中国輸入の特徴
中国輸入を始める方の多くは、原価も安く利益率もよくて、楽なビジネスなのかなと?とイメージされる方も多いかと思います。
ただ原価も安いということは、商品のクオリティーも低い可能性が高く、
商品選定を一歩間違えると、日本ではクレームになり得るような粗悪品も数多く存在するということを肝に銘じてください。
また、中国は偽物が蔓延している国でもあります。販売時には細心の注意を払ってください。
中国輸入 偽物仕入れ・販売のリスクとは
あまりにも危険な中国輸入のリスクについて記載していきたいと思います。「君子危うきに近寄らず」を徹底してください。
知らなかったでは済まされません。
偽物品を仕入れた場合、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金になります。
偽物と知りながら、販売を行った場合は、商標権侵害(商標法78条)10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方を科せられる。
相手に本物だと偽って販売を行った場合は詐欺罪(刑法246条)
詐欺罪の場合は、10年以下の懲役刑で、罰金刑はないので、より重い罪。
ECサイトのアカウント停止 永久ブラックリスト入りのリスク
物販を行っている方の多くは、Amazon、楽天、ヤフーショッピング、バイマ、ヤフーオークション、メルカリなどのプラットフォームを利用して販売されてると思います。
圧倒的な集客を誇るプラットフォームで販売ができなくなってしまうと、それこそ致命傷です。
運営側に違法性のある商品を販売していることが知られたら、出品永久停止処置等になります。
もし偽物であれば、お客様からもすぐ通報される可能性が高いです。
商標権の侵害 税関で破棄
タオバオに限らず、中国から商品を仕入れようとすると、商標権を侵害した商品があまりに多いことに気づきます。
当然、日本でそういった商品を販売してしまえば商標権の侵害で逮捕される可能性もあります。
商標権侵害のある商品を輸入した場合に、関税局から輸入差し止め通知がきます。
輸入物が本物か偽物かの調査が行われ、商標権を侵害していると判断された場合、異議申し立て、もしくは破棄しなければなりません。
もしジブリやディズニーのコスプレを扱っていた場合などは、意義申し立てする人はいないと思います。
商品の品代、送料、時間の全てが無駄になりますし、量が多い場合は打撃も相当大きくなります。破棄手数料も馬鹿になりません。
中国輸入 偽物の可能性が高い商品
ブランド品(アパレル)
デザインや柄の近い商品なども調査の対象に入ります。
有名なところでいうと、チェック柄で有名なBURBERRY(バーバリー)、ルイ ヴィトン ダミエ柄の 偽物は要注意ですね。
絶対に取り扱わないでください。
キャラクター商品(海賊版)
スプーニー&謎のミッキー
電化製品(大手のコピー品)PenesamicG 謎です。
偽物を避けて安全に仕入れるポイント
①偽物が多いジャンルを避ける
②激安すぎる商品は避ける
③テスト仕入れの実施
④商品にロゴや印字が無いものを選択
ノーブランド品を見極める方法
ノーブランド品を選ぶ際に重要なのは、
「商品自体にブランドのロゴなどの印字があるかどうか?」
を見極めることです。
初心者の方でも印字の有る無しくらいなら簡単にチェックできますから、よく確認するようにしてください。
「君子危うきに近寄らず」を徹底してください。
知らなかったでは済まされません。
人生を台無しにしてしまうリスクもあることを忘れないでください。
中国ブランドも偽物だらけ
例えばXiaomi(シャオミ)は中国ブランドであるにもかかわらず、中国国内で多くの偽物が出回っているという現状があります。
タオバオやAliexpressの販売品が、本物である保証が一切ない訳ですから、
本物を手に入れる確率というのは、一体どれくらいなのでしょうか?
例えば偽物を手にした消費者が、Xiaomi(シャオミ)ってこの程度なんだという印象になるのは、中国のメーカーにしてもマイナスでしかないはずなのですが、残念ながら偽物だらけという事態は当分変わらないと思われます。
中国輸入では、ブランド品を絶対に扱わない。これを鉄則としてください。
日本であっても偽物は存在しますが、日本と比べて割合が桁違いです。99.9%偽物と思ってください。
ニュースやメディアは、パクリのアニメやパクリテーマパーク特集を面白おかしく放送することもあり、良い印象はほぼありません。
偽物の流通が多いジャンルに手を出さないということが大前提でしょう。特に偽物が多いジャンルは、高級ブランド・有名ブランドの商品です。
かなりの確率で税関に引っ掛かると思われますし、そもそも法律違反になり、最悪の場合、検挙されることもないとは言えません。
また正規品の証明書を添付していたりすることもあるようですが、この証明書が偽物の可能性もあるということ知っていた方がいいようです。
また代行業者で検品は行ってもらえるから大丈夫なのではないか?と考える方もいるかもしれませんが、そもそもブランドの目利きや鑑定などはできませんから、代行業者を介しても全く意味がありません。
しかし良心的な代行業者でしたら、仕入れた時点で忠告があり、返品するのか、もしくは破棄するのか?などの打診はしてくれるでしょう。
とにかく「ノーブランド品」を扱うこと、偽物の多いジャンルは絶対に避けてください。
偽物が多く流通しているという意識を持って、かなり疑り深く対応するのが間違いないでしょう。