Amazonの価格推移チェックが重要な理由
Amazonで物販ビジネスを行う際、価格のチェックが重要といわれる理由は、価格推移をきちんと調べたほうが稼げるためです。
Amazon物販の初心者には、価格に関する以下のような失敗がよくみられます。
価格が下がるタイミングを逃して、競合と比べて高すぎる設定にしたために売れ残ってしまった。
2.販売機会を逃す1とは逆に、価格が上がる時期に合わせて値上げできず、利益を十分に上げられなかった。
3.市場動向を見落とす競合他社の動向やセールの時期などを把握できず、戦略がないまま販売して結局売れずに終わってしまった。
Amazonの物販ビジネスで失敗を防止するためにも、きちんと価格推移をチェックしましょう。
価格チェッカーツールは「Keepa」がおすすめ!
Amazonの物販ビジネスで商品の価格推移をリサーチする際には、価格チェッカーツールの「Keepa」を使うのがおすすめです。Amazonの価格推移チェックに欠かせない「Keepa」とは、どのようなツールなのかを詳しく解説します。
「Keepa」とは?
引用元:Keepa(※別タブで開きます)
Keepa(キーパ)は、Amazonで販売されているすべての商品の価格変動を自動で追跡してくれるツールです。Amazonで物販をする際、商品の相場を調べるのに最も適したツールといえるでしょう。
Google Chromeの拡張機能でKeepaをインストールすると、ブラウザ上でAmazonの商品ページに価格推移のデータグラフが表示されるようになります。
Chrome以外のブラウザでは、Firefox、Opera、Microsoft Edge、Safariでも利用可能です。
トラッキング機能も備わっており、購入したい価格を設定しておくと、その価格になったときにメールやSNSで通知が受け取れるため、「もう少し値段が下がったら仕入れよう」「需要が増えてきたからあと○○円値段が上がったら出品しよう」という判断が素早くできます。
日本のAmazonだけではなく、他国のAmazonの情報もチェックできるため、日本のAmazonで仕入れてアメリカ版Amazonへ出品する(またはその逆)場合にも活用できます。
Keepa公式サイト:Keepa(※別タブで開きます)
Keepaの使い方についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
(関連)Keepa完全ガイド|基本の使い方からAmazonせどりでの仕入れ判断まで
Keepaの無料版と有料版の違い
Keepaは無料かつアカウント登録なしで使うことも可能ですが、有料版を利用するとより詳しい情報をリサーチできます。有料版は月額19ユーロ(約3,000円)、年額189ユーロ(約30,000円)です。
Keepaの有料版と無料版には、以下のような違いがあります。
機能 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
価格推移グラフ | ○ | ○ |
トラッキング機能 | △(部分的) | ○ |
Data機能 | × | ○ |
バリエーション機能 | △(部分的) | ○ |
売れ筋ランキング | × | ○ |
ライバル出品者数 | × | ○ |
ライバルの在庫数 | × | ○ |
レビュー数 | × | ○ |
物販初心者で有料ツールを使ったことのない人は、まずは無料版で価格推移をチェックしてみるとよいでしょう。
一方、物販ビジネスを確立させたいAmazonセラーの場合は、有料版をおすすめします。仕入れや出品の判断をより正確に行うには、売れ筋ランキングやライバル出品者数の情報が不可欠だからです。
もちろん、無料版からスタートして、後から有料に切り替える方法でもOKです。
Keepaの無料版と有料版の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
(関連)Keepaの無料版と有料版の違い|料金・機能を徹底比較
KeepaによるAmazonの価格推移の調べ方
Keepaを使ってAmazonの価格推移を調べる方法は、以下の3つです。
ブラウザで拡張機能を使って調べる
Keepaをブラウザの拡張機能でインストールすると、Amazonの各商品ページに下の画像のようなグラフが自動で表示されるようになります。Keepaユーザーはこの拡張機能を利用することが多いので、まずはインストールするのがおすすめです。
Google Chromeであれば、ChromeウェブストアでKeepaを検索して、右上の「Chromeに追加」をクリックすることでインストールできます。
インストールが完了したら、ChromeのブラウザでAmazonのサイトへ行き、任意の商品ページを見てみましょう。下のほうに商品の価格推移がグラフで表示されるようになります。
Chromeウェブストア「Keepa - Amazon Price Tracker」:Keepa - Amazon Price Tracker - Chrome Web Store(※別タブで開きます)
拡張機能とブラウザ版のKeepaの使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
(関連)Keepaの使い方で覚えるのは6つだけ!Amazonで売れる商品を見つける神ワザも紹介
(関連)Amazonの価格推移をカンタン分析!価格チェッカー「Keepa」の活用術
Keepaのサイトから検索して調べる
価格推移のグラフは、Keepaの公式サイトからも検索可能です。まずは、ページ上部に並ぶメニューから「検索」を選択します。
Keepa公式サイト:Keepa(※別タブで開きます)
この機能はKeepaのアカウント登録をしなくても使えますが、リサーチできる情報は限定的です。たとえば、売れ筋ランキングやアイテム数、月間販売数などを見るにはアカウント登録(有料版)する必要があります。
すぐ下に検索窓が出てくるので、そこに商品名を入力しましょう。ここでは「ワイヤレスイヤホン」と入れていますが、具体的な商品が決まっている場合は型番やASINコード(Amazonの商品識別番号)でも検索できます。
検索すると、以下のように該当する商品が並ぶので、調べたい商品をクリックします。
すると、拡張機能を使ったときと同じグラフがポップアップで表示されます。
また、メニューの左端にある「商品」ページでもリサーチが可能です。グラフに表示させたい項目も選べるので、チェックしてみましょう。
スマホアプリをダウンロードして調べる
Keepaは、iOS版もAndroid版もアプリがあるので、スマホの使用頻度のほうが高い人はアプリでAmazonの価格推移をチェックできます。商品ページに表示されるグラフも、以下の通りブラウザと変わりません。
Keepaで得られる情報は多岐にわたるので、ブラウザで見たほうがわかりやすいですが、アプリにもメリットはあります。たとえば、店舗で仕入れをする人は、外出先でもチェックしやすいアプリは便利でしょう。また、トラッキング通知が届いた際もリアルタイムでアクションできるのはアプリならではです。
スマホアプリ版Keepaの使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
(関連)スマホアプリ版Keepaの使い方・導入手順を画像付きで解説
【機能別】Keepaの見方・使い方
続いて、Keepaの具体的な見方や使い方について、以下の内容を解説します。
Keepaのグラフの見方について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
(関連)Keepaのグラフの見方をマスター!価格変動を効率的に分析する方法
価格履歴機能
Keepaでは、Amazonの商品ページに表示される価格推移のグラフをチェックするのが基本的な使い方です。たとえば、下の画像のように、最高値と最安値を確認します。
▼最高値のとき▼
▼最安値のとき▼
この例では、最高値は1万5,786円、最安値は8,400円とわかります。つまり、いくらで仕入れればお得か、いくらで販売すれば利益を出せるかが判断できるということです。
また、グラフの情報は価格のトレンド予測にも役立てられます。価格が上がり続けている、下がり続けているといった傾向を見れば、将来の価格動向を予想しやすくなるからです。
たとえば、新製品の登場直後は高値でも、その後半年で値下がりするといったサイクルを把握することで、仕入れや販売のタイミングを間違いにくくなります。
商品価格のトラッキング(追跡)機能
Keepaには、トラッキング機能も搭載されています。価格履歴から商品の最高値と最安値を把握し、最安値に近くなったら仕入れようと決めたとしても、常に価格をチェックするのは手間がかかり現実的ではありません。
トラッキング機能は、事前に設定した金額になったら自動で通知してくれる機能なので、とくに複数商品の価格を追っている場合に便利です。
トラッキング機能は、価格推移グラフの右にある「商品のトラッキング」というタブで設定できます。
トラッキングは、Amazonによる出品とAmazon以外のセラー(サードパーティ)の出品に分けて設定可能です。ただし、トラッキングする金額には送料が含まれていないため、利益計算を間違えないように注意しましょう。
Data機能
Dataタブでは、商品に関する情報をまとめて表示させることが可能です。売れ筋ランキングや在庫状況、価格、1か月の販売個数について、現在の数値と過去の平均値を一覧で確認できます。
Data機能があれば、価格履歴グラフをじっくり見なくても変動の傾向がざっと確認できるので、市場のトレンドを把握したり、価格設定の参考にしたりできるのがポイントです。
たとえば、「売れ筋ランキング-Drops last 30 days」の数値が82だった場合、過去30日間でランキング順位が82回上がった(=82個売れた)ことがわかります。仮に、この商品を現在の相場よりも安く仕入れられる状況にあるのなら、利益を出せそうだという判断が可能です。ただし、Data機能は有料版でないと確認できません。
バリエーション機能
バリエーションタブは、色やサイズを複数展開している商品に対して使います。たとえば、異なる色で販売されているワイヤレススピーカーの場合、価格や販売個数はカラーによって変わるため、それぞれのデータが必要になるからです。
バリエーションタブを選択すると、どの色やサイズが売れ筋なのかが判断できます。これにより、売れにくい商品を仕入れてしまうといったミスを防げるのがポイントです。
Keepaでは、バリエーションごとの売れ筋ランキングや価格推移、在庫状況といった情報を確認できるため、物販ビジネスに本格的に取り組んでいる人は積極的に利用するとよいでしょう。
Keepaを使ったAmazon価格設定の戦略
続いて、Amazonの物販ビジネスで価格設定を行う際、戦略的にKeepaを使うにはどうしたらいいか、ポイントを解説します。
Keepaを使ってAmazonで稼げる商品を見つける方法について詳しく知りたい方は、以下の動画も合わせてご覧ください。
価格推移を活用した適正価格の設定
Amazonに出品したい商品の価格設定を行う際は、Keepaで「最安値・最高値・平均価格をチェックして適正価格を導き出しましょう。価格変動のグラフは1年や全期間など、長期表示にすると、より傾向がわかりやすくなります。
「この商品、いくらで売ればいいの?」と思った場合に、なんとなく値段をつけたり、勘で決めたりするのではなく、きちんとデータを見て判断しましょう。仕入れ値とAmazonの価格推移から判断して、商品が売れ残らず、利益も出せるような適正な販売価格を見極めるのが大切です。
セール時期や市場トレンドの予測
Keepaを使ってAmazonでの価格変動のグラフを見ながら、現在、他の出品者がどのような価格で販売しているのかを調べ、セールのタイミングや需要の高まる時期を見極めましょう。
毎年同じ時期に価格が上がっているなど、グラフから商品の価格推移に関する傾向が読み取れます。Keepaで商品の価格が変動しやすい時期を前もって把握しておき、適切なタイミングでセールや出品を行うと良いでしょう。
仕入れ・在庫管理の最適化
Keepaを使って売れ筋ランキングや月間販売数などのデータから「売れ行きの良い商品」や「月間の販売数は少なくても確実に売れている商品」を把握して、仕入れに活用すれば、売りたいタイミングでの在庫切れを防止できます。
競合が安売りしている場合などは、焦って値下げせずにKeepaの価格推移から将来の相場を見極めていきましょう。価格設定を間違えて損をする心配がなく、十分な利益を出せるようになります。
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Amazonの価格推移がわかるその他のツール
Amazonの価格推移がわかる、Keepa以外のその他のツールを紹介します。
Amacode
引用元:Amacode(※別タブで開きます)
Amacodeは、Amazonセラーのために作られた、価格推移を確認できるツールです。アプリ版(iPhone・Android)とWeb版の両方があります。
商品のバーコードを読み取ることで、カート価格、新品/中古の最安値と損益分岐点(それぞれの価格からAmazon販売手数料を引いた額)、過去1年分の売れ筋ランキング(有料版のみ)が表示されます。
こうした情報から、損益分岐点よりも安く仕入れることができれば、その差額分の利益が得られると判断することができるでしょう。
有料版の「Amacode Pro」は月額5500円です。
Amacode公式サイト:Amacode(※別タブで開きます)
Seller Sprite
引用元:https://www.sellersprite.com/jp(※別タブで開きます)
Seller SpriteはAmazon専用のリサーチツールです。iOS版のみアプリはありますが、長らくブラウザで使用されてきたツールなので、Androidの人もスマホのブラウザで利用すれば問題ありません。
Seller Spriteの場合、Amazonでの価格推移を追うというよりは、ビッグデータを用いた詳細分析をするのに使うのが一般的です。たとえば、OEM商品を開発する際、Amazonで検索されているキーワードを割り出すのに役立ちます。
ライバルセラーのリサーチもできるので、データに基づいた本格的な物販プロセスを確立させたい中・上級者向きといえるでしょう。なお、データダウンロードやモニタリング機能など、一部有料版にしか対応していない機能もあります。
有料版は月額1万3998円です(スタンダード会員の場合)。
Seller Sprite公式サイト:セラースプライト(※別タブで開きます)
HOW MUCH
引用元:「セラー向け価格チェックツール | HOW MUCH」をApp Storeで(※別タブで開きます)
HOW MUCHはiOS版のみで利用可能な無料のスマホアプリです。Amacodeのように商品バーコードを読み取ると、Amazonや他のECサイトの価格を一覧で確認できます。
HOW MUCHからKeepaのデータへ飛べるリンクがあるので、Keepaユーザーは価格推移も並行して調べることが可能です。
HOW MUCHの強みは、楽天市場やYAHOO!ショッピング、ヨドバシ.com、ビックカメラ.com、メルカリ、ラクマなど、Amazon以外の商品価格を把握できる点といえます。この情報があることで、どこで商品を仕入れるべきかという判断がしやすくなるでしょう。
ただ、検索結果は縦にズラッと並ぶため、スクロールして価格を比べるのを手間に感じる人はいるかもしれません。
HOW MUCHダウンロードサイト:「セラー向け価格チェックツール | HOW MUCH」をApp Storeで(※別タブで開きます)
Amazonで価格推移を調べる方法に関するよくある質問【FAQ】
Amazonで価格推移を調べる方法に関する、よくある質問に回答していきます。
Amazonで商品の値段の推移を調べるには?
Amazonの価格推移をリサーチするなら「Keepa」がおすすめです。
Amazonで販売する商品の価格推移をチェックするには、さまざまなツールがあるものの、機能や使いやすさではKeepaがベストといえるでしょう。
Amazonで価格が下がったら通知する方法は?
Keepaのトラッキング機能を利用しましょう。
トラッキング機能を使えば、Keepaが価格推移を監視して設定金額になった際に自動で通知してくれます。
Amazonで価格推移が起こる原因は?
Amazonで価格推移が起こるのには、以下のようにさまざまな要因があります。
- トレンドの変化(人気や季節による需要の変動)
- 競合の増加
- 他の出品者が低価格で出品
ユーザーの注目を集めて商品を売れやすくするため、ライバルが値下げして出品する場合がある。 - 商品の需要が低下
商品自体の人気が落ちてきたり、新しいモデルが発売されたりした場合、価格推移が動くことがある。 - テレビやSNSなどメディアでの紹介
Amazonの価格変化は多様な要因で起きるため、Keepaで価格推移のデータをチェックしながら、今後の推移を予測していくのが大切です。
Amazonの価格推移は価格チェッカーKeepaで調べてみよう!
この記事では、Keepaの使い方について詳しく解説しました。
上記のKeepaを使ったAmazon価格の戦略を理解して、Amazonせどりに活用してみてください。
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