商品であるため、趣味に使うアイテムであっても商品を丁寧に扱える人は向いていると言えます。
ギター転売のポイント
ギターを仕入れて転売するだけであれば、さほど難しいことはありません。
しかし、高い利益をあげるためには、仕入れ面でも販売面でもポイントを理解しておきたいものです。
ここでは、高く売るために押さえておきたいギター転売のポイントを解説します。
メンテナンスするための道具を用意する
中古ギターの中には、安いジャンク品など状態が悪いものもあります。
そのようなギターを利益が出るような価格で販売するためには、できる限り良い状態に戻すリペアが欠かせません。
そこまで状態が悪くなくても、メンテナンスをすればさらに高値での転売も狙えます。
メンテナンスの基本はきれいな状態を保つこと、そして弾きやすくすることです。
メンテナンスをするためには道具が必要になるため、事前に準備をしておきましょう。
代表的なメンテナンス用品はギター本体のクリーニングをするときに必要なポリッシュや埃を飛ばすエアーダスター、指板のクリーニングおよび油分補充に欠かせないレモンオイルなどです。
弦の交換なども行うのであれば、ストリングカッターや六角レンチなども活躍します。
他に必要な物があれば、その都度用意しておきましょう。
エアーダスターで全体的な汚れを飛ばし、こびりついている汚れがあれば塗装部分はポリッシュ、指板はレモンオイルを使って落とします。
ネックや弦高の調整、チューニングなどの作業もありますが、正しく行えばすべて誰でもできる程度の難易度です。
仕入れ先・販売場所を限定しない
現代ではリサイクルショップやフリマアプリなど、実店舗やネット上問わずさまざまな仕入れ先を利用することができます。
販売できる場所も多いため、1つの手段にこだわらず、状況に応じていろいろな手段を使ったほうが有利です。
さまざまな場所をリサーチしていると、リサイクルショップで転売向きのギターが販売されていたかと思えば、翌日にはヤフオクやebayなどで売られているようなシーンにも遭遇します。
販売先もヤフオクやメルカリなど、挙げればきりがありません。
Amazonで楽器を販売する場合、10%~15%かかることが多い販売手数料を8%に抑えられます。
海外であれば、世界中の人が利用するためシステムもわかりやすいebayもおすすめです。
このように、仕入れ先や販売先として使える手段はさまざまです。
1つの手段のみにこだわっていると、他の場所も利用していれば手に入れられたチャンスを逃してしまう場合も少なくありません。
日頃からいろいろな手段を活用し、転売しやすい仕入先や販売先を数多く見つけておくことが大切です。
ギター関連商品も仕入れる
ギター転売では、ギターよりもギターに関連する商品のほうが売れるようなケースがあります。
例えば、音量を増幅するアンプやスピーカー、音に効果をつけるエフェクターや演奏しながら歌う際に必要なマイクなどです。
このような関連商品はギターを使ううえで同時に必要になるものなので、押さえておきたい商品となります。
関連商品は楽器そのものより値段が安く、状態の良し悪しもわかりやすいため、本体より参入しやすいジャンルです。
ギターとギター関連商品で品揃えを広げていれば、目当ての商品を見つける人の割合も増え、集客力の強化が期待できます。
また、周辺機材はギターよりサイズが小さくなるものが多いため、発送準備などの手間が少ないこともメリットです。
ギターと一緒に関連商品を買う人も少なくないため、より大きな利益をあげたいのであれば関連商品に目をつけていて損はありません。
ギター本体の転売にハードルの高さを感じている人も、まずはギター関連商品から始めてみると良いでしょう。
需要のあるものリスト化する
せどりで効率よく利益をあげるポイントは、売れる商品のみを仕入れることです。
これはギター転売でも同じで、需要のある商品を選んで仕入れることが利益を左右するポイントとなります。
日頃から音楽関係のサイトや雑誌などで情報収集し、需要が高いギターはどのようなものなのか勉強しておきましょう。
安定して利益をあげるためには、売れる見込みのある商品のリサーチを常に繰り返さなければなりません。
仕入れる前に売れる見込みのある商品を探し出し、リストアップして商品を探すようにすると、リサーチ時間が短縮できるため効率が良くなります。
ギターは商品自体の値段が高いので、値段設定で検索をして商品を探すとうまく絞り込めます。
5万円以下の比較的安いギターにも人気のモデルがあるため、特に初心者の場合は低めの値段設定で検索した中から仕入れるギターを選ぶと良いでしょう。
上級者であれば、仕入れたジャンク品の中から良いパーツのみを分解して販売するのもおすすめです。
ギター転売は大きな利益が期待できる!
ギター転売は単価が高いため、大きな利益が期待できます。
マニア層による確かな需要があるうえ、周辺機器も売りやすいため、せどりの中でも狙い目のジャンルです。
資金の余裕とギターやメンテナンスの知識があるのであれば、ギター転売がおすすめです。
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