中国輸入のやり方3ステップ
中国輸入とは「中国から商品を仕入れ、日本で販売して利益を上げる」ビジネスのことです。
手順は意外とシンプルで、基本のステップはたったの3つで構成されています。
それぞれのステップについて、ざっくりと全体像を見ていきましょう。
中国輸入に関する全体像の詳細については、以下の記事で解説していますので、あわせて参考にしてください。
(関連)中国輸入のすべてが1記事でわかる!初心者~プロまで対応【2025年版】
また、以下の動画でも詳しく中国輸入に関するノウハウを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ステップ1:販売する商品をリサーチする
まずは「何を売るか」を決めるために、売れ筋商品のリサーチからスタートしましょう。物販総合研究所がおすすめする方法は以下の2つです。
- メルカリでリサーチ(アプリのみでOK)
- Amazonでリサーチ(「セラースプライト」というツールが便利)
メルカリで売れ筋商品を探す場合は、アプリだけで完結します。ニーズや売れ筋を手軽に把握できる点が魅力です。
Amazonで売れ筋商品を調べる場合は、専用ツール「セラースプライト」を使うのが便利でおすすめです。人気キーワードやライバルの情報まで深くチェックできます。
具体的なやり方は、以下の記事をチェックしてみてください。
(関連)【図解】中国輸入リサーチのコツは2種類だけ!おすすめツールも紹介
ステップ2:商品を中国から仕入れる
次に、実際の商品を仕入れます。物販総合研究所がおすすめする中国の仕入れサイトは以下の4つです。
目標とする売上金額によって、適切な仕入れ先が変わります。
初心者で、まだ多額の売上を目指していないという場合は、アリエクスプレスからの仕入れにチャレンジしてみるのがおすすめです。日本語に対応しており、コンビニ支払いもできるため、安心して取引を進められます。
タオバオや1688.com、Alibaba.comは大量仕入れ・大量販売に適しています。
ただし言語が中国語・英語にしか対応していないことや、国外発送に未対応などのハードルがあるため、中級者以上向けです。これらのサイトを活用する場合は、代行業者にサポートしてもらいながら、仕入れを進めると良いでしょう。
代行業者に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
(関連)中国輸入代行業者おすすめ12選|利用者アンケートで評判が高いのは?
ステップ3:日本で販売する
商品を仕入れたら、日本で販売します。
中国輸入ビジネスでは以下の4つのプラットフォームが、販売先として多く使われています。
- メルカリ
- Amazon
- ネットショップ(BASEとか)
- クラウドファンディング
仕入れ先同様に、稼ぎたい金額によって適した販売プラットフォームが変わります。
次の段落では、目標金額のレベル別にそれぞれの適した方法を解説します。
レベル別の中国輸入のやり方一覧
中国輸入は目標とする売上金額ごとにベストなやり方があります。
ここからは、まずは月1万円から始めるという人をレベル1、月50万円以上を目指す人をレベル5とし、それぞれの適切な中国輸入のやり方を解説します。
「自分がどれくらい稼ぎたいのか」を把握した上で、参考にしてください。
【レベル1】中国輸入のやり方|月利1~3万円(メルカリ)
中国輸入初心者はまずはレベル1の方法からチャレンジしてみましょう。
この方法は代行業者が不要なので、個人でもすぐに始められます。
仕入れ先 | アリエクスプレス(AliExpress) |
---|---|
販売先 | メルカリ |
輸入代行業者 | 不要 |
アリエクスプレス × メルカリは、仕入れから販売までアプリで完結する手軽さが魅力です。アリエクスプレスは気軽に買い物感覚で利用する人も多く、仕入れのハードルが低いと言えます。
メルカリも多くの人が触れたことのあるアプリのため、操作に戸惑うことも少ないでしょう。
ただし、メルカリは「安さ」が求められることから、高額な商品は販売しにくい傾向にあります。そのため手軽に販売ができるものの、製品1つあたりの利益は100〜500円ほどと、それほど大きな利益は見込めません。
中国輸入ビジネスの基本を身につける上で最適な方法ですが、慣れてきたら次のレベルへのステップアップを目指すことをおすすめします。
【レベル1のやり方が向いている人】
- 中国輸入の未経験者
- 物販ビジネスをしたことがない人
- 低リスクで中国輸入を試してみたい人
【レベル1の注意点】
メルカリは1つのアカウントが同じ商品を同時に販売すると、アカウント停止のリスクがあります。
そのため1つ売れたら、再び同じ品の商品ページ作成を…という地道な作業が必要です。
【レベル2】中国輸入のやり方|月利3~30万円(メルカリ)
レベル1でコツを掴んだら、レベル2にチャレンジしてみましょう。
レベル2は、販売先はメルカリで変わりませんが、仕入れ先が変わります。レベル1では不要だった代行業者のサポートは必要になるものの、3~30万円の利益を目指せるのが特徴です。
仕入れ先 | タオバオ、1688.com、Alibaba.com |
---|---|
販売先 | メルカリ |
輸入代行業者 | 必要 |
レベル1のアリエクスプレス仕入れは、日本語も使える上に手軽なため「ずっとここで仕入れをしよう」と思うかもしれません。しかし中国仕入れを行う上でアリエクスプレスは、やや割高のサイトです。
売上アップを目指すのであれば、タオバオや1688.com、Alibaba.comのような仕入れ費用が安いサイトに移行する必要があります。これらのサイトで仕入れれば、「安さ」を求められるメルカリで販売しても、1商品あたり500〜2,000円ほどの利益を得られます。
ただし日本語に対応しておらず、タオバオと1688.comに関しては中国国外への発送も行っていません。そのため購入した商品を受け取り、日本へ転送してもらう代行業者のサポートが必須となります。
【レベル2のやり方が向いている人】
- レベル1の方法に慣れてきた人
- 単価と利益のバランスを高めたい人
【レベル2の注意点】
中国輸入では、写真と違う残念なレベルの商品が混ざっていることもあります。とくにレベル2で使用するサイトは中国国内向けサイトが多いため、その可能性は高まります。
購入前に商品の質問をしたり、届いた商品を検品したり、返品の交渉をしたりすることが大切です。それには、代行業者のサポートが欠かせません。
【レベル3】中国輸入のやり方|月利30万円~(Amazon販売)
レベル2までは既製品を仕入れて、そのまま販売する方法を紹介しました。レベル3からはOEMを取り入れ、販売先もメルカリからAmazonに変わります。
OEMとは工場でつくられたノーブランド品を、「自社ブランドのオリジナル商品」として販売する手法のことです。
少しハードルが高く感じるかもしれませんが、実際に製品をつくるのは中国の工場で、依頼側はブランドロゴの取り付け位置の指示や、金額の交渉などを行うだけなので、代行業者を活用すればそれほど難しいことはありません。
仕入れ先 | Alibaba.com・1688.com |
---|---|
販売先 | Amazon |
輸入代行業者 | 必要 |
OEMを行う際の仕入れ先となるAlibaba.comや1688.comは世界中のバイヤーが利用する中国最大級の卸売りサイトです。品揃えが豊富で価格も安く、OEMに欠かせない大量仕入れに向いています。
月利30万円までであれば、メルカリでコツコツ頑張ることで達成可能です。しかし、それ以上を稼ごうとすると、出品作業の手間がネックになってきます。
Amazonに販売先を変更するのは、ひとつの商品ページで何十個・何百個という在庫を保有する売り方ができるからです。
ただし、Amazonはライバルが非常に多いため、人気商品で利益を出すのは簡単ではありません。
Amazonでの販売で狙い目となるのはニッチなジャンルです。たとえば「デカ重」と呼ばれる、大きくて重たい商品(建築部材や大型の道具など)は仕入れ単価や送料が高く、ライバルが参入しにくいため、うまく仕入れれば高利益を狙えます。
【レベル3のやり方が向いている人】
- 資金の準備が十分な人
- 販売戦略や競合の分析に時間をかけられる人
- 本格的に物販ビジネスで収益を伸ばしていきたい人
【レベル3の注意点】
Amazonはレッドオーシャン(競争過多)市場です。中途半端な知識や資金で臨むと、赤字リスクが高くなります。月30万円までを目標とするのであれば、Amazonではなく一つレベルを下げた方法(タオバオ、1688.com、Alibaba.com × メルカリ)を選ぶ方が無難です。
本格的な戦略や勝ち筋を知りたい方は、関連記事をチェックしてみてください。中国輸入OEMでAmazon販売をする際、ブルーオーシャンで戦う方法を解説しています。
(関連)ライバル不在で中国輸入OEMができる!最新の必勝法を完全解説【2025年版】
【レベル4】中国輸入のやり方|月利30万円~(ネットショップ販売)
SNSでファンを集め、自社ECサイトへ誘導して商品を販売するのがレベル4のスタイルです。世界にひとつだけの「自分の店」を持てることが、大きな魅力と言えます。
仕入れ先 | Alibaba.com・1688.com |
---|---|
販売先 | 自社ECサイト |
輸入代行業者 | 必要 |
この方法の集客の要はSNSです。
どれだけ良い商品を販売しても、それを知っている人がいなければ売れません。自社ECサイトへの集客を促すために、InstagramやTikTokなどで、商品の魅力をアピールするための発信を続ける必要があります。
SNSマーケティングに強みがある方や、発信に抵抗がない方は、Amazon以上の成果を上げられる可能性もあるでしょう。
【レベル4のやり方が向いている人】
- SNS発信が得意、または好きな人
- 自分のブランドやショップを持ちたい人
- 販売の自由度を高めたい人
【レベル4の注意点】
SNS戦略は結果が出るまでに時間がかかり、うまくいかない可能性もあります。少しでもリスクを減らしたい場合は、この後に紹介する【変わり種】の方法をチェックしてみてください。
【レベル5】中国輸入のやり方|月利50万円~(クラファン)
クラウドファンディング(クラファン)の活用は、一発50万円といった爆発力を持ったやり方です。ただし初期のブランディングが鍵となります。
仕入れ先 | 1688.com、Alibaba.com |
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販売先 | クラウドファンディング |
輸入代行業者 | 必要 |
まだ市場にない商品や、独自のユニークなアイデアを形にした商品で勝負できるのが、クラファンの強みです。
競合が少ない状態でスタートできるため、SNSでの発信やPRがうまくいけば、一気に認知が広がり、指名検索からの支援が集まりやすくなります。
一方で、クラファンのためのページ作成やプロモーション、支援者対応など、手間がかかる場面も多く、誰にでも向いているとは限らない方法です。
【レベル5のやり方が向いている人】
- ブランディングやプロモーションが得意な人
- ひとつの商品にしっかり時間と労力をかけられる人
- Amazonのようなレッドオーシャンではなく、企画力で勝負したい人
【レベル5の注意点】
クラファンは話題性が必要なため、「何を売るか」以上に「どうアピールするか」が重要になります。
ブランドの宣伝やSNS運用の経験がない人には、ややハードルが高く感じるこかもしれません。クラファンでのやり方が合わないと感じたら、レベル2〜4の安定モデルから再検討するのも、ひとつの方法です。
【変わり種】中国輸入のやり方|無在庫販売
無在庫販売とは、注文を受けてから商品を仕入れる販売スタイルのことです。在庫を持たないため、在庫ロスや仕入れリスクなどを、防ぐことができます。
商品が売れてから仕入れるため、資金が少なくても始められる点も魅力です。
仕入れ先 | Alibaba.com、1688.com |
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販売先 | 自社EC |
輸入代行業者 | 必要 |
ただし「商品を仕入れずに販売する」という性質上、トラブルを回避するための工夫が必要です。
たとえば「注文を受けたのに在庫がない」という問題は、無在庫販売ビジネス最大の懸念事項です。購入者とのトラブルを防ぐために、仕入れ先の状態をつねに把握しておく必要があります。
またメルカリなど多くの販売プラットフォームでは、無在庫販売を禁止しているため、販売先はほぼ自社ECに限定されます。
Amazonで無在庫販売を行うこともできますが、Amazonのユーザーは翌日配送が当たり前と認識していることがほとんどです。そのため注文を受けてから仕入れを行う、つまり届くまで時間のかかる無在庫販売でのビジネスは、Amazonに適していません。
【変わり種(無在庫販売)のやり方が向いている人】
- 初期費用をかけずにビジネスを始めたい人
- 長く続けられるビジネスモデルを育てたい人
- 自社ECやネットショップを持つ人
【変わり種(無在庫販売)の注意点】
やり方を間違えるとトラブルや炎上のリスクもあるため、ノウハウをしっかり学ぶ必要があります。
中国輸入と無在庫販売を掛け合わせた詳しいやり方は、以下の動画でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
中国輸入ビジネスで成功するためのポイント
中国輸入ビジネスで稼ぐためにはいくつかの「落とし穴」を避ける必要があります。
ここでは、失敗しないための重要なポイントを3つに分けてお伝えします。
買ってはいけない商品は仕入れない
日本の法律で、販売が制限されているものがあります。
たとえばブランドのコピー品やキャラクターものなどは、著作権の問題があるため、販売できません。
そのほかに化粧品や医薬品なども、販売には許可が必要です。
詳しくは関連記事で紹介しています。誤って仕入れてしまわないよう、しっかりチェックしておきましょう。
(関連)AliExpressで絶対に買ってはいけない8大商品|安全チェックリスト付き!
検品をしっかりする
中国で販売されている商品には、見た目は同じでも不良品が混ざっていることがあります。
ほつれ、汚れ、破損などのトラブルが、購入者の信頼を失う原因になることも考えられます。
安定して良質な商品を提供するために、大量に仕入れる前に「サンプル購入」で品質を確認しておきましょう。また代行業者に「検品サービス」を依頼すれば、手間を減らしながら安心度の高い取引ができます。
送料・関税・輸入消費税を計算する
「仕入れ価格が安いから利益が出る」と思っていたのに、届いてみたら送料や関税が高くて赤字…というのも、初心者がつまずきやすいポイントです。
中国輸入を行う際は、送料に関税、輸入消費税を含めた総コストで利益計算をすることが、安定して稼ぐための鍵です。
よくある質問【FAQ】
中国輸入を始めようとすると、さまざまな疑問や不安が出てくると思います。ここからは、中国輸入のやり方に関するよくある質問に回答します。
中国から輸入するにはどうすればいいですか?
アリエクスプレス(AliExpress)を使えば、今すぐ誰でも中国から商品を購入できます。
日本語表示ができて、支払いもクレジットカードやコンビニ支払いがOKのため、代行業者を使わずに個人で中国輸入を始めることが可能です。
アプリだけで利用できるので、初心者にもおすすめの仕入先サイトです。
中国輸入の仕入れ先は?
物販総合研究所がよく使うのは、以下の4つのサイトです。
- アリエクスプレス(AliExpress)
- タオバオ(Taobao)
- 1688.com
- Alibaba.com
アリエクスプレスは個人でも簡単に利用できますが、その他のサイトは中国語・中国国内発送のみなどの制限があります。そのため、輸入代行業者のサポートが必要です。
「中国輸入はやめとけ」って本当ですか?
やり方を間違えると、中国輸入の先輩や経験者に「やめておいた方がいい」と言われることもあるかもしれません。
実際に、物販総合研究所でも、すでにライバルが大量にいる「レッドオーシャン商品」に参入しようとする方には、方向性の変更をアドバイスすることもあります。
しかし正しくリサーチを行い「ブルーオーシャン(まだ競合が少ない市場)」を見つければ、中国輸入ビジネスで稼げるチャンスも、十分に残されています。
以下の記事では、中国輸入がやめとけと言われる理由と、その対処法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
(関連)中国輸入はやめとけと言われる理由|いま選ぶべき「勝てる商材」とは?
まずはレベル1から!中国輸入を始めてみよう!
中国輸入は、正しいステップと知識を身につければ、「副業でも本業レベルの利益を目指せるビジネスモデル」です。
今回紹介したように、自分の収益目標に合わせて「レベル別に進め方を選べる」のが最大の強み。初心者の方は、まずはレベル1からスタートし、徐々に知識と仕組みをレベルアップしていきましょう!
物販総合研究所では、中国輸入を始めるステップを学べるマニュアルを今だけ無料で配布しています。
中国輸入をはじめてみたい!
中国輸入で稼げる商品がなかなか見つからない…。
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