転売に最適な街・秋葉原とは
秋葉原の歴史は深く、第二次世界大戦後はラジオ部品などを多く取り扱う、いわゆる闇市場となりました。
その後、徐々に家電製品や電気部品を取り扱うショップが増え、やがて「電気街」と呼ばれるようになったのです。
時代の移り変わりとともにパソコンやテレビゲーム、漫画やアニメといった「オタク文化」の中核となり、世界的にも有名な街へと発展しました。
秋葉原駅には5路線が乗り入れており、東京駅や羽田空港などからも比較的アクセスしやすい環境です。
そのため、県外からの観光客も多く訪れています。
また、秋葉原は大規模な量販店と専門店のどちらも多く、豊富な種類のお宝商品が眠っています。
このような理由により、秋葉原はさまざまな商品の仕入れに最適な街として、転売やせどりを行う人から高い人気を集めているのです。
秋葉原で転売の仕入れをする魅力
秋葉原で仕入れをすると、どのような魅力があるのでしょうか。
ポイントを見ていきましょう。
店舗が多い
秋葉原で仕入れを行うメリットは、「店舗数が非常に多い」ことです。
店舗が数多くあるということは、それだけ仕入れる商品の選択肢の幅も広がります。
そのため、高利益の商品を見つけられる確率も高まるのです。
また、高利益の商品を見つけられる可能性は、店舗数の多さだけではなく「店舗の質」に左右されやすいといわれています。
秋葉原には大きいショップはもちろん、個人で経営しているような小さいショップも数多くあります。
このような小さいショップにはお宝商品が眠っていることも多く、狙い目です。
同時に、量販店のセール時期であれば、良い商品に巡り合える可能性もあります。
中古品が豊富
秋葉原には家電量販店だけではなく、リサイクルショップやリユースショップも多く存在します。
つまり、「中古品」が多くそろっているのが特徴です。
ほかの地域では見られないような大量の中古品を、仕入れの対象としてまとめてチェックできます。
多くの商品を実際に手に取って吟味することで、審美眼を磨いたり、仕入れの感覚をつかんだりできるというメリットがあります。
また、商品が毎日のように入れ替わるのも大きな特徴です。
選択肢が多いほど利益を出せる商品に出会える確率が高く、秋葉原は仕入れをするうえで非常に魅力的な場所といえます。
秋葉原で転売の仕入れをする際のポイント
秋葉原で転売の仕入れをする際に押さえておきたいポイントには、以下のようなものが挙げられます。
家電量販店のワゴンをチェック
仕入れをするにあたり、見逃せないのが「家電量販店のワゴン」です。
家電量販店のワゴンには、安価であるのに利益を生み出せる商品が眠っている可能性があります。
家電量販店に仕入れに行く際は、ワゴンを必ずチェックしましょう。
例えば、ワゴン内にある数百円程度で売られている商品が、Amazonなどに出品して転売すると、数千~数万円の利益となるケースもみられます。
目利きの力を磨き、ワゴン内のお宝をうまく見つけられるようになれば、利益を得やすくなるのです。
家電量販店のなかでも、「ヤマダ電機」「ソフマップ」「ドン・キホーテ」のワゴンセールが狙い目です。
それぞれの店舗でどのような位置にワゴンがあるのか、チェックしておきましょう。
リサイクルショップの未使用品・未開封品をチェック
秋葉原に多くあるリサイクルショップでは、「未使用品」や「未開封品」がないかチェックするのがポイントです。
転売において、未使用品や未開封品は、非常に高い利益を得られるお宝といえます。
なぜなら、これらの商品はAmazonなどで「新品コンディション」として出品可能であるためです。
また、未開封品は高値がつくのに、ショップによっては「中古品」として扱われているケースもあります。
この場合、中古品として安く仕入れを行い、Amazonで「新品コンディション」として出品すれば、高い利益を見込めるのです。
このように、仕入れ時に未使用品や未開封品をどれだけ見つけられるかが、儲けるうえで非常に重要なポイントとなります。
なお、未使用品を見分けるには、「箱を振る」という方法があります。
箱を持ち、軽く振ったときに音がしない場合、未使用品の可能性が高いでしょう。
新品の場合、開封されずに箱のなかでしっかりと商品が固定されているケースが多いのです。
一方、中古品の場合は誰かが一度開封して梱包し直していることで、商品の固定がきちんとされていない場合があります。
すると、箱を振ったときに「カタカタ」と音が鳴り、判断材料になるのです。
ただし、必ずしもこの方法で未使用品かどうかを見極められるとは限りません。
あくまでも、見極めるための一つの方法として、頭に入れておくのが大切です。
それに、箱を強く振るとショップ側からクレームが入ってしまうおそれがあります。
この方法を試すときは、商品の扱い方に細心の注意を払いましょう。
また、未開封でも「色あせ」や「ケース汚れ」などのダメージがある商品もみられます。
仕入れの際は、これらのポイントまで慎重に確認するのが大切です。
中古ショップをチェック
秋葉原には有名な中古ショップが多くみられます。
また、ほかの地域にある店舗との違いは、「規模の大きさ」です。
例えば、中古ショップとして有名な「ソフマップ」や「ハードオフ」は、秋葉原以外にもたくさんの店舗を構えています。
しかし、数ある店舗のなかでも秋葉原のショップは規模が大きく、商品数も豊富です。
そのため、非常に効率良く仕入れを行えるというメリットがあります。
お宝商品が眠っており、数百円で仕入れた商品が数千円で売れることも珍しくありません。
仕入れるものによっては、大きく儲けられる可能性があります。
大型店舗をチェック
秋葉原駅周辺には、大型の家電量販店が多数出店しています。
例えば、「ソフマップ」だけでも本館や別館などがあり、全国的にも珍しい規模といえます。
そのほかにも、「ハードオフ」「ホビーオフ」、「ビックカメラ」「エディオン」などの店舗もチェックしておくのがおすすめです。
さらに、「ヤマダ電機」「ラオックス」などの家電量販店にも、足を運んでみると良いでしょう。
特に、大型店舗で仕入れをする際は、「店外に出ている商品」が狙い目です。
店外にある商品は価格が安く、うまく商品選びをすれば儲けを期待できます。
それに加えて、「目立つ値札」が貼ってあるものも、見逃せないお宝商品です。
目立つ値札の商品は大幅な値下げをしているものも多いため、しっかりとチェックしましょう。
秋葉原での転売仕入れでおすすめのジャンル
秋葉原で転売の仕入れをする際に狙う商品として、特におすすめのジャンルを見ていきましょう。
ゲーム
転売の定番ジャンルともいわれているのが「ゲーム」です。
ゲームは男女問わず幅広い世代に関心を持たれており、需要が高いジャンルとして知られています。
また、ゲーム関連の商品はソフトなどサイズがコンパクトなものが多く、仕入れ時に荷物になりにくい、保管するためのスペースを圧迫しにくいといったメリットがあります。
中古ショップが多い秋葉原では、ゲームのなかでも「中古ゲーム」がおすすめのジャンルです。
秋葉原には大規模な中古ゲーム店舗が多数あり、商品数も豊富です。
このような店舗に足を運ぶことで、高い利益を得られる商品を見つけ出せる可能性があります。
特に、中古ショップに並んでいる商品で、狙い目なのが「新品」や「未開封品」です。
未開封品は開封されていないため、新品ということにもできます。
それでも中古価格で販売されているケースもあるため、そういった商品を仕入れられれば、大きな利益を得られるのです。
カメラ
カメラは時代を問わず、高い需要がある商品です。
ライトユーザーからヘビユーザーまで幅広い人に需要があるため、商品が売れやすい傾向にあります。
また、カメラのなかでも、中古は特におすすめのジャンルです。
カメラはコレクターも多いため、希少な機種は高額で販売できる場合があるのです。
秋葉原は中古カメラを扱う店舗も多く、いくつかの店舗を見て回り、効率的に仕入れを行えます。
また、東京では秋葉原以外にも「新宿」や「池袋」も狙い目のエリアとして知られています。
これらの街は人の出入りが多く、それにともない商品の出入りも多い傾向にあるのです。
そのぶんライバルも多いという見方もありますが、商品量が多く回転率が良いことは、利益を生む商品を探すための大きなメリットとなります。
なお、カメラの利益率は一般的に「25%」程度が妥当だとされています。
ただし、仕入れのスタイルによっても利益率は異なるため、あくまでも目安として考えると良いでしょう。
パソコン
転売で人気の高いジャンルには「パソコン」が挙げられます。
パソコンはその商品自体の価格が高いため、利益を出しやすいのが特徴です。
また、パソコンはモデルチェンジのペースが速く、型落ち商品も多い傾向にあります。
そのため、中古パソコンも多く出回っており、仕入れを行いやすいのが特徴です。
秋葉原にはWindowsやMacはもちろん、自作パソコン派向けのパーツショップや、マニア向けのジャンクショップなどが多く存在します。
さらに、中古品やアウトレットなど、ありとあらゆるパソコンを扱っているお店が数多くあるのが魅力です。
商品の数が豊富であるため、高く売れる商品が見つかる確率が高くおすすめです。
パソコンは専門性がないと参入できないジャンルだと思われがちですが、あまり知識がなくても、大きな支障はありません。
仕入れの方法を工夫すれば、25~30%程度、5000~1万円程度の利益を得ることもできます。
秋葉原で転売の仕入れをする際の注意点
秋葉原で転売の仕入れをする際に注意したいポイントには、以下のようなものが挙げられます。
手打ち検索に慣れておこう
秋葉原では、レアな商品が手に入りやすいことも大きな魅力です。
しかし、このようなBOX商品やプレミア化している商品は、ガラスケース・ショーケースのなかに並んでいるケースも少なくありません。
このような場合、バーコードリーダーを使って商品のJANコードを読みこみ、商品情報を検索する「ビームせどり」では、確認を行えないため要注意です。
ガラスケースやショーケースのなかにある商品にも対応できるように、「手打ち検索」にも慣れておく必要があります。
手打ち検索がスムーズに行えるようになれば、仕入れの幅をぐっと広げられるでしょう。
レア商品を手に入れるための努力を行うことで、高い利益を得られる可能性を高められます。
店舗に目星をつけておこう
秋葉原にはさまざまなジャンルの店舗が数多くあるのがメリットです。
しかし、転売初心者の場合は、かえって店舗数が多いことで、どこで仕入れをすればいいのか悩んでしまう原因にもなり得ます。
さらに、問題となるのがそのショップごとに「利益を出しやすいジャンル」が違っているという点です。
例えば、ゲームの利益を出しやすいショップもあれば、パソコンの利益を出しやすいショップもあります。
また、商品の並べ方がわかりにくく「思うように仕入れられない」というケースも少なくありません。
このような問題を解消するためには、「店舗にある程度の目星をつけておく」のが大切です。
狙ったショップに行くこと、くり返しそのショップに通うことを心がけましょう。
この作業をくり返すことで、ショップの傾向やクセをつかめます。
時間はかかるものの、結果的に店舗のことを理解でき、効率の良い仕入れが可能になるのです。
目的に合わせた移動手段を選ぼう
秋葉原は都心に位置し、公共交通機関でのアクセスがしやすい立地です。
ただ、電車などの交通機関を使用する場合、大量の仕入れに向かないというデメリットもあるため、注意が必要です。
秋葉原駅前は再開発が進み、大規模でお得な駐車場が増加傾向にあります。
短時間駐車の場合、「料金が高めの設定」だと感じることもあるかもしれません。
しかし、最大料金を設定している駐車場も多いため、仕入れが長丁場になる場合は「車での移動」を選択肢に入れる手もあります。
なかには、事前に予約可能で、なおかつ最大料金2000円程度で利用できる駐車場もみられます。
大量仕入れを計画していたり、地方から秋葉原に出向いたりする場合は、検討する価値があるでしょう。
早速秋葉原に転売する商品を仕入れに行こう!
秋葉原には多くの店舗が立ち並び、転売の仕入れに最適です。
秋葉原での仕入れのコツを理解することで、転売の成功イメージがつかめたでしょう。
きちんとポイントを頭に入れたうえで、秋葉原に足を運ぶのがおすすめです。
また、転売ビジネスを行うなら物販ビジネスに関する実践的な情報やツールを提供している「物販総合研究所」を利用するのも一案です。
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