古本転売の基礎知識を理解しよう!
まずは、古本転売の基礎知識について紹介していきます。
古本転売の特徴や仕入れ先、ルールについて詳しくみていきましょう。
古本転売の特徴
古本転売には主に以下のような4つの特徴があります。
#初期費用が少ない
一般的に転売は、商品を購入するための資本が元手として必要です。
しかし、まとまったお金を準備することができないので、なかなか転売業に踏み出せないという人もいます。
しかし、古本転売にはこのような心配は要りません。
なぜなら、古本転売の初期費用はとても少なくて済むからです。
例えば、本は1冊108円から仕入れることができます。
したがって、古本転売は初期費用があまり用意できない人にとっても比較的参入しやすい転売ジャンルなのです。
#高利益率の商品が多い
古本は、低賃金で仕入れが可能なので高利益率で商品を売ることができます。
低価格で仕入れができるので、仕入れ金以上に利益が取れることが多いのです。
例えば、5万円の投資金で5万円の利益を得ることも期待できます。
#古本転売の手順
古本転売の手順は、「情報収集→仕入れ→商品化→出品→価格調整→発送」です。
このなかでも重要なのは「情報収集」です。
「どのようなジャンルの本が高値で売買されているのか」を、必ずチェックするようにしましょう。
最初のうちは、自分の好き嫌いで商品を仕入れてしまいがちです。
しかし、あくまで市場のニーズに仕入れをフィーカスし、需要と供給の流れのクセに気づくことが大切です。
#古本転売での高利益はまれ
残念ながら古本転売で高い利益を得られる転売ヤーは少ない傾向です。
なぜなら、1商品あたりの利益は数百円がほとんどなので大きな利益を上げるには時間がかかるからです。
利益額を上げるためには、仕入れ単価を上げたり、労働力を投入して取扱い量を増やしたりする必要があります。
古本転売の仕入れ先
古本転売の仕入れ先といっても、どれも同じではありません。
よく利用されている4つの古本転売の仕入れ先を、ポイントとともに紹介していきます。
#古本屋
ブックオフ・バリューブックスなどが該当します。古本屋では100円ほどの安値で売られている本が大量に売られています。
#フリマアプリ
メルカリやラクマなどが該当します。フリマアプリは、送料込みで販売されている古本を仕入れるときに使用するとよいです。
#ネットオークション
ネットオークションの代表は「ヤフオク!」です。ネットークションでは、検索時に入札順に並び替えてから人気が高いものを仕入れるようにします。
#ネットショップ
Amazonランキングを主に利用します。そのランキングの順位、1万円くらいまでの本を仕入れます。
新品の本を売るときのルール
新品の本を売るときの2つのルールについて説明します。
#再販制度
再販制度という、新品の本を仕入れる際に適用される制度があります。
これは、「新品で売る場合に定価と同じ額で出品する必要がある」というルールのことです。
このとき、定価以上でも定価以下でもいけないことがポイントです。
必ず定価と同じ額で出品することになるので、新品の本では儲けを得ることはできないことに注意しましょう。
#Amazonでの転売ルール
Amazonで転売する際には、ポイントを付与すると商品が売れやすくなる傾向です。
うまくAmazonの制度を活用すれば、売り上げを伸ばす助けになります。
また、Amazonでは1度でも開かれた本は新品として出品してはいけないというルールがあります。
したがって、全く読んだ気配のない本であっても1度手に取られた本であれば古本として売ることが可能です。
古本転売のメリットとデメリット
古本転売には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
それぞれに関して詳しくみていきましょう。
古本転売のメリット
古本転売のメリットはどのような点があるのでしょうか。
そのポイントについて説明します。
#少ない資本から転売可能
古本転売は、少ない資本からできるので転売初心者であっても始めやすいというメリットがあります。
パソコンや梱包資材などがあれば新たな投資をする必要もありません。
元手が、ほぼかからない状況から転売なので失敗をして大きな負債をかかえるというリスクも少ないです。
#知識が資産になる
古本を転売するなかで、売れ筋の古本について知識を得ることができます。
なぜなら、実践的に転売を経験するなかで、「どの本が売れるか」ということを徐々に理解できるようになるからです。
そうして売れる本の特徴がわかるようになると、繰り返して稼ぐことも期待できるでしょう。
古本のジャンルは膨大ですが、たくさんある本のなかから得意分野で売り上げを伸ばしていくことができるようになります。
#外注化が可能
転売を行うためのツールは、たくさんあります。
これらをうまく利用することで作業をシンプルにし、転売で最も大切な「仕入れ」に集中していきましょう。
例えば、集客はヤフオク!やAmazonに任せることも方法一つです。
また、商品状態のチェックや売り上げのデータ管理などの単純作業も外注化することで、本当に注力したい業務に集中することができます。
古本転売のデメリット
一方で、古本転売のデメリットにはどのような点があるのでしょうか。
そのポイントについて説明します。
#商品化の手間がかかる
古本を商品として売ることができる状態にするためには、多くの工程が必要です。
クリーニングや値札はがしなどを一つ一つチェックする作業は、非常に時間と手間がかかります。
#大きな利益を生むための働力が必要
古本転売は、1冊あたりの利益が低いため、薄利になるケースが少なくありません。
そのため、古本転売で大きな利益を得ようとする場合には、大きな労働力が必要となります。
個人的に転売を始めようとする段階では、多くの労働力を集めることは簡単ではありません。
#大都市に住んでいないと不利
人口の少ない地域に住んでいると、地元だけでは仕入れが十分ではなく厳しいケースが多い傾向です。
したがって、大都市圏に住んでいないと店舗での仕入れが難しいため、経費をかけてでも定期的に大都市まで仕入れに行く必要があります。
#商品の保管スペースが必要
商品は、仕入れをしたあとすぐに売れるわけではないので、商品の保管スペースが必要です。
特に、漫画や小説はシリーズものが多いので、まとめて保管するためのある程度大きい場所がなければなりません。
古本を仕入れるときのポイント
古本を仕入れるときには、どのような方法で店舗から行うとよいのでしょうか。
そのポイントを紹介していきます。
ブックオフでの仕入れ方法
今回は多くの人になじみのある、ブックオフでの仕入れの方法を例にして説明していきます。
#「せどりすと」を活用する
「せどりすと」とは、商品バーコードの読み込みや検索、出品、そしてリスト作成までサポートしてくれるアプリです。
このアプリを使うと、本のバーコードを読み込み、アプリとバーコードリーダーを連携させてリサーチスピードを上げることができます。
この「せどりすと」をスマホにインストールしておけば、外出中であっても商品価格の変動をチェックすることができるのでとても便利です。
#相場をよむ
「せどりすと」で商品のバーコードから情報を読み取ったら、次は相場をよんでいきます。
目の前にある商品がどのくらいの価格で売れるのかをチェックしましょう。
ランキングや値段を調べていくなかで、相場の高い本にはどのような特徴があるのか、その傾向をつかむことができます。
#比較しながら利益を調べる
ある程度仕入れたい商品の相場がつかめるようになったら、「せどりすと」で本の最安値とAmazonランキングを比較して調べていきましょう。
比較するランキングは、Amazonでなくても別に構いませんが、Amazonのランキングは一般的で簡単に情報が得られるのでおすすめです。
商品の価格と需要の変動を見極めながら、「その商品を仕入れることでどのくらいの利益が出るか」を調べるようにしましょう。
どんな店舗を選ぶべき?
仕入れる店舗を探す際には、どのようなポイントを押さえて選ぶべきなのでしょうか。
#店舗の規模で選ぶ
大規模な都市であるほうが、中古の本を仕入れる際に便利であると前述しました。
しかし、小さな都市であっても大型店といわれる大規模な店舗がある場合があります。
そのような大きな規模の店舗であれば、豊富な種類の古本を仕入れることは可能です。
店舗の規模が大きい店は、必然的に大きな都市に集まる傾向にありますが、都市だけではなく店の規模に焦点を当てて店舗を選ぶようにするとよいでしょう。
#場所の利便性で選ぶ
駅前や自治体の中心部など利便性が良く通いやすい店舗では、時間をかけずに店舗せどりをすることが可能です。
利便性が高い場所では、物のやり取りに手間や時間が少なく済みます。
したがって、スムーズに輸送ができる場所を選ぶようにしましょう。
#大学の有無で選ぶ
近隣に大学がある店舗では、参考書や赤本などを仕入れやすいことが特徴です。
大学生は、本を買う機会が多く大学周辺の地域は歴史も深いため近くには古くから続いている古本屋も多くあります。
このような地域では、専門書や学術書のほかにも参考書や試験対策本といった需要の高い本を仕入れることが可能です。
#地価で選ぶ
富裕層が住んでいるような地価の高い地域にある店舗では、状態のきれいな古本が仕入れやすいという特徴があります。
あまり読み込んでいない本であっても中古として出回っていることがあるので、富裕層の多くいる地域の特徴を把握しておくことも重要です。
古本転売で利益を得るためのポイント
ここでは、古本転売で利益を得るためのポイントにはどのような点があるのか、紹介していきます。
利益率の高い古本
利益率の高い古本には、主に3つのポイントがあります。
#ポイント1. 本の状態
1つ目のポイントは「本の状態」です。
汚れがなく自分が購入すると想定した場合でも満足感が高いかどうかがポイントです。
納得して買うことができると感じることができるきれいな本であることは利益率に大きく貢献します。
また、カバーに光沢があり、すれなどのない本であることも大切です。
本のなかに折り目がなく、日焼けのあとがないかもチェックするようにしましょう。
#ポイント2. 本の種類
2つ目のポイントは「本の種類」です。本のジャンルによって売り上げは大きく変わります。
ビジネス書やパソコン関係の本は新しい本のほうが利益率が高い傾向であることを抑えておくようにしましょう。
また、専門性の高い宗教書や哲学書・心理学や占いなどの本も人気が高い傾向です。
そのほか、コミックの全巻セットや付属品のある本は、ばら売りの本よりも利益率が高いため、できるだけまとめ売りをするようにしましょう。
加えて、人気小説家の最新の本や文庫本などのセット販売も、高い利益率を見込める商品です。
#ポイント3. 本を売る時期
3つ目のポイントは、「本を売る時期」です。
本は売る時期によってその利益率が変化することがあります。
特に、大学の教科書や赤本は夏休み後に売れやすくなります。
また、人気作家の本は人気のピークが過ぎると中古本に流れる数が多くなるので、単価が低くなることがあります。
仕入れの時期をよく見極めるようにしましょう。
Amazonで転売する方法
Amazonで転売する際には、どのようなポイントがあるのでしょうか。
主に2つのポイントについて説明していきます。
#ポイント1. 手間が省ける
ポイントの1つ目はAmazonを利用すると転売の手間を省くことができるという点です。
Amazonでの転売は、Amazonを通して行うことがメインなので購入者とのやり取りなどがあまり必要ではありません。
したがって、数多くの商品を転売する際には膨大な管理の手間を省くことができます。
#ポイント2. FBA利用のメリットとデメリットを押さえる
「FBA」とは、「フルフィルメントby Amazon」の略称で、Amazonが提供する販売業務効率化サービスのことです。
FBAを利用すれば在庫を保管するスペースは必要なく、発送なども行ってもらえるので自宅が狭い転売ヤーに向いています。
このFBAを利用するためには、手数料が必要です。
しかし、逆にこれを使用せずに自身で古本を発送する場合にはFBAの手数料はかかりません。
古本転売を始めてみよう!
古本転売を成功させるためには、「仕入れ」と「転売」のポイントを十分に理解することがポイントです。
転売について多くの情報を得られるようになると、損なく効率的に古本転売を行うことができます。
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