ドラッグストアのせどりって何のこと?
ドラッグストアは日用品やヘアケア、スキンケア用品、雑貨など幅広い商品を販売しており、何でも仕入れが可能なイメージがあります。
ドラッグストアのせどりとは具体的にどういったものなのでしょうか?
ここではドラッグストアせどりの特徴や取り扱う商品を紹介します。
ドラッグストアせどりの特徴
ドラッグストアせどりは、実店舗のドラッグストアで商品を仕入れ、その商品をインターネットで販売する形態をとります。
ドラッグストアせどりの特徴として、仕入先となるドラッグストアは実店舗の系列や種類が豊富にあるため、仕入先やネタに困ることがありません。
自分の生活圏内で家から通いやすいドラッグストアが知っているだけでも数店舗ある、ということも多いでしょう。
また、それぞれのドラッグストア自体、品ぞろえも豊富です。
サプリメントやヘアケア、スキンケア、ボディケア、オーラルケアやトイレットペーパーなどの日用品、雑貨など、商品展開がバラエティに富んでいます。
競合の重なる地区においては、他店と差をつけるため品ぞろえに個性を出している場合やセールを頻繁に行う場合もあります。
そのため、仕入先を一か所に限る必要も無く、幅広い分野で安定したリピート仕入れが可能なことは魅力です。
せどりの販売はどこで行うのでしょうか?一般的な販売先としては、Amazonを使用します。
Amazonのカテゴリには「ビューティ(コスメ・化粧品)」と「ドラッグストア」があり、「ドラッグストア」のカテゴリを利用するのがドラッグストアせどりです。
ドラッグストアせどりが取り扱う商品
ドラッグストアせどりでは、どのような商品を取り扱うのでしょうか?
ここでは、ドラッグストアせどりで取り扱える商品をジャンル別に紹介します。
まずは、リピートで購入してもらえる可能性の高い「消耗品」がよく取り扱われています。
例をあげると、洗剤、柔軟剤、液体洗剤、除菌剤、衣類用漂白剤、スプレー消臭・芳香剤、エッセンシャルオイル、粉末洗剤、おしゃれ着洗剤などが消耗品です。
どれも毎日使用するものばかりです。
日々の生活で使っているうちに消耗してしまうため、購入者に一度目で満足してもらえた場合、リピートして購入を続けてもらえる可能性があります。
価格やサービスで気に入ってもらえれば、リピート買いやまとめ買いを期待できるでしょう。
また、ドラッグストアせどりでは「香水」も扱います。
具体的には、フレグランス、ボディミスト、デオドラント、制汗剤、ボディバーム、ボディバター、男性用香水、女性用香水、女性用オードパルファム、練り香水などがあがります。
こちらも頻度は下がったとしても、使い切った場合や新商品が出た場合にリピート利用してもらえる可能性があります。
季節やイベント時期などに備えて香水を仕入れておけば、売上を伸ばすことも期待できます。
ドラッグストアせどりでは更に、「日用品」も重要です。
ベビースキンケア、ベビーソープ、ベビーシャンプー、ベビー綿棒、おむつ、乳幼児・幼児用おむつ、おしりふき、オーラルケアなどが日用品にあたります。
小さな子供のいる家庭だと、こういった日用品は大量に必要になり、まとめて買うことも多いでしょう。
健康や美容関連の商品として、「サプリメント」や「化粧品」全般も取り扱いがあることも頭に入れておきましょう。
サプリメントは男女ともに豊富な商品展開がありますよね。
リサーチすれば年齢や性別、メーカーや質によって需要の高いものが多くあります。
化粧品も女性を中心に需要は常に高いものでしょう。
更に、廃版となっている化粧品を仕入先で見つけた場合はチャンスかもしれません。
ネット上では廃版製品を求める人がいる可能性があります。
化粧品類はメーカーにより定期的にリニューアルされますが、使い慣れている廃版モデルも求められるのです。
こういった場合は定価や本来の相場以上の値段で売れることがあります。
このように、ドラッグストアせどりでは、幅広い商品を扱います。
ドラッグストアせどりが取り扱えない商品
幅広い商品を取り扱うことができるドラッグストアせどりですが、ドラッグストアにあれば何でも売ることができるわけではありません。
仕入れをする前に確認しておきたいドラッグストアせどりが取り扱えない商品は、医療機器、医薬品、化粧品の小分け商品、海外直送によるヘルス・ビューティ商材、そして海外製医療器具・医薬品です。
また、Amazonが販売を許可していないものも取り扱えません。
あらかじめ慎重に分類を確認し、商品がこれらに該当する場合は仕入れないように注意しましょう。
規制・規約を事前に確認し、販売できない在庫を増やしてしまうのは避けましょう。
ドラッグストアせどりの仕入れ先
ドラッグストアせどりの仕入れ先には、具体的にどのようなところがあるか説明します。
まず、メルカリやフリルなどのフリマアプリは、実店舗ではありませんが携帯電話やパソコンを使って手軽に利用できる仕入れ先です。
自分の都合の良い時間に自宅や外出先から商品チェックや仕入れすることが可能です。
同じように、オークションサイトのヤフオクもインターネット環境があれば使用できますね。
フリマアプリやヤフオクなどの特徴は、商品の相場が大体決まっているため、安定した仕入れが可能であることです。
また、フリマアプリなどでは、出品案件によっては価格を値切ることもできます。
オークションサイトでは運が良ければ低価格で物を仕入れることもできます。
ヤフーショッピングや楽天ストアなどのネットショップは時間に縛られず、複数の販売元を比較しながら仕入れをすることができ便利です。
仕入れる品は実際に手に取って確認したいという場合には、マツモトキヨシなどのドラッグストア、コンビニやイオンなどの実店舗で仕入れするのが便利です。
店舗を歩いて商品陳列を見る中で最新の商品展開を幅広くチェックし、アイデアが浮かんだり需要動向の理解につながったりするかもしれません。
また、実店舗ではそれぞれ異なる特売品や廃版品の売り切りセールが行われることがあり、大変お得な価格で利益率の高い品を仕入れることができることもあります。
ドラッグストアせどりのメリットとデメリット
商品展開も幅広く気軽に始められそうなドラッグストアせどりですが、実際せどりを行う上でのメリットとデメリットはどのようなものでしょうか。
ここではドラッグストアせどりのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
ドラッグストアせどりのメリットとは
ドラッグストアせどりの良い点は、何といってもカバーする分野が広く取り扱う商品数が多いため、大量に商品を仕入れ販売することが可能な点です。
また、ドラッグストアせどりで取り扱う日用品や消耗品はお客さんが生活の中で身近で頻繁に使うものが大半なので、リピート買いをするケースや大量にまとめ買いをするケースも期待できます。
最初に買ったお客さんが戻ってきて二回目以降も同じ販売者から購入し続けたりまとめ買いをしてくれることも多々あります。
そのため販売者としては見込みが立てやすく効率的に販売でき、過剰な在庫を抱えづらいといった利点があります。
また、ドラッグストアせどりで扱う商品は小型で軽量の物が多いため、お客さんへの送料を安く抑えられるのも魅力です。
回転率が高い商品が多いため売上を伸ばしやすく、せどりに初参入する初心者でも始めやすい分野といえるでしょう。
ドラッグストアせどりのデメリットとは
初心者にも参入しやすいドラッグストアせどりのデメリットはあるのでしょうか?
ドラッグストアせどりのデメリットとして、Amazonで販売する際には、販売許可申請と併せてAmazonの大口出品に登録する必要があります。
大口出品に登録した場合、幅広いカテゴリの商品を取り扱うことができます。
また、出品ツールを使うことにより複数の商品を一括で登録できるメリットがあります。
しかし、中にはAmazonで販売停止要請を受けるケースもあります。
その場合には速やかにAmazonの指示に従い商品の販売を取りやめなければなりません。
Amazonで販売停止要請を無視した場合には、Amazonアカウントが永久に停止してしまうこともあるので、厳重に指示を守りましょう。
この場合、Amazonで売ろうと思っていた在庫は引き上げなければいけないので販売者にとってはリスクです。
Amazon以外の他の方法で販売していかなければなりません。
ドラッグストアせどりで儲かりやすい商品
ドラッグストアせどりは運用しやすい分野ですが、中でももうかる商品は色々あります。
ここではドラッグストアせどりでもうかりやすい商品を案内します。
仕入れる前にもうかりやすい商品を選ぶコツやより多く売りやすい販売方法を押さえ、賢くドラッグストアせどりで利益をあげましょう。
まずは仕入れする商品として、廃版商品に注目です。
化粧品や消耗品、日用品を生産するメーカーは、各商品の改良・新開発を重ね定期的に商品をリニューアルしているのにお気づきですか?
パッケージ、香り、質、機能、様々な改良がありますが、人によっては使い慣れているものをリピート買いして使い続けたいこともあります。
特にリニューアル前の廃版商品は需要が高いケースが多いです。
直接肌に触れるシャンプーなどのヘアケア用品や化粧品などは、毎日使用するため使い慣れしているものを選ぶ方も多くいます。
こういった分野の廃番商品は根強いファンがいてニーズがあります。
もう一般的な市場には出回っていない廃版商品なので、定価以上であってもその商品が欲しいというお客さんも多く、高めの価格設定でも売れていきます。
更に、ドラッグストアせどりで取り扱う商品はまとめ買いするお客さんも多いことから、はじめから単品で販売するのではなくセット商品として売り出すことも可能です。
例えば、シャンプーとコンディショナーは同じメーカーの同じ商品シリーズを選んで一緒に購入することが多いですよね。
あらかじめセット販売にすることで、セット購入される人の需要にも対応し売れやすくなります。
販売件数ごとの売上を伸ばすことにもつながります。
また、サプリメントなどが代表的ですが、初回限定で安く売りだされている商品をよく見かけませんか?
初回限定セール価格で販売されている商品は積極的に仕入れていきましょう。
特に、初回定期コースなどの商品は単価の高いものでも半額ほどで仕入れられることも多く、販売後の利益率が高くなります。
ここで紹介したポイントは、どれも難しい方法ではありません。
仕入れから販売方法まで、ちょっとした工夫を重ねてドラッグストアせどりに活かしてみましょう。
ドラッグストアの店舗で仕入れる際のポイント
ドラッグストアの実店舗での仕入れは、コツを押さえておけば外出帰りや買い物ついでにできてとても便利です。
ドラッグストアの店舗で仕入れる際のポイントを紹介します。
まず、実店舗ならではの方法として、初心者はお買い得商品が集まった見切り品のワゴンを必ずチェックしましょう。
多くのドラッグストアには見切り品を処分するために商品を集めたワゴンを設置しています。
できれば見切り品の元の価格を調べて、半額以上になっているものを仕入れると利益率が高くなります。
ワゴンの商品が多い場合も、よく見ると元値の大きいドライヤーなどの小型家電が安く処分価格で販売されているケースもあります。
商品数が多すぎて調べることができない場合は、値引き率の大きいものを中心にチェックしてみましょう。
見切り品のワゴンの次に注目したいのが手書きの値札です。
プリンターで印刷された値札ではなく、店員さんの手で急いで書かれたような値札をたまに見ることがあるでしょう。
手書きの値札は値段が安いものがあり、同じ商品をまとめて仕入れられる可能性もあるため、見逃さずにチェックしましょう。
ワゴンと違いパッとみて目立つ場所には無い場合もあるので、値札をよく見てみましょう。
Amazonでドラッグストア用品を販売する際の注意点
仕入れたドラッグストアせどりの商品をAmazonで販売する際は、どのような点に注意すべきでしょうか。
失敗する前に押さえておきたい点を説明します。
まず、新品のドラッグストア用品を出品する際には、あらかじめAmazonへ申請する必要があります。
Amazonでは新品未使用未開封品のみしか販売することはできません。
また、売りたい商品のメーカーの公式ショップがAmazonで販売している商品は、メーカー側から商品を販売しないように忠告のメッセージが来ることがあります。
取り扱える商品を理解してドラッグストアせどりを始めてみよう!
この記事では初心者でも始めやすいドラッグストアせどりについてポイントを説明しましたが、いかがでしたか?
ドラッグストアせどりを始める際は、あらかじめ取り扱える商品をきちんと理解したうえで始めましょう。
ドラッグストアせどりは対象商品の幅が広く、回転率の速さも見込めます。
せどりが初めてでもコツをつかんで、楽しく賢くドラッグストアせどりを始めてみましょう。