しまむらとは?
しまむらは、衣料品の販売を中心とする企業で、国内第2位となる衣料品チェーンです。
2019年11月時点でしまむらは北海道から沖縄まで全国に1400店舗以上を展開しています。
しまむら最大の特徴は、トレンドファッションをとにかく安い価格で購入できることです。
卸売業者をはさまずに物流まで自社で行い原価を抑えたり、パート従業員を多く雇って人件費を抑えたりすることで、低価格での販売を実現しています。
イメージとしてはイオンやイトーヨーカドーの衣料品コーナーに近い雰囲気です。
しかししまむらは、話題性が大きいという点で競合他社と一線を画しています。
競合他社と比較して特にトレンド感の強いデザインの商品が多く、若年層を中心に「しまむら=おしゃれ」というイメージが根付いています。
しまむらのメインターゲットは20~50代の主婦層とその家族です。
なので、しまむらで仕入れた商品は、そのターゲット層が多いプラットフォームに出品するのがよいでしょう。
特にメルカリはアパレル商品が広く流通しており、低価格商品が人気で20代女性や主婦ユーザーが多いので出品先としておすすめです。
しまむらで仕入れるべき商品
しまむらのアパレル商品すべてが売れるというわけではありません。
ターゲットを絞って効果的な仕入れを行う必要があります。
ここからは、しまむらで具体的にどういった商品を仕入れるべきかを解説します。
コラボ商品
コラボ商品は、しまむらせどりをするならば外せない商品です。
しまむらでは、期間限定の企画として定期的にコラボ商品を販売しています。
アパレルにおけるコラボ商品はそう珍しいものではありませんが、しまむらコラボの特徴はコラボする回数の多さとジャンルの意外性・話題性です。
過去にほかのアパレルブランドでは展開したことのないジャンルとのコラボを積極的に行っています。
人気アパレルブランドやアニメ、キャラクターなどはもちろん、アイドルから一般企業まで、しまむらのコラボはジャンルを問いません。
コラボ商品を大まかに分けると「熱狂的ファンがいるジャンル」「ほかにない珍しいジャンル」「安定して人気のあるジャンル」に分類できます。
熱狂的ファンがいるジャンルは、アイドル・アニメ・ゲームなどいわゆる「オタク」向けの商品です。
これまでの例では、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」とのコラボや、赤西仁さん×ぐでたまのしまむらコラボが大きな話題となりました。
アニメ作品では、20~30代の熱狂的女性ファンが多いジャンルが狙い目です。
過去には「銀魂」「黒子のバスケ」「名探偵コナン」等のコラボグッズが発売され話題となりました。
人気ゲーム作品「刀剣乱舞」とのコラボは定期的に行われており、毎回人気が高いです。
また、2019年にはしまむらの系列である「アベイル」という店舗で、人気作品「鬼滅の刃」コラボが行われました。
しまむらだけでなく系列店舗に関する情報収集も行って、コラボ商品を取りこぼすことのないようチェックしましょう。
ポケモンなど子どもも含めて楽しめるジャンルとのコラボも人気が高いです。
ほかにない珍しいジャンルでは、一般企業やスポーツ関連、Youtuberなどとのコラボがあります。
たとえばマツダやTOYOTA、三菱などの車メーカーとのコラボ、新日本プロレスとのコラボ、Youtuberのヒカキンさんセイキンさんコラボ、Vtuberのキズナ・アイコラボなどが行われ、大きな話題となりました。
ほかで見られないジャンルとのコラボ商品は話題性と希少価値が高く、売れやすい傾向にあります。
定番で売れやすいジャンルは、人気ブランド「ハリス・ツイード」とのコラボやディズニー、サンリオ、スヌーピーなどの人気キャラクターとのコラボ商品です。
コラボ商品全般にいえることですが、コラボ先ジャンルの根強いファンが買ってくれるので一定の収益が見込めます。
注意点としては必ず発売日当日に仕入れしてすぐに販売することです。
なかには発売日の開店前から並んで購入するファンもいるため、人気コラボは即日完売してしまうこともあります。
仕入れ逃さないよう注意してください。
セール商品
しまむらでは、季節感の強い商品や元値の高い商品のセールが頻繁に行われています。
仕入れ値を安く抑えられるので、商品によっては大きな利益を生むことも可能です。
値引き額が大きいほど利益が大きくなりやすいので、セール商品を中心に仕入れるという戦略もあります。
毎月21~23日を中心に、しまむらでは定期的にセールが行われています。
セール品はしまむらの中でも特に仕入れ値が安いので、資金が少ない初心者のうちにチャレンジしやすい方法です。
イベント用商品
セール商品と同様、イベントに特化した商品についても仕入れの対象です。
たとえば入園や卒園・入学式などは3~4月に集中しています。
そのシーズンを過ぎるとセレモニースーツは大幅な値下げが行われます。
仕入れ値を抑えられるので、利益を生み出せるチャンスとなるのです。
浴衣や子ども用のハロウィン仮装衣装やクリスマス衣装なども、毎年一定時期に需要があるため狙い目です。
メーカー商品
しまむらでは、チャンピオンやフィラ、アディダスなどのメーカー商品も手に入ります。
しまむらなら手頃な値段でネームバリューのある商品が手に入るので、ユーザーからの人気が高いです。
一定の人気があるので、メーカー品を安く購入できれば利益につながる可能性が高くなります
しまむらせどりのコツ
ここからは、しまむらせどりのコツについて解説します。
あらかじめコツをおさえておいて、効率よく仕入れを行いましょう。
旬をずらして購入する
あえてシーズンをずらして購入すると、仕入れ値を安く押さえることができます。
季節ものはシーズンを過ぎると値下げが始まります。
たとえば夏物が値下げされるのは8月中旬~下旬ごろからです。
しかし、その季節に需要があり売れやすいのは秋物です。
したがって、仕入れした後きれいな状態でしばらく保管し、次のシーズンに販売するのも方法の1つでしょう。
夏物であれば次の年の4~5月頃から販売し始めれば、季節を先取りして売れやすくなります。
トレンド感の強すぎるものは次の年に売れない可能性もあるので、毎シーズン必ず必要となる定番アイテムに絞って探すと安心です。
また、セール品を狙った仕入れは仕入れ値が安いので、仮に売れなくてもダメージを少なく抑えられるのもポイントです。
心配なようであれば少量の仕入れから始めて様子を見てみるのもよいでしょう。
品薄・売切れ商品を狙う
せどりで大きく利益を出すために大切なのは、需要のある商品を見つけることです。
しまむらの商品の中には、絶大な人気を誇るものがあります。
普段のリサーチから人気商品をピックアップしておきましょう。
人気商品に絞って仕入れすることで、利益を大きく出せる可能性が高まります。
すぐに売り切れてしまう商品や品薄状態が続く商品は希少価値が高く売れやすい傾向にあります。
こういった商品をいかにリサーチできるかがポイントです。
インスタグラムやTwitterでは「#しまパト」というハッシュタグで、購入した写真がアップされていることが多いです。
(しまパト=しまむらパトロールの意)ファッション系人気インスタグラマーをフォローしたり、ハッシュタグ検索をして人気商品の傾向をリサーチするとよいでしょう。
こういった商品は手に入れにくいので、定期的にリサーチして仕入れのチャンスを逃さないことが大切です。
意外と知られていませんが、しまむらでは商品番号がわかれば在庫切れの商品をお取り寄せすることもできます。
しまむらの商品は、JANコード以外に独自の商品番号が設けられています。
商品タグのJANコードの下に、3〜4桁の数字で記載されているのが商品番号です。
インスタグラムやTwitterで商品といっしょにタグの写真もアップロードされている場合があるので、SNSを使ってリサーチしましょう。
取り寄せが可能なのはチラシ商品以外で、商品価格が770円以上のものに限られますので、その点は注意してください。
セットで売る
単体で売れにくいものは、セットで販売すると売れる可能性が高まります。
しまむらで売っている商品を上下セットで販売したり、雑誌を参考にしてコーディネート売りをするのも購買率を上げるテクニックのひとつです。
セット売りは、自分のセンスやオリジナリティ、アイデアの見せどころでもあります。
ファッション好きな人であればコーディネートを楽しみながら取り組めるので、楽しくせどりができるのもセット売りのメリットです。
インスタグラムやブログでコーディネートした服をアップして、自分のファンを増やす戦略をとることもできます。
自分のセンスを前面に押し出すことで付加価値をつけることもできるので、利益率も高くなりやすいです。
大きいサイズも狙う
大きいサイズでトレンド感のある服は一般サイズよりも流通数が少ないため、安定して人気があります。
しまむらの商品の中には「4L」などの大きいサイズが展開されている商品もあります。
特にレディースの大きいサイズは需要があり、利益が出やすいのでおすすめです。
ただし、安定した人気があるとはいえ、需要の絶対数でいえばM~Lなど標準サイズのほうが大きいのは当然です。
大きいサイズの商品は大量に仕入れるのではなく、人気商品の大きいサイズを数点仕入れる程度にとどめておいたほうがよいでしょう。
有名ブランドの模倣品を狙う
しまむらでは、有名ブランドのデザインに似せている模倣品が多く売られています。
たとえば「ジミーチュウ」のデザインに似せた財布や「miumiu」のデザインに似せたカバンなどは人気が高いです。
これらは本家ブランドでは7~10万円ほどする商品ですが、しまむらでは数千円で手に入ります。
本家ブランドの値段では購入できない層のユーザーが購入することが多く、高い需要が見込まれます。
メルカリなどでは「◯◯風デザイン」として、しまむらの商品であることをきちんと紹介して出品されています。
メルカリやしまむらの売れ筋商品をリサーチすることも大切ですが、本家ブランドの人気商品をリサーチすることも重要です。
また、元値との価格差があるほうがお得感は増します。
定価8,000円の人気商品の模倣品よりは、定価50,000円の人気商品の模倣品が2,000円で購入できるほうが需要は高くなるでしょう。
本家ブランドの商品をリサーチするなら、もともとの価格帯を意識することも大切です。
一般的な家庭の主婦層には手が出しづらいと予想される、定価が数万円以上の価格帯のブランドの人気商品をリサーチしてみるとよいかもしれません。
お店の情報は定期的にチェックする
仕入れのチャンスを逃さないためには、しまむらの店舗情報を定期的にチェックすることが大切です。
しまむらでは。LINEやTwitterを公式で運用しています。情報収集のためにぜひ登録しておくとよいでしょう。
特にLINEに関しては、時期によってクーポンが配布されることもあるのでおすすめです。
しまむら全体でのセールのほかに、店舗ごとの独自値引きが行われることもあります。
オンラインからのセール情報だけに頼らず、足を使って定期的に店舗を回ってみましょう。
こうすることで、値引きのチャンスを逃さずに仕入れをすることができます。
自宅近くのしまむらをピックアップして、効率的に回れるように計画しておくことがおすすめです。
セール日を狙う
しまむらのセールは毎月21~23日と決まっています。
安く仕入れできるチャンスなので、しまむらせどりをするなら21~23日の来店は欠かせません。
実際に来店した後は、従業員の動きに注目するのが重要なポイントです。
何か紙を手にして売り場で商品を探していたら、値引きが行われる可能性が高いです。
また、レジでの動きにも注目してみましょう。
客が購入する商品以外のものにスキャナーを当てている場合、その商品もその後に値引きされる可能性が高いです。
しまむらせどりで稼いでみよう!
コツさえつかめば、しまむらせどりの難易度はそこまで高くありません。
仕入れ値も安いことから、初心者の人でも利益を出しやすいジャンルです。
この記事を読んで興味が出たのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。
物販総合研究所にメールアドレスを登録すると、しまむらせどりについてより詳しい情報を得ることができます。
費用がかかるものではないので、情報収集のひとつとして登録してみるのもおすすめです。