中国輸入とは?
中国輸入とは、簡単に言えば「中国で安く仕入れて、日本で高く売る」ビジネスのことです。
たとえば日本のamazonで1,000円で売られている電源アダプターが、中国では100円ほどで販売されていることがあります。この電源アダプターを中国から輸入して日本で販売すれば、簡単に計算すると900円の利益になります。
仕入れ値が安いため利益を出しやすいこと、さらに、売れなかったとしても損失が少ないことが中国輸入ビジネスの魅力です。
中国輸入についてより詳しく知りたい方は、以下の動画もチェックしてみてください。
中国輸入は今でも稼げるのか?
中国輸入は参入のハードルが低く、日本では人気の高いビジネススタイルです。そのため「今から始めて間に合うの?」と心配する人もいることでしょう。
確かに、中国輸入ビジネスは今ではポピュラーな存在で、数年前よりライバルも増えています。しかしやり方をきちんと選べば、今でも稼げるチャンスは十分にあります。
実際に僕自身も2024年時点で、Amazonで月1,000〜2,000万円の売上をあげています。ひと月に換算すると、200〜400万円の利益をキープしている状態です。
ただし昔と比べて、成功の難易度は少し上がりました。昔のように「適当に仕入れて出品するだけ」で売れる時代は終わったことを、肌で感じています。
商品の選び方や販売戦略をしっかり学びながら取り組むこと、それが、現在の中国輸入ビジネス業界で勝ち残る鍵です。
中国輸入のメリットとデメリット
中国輸入ビジネスで成功をつかむためには、中国輸入の基本からしっかり知っておくことが大切です。
ここでは、中国輸入のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
中国輸入のメリット
中国輸入のメリットは以下の3つです。
- 商品の仕入れ単価が圧倒的に安い
- 外注・仕組み化がしやすく時間に縛られにくい
- スケーラビリティが高い
中国では、日本でも販売されている製品が、考えられないほど低価格で売られています。「安く仕入れて高く売る」という、利益を出すための基本的なスタイルを実現しやすいのは、中国輸入の大きなメリットです。
また、検品や発送などを代行業者に任せることで、自分の時間を確保できます。自分のペースで取り組めるため、本業がある場合でも両立しやすいでしょう。
そうしてコツコツと続けていくことで、うまくいけば月利10万円→100万円と、収益をどんどん拡大できるチャンスも大いにあります。
中国輸入のデメリット
一方で、中国輸入にはデメリットもあります。
- ライバルが多い
- 仕入れに時間がかかる
- 自力でできる範囲に限界がある
中国輸入は誰でもチャレンジしやすくリスクも低いため、ライバルが大勢います。取り扱う商品ジャンルによっては、大きく稼ぐのは難しいかもしれません。
また、商品の発送が中国からになるため、国内仕入れと比べて時間がかかることもあります。
さらに語学や通関、検品の問題も無視できません。スムーズにビジネスを進めるためには、代行業者の活用が必須です。
中国輸入のやり方は3種類
中国輸入を始めるといってもどうやればいいのか、迷ってしまいますよね。
中国輸入には、次の3つのやり方があります。
初心者の方は、基本の中国輸入から始めるのがおすすめです。慣れてきたら、その他のやり方にもぜひ挑戦してみましょう。
基本の中国輸入
まずはお試し感覚で、中国からちょっとだけ商品を仕入れてみる…そんな第一歩にぴったりなのが、既製品を中国から仕入れてメルカリで売る方法です。
メルカリは出品したばかりの商品が上位に表示されます。Amazonなどの大手ECサイトと違い、広告費や複雑なSEOの知識もそれほど必要ないため、誰でも売れるチャンスがあります。
少ない資金でも始めやすく、月1万〜30万円くらいの利益を目指すのであれば、ハードルの低いメルカリ販売を検討してみましょう。
なお、中国輸入 × メルカリで月1万円の利益を出す方法と、月30万円の利益を出す方法は、微妙にやり方が異なります。詳しい内容は、以下の記事をチェックしてみてください。
(関連)中国輸入のやり方基礎講座|個人で仕入れる手順をわかりやすく解説
中国輸入OEM
中国輸入ビジネスで月30万円以上を目指したい人は、OEMを検討してみると良いでしょう。
OEMとは工場が作っている既製品に、自分のブランド名やロゴを入れて、オリジナル商品として販売する方法のことです。競合との差別化ができることや、ファンがつきやすいといったメリットがあります。
ただし、OEMでビジネスを成功させるには広告を出したり、商品を大量に仕入れたりなどの戦略が必要です。そのため、最低でも100万円ほどの資金を用意しておいたほうが良いでしょう。
さらに、OEMによる高額な仕入れ費用を回収するためには、世界中にライバルのいるAmazonが販売プラットフォームとなります。Amazonでビジネスをするライバルは、億単位の広告費を運用していることも珍しくありません。そのため戦略を間違えると一瞬で赤字になる可能性もあります。
このようにOEMは大きく稼げるチャンスも豊富ですが、失敗するリスクもあります。成功するためには販売テクニックをしっかり学ぶことが大切です。
物販総合研究所では、中国輸入OEMを検討する方にはブルーオーシャンの「デカ重中国輸入」をおすすめしています。
「デカ重中国輸入」とは、家庭用の本格除雪機やパレットリフターといった、空輸できないレベルの大きさ・重さの商品をOEMで扱う戦略のことです。ライバルが少ないジャンルのため、中国輸入OEMの初心者でも大きな利益を出せる可能性が大いにあります。
デカ重中国輸入について詳しく知りたい方は、ぜひ関連記事をチェックしてみてください。
(関連)ライバル不在で中国輸入OEMができる!最新の必勝法を完全解説【2025年版】
無在庫販売
仕入れリスクを極力少なくしたい方は、無在庫販売を検討してみましょう。
無在庫販売とは、その名の通り在庫を持たない販売方法のことです。自分のネットショップを立ち上げ、そこで商品を売り、注文が入ったら中国から取り寄せて発送します。
販売前に商品を用意する必要がないため、売れ残りが発生する「仕入れリスク」が発生しないことが、この方法の大きな魅力です。
一方で、注文を受けてから商品を仕入れる性質上、購入者に商品が到着するまで1〜2週間かかります。そのためAmazonやメルカリのような「すぐ届くのが当たり前」の販売先は使えません。
またネットショップ運営の課題は、何と言っても「集客」です。ショップの存在が知られていなければ購入希望者が現れず、ビジネスとして成り立たなくなります。
そこで物販総合研究所では、SNSマーケティングでネットショップに集客するノウハウを提供しています。実際にこの方法を学び、月600万円を稼ぐ主婦の方の動画があるので、ぜひチェックしてみてください。
中国輸入の主な仕入れ先
中国輸入ビジネスで得られる利益は、仕入れ先によっても大きく異なります。しかし中国製品を扱うサイトは豊富なため「どこで買えばいいの?」と悩んでしまうかもしれません。
物販総合研究所がおすすめする中国輸入の主な仕入れ先は、以下の4つです。
サイト名 | 言語 | 安さ | 購入数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
AliExpress | 日本語対応 | △やや高め | 1個〜 | 初心者向け |
タオバオ | 中国語のみ | ◯安い | 1個〜 | 商品数が多い |
1688.com | 中国語のみ | ◎激安 | まとめ買い向け | 業者向け |
Alibaba.com | 英語対応 | ◯安い | まとめ買い向け | 海外発送も可能 |
それぞれの特徴を、わかりやすく解説します。
アリエクスプレス(AliExpress)
アリエクスプレスは、中国輸入初心者におすすめの通販サイトです。商品を1個から簡単に買うことができ、日本語にも対応しているため、Amazonや楽天のように気軽に買い物ができます。
コスト面でも心理面でもハードルが低いため、まずはここで少量の仕入れからスタートし、中国輸入ビジネスの感覚をつかんでみると良いでしょう。
ただし他の仕入れ先に比べて、アリエクスプレスの販売価格はやや高めな傾向にあります。利益率を伸ばしたい方は、いずれは別の方法へ切り替えることも、視野に入れておきましょう。
タオバオ(淘宝網)
タオバオは中国最大の通販サイトで、日本でいう「楽天市場」のような存在です。とにかく商品数が多く、価格もとても安いのが魅力です。
ただし対応している言語は中国語のみとなります。国外発送もしておらず中国国内向けのサービスなので、日本から直接購入するのは困難です。
そのためタオバオを利用する際は、代行業者を活用する方法が一般的です。
1688.com(アリババ)
1688.comはタオバオと似ていますが、こちらは業者向けの卸サイトです。
業者向けという性質上、製品の多くに「最低注文数」が設けられています。少数仕入れには不向きですが、その分、価格の安さが1688.comの大きな魅力です。
また、こちらも中国国内向けの販売サイトのため、国外への出荷や中国語以外でのやりとりには対応していません。利用する際は、代行業者の力を借りたほうが良いでしょう。
ハードルがやや高いサイトですが、販売している商品の数や価格の安さは群を抜いています。中国輸入ビジネスを行う際は、ぜひ利用したいサイトです。
Alibaba.com(アリババ)
Alibaba.comは、1688.comの海外版です。英語に対応しており、チャットを使えば工場と直接取引もできるため、1688.comと比べると日本人でも使いやすいでしょう。
ただし、最小注文ロット数が大きくやり取りの手間があるため、ある程度中国輸入ビジネスの経験を積んだ中級者以上におすすめです。
中国輸入に欠かせない代行業者について
タオバオや1688.comは、中国語しか使用できません。また、発送先も中国国内に限定されます。そのためこれらのサイトから日本人が商品を直接仕入れるのは、ハードルがかなり高めです。
そこで活躍するのが「代行業者」です。
代行業者は、こうした中国向けサイトで日本人の代わりに商品を注文し、届いた商品を検品した上で、日本まで送ってくれます。もちろん中国語も堪能なため、店舗とのやり取りを代行してもらうことも可能です。
中国語に自信がない人でも、代行業者を活用することで、安心して中国輸入サイトで仕入れができるようになります。
中国輸入ビジネスを始める人の中には「わざわざハードルの高い中国サイトを使わなくても、日本語対応もしていて海外発送も可能なAliExpressをずっと使い続ければいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、AliExpressはたしかに使いやすいですが、小売サイトのため、卸サイトの1688.comなどと比較すると仕入れ単価が高くなります。
中国輸入ビジネスの基本は「安く仕入れて高く売ること」です。大きく稼ぎたい場合はいずれは代行業者を使って、1688.comなどの単価の安いサイトから仕入れるスタイルに切り替えたほうが良いでしょう。
ちなみに物販総合研究所では「THE CKB」という代行会社をおすすめしています。おすすめの輸入代行業者に関する詳細は、以下の記事をチェックしてみてください。
(関連)中国輸入代行業者おすすめ12選|利用者アンケートで評判が高いのは?
中国輸入の商品リサーチ方法
「仕入れ先や代行業者がわかったところで、何を仕入れればいいの?」と思う人もいることでしょう。
中国輸入で仕入れる商品を選ぶときは、次の3つにあてはまることが大切です。
- 需要があるか(売れているか)
- 利益が出るか(日本との価格差)
- ライバルが強すぎないか(特にOEMの場合)
これらにあてはまる商品を探す方法の1つがメルカリです。
既製品を販売する予定であれば、メルカリの売れ筋商品をチェックしてみましょう。
「売り切れ」の表示の多い商品を探し、それに近いデザインや機能性の物を中国輸入サイトで探すことで、需要のある商品を効率よく仕入れることができます。この時、売れている価格帯と仕入れ費用の差額もチェックしてください。
OEM販売を予定している場合は、「セラースプライト」という専用ツールを使ってAmazonで売れているジャンルやキーワードを調べる方法が効率的です。
どちらも慣れれば簡単なので、まずは関連記事でやり方をチェックしてみてください。
(関連)【図解】中国輸入リサーチのコツは2種類だけ!おすすめツールも紹介
中国輸入の注意点
中国輸入における注意点は、次の3つです。
中国輸入ビジネスで失敗や後悔をしないためには、これらを押さえた上で、仕入れ・販売を行うことが大切です。
3つそれぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
偽物・キャラクター商品に手を出さない
中国輸入サイトでは、誰もが知るブランド品が格安で販売されていることがあります。しかしこれらの大半が偽物です。
またディズニーやアニメなどのキャラクターグッズを見かけることも多くありますが、こちらも無許可で販売されています。
こうした偽物やキャラクターグッズなどを日本で販売することは、著作権や商標権に触れてしまいます。アカウント停止のリスクだけでなく、法に沿って罰則をあたえられる可能性もあるため、絶対に取り扱わないようにしましょう。
品質のバラつきに気をつける
同じ商品でも品質に差があるのは「中国製品あるある」です。写真とはイメージや細かい部分が異なる商品が届くこともあるので、購入前にしっかりと商品の細部まで確認をしておきましょう。
また、不安なことやわからないことは、遠慮せずに販売者や代行業者に聞くことも大切です。
関税と輸入消費税の仕組みを知っておく
輸入には「関税」や「消費税」がかかることがあります。商品の価格や量、仕入れる商品の素材などによっては思わぬ出費になるので、あらかじめ内容を知っておくと安心です。
中国輸入ビジネスで成功するためのポイント
中国輸入ビジネスで成功するためには、次の3つのポイントを押さえることが大切です。
こちらもそれぞれの内容を見ていきましょう。
ニッチ市場を狙う
中国輸入は、早く始めた人がすでに利益を取っているジャンルが多く、同じ商品に後から参入しても稼ぎにくいのが現状です。
そこで狙いたいのが「ニッチ市場」です。需要が少なく大きなヒットは狙いにくいかもしれませんが、ライバルが少ない市場では、安定した売上げを期待できます。
派手さより「地味でも確実に売れる商品」を探すこと、これが後発組でも利益を出すための一番の近道です。
複数の販路を持つ
「Amazonだけ」「メルカリだけ」と販売先を限定する方法は、アカウントが停止されてしまうと、売上がゼロになるリスクを含んでいます。
リスク回避のためにも、販売先は複数持っておくようにしましょう。
たとえば、クラファンとAmazonの2つの販路を用意しておけば、いざという時にどちらかで代替えが利くだけでなく、クラファンを訪れた購入者にAmazonも宣伝する…といった販路の拡大も期待できます。また、SNSで集客をして自分のネットショップへ誘導するのも良い方法です。
収入源をひとつにまとめず分散させることで、どこかひとつがダメになっても立て直すことができ、販路の拡大にもつながります。
プロモーション戦略を武器にする
どんなに良い商品でも販売したての頃の認知度はほとんどゼロです。誰にも知られていなければ売れないので、中国輸入で仕入れた商品を売るためには、広告やSNSなどでブランドの認知力をアップさせる戦略が必要です。
AmazonならSEOや広告、メルカリならフォロワー、自社ショップならSNSの発信などのプロモーション戦略を賢く取り入れていきましょう。特にOEMの場合は、ブランドの認知度が成功を左右するため、しっかりハウツーを学んでおくことが大切です。
よくある質問【FAQ】
最後に、中国輸入に関するよくある不安点や疑問点などに回答します。
「中国輸入はやめとけ」って言われますよね?
「中国輸入はやめとけ」と言われる理由の多くは、やり方を間違っているためです。
実は物販総合研究所でも、間違った方法を選ぼうとしている受講者に「その方法はやめたほうがいい」と伝えることもあります。
リサーチのコツや販売先の選び方、どんな商品を仕入れるかといった基本をしっかりと学べば、今でも中国輸入ビジネスでしっかり稼げる人はたくさんいます。
まずは、正しい中国輸入の始め方を知ることが何より大切です。詳しい方法については、関連記事で紹介しているので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
(関連)中国輸入はやめとけと言われる理由|いま選ぶべき「勝てる商材」とは?
中国輸入で儲かる商品リストはありますか?
実際に売れている商品や、利益が出やすいジャンルをまとめたリストを、物販総合研究所でも用意しています。
しかし、リサーチ方法自体はそれほど難しくないので、自分でも探せるようになるのがベストです。
まずは以下の商品リストを見て、感覚をつかんでみてください。
(関連)中国輸入で儲かる商品リストまるっと紹介!12の商品で売れる人気商品チェック
中国輸入の代行業者はどこがおすすめですか?
初心者でも安心して使える代行業者として、「THE CKB」がおすすめです。
対応がていねいで、仕入れから検品・発送までトータルで安心して任せられるのが、「THE CKB」の強みです。慣れてきたら他の代行会社と比較してみるのもアリですが、最初はここに依頼しておけば間違いないでしょう。
中国輸入はやり方を間違えなければ今でも稼げる!
中国輸入は「正しく学び、正しく実践すれば」今でも十分に稼げるビジネスです。
特に「ニッチ市場」や「デカ重商品」など、差別化のポイントを押さえた戦略をとることで、初心者でも利益を出しやすくなります。
ただし、代行業者の選定や仕入れ先とのやり取り、関税などのリスク対策も欠かせません。この記事で紹介した内容を実践すれば、無駄な失敗を避けつつ、安定した利益を狙える道が見えてくるはずです。
物販総合研究所では、中国輸入を始めるステップを学べるマニュアルを今だけ無料で配布しています。
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