STEP1:アカウントを登録・育成する 【初心者向け】そもそも「せどり」とは?

せどりは、「商品を安く仕入れて、高く売ることで利益を出すシンプルなビジネスモデル」を指す用語です。
せどりには難しい専門知識や資格は不要で、誰でも始められるのが特徴。利益の源泉は「価格差」にあって、価値ある商品を見つけて適正価格で販売するのが基本となります。
この記事では、せどりをする多くの人が最初に通る「Amazonでの販売」を前提にやり方を解説します。
せどり自体についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
(関連)せどりは何をするの?これから始める初心者のための入門ガイド
せどりを始める前の準備|時間とお金の話

せどりで収入アップを目指している人は、「やり方を早く知りたい!」と思うかもしれません。しかし、本格的なやり方の前に、まずは成功確率を格段に上げるための「準備」を理解することが肝心です。
というのも、環境面・資金面の準備がないまま始めると、うまく売上を伸ばせない可能性があるんですね。
以下の動画では、この記事の著者である朝野が、せどり初心者向けに5つのステージに分けて取り組み方を解説しています。せどりで収入を大きく増やしたい人は、動画もぜひチェックしてくださいね!
① 環境準備:まず「時間」を捻出する
せどりで成果を出すには一定の時間が必要なので、以下の認識を持つことが大切です。
- 【×】せどりは片手間で楽に稼げる
- 【○】ビジネスとして時間を投資する必要がある
副業で取り組む場合でも、「最低でも1日1時間」は捻出したいところ。週に2~3時間ではなかなか成果が出ません。むしろ、週2~3時間しか確保できないなら「今は副業のタイミングではない」と考え、取り組むべきではないかもしれません。
特に最初の半年は、リサーチや仕入れ、出品、価格交渉など、何をするにも時間がかかります。また、すぐに成果が出なくても焦ることなく、半年から1年といった中長期的な視点で捉えていきましょう。
少し睡眠時間を削ってでも時間を確保する覚悟が、後の成長を大きく左右します。どうしても時間の確保が難しい場合は、最初から外注化するのも一つの手です。一部の作業を他人に任せれば、その分重要な作業に集中できます。
また、環境という観点では、作業道具としてPCやスマホも必要です。ただし、高価なものである必要はありません。機材やツールにこだわるよりも、まずは十分な時間を確保することが最優先です。
② 資金準備:クレジットカードは2枚を使い分ける
これからせどりを始めるなら、資金面の準備も欠かせません。
せどりの場合、仕入れ資金はクレジットカードで決済することが多いのですが、カードには締め日と支払い日がありますよね。
キャッシュフロー(資金繰り)をうまく回すには、事前に手持ちのカードの締め日と支払い日を整理しておくのがポイント。
具体的には、2枚を使い分けて「支払いまでの期間をできるだけ延ばし、手元の現金を安定させる(キャッシュフローを良くする)」のが鉄則です。
例えば、楽天カードは月末が締め日で、1/1~1/31分は2/27に引き落としです。その場合、使用した日付によって引き落としまでの日数が以下のように異なります。
- 1/1に使った場合は引き落としまで57日ある
- 1/31に使った場合は引き落としまで27日しかなくなる
同じカードだけを使うと、支払いのタイミング次第で引き落としまでの期間が最大1か月変わります。キャッシュフローをうまく回すため、楽天カードは月の前半に使い、逆に月の後半は三菱や三井住友など15日締めのカードを使うのがおすすめです。
【月商100万円】せどりのやり方・始め方の全手順

せどりを始める準備ができたところで、ここからは具体的な手順を説明します。
- STEP1:アカウントを登録・育成する
- STEP2:取り扱う商品のジャンルを決める
- STEP3:利益が出る商品をリサーチする【最重要スキル】
- STEP4:商品を仕入れる
- STEP5:商品を販売(出品)する
- STEP6:梱包・発送し、利益を管理する
STEP1:アカウントを登録・育成する
まずは、Amazonセラーアカウントの作成から始めます。
開設したばかりのアカウントはまだ弱い(購入者からの評価がゼロ)状態で、商品がすぐには売れないかもしれません。
売れ始めるまでに1~2か月かかることも珍しくないので、経験を積みながら研究を重ねるといったマインドで、焦らずに運営していきましょう。
ただし、アカウントが弱いから売れていないのか、その他に理由があるのか分析していくことも大切です。
Amazonでのせどりを成功させるためには、価格追跡ツールのKeepaを使いこなして価格の変動を読むなど、ノウハウを習得していく必要があります。
以下の記事では、Amazonのアカウント登録から販売までの方法をまとめて解説しています。さまざまなコツが満載なので、ぜひチェックしてみてください。
(関連)【図解】一番わかりやすいAmazon出品方法|アカウント登録から販売まで
STEP2:取り扱う商品のジャンルを決める
Amazonのセラーアカウントを作成したら、せどりのジャンルを選定します。ジャンルをある程度絞っておくと、商品に関する専門性が高まり、リサーチ効率が上がります。
Amazonなら、家電やおもちゃ、ゲームなどがおすすめ。自分が普段から関心のあるジャンルであれば、調査もしやすいです。
同時に、「何がどの程度の価格で売れているのか」を見る癖をつけていきましょう。1品で数万円の利益を生み出すジャンルもあれば、数百円の利益を積み重ねるジャンルもあります。
以下の記事では転売におすすめの商品をランキング形式で紹介しています。ジャンルで迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
(関連)【厳選】転売おすすめ商品ランキング|初心者でも月利20万円を狙える!
STEP3:利益が出る商品をリサーチする【最重要スキル】
ジャンルが決まったら、どのような商品を取り扱えば利益が残るのかをリサーチしていきます。
せどりがうまくいくかどうかはリサーチで9割決まると言っても過言ではありません。ここでは、物販総合研究所が「せどりにはこれだけあればOK!」と言える3つのツールをご紹介します。
ツールを制する者がせどりを制す
せどりをスマホだけで行うことは不可能ではないものの、パソコンを使って必要なツールを使うことで成功が近づきます。特に、以下の3つがあればせどりで成功するための的確な分析ができます。
- Keepa:Amazonの商品価格の推移や売れ筋ランキングを把握
- セラースケット:Amazonのアカウント停止を防ぐための「守りの要」
- PoiPoiポケット:仕入れ候補となる商品を自動抽出(物販総合研究所が独自開発)
3つのツールを活用することで、アカウントを守りながら効果的な仕入れ戦略・販売戦略を立てることが可能になります。各ツールの詳しい使い方は、以下の記事をご参照ください。
(関連)【決定版】プロが使うせどりツールは3つだけ!もう迷わない神構成を大公開!
STEP4:商品を仕入れる
リサーチが済んだら、いよいよ仕入れのステップです。せどりの仕入れは、大きく「店舗仕入れ」と「電脳(ネット)仕入れ」に分かれます。
<店舗仕入れでの主な仕入れ先>
- リサイクルショップ:セカンドストリート、ブックオフ など
- ディスカウントストア:ドン・キホーテ、コストコ など
- 家電量販店:ヨドバシカメラ、ヤマダデンキ など
<電脳(ネット)仕入れでの主な仕入れ先>
- ECモール:Amazon、楽天 など
- フリマ・オークションサイト:メルカリ、ヤフオク など
仕入れの手順が異なるのはもちろん、「店舗ならセール時期を狙う」「電脳ならポイント還元率を意識する」など注目すべき点も異なります。
以下の記事では、おすすめの仕入れ先や仕入れ時のコツをまとめて紹介しているので、あわせてチェック!
(関連)せどりの仕入れ先おすすめ30選!利益商品が見つかるサイト・店舗リスト
STEP5:商品を販売(出品)する
仕入れが済んだら、続いて販売(出品)のステップです。
Amazonに出品する場合、FBA(フルフィルメント by Amazon)サービスの利用が前提となります。FBAは、Amazonが商品の保管・梱包・発送・お客様対応を代行してくれるサービスです。
FBAを活用することで、作業効率が格段にアップし、Amazonせどりを本格化できますよ。
「FBAについてもっと知りたい!」という方は、以下の記事を参考にしてください。具体的な仕組みやメリットを詳しく解説しています。
(関連)【初心者でもわかる】Amazon FBAとは?仕組みとメリットをやさしく解説
STEP6:梱包・発送し、利益を管理する
出品した商品が無事に売れたら、梱包・発送を行います。ただし、FBA倉庫に納品すれば、あとはAmazonに任せることが可能です。
そして、商品が無事売れた後に重要なのが利益の管理。利益管理は、簡単なスプレッドシートなどで「売上・仕入れ値・手数料・送料・利益」を記録するなど、しっかり行いましょう。
各商品の販売で最終的にどれだけ利益が残ったのかというデータを蓄積すれば、それが自分だけのノウハウ・資産になります。逆に利益管理が雑だと、いつまで経っても利幅の残る商品選定ができません。
実は、せどりの稼ぎ方で一番大切なのは「心構え」

ここまでせどりの始め方をご紹介してきましたが、実は多くの人が、成功に向けたノウハウばかりを追い求め、成果が出ずに悩んでいます。
せどりで長く稼ぎ続ける人の共通点は、ノウハウよりも「心構え」。具体的には、以下の3点が重要です。
①メンタルの強化:比較すべきは他人ではなく「過去の自分」
「比べるべきは他人ではなく過去の自分」と捉えることで、せどりに臨む上でのメンタルを強化できます。
SNSで見る成功者(キラキラした報告)と自分を比べて落ち込んでしまう人は少なくありません。しかし、スタートラインは人それぞれです。比べるべきは他人ではなく、昨日の自分。昨日より少しでも成長した自分がいるなら、問題はありません。
「物販経験があるか」「使えるキャッシュや時間がどれくらいあるか」などによって、成果が出るまでのスピードは異なります。
昨日の自分と比較して、「分からなかったことが分かるようになった」など小さな変化に気付いて自分を褒めてあげましょう。
最初の数か月は利益を追うよりも「基礎を学び、土台を構築する」という意識で取り組むのがおすすめです。
②マインドセット:失敗を恐れず「ポジティブ変換」する思考術
また、せどりのスキルを磨く上では、失敗を恐れないマインドも大切。
「初めて仕入れた商品が赤字になった」「期待して仕入れた商品がなかなか売れない」といった失敗はよくあります。ただ、そこで落ち込むのではなく「同じ商品を100個とか仕入れてなくてよかった」とポジティブに捉えるのがポイント。
たとえ失敗しても、それ以上の失敗を想像すればポジティブな考えに切り替わります。失敗したのは過去の自分であり、また成長していれば徐々に失敗は減り、成功に近づいていきますよね。
理想を高く持ちすぎて現実とのギャップに苦しまないよう、ポジティブなマインドセットを持つことが大切です。
③利益の捉え方:初心者の利益は「お金」だけではない
利益といえば、もちろんお金を想像してしまうものです。しかし、せどり初期においてはもし計算上の利益が0円でも失敗と捉える必要はありません。
せどり初期には、以下のようなお金で買えない貴重なノウハウ・資産が溜まっています。
- 仕入れから販売までの一連の流れを掴む経験値
- 販売実績によるアカウント強化
- 販売したことでユーザーからもらったレビュー
ネットでせどりについて調べると、「利益率は10%を確保しましょう」などと書いてあるかもしれません。
しかし、初期は3%や5%の利益率でもいいからビジネスの経験を積むことを優先してみてください。将来の成功につながる貴重なノウハウ・資産が溜まっていきます。
よくある質問【FAQ】

せどりの全体像が分かったところで、これから始める人が疑問を抱きがちな以下3つのポイントを解説します。
せどりで稼ぐには「古物商許可証」は必要ですか?
せどりで継続的に商品を仕入れ、販売していくには古物商許可証が必要です。古物商許可証は警察署での申請が必要で、発行まで40日ほどかかるため早めの準備が必要です。
以下の記事では、古物商許可証が必要なケースと取得方法を詳しく解説しています。
(関連)【行政書士監修】せどりで古物商許可証が必要な6つのケースと取得方法
副業でせどりを始めた場合、確定申告は必要ですか?
副業の利益(所得)が年間20万円を超えたら、確定申告が必要です。脱税にならないよう、せどりを始めるなら税金の知識も身につけておきましょう。
せどりを始めるには最低いくら必要ですか?
せどりを始めるための資金は、あればあるほど仕入れの選択肢が広がります。小さく始めるとしても、10万円が最低ラインというイメージです。
資金が少なすぎると、現金を確保するために在庫処分が必要になり、結局赤字になることも。余裕を持って取り組むためにも、最低10万円を目安に資金を準備しましょう。
せどりは基本が超重要!焦らず一歩ずつ進んでいこう!

今回は、月商100万円を目指すための具体的な手順に加え、それ以上に重要な「準備」と「心構え」について詳しく解説しました。
多くの人が、最初の壁を越えられずに諦めてしまいます。なぜなら、彼らは「儲かる商品」という魚ばかりを探し、「魚の釣り方」、つまりビジネスとしての基本を疎かにしてしまうからです。
しかし、この記事をここまで読んだあなたは、もうその「多くの人」ではありません。焦らず、他人と比べず、あなた自身のペースで。その一歩一歩を月商100万円へつなげていきましょう!
物販総合研究所では、「せどりのやり方が不安…」という方に向けて、「Amazonせどり」で月10万円稼ぐためのステップを学べるマニュアルを無料で配布しています(今だけ)。
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