iPhoneのせどりが転売ヤーに人気の理由
最初に、iPhoneのせどりが転売ヤーに人気な理由について説明します。
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安定して仕入れができる
iPhoneのせどりが人気の理由のひとつに、安定して仕入れができることが挙げられます。
いくら売れることがわかっている商品であっても、仕入れるのが難しければせどりの商品として向いていないでしょう。
1回だけの転売ではなく、継続してiPhone転売で稼いでいきたいですよね。
iPhoneのなかでもどの機種が早く売れるのか、高値で売れる機種はどれなのか、機種ごとの特徴や相場を勉強しても、めったに仕入れられないのでは話になりません。
しかし、iPhoneは人気があるのでその心配はないでしょう。
人気があるということは、たくさんの人が持っているということです。
持っている人が多ければ、そのなかには売りたいと考える人も必ずいます。それを仕入れるのです。
仕入先が多い
iPhoneは需要があるので、さまざまなところで販売されています。
ゲオやブックオフ、リサイクルショップなどの実店舗では、ほとんどの店舗で中古iPhoneが販売されていますので、仕入れも容易です。
住んでいるところの近くに実店舗がない場合や、営業時間中に仕入れに行く時間が取れない場合は、ヤフオクやメルカリでも仕入れられます。
特にヤフオクやメルカリでは、相場を知らない人が出品していることも多いため、通常よりも安く仕入れができる場合もあります。
後は、あまり知られていませんが楽天市場でもiPhoneの中古商品が販売されていますので、合わせて確認すると良いでしょう。
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中古品であっても一定の価格で売れる
iPhoneには、高い価値があります。
総務省が0円販売を規制するまでは、「実質1円」や「一括0円」など、低価格でiPhoneが販売されていたこともあり、iPhoneはそこまで高い商品ではないと認識している人もいるかもしれません。
しかし、キャンペーンなどを抜いたiPhoneの本体価格は、定価10万円以上もするような高価な商品なのです。
中古品であっても、1万円以上の価値はあります。
さらに人気の機種は一定の相場で推移していて、価格が安定しているのも特徴です。
iPhoneの需要は今後も続く
iPhoneの人気は、一時的なブームではありません。
仕入れたあとで急激に値段が下がることはまずないと、考えることができます。
さらにiPhoneは、新型の機種だけではなく、旧型の機種でも売れます。
「iPhoneなら何でもいい」というユーザーもいて、そういう人が古い機種であっても購入するのです。
また、iPhoneの場合は根強いファンも存在していて「どうしてもその機種が欲しい」と、古い機種のiPhoneに価値を見出すこともあります。
機種によっては、プレミア価格がつくこともあるのです。
せどりができるiPhoneの種類
せどりでiPhoneを扱うときに気を付ける必要があるには、赤ロムを仕入れないようにすることです。
スマホや携帯電話には
- 白ロム
- 黒ロム
- 赤ロム
という3種類の状態があります。
iPhoneの転売で扱うのは、3種類のうち白ロムだけです。
白ロムとは
白ロムとは、携帯電話会社との契約が解約済みでSIMカードが入っていない端末のことです。
白ロムの端末には電話番号などの情報が記録されていないので、自分でSIMカードを差し込めばすぐに携帯電話として使用できます。
同じようにSIMカードを指して使用する携帯電話のうち、もともと携帯電話会社との契約がされていない端末もあります。
これはSIMフリーといって、白ロムとは区別されることが一般的です。
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黒ロムとは
白ロムに対して黒ロムは、電話番号などの情報が登録されている端末を指します。
具体的には、契約中のスマホのことです。
iPhoneせどりでは、黒ロムのiPhoneを扱うことはありません。
赤ロムとは
仕入れを行うときにもっとも注意する必要があるのが赤ロムです。
赤ロムの端末は、料金未納などが原因で携帯電話会社からロックされ、電話としては二度と使うことができません。
赤ロムの端末を販売してしまうとアカウントが停止になる可能性もあるので、絶対に仕入れないように注意する必要があります。
実店舗で販売されている中古のiPhoneは、基本的に赤ロムでないことが確認済みです。
しかし、ネットでは赤ロムの端末を白ロムと偽って販売していることがあるのです。
せどりができるiPhoneの選び方
それぞれのキャリアのネットワーク制限確認ページにIMEI(製造番号)を入力すると、白ロムかどうかがわかります。
IMEIは、iPhoneの化粧箱裏面のバーコード周りに記載されています。
ネットで販売されている場合、通常は端末番号が記載されているので、購入前に必ず確認しましょう。
端末番号の記載がない場合は、販売者に確認します。
確認しても教えてくれない場合は、購入をやめたほうが賢明です。
iPhoneの仕入れの確認ポイント
ここでは、iPhoneを仕入れる際に確認したほうがよいことを紹介します。
外傷はないか?
店舗で仕入れをするときには、実際に手にとって傷やへこみ、汚れなどがないかを確認します。
特に画面の傷は、小さなものでも見逃さないようにしましょう。
iPhoneは、ほとんどの場合ショーケースに入れて陳列されていますが、必ず手にとってチェックすることが大切です。
ネットで仕入れをする場合は、手にとってじっくり観察することができませんし、写真はいくらでもキレイに撮ることができます。
この場合は、出品者が出している商品説明を見て、詳しく説明されているものを選んだほうが安心です。
もし外傷に問題があるiPhoneを仕入れてしまった場合は、かなり安くしないと売れなくなってしまいます。
相場と比べてかなり安く販売されているiPhoneは、注意が必要です。
商品に何らかの問題がある可能性があるので、しっかり確認をしてから仕入れることにしましょう。
バッテリーの消耗具合は問題ないか?
バッテリーは、使用しているうちに徐々に消耗していってしまうものです。
長期間使用していたiPhoneでは、充電をしてもすぐに切れてしまうほどバッテリーが消耗してしまっている場合もあります。
そもそもバッテリーという部品には寿命があります。しかし、バッテリーの消耗具合は見た目からはわかりません。
そのため購入前には、iPhoneの最大容量を確認しましょう。
新品のiPhoneであればバッテリーの最大容量は100%ですが、中古のiPhoneだとバッテリーの最大容量は90%や80%など、バッテリーのへたり具合によって減っていきます。
iPhoneのバッテリー最大容量は、[設定>バッテリー>バッテリーの状態を開く]から確認できます。
中古のiPhoneを転売する場合、購入者も中古ということを納得しているので、ある程度はバッテリーが消耗していても問題ありません。
しかし、バッテリーの最大容量が極端に低いとクレームや返品になることが多いので注意が必要です。できればバッテリーの最大容量が80%以上のものを仕入れたいところ。
リサイクルショップなどの実店舗で仕入れる場合、バッテリーの最大容量は店員に確認すれば教えてくれます。
ネット仕入れの場合は、商品の説明として書いてあることもあります。書かれていない場合は出品者に問い合わせてください。
中には、激しい消耗や熱などが原因で、バッテリーに膨らみがあるiPhoneもあります。
バッテリーが膨らんでいる場合や充電できないなどの症状があるiPhoneは、バッテリー交換だけではなおりません。
修理しなくてはいけなくなる場合が多いので、ネットで仕入れる場合には特に注意が必要です。
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付属品は揃っているか?
iPhoneを新品で購入すると、イヤホンや充電器などの付属品が付いています。
せどりで転売をする場合も、本体のみを販売するより付属品がセットになっているほうが高値になりやすいです。
仕入れるときには付属品がきちんと揃っているかどうか確認しましょう。
付属品無しで販売されているiPhoneは、盗品である可能性もあります。
本体のみの商品を仕入れるときは、十分に注意しましょう。
評価は良いか?
中古品のiPhoneをネットで仕入れる場合、責任を持って商品を管理している出品者を選んで取引をしましょう。
出品者の過去の取引履歴や評価はネット上で確認できるので、そちらを参考にするとよいです。
出品者の評価がよくない場合は、コメントもしっかり確認します。
対応が悪い出品者やトラブルが多い出品者は、購入者ともめていることが多いです。
このような出品者を避け、優良な出品者のみから仕入れるようにすれば、問題のあるiPhoneを仕入れるリスクを低くすることができます。
iPhoneせどりの注意点
ここではiPhoneせどりを行うときの注意点を解説します。
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中古品のiPhoneはしっかり検品する
画面にヒビが入ったiPhoneを修理しないでそのまま使っている人を見たことはないでしょうか。
iPhoneはタッチ操作の性能がよいので、画面にヒビが入っていても使うことができてしまいます。
しかし、せどりでは傷やへこみのあるiPhoneは、販売価格が大幅に下がってしまうので仕入れないように注意する必要があります。
実店舗で仕入れる場合は、購入前に手にとってよく見ることができるので、問題はないでしょう。
慎重になる必要があるのは、ヤフオクやメルカリで仕入れをする場合です。
細かい傷やへこみは、写真ではわからないこともあります。
せどりで扱うiPhoneは、ほとんどの場合が中古品です。
仕入れたiPhoneは、必ず電源を入れてきちんと動作するかチェックする必要があります。
動作チェックの結果、場合によっては修理しないと売り物にならない場合もあるでしょう。
その場合は、思わぬ出費になってしまいます。
とはいえ、検品を怠ると、販売したあとでクレームが付いたり返品になったりする恐れもあるのです。
出品前の検品は、しっかりと行いましょう。
機種の知識が必要となる
iPhoneを転売するときには、事前の動作チェックが欠かせません。
しかし、正しく動作しているか確認するためには、機種についての知識が必要です。
iPhoneは初めて発売されてからの歴史も長く、たくさんの機種が存在しています。
そして、機種によって特徴や壊れやすい箇所、チェックしておいたほうがよいポイントが異なるのです。
仕入れたiPhoneの機種に合わせてあらかじめ故障しやすい部分を把握しておき、そこを重点的にチェックする必要があります。
iPhoneをせどりするにあたって、機種によって違う特徴を知識として身につけるには、ある程度の時間がかかります。
機種ごとの取引価格や口コミについての情報は簡単に手に入りますが、詳しい知識を得るにはカタログなどが必要だからです。
とはいえ、iPhoneを分解して修理できるほどの知識が必要なわけではないので、心配する必要はありません。
新品未開封品のiPhoneを中国に輸出する手法もある
iPhoneせどりと言えば、基本的には中古のiPhoneを仕入れて国内で販売するのが主流ですが、実は新品未開封のiPhoneをアップルストアから仕入れて、中国に輸出販売するせどり手法もあります。
「定価の仕入れ価格でも利益は出せるの?」と思う方もいるかもしれませんが、そこにはきちんと儲かるカラクリがあります。
現在は新品仕入れ中国輸出の手法は下火になっていますので、圧倒的に中古iPhoneを仕入れて国内転売するほうがおすすめなのですが、ひとつのiPhone販売のやり方として知っておいても損はないでしょう。
(関連)アップルストア仕入れのiPhone転売は儲かる?中国よりも国内転売がおすすめな理由
iPhoneせどりで人気の機種
iPhoneせどりで人気のある機種は、ドコモ回線のiPhone5sです。
古い機種なのでそれほど高値で取引されるわけではありませんが、回転の速さはずば抜けています。
iPhone5sに人気があるのは、サイズが小さいからです。
iPhone6以降の機種はサイズが大きくなっていて、使いにくいと感じている人もたくさんいます。
そのため古い機種であるiPhone5sが飛ぶように売れるのです。
ただし、iPhone5sはSIMカードを入れ替えても同一のキャリアの回線しか使うことができません。
auのiPhone5sが利用できるのはauの回線を利用している格安SIM会社のSIMカードのみ、ドコモのiPhone5sを使えるのはドコモ回線のSIMカードのみです。
格安SIMは、ドコモの回線を利用している会社が圧倒的に多いです。
そのため中古のiPhone5sはドコモ回線のものに人気が集中するのです。
iPhone5sほどではありませんが、iPhone6や iPhone7、 iPhone8などの比較的に新しい機種も人気があり、高値で取引されています。
(関連)せどりで売れるスマホって?押さえておきたい条件や仕入れのポイントは?
iPhone以外にせどりができるApple製品
Apple製品は、iPhone以外にも人気の商品がたくさんあります。
どれも価格が安定しているので、せどりでは扱いやすいです。
iPad
iPadには種類がたくさんありますが、すべて高値で売れます。
状態がよくて利益が取れる価格のものを見つけたら、どんどん仕入れていきましょう。
古いものでも問題なく売れるので、安心して仕入れることが可能です。
特に初期のiPadはもう製造されていないので、プレミア価格で販売することができます。
マニアが喉から手が出るほど欲しがる商品です。
MacBook
iPhoneと並ぶほど人気の高い商品がMacBookです。
Appleの製品は古い機種でも人気があるのが特徴ですが、MacBookも例外ではありません。
回転率がよく、古い機種でもどんどん売れていきます。
MacBookの中でも特に人気があるのは、Mac miniです。
Mac miniは特に高値で取引される商品で、プレミア価格で売れることもあります。
Apple watch
Apple watchも人気が高く、入手困難なモデルもあるので、せどりするのに向いています。
AirPods
無線イヤホンのAirPodsも人気が高く、高値で売れる商品です。
付属品
充電ケーブルやイヤホンなどの関連商品も人気があります。
新品で購入したときには必ず付いているものですが、失くしたり壊れたりした場合に中古でもいいから純正のものが欲しいという人がたくさんいるのです。
ヤフオクなどのオークションサイトやメルカリに代表されるフリマアプリなどで、安値で販売されていることがよくあります。
iPhoneのスマホ転売が儲かる理由は需要があるから
iPhoneのスマホ転売が儲かる理由は、「スマホは絶対にiPhoneを利用したい」という需要を持ったユーザーが国内に多いためです。
iPhoneを利用したい人が常にいるので安定的な利益に繋がり、出品すればすぐに買い手がつく状態になります。
それでは、なぜiPhoneには高い需要があるのか見ていきましょう。
操作性が高い
アップル社のiPhoneは、日本で最も人気のあるスマートフォンです。
周りを見渡しても、Androidを使っている人よりiPhoneのユーザーのほうが多いのではないでしょうか。
iPhoneに人気がある理由は、操作性の高さです。
直感的に操作をすることが可能なので、小さな子どもから年配の人まで、幅広い年代の人に愛用されています。
Androidよりも早く国内で発売された
日本ではiPhoneの人気が高いですが、海外ではiPhoneよりもAndroidのほうが人気があります。
なぜなら、海外ではAndroidは安く、iPhoneは高価だからです。
海外ではAndroidの人気が高いのに、日本ではiPhoneのほうがよく使われているのには理由があります。
日本では2008年に初めてiPhoneが発売されてから2010年にAndroidが発売されるまで、スマホといえばiPhoneしかない時代が2年間もあったのです。
その2年間に「スマホといえばiPhone」というイメージが定着し、その後も「周りがiPhoneを使っているから」という理由でiPhoneユーザーが多い状況が続いています。
みんなが持っているから自分も欲しいというのは、素直な気持ちではないでしょうか。だからiPhoneは人気があるのです。
回線契約を行わなくても利用できる
これはiPhoneに限った話ではありませんが、スマホは回線契約をしなくても使い道があります。
例えばゲームをするためや音楽を聞くために、2台目や3台目のスマホを持っている人はたくさんいるのです。
他にも、ちょっとした調べ物をするためにベッドサイドに置いておいたり、子どものおもちゃにしたりといった需要もあります。
スマホは中古であっても使い道があるのでよく売れます。その中でも特に人気があるのがiPhoneです。
売れるiPhoneを仕入れてせどりを成功させよう
難しそうに見えるiPhoneのせどりですが、コツさえしっかりと押さえれば、スムーズに行なうことが可能です。
ただし、新製品が発売されると人気の機種が入れ替わる可能性もあるので、最新情報はチェックしておく必要があります。
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さまざまな情報を参考にしながら、売れるiPhoneを仕入れてせどりを成功させましょう。