メルカリの着払いは怖い?敬遠される理由
メルカリの着払いはトラブルになりやすく、多くのユーザーに敬遠されているので注意が必要です。
メルカリの着払いが嫌われることには、以下の理由があります。
- 商品代金のほかに送料負担がある
- トラブルになりやすい
- 配送や梱包で送料が変動する
- 対面で受け取る必要がある
- 匿名配送など自由に配送方法を選べない
「メルカリで着払いが怖い」「トラブルの元」と言われる理由を1つずつ詳しく見ていきましょう。
商品代金のほかに送料負担がある
メルカリの出品登録において、配送料負担は以下の2パターンから選べます。
- 送料込み(出品者負担)
- 着払い(購入者負担)
送料負担を上記のいずれに設定するかは、出品者の自由です。とはいえ、メルカリでは多くの出品者が送料込み(出品者負担)で出品しており、送料が自己負担になるケースを想定していないユーザーも少なくありません。
そうした環境において、最初に目についた商品価格にプラスで送料がかかる「着払い」での出品商品は、どうしても敬遠されやすいのです。
トラブルになりやすい
メルカリでは送料込みの出品が多く、送料負担を深く意識する機会がなく利用しているユーザーも多数存在します。
そもそもユーザー側に送料が自己負担となるケースへの意識がほとんどなく、着払いの記載があっても見落としてしまいがち。送料込み前提でうっかり注文するケースもあるのです。
送料込みと思っていたのに着払いで送料を請求されたり、着払いだと知っていても予想より高い送料を請求されたりすれば、クレームや返品といったトラブルに発展する可能性も高いでしょう。
着払いは購入者にとってメリットとなる要素がなく、トラブルになりやすいものです。こうした背景もあり、出品者側でも着払いを利用するユーザーは少ない傾向にあります。
配送地域やサイズで送料が変動する
メルカリでの商品購入時に選択する配送方法によっては、配送地域や商品のサイズ・重量で料金が変動する場合があります。
着払い送料を負担する購入者は、少しでも送料を抑えたいところですが、例えば梱包を厳重にしたために当初予想していたよりも多くの送料負担が発生することもあるわけです。
着払いで送料を購入者負担とするからには、どの配送方法でいくらかかるか事前に確認が必要ですし、不安材料や不確定要素があることで出品商品が購入されにくくなります。
対面で受け取る必要がある
着払いでの配送は、商品を受け取る際に配送会社のスタッフに直接送料を支払うシステムです。
つまり必ず対面で受け取る必要があり、ポスト投函など不在でも受け取れるような配送方法は利用できません。
配送会社との日程や時間調整で不要な手間がかかるのも、嫌がられる理由の1つです。
匿名配送など自由に配送方法を選べない
メルカリでは、各種配送方法を利用できます。特に匿名配送可能なメルカリ便は料金もリーズナブルで出品者にも購入者にも人気があります。ですが、メルカリ便は着払いに対応しておらず、配送方法も限定されてしまうのです。
匿名配送以外の発送方法では取引に不安を感じるユーザーも一定数存在し、これも着払いが敬遠される理由の1つといえます。
ここまで解説したとおり、メルカリでの着払いには売上に大きな影響を及ぼしたりトラブルの原因となったり複数のマイナスポイントがあり、それこそが出品者にも購入者にも敬遠される理由です。
メルカリ出品で収入を増やすためには、ユーザーが好まない着払いに頼るのは極力避けましょう。利益を確保するためのリサーチ術や高く売るためのコツなど、ユーザーに喜ばれながらできる方法がほかにもあります。
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メルカリで「着払い」で出品する際に気をつけたいこと
メルカリで着払いにすれば、出品者は送料を負担せずに済むメリットがありますが、購入者側にはメリットがありません。
購入者にデメリットにしかならない着払いで出品する場合には、トラブル回避のためにも、以下の点に注意が必要です。
- 商品説明欄に着払いであることを明記する
- 発送前に着払いであることを再確認する
- 希望の配達日時を確認しておく
- 着払い以外の出品が適切か再度検討する
着払いで余計なトラブルを招かないように、これらの注意点を把握しておきましょう。
商品説明欄に着払いであることを明記する
出品で着払いを選択していたとしても、「メルカリ=送料込み」と思い込んでいるユーザーが多く、見落とされがちです。
商品説明欄に「この商品は着払いです」など、着払いで送料が別途発生することを明記して、見落とされないようにすることが重要です。
着払いであることを認識せずに購入されると、返品やクレーム発生の可能性が高く、結果的に返品送料の負担など、出品者自身が損をします。
発送前に着払いであることを再確認する
着払いを選択して出品し、商品説明欄でその旨を記載していても、どちらの記載も見落とすユーザーは少なからずいるものです。
購入された後の取引メッセージでも改めて「着払いで送りますが、よろしいですか?」と確認すると親切ですし、トラブルにもなりにくいでしょう。
この時点でキャンセルとなれば、返品や受取拒否で無駄な送料負担が発生するリスクも回避できます。
希望の配達日時を確認しておく
着払いでは送料の支払いがあるため、購入者は必ず対面で受け取ることになります。配送料の支払い金額の準備もあるため、配達日時が指定できる場合は、購入者に希望日時を事前に確認して手配しましょう。
着払いだと伝えて日時指定の確認作業をすることで、返品やクレームになるリスクも低減します。
着払い以外の出品が適切か再度検討する
メルカリでは大型の家具や家電で、「らくらくたのメル便」を利用するなど配送依頼が難しいものを着払いで出品する傾向があります。
らくらくたのメル便とは、メルカリとヤマトホームコンビニエンスが共同で提供している大型商品向けの梱包&配送サービス。自分では梱包が難しいテレビや冷蔵庫、椅子、洋服ダンス等、大型の商品を配送会社のスタッフが出品者の自宅を訪問して梱包の上、配送してくれるサービスです。
送料がいくらになるか分からない場合は、着払いにしておくと価格設定がしやすいのですが、購入者にとっては不確定要素であり、不安材料となります。
着払いで送料が不確定または高額になってしまう場合と、送料込みで不安なく注文できる場合とを比較し、本当に着払いが適切なのか、購入者目線で改めて検討することが重要です。
着払いはユーザーに敬遠されがち。販売価格が高額になっても、金額が変動しない「送料込み」のほうが、有利に販売できる可能性があることを踏まえて判断しましょう。
メルカリで商品を「着払い」で送る方法
メルカリ出品で売れた商品を着払いで送るには、大きく分けて以下の3つの方法があります。
- 郵便局から送る
- ヤマト運輸から送る
- 佐川急便から送る
これら配送会社ごとにメルカリで着払い発送できるのは、以下の一覧の配送方法です。
配送会社 | メルカリ着払い対応の配送方法 |
---|---|
郵便局 |
|
ヤマト運輸 |
|
佐川急便 | 飛脚宅配便 |
これらの配送方法について、さらに詳しく見ていきましょう。
郵便局から送る
郵便局から着払いで送る場合は、以下の3つの選択肢があります。
- ゆうメール
- ゆうパケット
- ゆうパック
着払いに対応しているこれらの配送方法は、いずれもゆうゆうメルカリ便ではない郵便局の通常の配送サービスです。対応サイズや重量、配送料金は以下のとおりです。
ゆうメール | ゆうパケット | ゆうパック | |
---|---|---|---|
サイズ | 長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内 | 3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内 | 荷物の縦、横、高さの合計 60cm~170cmまで |
重量制限 | 1kg以内 | 1kg以内 | 25kg以内 |
基本料金(税込) | 重さにより 180円~360円 |
厚さにより 250円~360円 |
配送地域やサイズ、重量により810円~3,160円 |
着払いによる追加手数料 | 着払い利用料金+26円 | 着払い利用料金+26円 | なし |
専用梱包材 | なし (有料梱包材あり) |
あり | なし (有料梱包材あり) |
この3つの配送方法の中で、ゆうパケットのみ「専用あて名シール」が必須です。専用あて名シールは無料で、郵便局で印字してもらえます。
ヤマト運輸から送る
ヤマト運輸から着払いで発送する場合は、以下の2つの選択肢があります。
- 宅急便コンパクト
- 宅急便
それぞれの対応サイズや重量、配送料金をまとめて見てみましょう。
宅急便コンパクト | 宅急便 | |
---|---|---|
サイズ |
|
60サイズ~200サイズまで |
重量制限 | なし | サイズにより10kg~30kgまで |
料金 | 配送地域やサイズ、重量により650円~1,200円 | 配送地域やサイズ、重量により720円~8,200円 |
着払いによる追加料金 | なし | なし |
専用梱包材 | あり(税込70円) | なし(有料梱包材あり) |
ヤマト運輸の宅急便コンパクトの発送には、「宅急便コンパクト専用BOX」または「宅急便コンパクト薄型専用BOX」のいずれかの専用梱包材が必須。以下の写真は「宅急便コンパクト専用BOX」です。
専用梱包材はいずれも1つ70円(税込)で、ヤマト運輸営業所やコンビニエンスストアの店頭のほか、Webや電話でも注文可能です。
宅急便コンパクトの梱包材の代金70円も送料に含めて着払いにしたい場合は、宅急便センターで専用梱包材を購入して発送します。宅急便センター以外で専用梱包材を購入して発送する場合は、梱包材の費用負担70円は出品者負担で、着払いの料金に含められません。
有料の梱包材となると再利用できるか気になるところですが、宅急便コンパクトの専用梱包材を宅急便コンパクトで利用できるのは未使用状態での1回のみ。専用箱を再利用する場合は、宅急便コンパクトではなく宅急便の扱いで料金が適用されます。
着払いで再利用の宅急便コンパクト専用梱包材の再利用をすると、箱は宅急便コンパクトでも料金は宅急便の料金適用となり、購入者の不要な誤解を招くことがあるので要注意です。
佐川急便から送る
佐川急便から着払いで発送する場合は、飛脚宅配便を利用します。対応サイズや重量、配送料金は以下の表のとおり。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 3辺合計160cm以内 |
重量制限 | 30kg以内 |
料金 | 配送地域やサイズ、重量により850円~17,720円 |
着払いによる追加料金 | なし |
専用梱包材 | なし(有料梱包材あり) |
メルカリで佐川急便を利用する場合は、配送方法で「未定」を選択し、購入者には「佐川急便の飛脚宅配便利用であること」と「着払いで発送すること」を伝えましょう。
ここまで解説したとおり、メルカリで購入された商品を着払いで発送する場合、いずれの配送方法でも、サイズや重さ、配送地域によって料金が大きく変動します。
着払いによるトラブルを回避するためには、事前に送料等詳細を知らせることが欠かせませんが、購入者負担が軽くなる梱包方法や配送方法を選択することも重要です。
メルカリで商品を「着払い」で出品する手順
メルカリ出品で「配送料の負担」を着払いにして出品するには、以下の手順で操作します。
メルカリトップ画面下、中央の「出品」をタップし、「商品の情報を入力」の画面で、「配送料の負担」の欄をタップ。
「着払い(購入者負担)」を選択。
次に、「配送の方法」をタップ。
「配送の方法」の画面で、以下のとおり選択肢が表示されます。実際に利用する配送方法を選択して出品します。
メルカリで商品を「着払い」で発送する手順
メルカリで着払いにしている商品が売れた場合は、以下の手順で発送します。
取引画面を開くと、以下のとおり発送場所の選択肢が表示されます。利用したい発送場所を選んでタップしましょう。
発送場所の窓口で発送手続きを済ませた後に、「商品の発送をしたので、発送通知をする」をタップ。
「商品を発送しましたか?」の表示が出るので、発送が完了していれば「発送しました」をタップします。
取引画面に「商品の発送を通知しました」と表示されます。後は購入者の手元に商品が届き、評価をもらうまで待つだけです。
メルカリで「着払い」で出品した際のトラブル対応事例
メルカリで「着払い」にして出品した場合にありがちなトラブル事例を見ていきましょう。
着払いであることを認識していなかったケース
メルカリでは送料込みでの出品が多く、送料を自分が負担することを想定していないユーザーもいらっしゃいます。
うっかり着払いであることを見逃して、届いて初めて着払いだったことを認識し、受け取り拒否をされるケースも珍しくありません。
着払いで配送品を受取拒否された場合は、配送業者から出品者に返送されると同時に、購入者が負担するはずだった配送料分を請求されてしまいます。商品発送前に、購入者が着払いであることを認識しているかメッセージで直接確認することでトラブルを回避できます。
着払いと認識していたのに送料が高額だったケース
着払いと認識してはいたものの、事前に出品者が伝えていた金額より高い送料を請求されることもあります。
例えば梱包の外寸サイズがギリギリで、出品者の計測と配送会社での計測値にズレが生じるケースなどがこちらに該当します。
また、宅急便コンパクト専用箱を再利用してしまうと、宅急便コンパクトでの配送にはなりません。その場合、宅急便の扱いとして配送料が算出されますので、事前に購入者に送料を伝える際には誤解を招かないよう、梱包も含め、正確な情報を伝えることが大事です。
メルカリ出品の着払い利用でよくある質問
メルカリ出品での着払い利用に関して、よくある質問をまとめて紹介します。
メルカリで着払いにするメリットは?
メルカリでの着払いは、出品者側の送料負担がなくなることがメリットです。購入者側にメリットはありません。
メルカリで着払いにするデメリットは?
メルカリでは出品者が送料を負担する「送料込み(出品者負担)」が一般的です。着払いにすることで検索時点で除外されたり、匿名配送を利用できなくなったりして、商品が売れにくくなります。
うっかり着払いの表示を見落として商品を購入するユーザーも多く、トラブルになりやすい点も把握しておくべきデメリットです。
メルカリの着払いの設定方法は?
着払いの設定は、メルカリ出品の商品情報入力画面で「配送料の負担」を「着払い(購入者負担)」に指定した上で、着払いに対応している配送方法を選択します。
商品説明文に着払いで送料負担があることを記載するのはもちろんですが、見落とされる可能性もあるので、注文が入った時点でも購入者に改めて同じ内容を伝えて確認しましょう。
メルカリの着払いの支払いはいつ?
メルカリでの着払いの配送料は、商品を対面で受け取る際に配送会社のスタッフに直接支払います。
メルカリでの着払いの支払い方法は?
メルカリで着払いを利用する場合の支払い方法は、配送会社によって異なります。
配送会社 | 支払い方法 |
---|---|
郵便局 |
|
ヤマト運輸 |
|
佐川急便 | 現金 |
着払いで受取拒否された場合はどうなる?
着払いで商品を発送した際に相手が受取拒否をすると、出品者の元に商品が返送され、購入者が支払うはずだった送料も出品者が負担することとなります。
メルカリの着払いはデメリット大
メルカリ出品で送料を着払い設定(購入者負担)にすることは、購入者側からすればマイナス要素にしかなりません。
メルカリでは商品を検索する際の「絞り込み」機能で、配送料の負担を「送料込み」に指定できます。つまり「着払い」で出品しているだけで、検索の段階から比較検討の対象から外されてしまう可能性があるのです。
メルカリユーザーは少しでも安く買いたいというニーズが高く、配送料が高ければ購入しない、またはほかの出品を探す方もいらっしゃいます。
購入商品を比較する際にも、送料込みの出品商品がほかに複数あれば、送料が不明確な着払いの商品は比較対象にもならないでしょう。
送料込みの出品が大半を占めるメルカリでは、着払いは売れにくく、配送料負担がないという出品者サイドのメリットを考えても、やはり避けるのが無難です。
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